世界/日本のビジネス・アーカイブズ

イングランド銀行アーカイブ Bank of England Archive

イングランド銀行アーカイブ Bank of England Archive

公益財団法人渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター
2014年12月16日発行
[PDF版 (409.1KB) / English version]


<目次>

イングランド銀行とは?
イングランド銀行アーカイブについて
イングランド銀行アーカイブ所蔵記録
アーカイブへのアクセスと利用、情報自由法、公文書法について
アーカイブと博物館
記録管理について
デジタル化
アーカイブズによる積極的な情報開示と発信
マイク・アンソン博士Dr. Mike Ansonについて
イングランド銀行アーカイブを知るためのオンライン・リソース
イングランド銀行に関わるその他のオンライン・リソース
[注]
[本稿執筆にあたっての参考文献]


 実業史研究情報センターの「ビジネス・アーカイブズ通信」編集部は、2014年4月11日にイングランド銀行を訪問し、アーカイブズ部門のマネージャー(部長)のマイク・アンソン博士 Dr Mike Anson に案内していただきました。この記事ではその時のインタビューと参考文献を基に「イングランド銀行アーカイブ」に関してご紹介します。(イングランド銀行のアーカイブズ部門の名称はBank of England Archiveです。名称に関しては日本語では「イングランド銀行アーカイブ」、またはBOEAと表記します。イングランド銀行はBOEと表記する場合もあります。固有の名称以外では「アーカイブズ」の表記を用います[注]。)


イングランド銀行とは?

 イングランド銀行は英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)の中央銀行で、同国における金融と財政の安定に責任を負っています。BOEは1694年、フランスに対する戦争費用をイングランド政府に融資するために議会によって設立されました。その年の7月27日付で王室の認可状Royal Charterも交付されています。設立趣意書には、設立の目的は人々の間における公共善と福祉を増進させるためである、と記されています。そして、王室認可状発行の数日後、イングランドとウェールズで最初の公けの銀行として、ロンドンのグロサーズ・ホールに開店しました。1734年にはロンドンのスレッドニードル通りに移転し、以来この地にそびえ立っています。

 時は過ぎ、1946年にBOEは国有化され、金融市場と銀行その他の機関を監督するというBOEの機能は、第二次世界大戦直後の時期に大いに拡大しました。しかしながら、1997年にこの状況は変わりました。それらの監督機能は同行から完全に分離した新しい機関である金融サービス機構(FSA)に移されたのです。また、BOEには通貨政策のための運営上の責任が与えられるとともに、金利設定のための法規上の責任も獲得しました。同年、議会はBOEに対して、物価安定を追求するための明確な権限とともに運営上の独立性を付与したのでした。

 2008年から2009年にかけての金融危機の後、英国における金融規制に関する新たなアプローチが模索されました。2012年の金融サービス法は、BOE内部に新たな健全性規制者 new prudential regulator として独立の金融監督委員会(FPC)を創設し、金融市場のインフラ提供者に対する監督という新しい責務を創出しました。金融監督委員会(FPC)は、英国の金融システムの復元性 resilience を保護し強化することを目的として、システム・リスクを除去、低減するための措置を講ずる責任を負い、政府の経済政策を支援するという二次的な目的も有しています。

 一方、BOEの子会社、健全性規制機構(PRA)は銀行、住宅金融組合と信用組合、保険会社、投資会社の監督に責任を負っており、合計すると1,700あまりの金融機関を規制しています。その役割は法規上二つの目的から定義されています。つまり、これらの企業─とくに保険会社─の安全と健全性を促進することと、保険契約者のための適切な保護を確実に行うことです。

 BOEは英国の中央銀行として、組織改編と権限の変更を経験しながら、イギリスにおける金融と財政の安定確保に取り組んでいます。

Royal visit on 13 December 2012

エリザベス女王のイングランド銀行の金庫室訪問(2012年12月13日)
www.bankofengland.co.uk
Royal visit on 13 December 2012
CC BY-ND 2.0

イングランド銀行アーカイブについて

 イギリスでは1930年代はアーカイブズ分野で大きな発展がみられた時期であり、ビジネス・アーカイブズの黎明期でもありました。1932年にはイギリス記録協会 British Records Association が設立される一方、オックスフォード大学のジョージ・クラーク教授は、同年1月に経済史講座教授への就任演説を行っています。いくばくかの準備期間を経て、1934年にはビジネス・アーカイブズ保存のための協議会 Council for the Preservation of Business Archives(略称:CPBA)が結成されました。(CPBAは1952年に現在の名称、すなわちビジネス・アーカイブズ・カウンシル Business Archives Council〈略称:BAC〉に名称を変更しました。)

 イングランド銀行でアーカイブズへの関心が高まったのも1930年代でした。1934年、BOE総裁はひとつの指令を発しました。これは銀行の秘書室長 Secretary が作成後100年以上経た記録を一般に公開することを認めるものでした。そして1938年ごろにはアーカイブ委員会 Archive Committee も設立されています。第二次世界大戦中は他のイギリスの諸機関と同様に、アーカイブズの発展は足踏みを余儀なくされたのですが、1956年12月の行内での会合ではセントラル・アーカイブ Central Archive の創設が提案されました。1960年には記録をリスト化し整理するため、アーカイブ・セクション Archive Section が設置され業務を開始しました。

 BOEは1972年に専門的なトレーニングを受けたアーキビストを初めて採用しました。1970年代から80年代にかけて、行内のアーカイブズ記録が初めて一つの場所に集められ、完全に目録化されたのでした。1983年、BOEのアーカイブズに関わるポリシー(方針)がアーカイブ委員会で合意され、BOEの内部スタッフの利用のための詳細な指導手引書が1992年に発行されています。また、アーカイブズに関する最初のガイドブックは1998年に出版されました。(最初のプロフェッショナルなアーキビスト、ヘンリー・ジレット Henry Gillett 氏は1972年に入行し、2003年に定年を迎えて退職しました。「BA通信」編集部がBOEAを訪問した際、アンソン博士とともにアーカイブズに関する説明をしてくれたセラ・ミラード Sarah Millard 氏は1996年にアーキビストとしてジレット氏の下で働き始めたということです。ミラード氏は2014年6月に定年を迎えています。)

 アーカイブズの整理の仕方については、ミラード氏らが2006年に発表した論文で次のように述べられています。「極めて厳格なオリジナルの分類方法は、1978年、当時の種々の部署に基づいて考えだされたものである。このシステムは2000年に見直しが行われたが、この見直しまでに生じた銀行の機能と組織上の定期的で広い範囲にわたる変化によって、記録の所有権 ownership を1978年当時の部署に帰属させることが不可能となった。新しい計画は、原課からの移管時に付与されるアクセッション番号に基づくもので、以前のシステムよりずっと柔軟であるが、引き続き個々の記録あるいは記録群を対応する出所 provenance に帰属させることができる」。アンソン博士とミラード氏へのインタビューによると、BOEAにおける目録記述は多階層性を持たず、シリーズ・レベルの記述のみであるということでした。

 記録の保管に関しては、ほとんどのアーカイブズ資料は長らくロンドン南部の Roehampton にあるBOEのレコード・オフィスに保管されていました。2001年にそれらは外部事業者の保管庫に移された後、スレッドニードル街のBOE本店の貴重品室に初めて集められたのでした。これによって利用者に対するサービスの質がずっと向上したということです。アンソン博士は地下の収蔵庫に案内してくれました。この部屋はかつて本物の金庫室として利用されていたスペースです。ここにはBOE設立に関わる王室認可状原本が二つの印章とともに保管されており、今回の訪問で実物を目にすることができました。イングランド銀行博物館にはこれらのレプリカが展示されています。

 BOEのウェブサイトによれば、BOEAは「1694年の設立以来のBOEの歴史、過去の事業、そして意思決定に関する80,000冊以上の冊子、ファイルと個々の記録を所蔵している。これらは顧客と職員の覚書、同行の運営組織である取締役会の議事録、地方の事業や産業の発展に関する地方支店からの通信、変化しつづけるポリシー(方針)、日々の業務、他国の中央銀行や政府との関係を詳しく記録した現代のファイルを含む」ものです。
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/faqs.aspx).

 現在のBOEAのミッションは3つ、すなわち (1) 保存、 (2) 収集と目録作成、そして(3) 一般の利用者への資料提供であるとアンソン博士は説明してくれました。

イングランド銀行アーカイブ所蔵記録

 アリソン・タートン氏とジョン・オーベル氏が編纂した British Banking. A Guide to Historical Records によると、BOEAには下記のようなシリーズが所蔵されています。

・ 総裁とセクレタリー(秘書室長) (1694-1986)
・ 設立部門 (1695-1989)
・ 管理部門 (1695-1989)
・ 出納部門 (1694-1989)
・ 会計(後の記録)部門 (1694-1987)
・ 経済情報(諜報)部門 (1758-1993)
・ 海外部門 (1800-1985)
・ 為替管理部門 (1932-82)
・ 印刷業務 (1837-1989)
・ 監査部門 (1894-1973)
・ 証券管理トラスト会社 (1900-77)
・ バンカーズ・インダストリアル・ディべロップメント・トラスト会社 (1930-44)
・ フレッシュフィールズ (1695-1931)
・ 博物館の刊行物ならびに手稿コレクション (1681-1987)

 2006年に発表されたミラード氏らによる参考文献では、所蔵資料のいくつかのシリーズを"意外なコレクション"として取り上げています。それらは下記のものです。

・ 顧客と政府の口座, 1694-1988
・ 地域支店記録
・ Humphrey Morice個人文書
・ フレッシュフィールズ監獄通信, 1781-1844
・ 海外関係ファイル

 上記のシリーズはBOEAコレクションの一部なので、利用にあたってはオンライン・カタログで確認するか、または直接アーカイブに問い合わせてみる必要があります。
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/contact.aspx

'A peep into the old rag shop in Threadneedle Street. A coloured impression published by S.W. Fores

イングランド銀行アーカイブ所蔵資料より
www.bankofengland.co.uk
'A peep into the old rag shop in Threadneedle Street. A coloured impression published by S.W. Fores
CC BY-ND 2.0

アーカイブズへのアクセスと利用、情報自由法、公文書法について

 イングランド銀行アーカイブは伝統的に外部の研究者によるアーカイブズの利用を歓迎してきました。公開記録を利用して真面目に研究に取り組み、必要な場合は適切な身分証明書を提示できる者に対しては、誰にでも門戸を開いています。アーカイブズの現地利用(BOE内閲覧室での利用)には事前予約が必要です。その際、閲覧の目的や調査を希望する記録の種類を伝える必要があります。閲覧室では、2004年に利用者によるデジタルカメラでの撮影制度が導入され、複写サービスの提供はその時終了しました。BOE構内ではセキュリティ上写真撮影が認められていないので、利用者による撮影はアーカイブズ内の特別なエリアに限られています。BOEはイギリスの公文書法 Public Records Act の適用対象外です。しかし記録へのアクセスに関しては、自主的に公文書法にならってきました。つまり、機密性を持つものや機微にふれるセンシティブなものを除いて、基本的には記録作成後30年経過したファイルを公開していくというものです。

 しかし法律の改変に従い状況は変化しつつあります。2013年、英国国立公文書館は記録作成後30年ではなく、20年での公開を開始しました。イングランド銀行ウェブサイトでは「2013年からは、(作成後)20年を経過した記録のほとんどを、調査目的の一般利用者に公開することが当行の方針である。非公開期間を現在の30年間から20年間へと変更することは、2013年から2022年までの10年間に公開の速度をはやめることで達成されるだろう」と述べています。

 しかし、ある種の記録はより長期間非公開であることが必要です。これらは機微に関わる事項、例えば個人情報、顧客に関する守秘義務事項、秘密情報、銀行監督の目的で受け取った情報、銀行とその業務上のセキュリティに関わるもの、といった点を考慮して、非公開期間が決められます。さらに、他の機関によって制限されている場合もあれば、国家安全保障、主権、国際関係に関わる記録の場合、そのほかの点も考慮されるでしょう。

 アーカイブズでは毎年そういった非公開記録に関するレビューを行い、適切な非公開期間を過ぎた数百件のファイルを公開しています。全部で56,000以上のファイルが調査研究のために一般に公開されています。これらのファイルに関する説明を見るには、BOAEの目録ページへのリンクをたどってください。
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/faqs.aspx

 2005年の情報自由法 Freedom of Information Act(FOIA)では、BOEはこれに従うことになっています。しかし、BOEの通貨政策に関わる情報、BOEの最終的貸付機関としての役割、そして同法の適用対象外であるプライベート・バンキングの機能に関しては、この法に従う必要はありません。多くの点で、これはアーカイブズが情報開示請求に対応することを困難なものにしているということです。というのは、ひとつひとつの情報をまずFOIAの除外条件との関連で検討せねばならず、もし法の対象とする範囲内であると判断された場合は、今度はさらに、機微に関わるセンシティブな事項なのか、それともそうでないのかを判断せねばならないからです。

アーカイブズと博物館

 アーカイブズ部門と博物館部門の業務に関しては、最近いくつかの変更があったということです。第一には、家系調査に関する問い合わせです。以前はアーカイブズと博物館の両者がこの種の問い合わせに対応していましたが、現在はアーカイブズが責任をもって対応するように窓口が一本化されました。第二に、写真コレクションです。以前、写真コレクションは博物館が担当していました。しかし適切な目録化が行われてこなかったため、このインタビューの数ヶ月前からアーカイブズの管理に移行したということです。なお、アンソン博士は、BOEA所蔵資料中、写真などの画像はデジタル化してウェブサイトで情報発信するのに最も適した素材であると語っていました。

アーカイブズと記録管理

 現在のところアーカイブズ部門と記録管理部門は両者とも秘書室長に直属する機関です。二つの部門は密接に協力しながら業務を遂行しているということです。現用記録の管理には Autonomy Records Manager(ARM、商品名)の記録管理システムを、非現用記録であるアーカイブズ記録の管理にはCALM(商品名)を用いています。行内で作成された記録は通常は作成30年後にCALMシステムが記録管理システムからデータを取り込んで公開されることになっています。その際、アーキビストは情報の検索性を高めるために、さらに説明的なメタデータ(descriptive metadata)を付与します。機微に触れるセンシティブな記録や、機密性を有する記録はいつ一般に公開されるべきか検討に付され、その時期が決定されます。アーカイブズ部門がこの検討作業を行います。

デジタル化

 2012年からイングランド銀行アーカイブは、所蔵する記録と情報へのアクセスと利用を促進することを期待して、アーカイブズ資料の積極的なデジタル化に取り組んでいます。「目録はBOEアーカイブが所蔵する57,000以上の記録に関する記述を含む。他の多くのアーカイブズと同様に、作成後相当年限を経過していなかったり、機微に触れたり機密性が高いという理由から、多くの記録は調査研究のために公開されていない」とBOEAのウェブページでは説明されています。

 とはいえ現在、主要なシリーズはオンラインで閲覧可能です。これによってアーカイブズの存在感は非常に高まったということです。BOE内外での利用がいっそう進むことが期待されています。

アーカイブズによる積極的な情報開示と発信

 BOEAを見学して最も印象的であったのはデジタル化による積極的な情報開示とソーシャル・ネットワーク・サービスを利用した情報発信です。BOEはアーカイブズ(BOEA)が数世紀にわたって蓄積してきた資料と情報を行内での利用に提供するのはもちろんのこと、積極的に外部に向けても発信しています。BOEはツイッターのほか、フリッカーを利用した情報発信にも取り組んでいます。アーカイブズ所蔵資料をはじめ、行内各部からアップロードされた画像の数々は、BOEの長い歴史への興味をかき立てるものです。本稿末尾には、デジタル化されてウェブサイトから閲覧可能な主要なコレクションへのリンクを掲載しております。


マイク・アンソン博士Dr. Mike Ansonについて

 アンソン博士は2004年に歴史研究者としてイングランド銀行に入行、2014年にアーカイブ・マネージャー(部長)に任命されました。BOE入行以前は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(正式名称:London School of Economics and Political Science、略称:LSE)の経営史ユニット(Business History Unit、略称:BHU)の研究助手として、イギリス鉄道の社史 British Rail 1974-1997 : from integration to privatisation (Oxford, 2002) 執筆に携わりました。イギリス国有鉄道British Railways Board のアーキビストとして働いた後、2002年にBHUに戻り、チャネル・トンネルに関する公式な歴史書(内閣府がスポンサー) The official history of Britain and the Channel Tunnel (Routledge, 2006) 執筆のため調査官として、テリー・グルビッシュ教授 Professor Terry Gourvish に協力しています。

 アンソン博士はビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BAC)の活動に深く関わってきました。2004年から2011年までは同カウンシルの会誌Business Archivesの編集者を務め、2013年11月に同カウンシル理事会議長に選出されています。アンソン博士は同カウンシルに下記の論稿を寄稿しています。

・ 'History in firms' documents': 75 years of the Business Archives Council, No.100 Business Archives: Principles and Practice, May 2010

・ Insights into an enigma? Discovering Montagu Norman through the Bank of England Archive, No.104 Business Archives, May 2012

 また、2013年10月にはBACの代表としてツイッターで情報発信を開始し、2014年1月には個人としてもツイッターの利用を始めています。両者はともに、BACの活動とイギリスにおけるビジネス・アーカイブズとアーキビストに関する有用な情報を提供してくれています。

ビジネス・アーカイブズ・カウンシルのツイッター・アカウント
https://twitter.com/_BusinessArch
https://twitter.com/_BusinessArch/status/382808357054058496

マイク・アンソン博士のツイッター・アカウント
https://twitter.com/BAC_Chair


イングランド銀行アーカイブを知るためのオンライン・リソース

イングランド銀行アーカイブ
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/default.aspx
BOEA訪問のためのページ
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/visit.aspx
BOEA連絡先
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/contact.aspx
BOEAよくある質問(FAQ)
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/faqs.aspx
BOEA目録
http://www.bankofengland.co.uk/CalmView/
詳細検索
http://www.bankofengland.co.uk/CalmView/advanced.aspx?src=CalmView.Catalog
目録の検索方法
http://www.bankofengland.co.uk/CalmView/How.aspx
目録について
http://www.bankofengland.co.uk/CalmView/Aboutcatalogue.aspx
目録 よくある質問(FAQ)
http://www.bankofengland.co.uk/CalmView/FAQs.aspx

【デジタル・コンテンツ】

2003年までの刊行物
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/historicpubs/publications.aspx
アーカイブ所蔵文書
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/archive.aspx
イングランド銀行1914-21(未公刊の戦史)
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/warhistoryww1.aspx
イングランド銀行1939-45(未公刊の戦史)
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/warhistoryww2.aspx
建築委員会議事録1764-1871
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/buildingminutes.aspx
監査委員会議事録1783-90
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/comminspection.aspx
訴訟委員会議事録1802-1908
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/commlawsuits/commlawsuits.aspx
財務委員会議事録1779-1910
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/treasuryminutes/treasuryminutes.aspx
取締役会議事録1694-1912
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/courtminutes.aspx
日々帳簿1851-1983
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/dailyaccountbooks/dailyaccountbooks.aspx
モンタギュー・ノーマン日記1913-44
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/mnorman.aspx
取締役年次リスト1694-1950
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/directorsannuallists.aspx
第一次世界大戦従軍記録1914-19
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/ww1servicerecords.aspx
フレッシュフィールズ監獄通信1781-1840
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/freshfields.aspx
銀行株式の設立時引受人索引1694
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/originalsubscribers.aspx
戦没行員記念関係1914-18
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/ww1memorial.aspx
行内報『オールド・レディ』戦争記念 補遺1939-45 http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/archivedocs/ww2supplement.aspx
2010年以前のニュース・リリース
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/historicpubs/newsreleases.aspx
2010年5月24日ニュース・リリース:日本の大不況の現実と妥当性
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Documents/historicpubs/news/2010/045.pdf
2010年以前のスピーチと記事
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/historicpubs/speeches.aspx
2010年以前の財務委員会公聴会
http://www.bankofengland.co.uk/archive/Pages/digitalcontent/historicpubs/treasurycommittee/default.aspx

イングランド銀行アーカイブに関わるその他のオンライン・リソース

イングランド銀行ツイッター・アカウント
https://twitter.com/bankofengland
イングランド銀行フリッカー・アカウント
https://www.flickr.com/photos/bankofengland/sets/
イングランド銀行博物館のページ
http://www.bankofengland.co.uk/education/Pages/museum/visiting/default.aspx


[注]

 英語圏における企業内組織アーカイブズの名称は、アメリカの場合「○○アーカイブズ」、イギリスの場合「○○アーカイブ」と名乗る傾向があります。

[本稿執筆にあたっての参考文献]

・ Bank of England Website: http://www.bankofengland.co.uk
・ Who's who page of Economic History, BHU, LSE: http://www.lse.ac.uk/economicHistory/BHU/whosWho/anson.aspx
・ Peter Mathias, 'The first half century: business history, business archives and the Business Archives Council', Business Archives, no. 50 (1984), pp.1-16.
・ Mike Anson, 'History in firms' documents': 75 years of the Business Archives Council', Business Archives, no. 100 (2010), pp.1-11.
・ Sarah Millard, Jenny Ulph and Hayley Wilding, 'A new direction for an Old Lady: an overview of the Bank of England Archive, its work and future challenges', Business Archives, no. 91 (2006), pp.44-59.
・ Alison Turton & John Orbell, British Banking. A Guide to Historical Records, Aldershot, 2001.

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