理事長メッセージ

年頭のご挨拶

渋沢栄一についての情報発信と研究を推進

 

何かと事の多かった2017年も終わり、全国の会員の皆様には、お揃いでよい年をお迎えになりましたことと存じます。

没後86年を経た栄一に関する国際的な関心はますます高く、「道義的資本主義(Ethical Capitalism)」が刊行された昨年に続いて、今年度以降は、トルコや東南アジア各国における研究が進展するものと思われます。
財団では2年後の展示リニューアルを目標として、これまで考えられてきた以上に、範囲が広く、内容も深かった渋沢栄一の全体像を再現し、世界に向けて発信するため、各部門の統合をはかりつつ準備をすすめております。
幕末史の白眉として学界でも高い評価を受けている「徳川慶喜公伝」(八巻)の編集出版は、通常の財界指導者の守備範囲を超える分野であり、その成果からは、栄一の大型な世界観や歴史認識など、端倪すべからざるものが見られます。
また一橋大学、日本女子大学、二松学舎などを始めとする数多くの民間教育機関支援についても、栄一は長期にわたって信じられないほどの努力をしておりますし、東京養育院を初めとする福祉関連活動については、現在、研究が進められております。

内外多事多端の折から、財団の運営について今後とも親身なご支援をお願いして、初春のご挨拶としたいと思います。


2018年元旦
公益財団法人 渋沢栄一記念財団
理事長 渋沢雅英