理事長メッセージ

年頭のご挨拶

全国の会員の皆様に、新年のご挨拶を申しあげます。

新型コロナ・ウィルスによる感染拡大に伴って、不安もいや増す正月となりましたが、それにもかかわらず、皆様にとって新たな希望を確かめる、心豊かな新年でもありましょう。安全・安心のために慎重に備えを構えながら、さらなる飛躍に向けて発進する時としたいものです。当財団も、ひとしく全力を尽くしたいと、志を新たにしております。

皆様もよくご存じのとおり、渋沢栄一をめぐるさまざまな話題や世論が湧きおこり、昨今ではその盛り上がりが留まるところを知りません。NHKの大河ドラマは、栄一の生涯を主題として、間もなくスタートを切るものと伝えられています。大河ドラマとともに、栄一の人生を振り返りながら、その意義を改めて噛みしめたいものです。

この偉大な先達も、じつは幼少の時から稀有の高齢まで、つねに悩みつつ人生の道を切り開くべく、苦難の連続をたどっていたはずです。日本の近代社会は、多くの難題を抱えながら、渋沢とともに成長を続けていきました。その成果を受けついで生きる私たちは、その悦びと苦しみに心から共感しつつ、新たな進路を開拓していきたいと願っています。そんな共通の課題を探る2021年。どうか会員の皆様におかれましては、健康に十分にご留意のうえ、豊かな一年を作りあげてくださるよう、心より祈りあげる次第です。


2021年1月
公益財団法人 渋沢栄一記念財団
理事長 樺山紘一