常設展示

1階ホール

史料館正面入口を入ると、そこは直径8メートルのエントランス・ホールで、右手に受付、左手に会議室があります。

25分の映像

* 会議室では、渋沢栄一の生涯とその事績を25分にまとめた映画を100インチの画面に常時上映しています。
* 幕末・明治・大正・昭和と激動の時代に91年にわたり広範囲の活躍をした渋沢栄一の生涯を分かりやすくつかむことができます。

栄一胸像

* エントランス・ホールから2階へ上がる階段の踊り場には、渋沢栄一の胸像が置いてあります。胸像の栄一に挨拶しながら2階展示室へ上がります。

閲覧コーナー

* 渋沢に関する参考図書が自由に閲覧できます。

2階展示室

常設展示 ●等身大写真
* 展示室入口では、27歳でパリに渡った栄一の等身大の写真が、彼の実業界における活躍の拠点となった第一国立銀行の錦絵をバックに、皆様をお迎えします。

●5分間の映像
* 錦絵の右手奥に、29インチのモニターがあり、栄一の業績を5分間に要約した映像を常時上映しています。
* ここから先は栄一の生涯や事績を大項目ごとにまとめたブースが並び、文書を中心とした原資料が覗きケースに納められ、背景のパネルでは時代背景などを写真などで示しています。

展示の構成

* 常設展示は9つの大項目に分かれており、1番の「郷里にて」から順番に左へ左へと移動すれば、9番の「91年の生涯を終えて」まで迷わずに進めます。

1.郷里にて

* 生家の家業、幼時の学習、尊王攘夷運動への参加など、郷里・血洗島で活動した若き日の栄一の思想と行動を追います。

2.幕臣となる

(* 一橋家の家臣として・パリ万国博覧会へ・徳川遺臣となって)

* 一橋家の家臣としての活躍 (歩兵募集、領内産業振興など)を挙げ、後の栄一の活動の基盤を探ります。

* 徳川昭武に随行して訪れたパリをはじめとしたヨーロッパ各地、パリ万博の様子などを示し、栄一が先進社会で何を感じてきたかを示します。

* 徳川慶喜が蟄居した静岡において、株式会社のテスト版として創設した小さな金融商社「商法会所」の概要を探ります。

3.維新政府の一員に

* 明治維新政府における栄一の位置、「改正掛」の関係したプロジェクトを取り上げ、栄一の熱意と仕事の幅の広さを見ます。

4.実業界を築く(・第一国立銀行を創設・近代的企業を設立・経済団体を組織化)

*「銀行条例」の制定から、栄一の実業界における活躍の拠点となった第一国立銀行の創設など、銀行制度の進展等を振り返ります。

*設立・育成等で深く関わった企業の資料を通じて、栄一の実業界における事績を顧み、併せて『論語と算盤』に表わされるような営利活動と道徳の両立を願う栄一の経営思想の根幹を見ます。

*現在の銀行協会、証券取引所、商工会議所など経済団体を組織し、実業社会全体の成長・発展に尽くした栄一の活動を振り返ります。

5.民間外交を担う

*「国民外交」の先駆者として特に、日露戦争後に悪化した日米関係の修復に努めた栄一の活動を振り返ります。

* このブースでは、「国際的に国をなして行くには他国を慮る道義が不可欠だ」と国際連盟精神を説く満88歳の栄一の力強い肉声を聞くことができます。

6.社会公共事業を推進(・福祉医療活動に尽力・教育を重視・東京の街づくり・労使協調を目指す)

* 長く院長を務めた「東京養育院」の事業を中心に、社会福祉・医療における栄一の活動と考え方を示します。
* 実業教育や女子教育を中心に、教育支援における、栄一の実績を回顧します。
*「東京会議所」との関わりにはじまる首都・東京の社会資本整備事業への栄一の関わりを紹介します。
*「協調会」を中心に、栄一の労使関係への考え方を示します。

7.栄一と家族たち

*栄一の子や孫たち、渋沢同族会、渋沢事務所、同族会社について解説します。特に嫡孫、渋沢敬三の経済界と学界における事績を紹介します。

8.手紙に見る幅広い交流

*各界著名人との交流を、栄一に宛てた手紙で紹介します。(随時展示を換えます。)

9.91年の生涯を終えて

*栄一の葬列や追悼会の模様から、惜しまれて逝った栄一の生涯を締めくくります。

リフレッシュ・コーナー

リフレッシュ・コーナー * 順路の途中にリフレッシュ・コーナーを設けています。
リフレッシュ・コーナーの広い窓から旧渋沢庭園の緑を眺めることができます。
* 春の桜、秋の紅葉は大変に美しく気分もリフレッシュされます。ここには、旧渋沢邸にあった本棚や椅子を置いています。
* また、旧邸内の写真も展示してあり、当時の様子が偲ばれます。

書画コーナー

* テーマ展示や書跡の紹介をします。
* 数多い栄一の書を、随時掛け替えて紹介します。

竜門社の歩み

* 栄一の思想に共鳴し、栄一を慕って集まった人々が組織した「竜門社」の歴史を紹介します。
* なお、このコーナーは企画展示室となることがあり、その場合は栄一の書や「竜門社」の歴史を紹介できません。