渋沢栄一詳細年譜

大正13年(1924)〔 84歳 〕

最終更新日:2018年8月7日 公開日:2013年3月11日
社会の主なできごと : 5月 アメリカで排日移民法成立
身 辺 : 4月3日 大里郡八基村へ/ 10月27日 福島市へ/ 11月9日 千葉県北条町へ/ 11月17日 八基村へ


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
1月14日 【05.保険/関東大震災火災保険金支払問題】
是日栄一、農商務大臣前田利定と会見し、政府の意向を訊す。三月に至り、政府の責任支出並に会社側の出捐により、当問題は解決するに至る。
第51巻
p.342-p.353
【DK510093k】
1月14日 【05.保険/東洋生命保険株式会社】
是日栄一、当会社支店長会議に出席し、訓話をなす。
第51巻
p.283-p.288
【DK510075k】
1月15日 【46.日米親善事業/日米協会】
是日、当協会主催アメリカ合衆国前大統領故ルーズヴェルト夫人歓迎並に同国大使館附武官バーネット夫妻送別晩餐会、丸の内日本工業倶楽部に開かる。栄一出席して演説をなす。
第35巻
p.602-p.603
【DK350123k】
1月15日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、日米協会主催故アメリカ合衆国大統領セオドル・ルーズヴェルト夫人歓迎、並に同国大使館付武官チャールズ・バーネット大佐夫妻送別の晩餐会、日本工業倶楽部に開かる。栄一出席して演説をなす。
第39巻
p.267
【DK390156k】
1月17日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、故アメリカ合衆国大統領セオドル・ルーズヴェルト夫人、同子息及びエッチ・キャッスル夫妻を、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。
第39巻
p.267-p.271
【DK390157k】
1月19日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/財団法人理化学研究所】
是日、日本工業倶楽部に於て、当研究所評議員会開かれ、栄一出席す。次いで四月三十日の理事会に出席す。
第47巻
p.209-p.211
【DK470040k】
1月20日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、大日本学生聯盟主催のアメリカ合衆国大使館付武官チャールズ・バーネット大佐夫妻送別会、上野公園自治会館に開かる。栄一出席して送別の辞を述ぶ。
第39巻
p.271
【DK390158k】
1月21日 【33.対外事業/日華実業協会】
是日、日本工業倶楽部に於て、当協会及び日華学会の共同主催により、中華民国人魯嗣香・李伯勲歓迎晩餐会開かれ、栄一出席す。次いで二十三日、栄一、右両名を飛鳥山邸に招きて、午餐会を催す。
第55巻
p.266-p.267
【DK550048k】
1月22日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日、帝国ホテルに於て、当社評議員会開催後、有志晩餐会催され、高松豊吉の化学工業に関する講演あり。栄一出席して、スミスの百歳不老に就いて演説をなす。
第43巻
p.172-p.177
【DK430012k】
1月23日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、中華民国魯嗣香一行を、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。
第39巻
p.271-p.272
【DK390159k】
1月24日 【39.保健団体及ビ医療施設/聖路加国際病院】
是日、当病院院長ルドルフ・ビー・トイスラー、震災復興経費合計四十四万円余の下付を、臨時災害救済事務局に出願せんとし、栄一の賛成を求む。後内務省より金十五万円を交付せらる。次いで四月十二日、院長トイスラー同院建築資金百万ドル募集の為め、アメリカ合衆国渡航の途に上る。栄一トマス・ダブリュー・ラモントに対して、トイスラー紹介状を送る。
第36巻
p.191-p.202
【DK360069k】
1月24日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日栄一、日本銀行に理事深井英五を訪ね、当協会の会計監督たらんことを乞ひ、承諾を得。
第36巻
p.535-p.536
【DK360194k】
1月25日 【34.経済団体及ビ民間諸会/社団法人日本工業倶楽部】
是日、当倶楽部に於て、当倶楽部及び日本経済聯盟会合同主催により、前大蔵大臣井上準之助渡欧送別晩餐会開かる。栄一、出席して送別の辞を述ぶ。
第56巻
p.313-p.316
【DK560087k】
1月27日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日仏会館】
是日、当会館建設に関する協議会、丸の内東京銀行倶楽部に催され、栄一出席す。
第36巻
p.270-p.274
【DK360107k】
1月28日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日当協会、関東大震災以後最初の例会を、東京帝国大学山上御殿に於て開催し、震災後の精神状態に関する討議をなす。栄一出席す。
第46巻
p.672-p.674
【DK460171k】
1月29日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第二十八回研究会、当協会事務所に開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第36巻
p.536-p.544
【DK360195k】
1月30日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会小委員会、麹町区八重洲町渋沢事務所に開かる。栄一出席してアメリカ合衆国排日問題に関して協議す。
第34巻
p.132-p.135
【DK340018k】
1月31日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会、近く欧米旅行の途に上る会員井上準之助に、最近の日米問題に関する覚書を交付す。
第34巻
p.135-p.139
【DK340019k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
2月1日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第四十一回理事会、東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席す。右理事会の決議に基き、翌二日当協会理事井上準之助に対し、リヨンに開かるる国際聯盟協会聯合会第八回総会に出席せんことを求む。
第36巻
p.544-p.547
【DK360196k】
2月2日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東北振興会】
是日、東京銀行倶楽部に於て、当会協議会開かれ、栄一出席す。
第56巻
p.249-p.251
【DK560064k】
2月2日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会の茶話会に出席し、訓話をなす。爾後引続き当会のため尽力す。
第45巻
p.246-p.249
【DK450086k】
2月4日 【45.国際団体及ビ親善事業/日波協会】
是日、日波協会設立発会式、華族会館に挙行せらる。栄一臨席し其発起人に列す。翌十四年三月に到り、当協会評議員となり、在任歿年に及ぶ。
第37巻
p.405-p.411
【DK370100k】
2月6日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日栄一、渋沢事務所に開かれたる当団理事会に出席す。爾後開かれたる数次の理事会・幹部会にも同じく出席す。
第43巻
p.612-p.617
【DK430135k】
2月7日 【43.融和事業/財団法人中央社会事業協会地方改善部】
是日、地方改善融和促進事業に就いての懇談会、丸の内中央亭に開催せらる。栄一、財団法人中央社会事業協会会長として之に与る。
第31巻
p.720-p.726
【DK310105k】
2月7日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日栄一、アメリカ合衆国マサチューセッツ州スプリングフィールドに於て催さるる、メソヂスト監督教会大会に出席のため、近く渡米せんとする牧師石坂亀治を飛鳥山邸に引見して、合衆国在留同胞の状態及び排日問題に関する調査を委嘱す。
第34巻
p.139-p.140
【DK340020k】
2月8日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是より先、アメリカ合衆国前大統領トーマス・ダブリュー・ウイルソン逝去す。是日栄一、当協会会長として弔電を発す。
第36巻
p.547-p.548
【DK360197k】
2月11日 [交遊/佐々木勇之助]
是日栄一、帝国ホテルに於て開かれたる、佐々木勇之助古稀寿祝賀会に出席し、祝辞を述ぶ。
第57巻
p.466
【DK570225k】
2月11日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/佐々木勇之助古稀祝賀会】
是日、帝国ホテルに於て、佐々木勇之助の古稀寿祝賀会開催せらる。栄一出席して、祝辞を述ぶ。
第49巻
p.430-p.432
【DK490145k】
2月12日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日栄一、渋沢事務所に当協会幹部を招集して、当協会の財政問題を議す。
第36巻
p.548-p.549
【DK360198k】
2月13日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第二十九回研究会、当協会事務所に開かる。栄一、当協会会長として挨拶を述ぶ。
第36巻
p.549-p.556
【DK360199k】
2月13日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日栄一、子爵金子堅太郎と共に、外務大臣男爵松井慶四郎を外務省に訪ひ、アメリカ合衆国排日緩和策として使節派遣のことを談ず。二月二十日当委員会帝国ホテルに開かれ、栄一出席す。美以教会監督アメリカ合衆国人ハーバート・ウエルチ来賓として臨席す。栄一、ウエルチとカリフォルニア州日本人問題を談ず。
第34巻
p.140-p.146
【DK340021k】
2月15日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会早稲田大学学生支部発会式兼講演会同大学に催さる。栄一、当協会会長として演説をなす。
第36巻
p.556-p.558
【DK360200k】
2月15日 【61.一般教育関係/早稲田大学】
是日、国際聯盟協会早稲田大学学生支部発会式兼講演会、当大学に催さる。栄一、同協会会長として出席、演説をなす。
第45巻
p.370
【DK450144k】
2月18日 【45.国際団体及ビ親善事業/其他関係資料 [其他外国関係資料]】
是日、日本ナショナル・ロータリー・クラブ創立記念祝日晩餐会、東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して演説をなす。
第40巻
p.522
【DK400156k】
2月20日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日、当社講演会、海上ビル内中央亭に於て開かれ、美濃部達吉の選挙法の改正に関する講演あり。栄一出席して、政治と道徳の関係に就いて演説をなす。
第43巻
p.177-p.180
【DK430013k】
2月21日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日、当協会例会、東京帝国大学山上御殿に於て開催せられ、栄一出席す。アメリカ合衆国シカゴ大学植物学教授ジェー・コールターの講演あり。後、現代の精神状態に関して種々意見の交換をなす。
第46巻
p.674-p.676
【DK460172k】
2月22日 【45.国際団体及ビ親善事業/日印協会】
是日、栄一当協会会頭として、大震災善後会会長徳川家達に対し、大正十二年大震災罹災インド国人救済資金金三万円の補助願を出す。同月二十九日金一万円交付決定の由通知せらる。
第36巻
p.53-p.55
【DK360023k】
2月23日 【33.対外事業/日華実業協会】
是日栄一、当協会幹事会に出席し、中日両国民親交機関の設置に関し協議す。
第55巻
p.267-p.269
【DK550049k】
2月23日 【68.政治・行政/帝都復興審議会】
是日、当会官制廃止せられ、栄一同委員を解かる。
第48巻
p.480-p.481
【DK480139k】
2月25日 【32.農・牧・林・水産業/十勝開墾株式会社】
是より先、明治製糖株式会社は、甜菜耕作地に充つる為め、当会社を買収合併せんとする希望あり、是日、日本工業倶楽部に於て開かれたる、当会社第二十七回定時株主総会の通常議事終了後、臨時議題として右に関する協議行はる。翌三月、両者間の商議成立し、明治製糖株式会社は、当会社株式全部を買収して農場経営権を取得し、当会社の社名は其儘存続のこととなる。
第54巻
p.144-p.149
【DK540041k】
2月-- 【56.寺院及ビ仏教団/東叡山寛永寺】
是月栄一、当寺檀家総代として、当寺所属寺院堂塔・位牌所の敷地及び墓地に関し、永世無償貸与方を東京市長永田秀次郎に請願す。尚、大正十四年五月十七日、当寺役僧大多喜守忍、当寺所管の上野公園内大仏の改鋳復旧に就いて、栄一に賛助を求む。
第42巻
p.7-p.11
【DK420003k】
2月-- 【58.修養団体/財団法人中央教化団体聯合会】
是月栄一、当聯合会顧問に就任、歿年に及ぶ。
第44巻
p.127-p.129
【DK440045k】
2月-- 【61.一般教育関係/暁星中学校】
先に当校関東大震火災に罹災し、其修繕並に小学部再築のため、是月寄付金募集に着手す。栄一金二百円を寄付す。
第46巻
p.180-p.182
【DK460042k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
3月1日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、国際聯盟協会第八回聯合会総会に当協会より提案すべき議題研究委員会、当協会事務所に開かる。栄一出席す。
第36巻
p.558-p.561
【DK360201k】
3月3日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第三十回研究会、当協会事務所に開かる。栄一出席して外務省亜細亜局長出淵勝次の支那問題講話を聴く。
第36巻
p.561-p.562
【DK360202k】
3月3日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是より先一日、当委員会小委員会開かれ、栄一出席す。引続き是日、小委員会麹町区八重洲町渋沢事務所に開かれ、栄一出席してアメリカ合衆国へ使節派遣の件につき協議す。尚栄一、この件につき是日午後及び翌四日、内閣総理大臣清浦奎吾を其官邸に訪ふ。十七日、外務省に外務大臣松井慶四郎を訪問し、其意見により使節派遣のことを止む。
第34巻
p.146-p.169
【DK340022k】
3月4日 [交遊/和田豊治]
是日和田豊治逝く。八日栄一、麻布飯倉の同邸に於ける告別式に列す。
第57巻
p.516-p.517
【DK570252k】
3月4日 【33.対外事業/メキシコ共和国コロラド河流域開拓事業】
是より先、栄一、当事業の成立に関し、種々尽力するところありしも、大正十二年九月一日の関東大震火災のため、日本側の出資不可能となりたるにつき、ヘンリ・チェンバレン及びデーヴィッド・エス・ジョルダン等に書翰を以て諒承を求むると共に、是日、日本側関係者に対しても、其旨を通知す。
第55巻
p.610-p.629
【DK550123k】
3月4日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日華学会】
是日、当会理事会、日本工業倶楽部に開かれ、栄一出席す。
第36巻
p.135-p.139
【DK360054k】
3月5日 【68.政治・行政/帝都復興審議会】
是日、摂政宮、赤坂離宮に、雍仁親王及び閑院宮載仁親王を召され、元帝都復興審議会総裁清浦奎吾及び元同会委員一同に御陪食仰付けらる。栄一参向す。
第48巻
p.481
【DK480140k】
3月8日 【33.対外事業/日華実業協会】
是日、当協会副会長和田豊治の告別式に当り、栄一、当協会会長として弔辞を贈る。
第55巻
p.269-p.271
【DK550050k】
3月9日 【32.農・牧・林・水産業/八基村農政談話会】
是日、飛鳥山邸に於て、当会の会合催され、栄一出席す。十一月十七日、八基村に於て催されたる同会合にも栄一出席す。
第54巻
p.285
【DK540062k】
3月12日 【67.新聞・雑誌・通信・放送/国際通信株式会社】
是日、東京銀行集会所に於て、当会社協議会開かれ、事業発展のため増資を内定す。栄一、之に与る。右増資の件は、四月一日東京銀行集会所に於て開かれたる、当会社臨時株主総会に於て議決せらる。
第56巻
p.671-p.674
【DK560152k】
3月13日 【41.災害救護団体/大震災善後会】
是日、当会解散し、残務委員会設置せらる。栄一、之が委員となり、同月二十二日副委員長に選任せらる。
第31巻
p.387-p.397
【DK310055k】
3月13日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、アメリカ合衆国サン・フランシスコ在米日本人会会長牛島謹爾電報を寄せ、アメリカ合衆国新移民法が来る七月一日より実施の上は、在米日本人青年の結婚を困難ならしむるにより、右青年等に対し、至急帰国の上妻帯同伴帰米せんことを勧誘しつゝあるを以て、日本陸軍省が、来る四月十六日より六月三十日に至る期間内の帰国青年に対して、特に六十日間の滞在を許可するよう、栄一の尽力を乞ふ。栄一、増田明六をして外務当局に交渉せしむ。四月二日右改正に関する陸軍省令公布せらる。
第34巻
p.169-p.171
【DK340023k】
3月18日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日仏会館】
是より先、栄一、古市公威・富井政章と連署して、財団法人日仏会館の設立許可を、文部大臣江木千之に申請し、三月七日認可せらる。是日栄一、丸の内東京銀行倶楽部に開かれたる創立委員会に出席し、当会館理事長に選ばる。
第36巻
p.274-p.276
【DK360108k】
3月20日 【38.社会福祉施設/社会事業協会(財団法人中央社会事業協会)】
是より先前年八月七日、当協会財団法人設立許可の申請をなし、是日許可せらる。爾後財団法人中央社会事業協会と称す。栄一会長として之に与る。
第30巻
p.554-p.556
【DK300068k】
3月21日 【38.社会福祉施設/東京市養育院】
是より先、当院大塚本院を府下北豊島郡板橋町に移転するに決し、大正四年十月、東京市養育院移転助成会設立せられ、栄一、会長として種々尽力す。大正七年五月十五日、皇后陛下より移転拡張の補助として金一万円の下賜あり、栄一、宮内省に出頭し拝受す。その後板橋本院の新築は大正十一年七月起工し、是日新講堂に於て落成移転披露会挙行せらる。栄一、当院院長として式辞を述ぶ。
第30巻
p.220-p.234
【DK300020k】
3月23日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日、当社第七十回春季総集会、帝国ホテルに於て開かれ、当社の組織を改めて財団法人を設立するに付き、寄付行為決定の件を可決す。栄一出席して演説をなす。
五月十五日、財団法人竜門社設立の件許可せられ、次いで六月七日、栄一、名誉会員に推さる。
第43巻
p.180-p.195
【DK430014k】
3月26日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第二回地方宣伝拡張委員会、当協会事務所に催さる。栄一出席す。右に引続き、当協会第四十二回理事会同所に催さる。同じく出席す。
第36巻
p.562-p.575
【DK360203k】
3月28日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日栄一、当校第二十一回卒業式に臨み、訓辞を述ぶ。
第44巻
p.651-p.653
【DK440176k】
3月29日 【12.蚕糸・絹織業/関東大震災焼失生糸問題】
是より先、関東大震火災に因り焼失せる横浜在荷生糸の損害負担歩合に関し、製糸家・問屋・輸出商間に紛議を生ず。是月下旬、栄一、之が裁定者たらんことを請はれて承諾し、是日渋沢事務所に於て、牧野忠篤・志村源太郎と共に、製糸家及び問屋の代表委員と会見す。爾後栄一、裁定案の作成並に生糸取引の改善方策に関し種々尽力す。
第52巻
p.398-p.430
【DK520043k】
3月31日 【33.対外事業/日華実業協会】
是日栄一、当協会幹事会に出席し、中日両国民の親交機関設置に関し協議し、右設置促進のため、当協会代表として、幹事角田隆郎を、中華民国各地に特派することを決す。角田隆郎は、四月十八日東京を出発し、上海・漢口・北京・天津・奉天の各地を経て、六月十七日帰京す。
第55巻
p.271-p.275
【DK550051k】
3月31日 【33.対外事業/日華実業協会】
是日、日本工業倶楽部に於て、当協会・日華学会・東亜同文会共同主催による、中華民国学生視察団一行歓迎会開かる。栄一出席し、主催者を代表して挨拶を述ぶ。
第55巻
p.275-p.276
【DK550052k】
3月-- 【60.女子教育/財団法人東京女学館 付.女子教育奨励会】
是より先、十二年十二月、館長神田乃武逝去す。是年一月、栄一評議員長として館長事務を取扱ひ、是月、館長を兼摂す。
第45巻
p.27-p.30
【DK450007k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
4月3日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、埼玉県大里郡八基村に赴き、同村教育会総会に出席、演説をなし、即日帰京す。
第57巻
p.677
【DK570318k】
4月3日 【61.一般教育関係/八基村教育会】
是日栄一、当教育会総会に出席して演説をなす。
第45巻
p.286-p.287
【DK450109k】
4月4日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是より先、アメリカ合衆国北部バプテスト教会総会会長コーウィン・エス・シャンク博士は、同国四千万の基督教徒を代表して、排日問題に対する同教徒の態度を国民に宣明し、且つ大正十二年関東大震災に対する同情を伝達せんがため渡来す。是日当委員会主催同博士歓迎晩餐会、丸の内東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して主人側を代表し歓迎の辞を述ぶ。二十五日、同博士及び同国宗教家ジェームズ・エッチ・フランクリン、ウィリアム・アクスリング及びテニーの留別晩餐会を帝国ホテルに開く。栄一出席してアメリカ合衆国の排日問題に就て懇談す。
第34巻
p.171-p.183
【DK340024k】
4月5日 【46.日米親善事業/Pan-Pacific Union】
是より先栄一、アメリカ合衆国ハワイ、ホノルルに在るPAN-PACIFIC UNION (汎太平洋同盟)の名誉副会頭となり、その活動情況につき報告を受け来りしが、是日付を以て、同盟理事アレグザンダー・エッチ・フォードより、本年七月末より開催せらるる汎太平洋食糧保存会議に代表者派遣方の要請を受く。
第37巻
p.412-p.420
【DK370101k】
4月6日 【38.社会福祉施設/社団法人埼玉育児院】
是日栄一、当院を訪問し、職員を激励す。
第30巻
p.381
【DK300036k】
4月8日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ合衆国北部バプテスト教会総会会長コーウィン・エス・シャンク夫妻を、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。
第39巻
p.272-p.274
【DK390160k】
4月9日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、中華民国より来日せる欧米及び日本実業考査使張孝若を、東京銀行倶楽部に招きて歓迎会を催す。
第39巻
p.274-p.284
【DK390161k】
4月10日 【32.農・牧・林・水産業/十勝開墾株式会社】
是日、当会社社長植村澄三郎、栄一の当会社創立以来多年に亘る尽力に対し、感謝状を贈る。
五月二十四日、栄一、大倉喜八郎と連名の書翰を以て、当会社社長植村澄三郎に対し創業以来の功労を謝す。
第54巻
p.149-p.151
【DK540042k】
4月11日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第四十三回理事会、当協会事務所に開かる。栄一出席す。
第36巻
p.575-p.576
【DK360204k】
4月11日 【70.記念事業/聖徳太子一千三百年御忌奉賛会】
是日栄一、上野東京美術学校講堂に於ける、当会主催の聖徳太子千三百三年御忌法要に出席し、十七条憲法を捧読す。
第49巻
p.40-p.42
【DK490017k】
4月12日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日栄一、当協会会長として、外務大臣松井慶四郎に対し、政府の交附金継続願を提出す。
第36巻
p.576-p.578
【DK360205k】
4月13日 【71.史蹟/玉川史蹟猶興会】
是日、東京府北多摩郡狛江村玉翠園前に於て、再建玉川碑の除幕式挙行せらる。栄一出席して「玉川碑除幕式に参列して」と題して講演をなす。
第49巻
p.354-p.358
【DK490123k】
4月14日 【67.新聞・雑誌・通信・放送/中外物価新報・中外商業新報】
是日栄一、当社記念事業「復興の実情」展覧会を参観して感想を述ぶ。
大正十五年七月、当社五十年記念「産業文化博覧会」の副総裁となる。
第48巻
p.220-p.224
【DK480057k】
4月15日 【43.融和事業/財団法人中央社会事業協会地方改善部】
是日、当部大正十三年度事業計画に関する協議会中央亭に開催せらる。栄一、中央社会事業協会長として之に与る。
第31巻
p.726-p.728
【DK310106k】
4月15日 【43.融和事業/同民会】
是日、安藤又三郎・朴泳孝等に依りて組織せられたる当会発会式京城に於て催され、栄一顧問に推さる。在任歿年に及ぶ。
第31巻
p.760-p.767
【DK310114k】
4月15日 【57.キリスト教団体/世界日曜学校大会後援会】
是年六月、第九回世界日曜学校大会、イギリス国グラスゴー市に開かるるにつき、是日栄一、その祝辞を草す。六月二十五日、今村正一は大会に於て、右祝辞を代読す。
第42巻
p.238-p.243
【DK420057k】
4月15日 【61.一般教育関係/文政審議会】
是日栄一、文政審議会委員仰付けらる。在任歿年に及ぶ。
第46巻
p.308-p.313
【DK460089k】
4月17日 【46.日米親善事業/汎太平洋協会】
是日栄一、帝国ホテルに於ける当協会の午餐会に出席して演説をなす。
第37巻
p.433-p.434
【DK370104k】
4月17日 【46.日米親善事業/汎太平洋倶楽部】
是より先四月十二日、アメリカ合衆国下院に於て、千九百二十四年移民法案通過す。是日、汎太平洋倶楽部例会帝国ホテルに開かれ、栄一臨席してその非なるを説く。
第37巻
p.397-p.404
【DK370099k】
4月18日 【38.社会福祉施設/東京市養育院】
是日栄一、当院巣鴨分院児童を飛鳥山邸に招じ、慰安園遊会を催し、一場の挨拶をなす。
第30巻
p.234-p.235
【DK300021k】
4月18日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第三十二回研究会、当協会事務所に開かる。栄一出席す。
第36巻
p.578-p.579
【DK360206k】
4月20日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日栄一、当校創立第二十三年記念式に臨み、祝辞を述ぶ。
第44巻
p.653-p.656
【DK440177k】
4月21日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
曩にアメリカ合衆国下院を通過したる千九百二十四年移民法は、四月十五日又上院を通過す。栄一其前後に亘り焦心奔走し、特にニュー・ヨーク及びサン・フランシスコの米日関係委員会と呼応して、其成法阻止に力む。十九日栄一、外務大臣男爵松井慶四郎、合衆国特命全権大使サイラス・イー・ウッズと会見し、後ち東京銀行倶楽部に於ける当委員会に臨みて協議し、是日、合衆国の知人に対し其尽力電請す。
第34巻
p.183-p.231
【DK340025k】
4月23日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第四回通常総会日本工業倶楽部に開かれ、栄一会長として出席す。右総会に於て緊急議案としてアメリカ合衆国千九百二十四年移民法案実施阻止を同国に於ける二団体に懇請すべき決議案を提出、議決せられ、更に之をベルギー国ブリュッセルの国際聯盟協会聯合会事務局並にリヨンに於て開かるべき聯合会総会にも電請すべきを議決し、同日電報発せらる。
第36巻
p.579-p.595
【DK360207k】
4月25日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
アメリカ合衆国議会に於て千九百二十四年移民法通過せるにより、在留日本人農業者の窮迫甚し。是日同国の太平洋沿岸聯合日本人会はその決議を以て、是等農業者救済のため栄一の渡米を乞ふ。六月十九日同国サン・フランシスコ日本人会会長牛島謹爾重ねて渡米を乞ふ。行かず。
第35巻
p.245-p.249
【DK350046k】
4月26日 【53.儒教/財団法人斯文会】
是より先、昨十二年十二月二十七日、当会理事会に於て湯島聖堂再建に関して協議し、次いで本年二月十七日・三月三日の二回に亘り同件につき協議会を開く。栄一、毎回出席す。是日、仮聖堂に於て御物孔子像奉安式行はれ、栄一参列す。
第41巻
p.65-p.72
【DK410019k】
4月27日 【53.儒教/財団法人斯文会】
是日、仮聖堂に於て当会主催孔子祭典行はる。栄一参列す。
第41巻
p.72-p.74
【DK410020k】
4月28日 【33.対外事業/日華実業協会】
是より先、中華留日基督教青年会総幹事馬伯援、前年九月一日の関東大震災直後、中華民国各地を歴訪して其実情を伝へ、対日同情の喚起と、日中両国民の感情融和に尽力す。栄一等発起人となり、是日、馬伯援を東京銀行倶楽部に招待して、慰労午餐会を開く。栄一、発起人を代表して挨拶を述ぶ。
第55巻
p.276-p.277
【DK550053k】
4月29日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是より先、大正十二年八月十四日、当団団長田尻稲次郎歿す。仍つて是日、東京銀行集会所に於て、当団評議員会開かれ、後任として当団監事平沼騏一郎を推薦するの件を決す。栄一出席す。
第43巻
p.617-p.619
【DK430136k】
4月-- 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
栄一、是月発行の「銀行通信録」に『復興第一年の年頭所感』と題する一文を寄稿す。
第51巻
p.37-p.42
【DK510008k】
4月-- 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日仏会館】
栄一、二月以降是月に及び当会館設立寄付募集に就き尽力す。
第36巻
p.276-p.278
【DK360109k】
4月-- 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/平山成信頌功記念品】
是月、平山成信に対し、頌功のため記念品を贈るの件、有志によりて計画せらる。栄一、発起人となる。
第49巻
p.433-p.434
【DK490146k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
5月1日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、内閣総理大臣清浦奎吾、日米問題に造詣ある有力者を首相官邸に招致し、アメリカ合衆国移民法問題に関する意見を徴す。栄一出席して自説を述ぶ。
第34巻
p.231-p.235
【DK340026k】
5月2日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日栄一、外務省に外務大臣松井慶四郎を訪れ、日米高等委員会設置案につき再考を促す。
第34巻
p.235-p.244
【DK340027k】
5月4日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/大日本文明協会(財団法人文明協会)】
是日栄一、大隈信常邸に開かれたる当協会評議員会に出席し、日米問題に関する談話をなす。
第47巻
p.265-p.267
【DK470065k】
5月5日 【12.蚕糸・絹織業/関東大震災焼失生糸問題】
是日栄一、牧野忠篤・志村源太郎と共に、東京銀行倶楽部に製糸家・問屋及び輸出商の各代表者を招致し、焼失生糸損害分担に関する裁定書を提示して其趣旨を説明すると同時に、生糸取引の改善を期し、且該損害の補填に資する為め、製糸家及び問屋の協力による共栄蚕糸株式会社の設立を勧告す。
第52巻
p.430-p.448
【DK520044k】
5月5日 【59.実業教育/財団法人岩倉鉄道学校】
是日栄一、当校常任理事山田英太郎より当校評議員たることを請はる。後、就任す。
第44巻
p.420-p.422
【DK440086k】
5月6日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ合衆国特命全権大使サイラス・イー・ウッズ夫妻を、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。
第39巻
p.284-p.286
【DK390162k】
5月7日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第四十四回理事会、日本倶楽部に開かる。栄一出席す。引続きフランス共和国リヨンに開かるべき第八回国際聯盟協会聯合会総会に、当協会代表として出席する塩沢昌貞及び当協会理事宮岡恒次郎送別、並に前年度総会より帰朝したる当協会代表乾精末・高木八尺及び藤沢親雄招待晩餐会に移る。
第36巻
p.595-p.596
【DK360208k】
5月11日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、アメリカ合衆国に於ける貿易商滝藤治三郎飛鳥山邸に来訪し、同国の近状並に同国シカゴ市日本人基督教青年会の事業に就いて栄一に報告す。
第34巻
p.245-p.247
【DK340028k】
5月12日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日栄一、アメリカ合衆国シカゴ・ミルウォーキー・エンド・セントポール鉄道会社社長ハリ・イー・バイラムを飛鳥山邸に招きて午餐会を開き、排日問題に付懇談す。
第34巻
p.247-p.250
【DK340029k】
5月12日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ合衆国シカゴ・ミルウォーキー・エンド・セントポール鉄道会社社長ハリ・イー・バイラムを、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。
第39巻
p.286-p.288
【DK390163k】
5月14日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日、当会議所に於て、仏領印度支那総督メルラン一行歓迎午餐会開かる。栄一、陪賓として出席す。
第56巻
p.156-p.159
【DK560045k】
5月14日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日栄一、近く渡米の途に上る宮岡恒次郎及び早稲田大学教授塩沢昌貞を、兜町渋沢事務所に招待して、日米問題に関する従来の経過を説明す。
第34巻
p.250-p.251
【DK340030k】
5月14日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、東京商業会議所主催、仏領印度支那総督メルラン歓迎会、同所に開かれ、栄一出席す。
第39巻
p.288
【DK390164k】
5月15日 【33.対外事業/中日実業株式会社】
是日、東京銀行倶楽部に於て、当会社相談役会開催せらる。栄一出席して、当会社設立の趣旨並に現状を説明して、今後の経営方策に関し種々協議す。
第55巻
p.30-p.36
【DK550017k】
5月16日 【68.政治・行政/社団法人道路改良会】
是より先、当会は理事会の決議により、関東大震災後に於ける東京市の道路改良につき政府に建議し、是日栄一、当会会計監督山田英太郎と共に大蔵大臣勝田主計を訪ひ、東京市路面改良国庫補助の件を陳情す。更に九月十五日、栄一再び山田と共に総理大臣加藤高明、十六日大蔵大臣浜口雄幸を訪ひ、大正十四年度道路改良費につき陳情す。
第48巻
p.420-p.426
【DK480133k】
5月17日 【75.各種団体/埼玉県人会】
是日、日比谷電気倶楽部に於て、第十二回埼玉県人会開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第49巻
p.537-p.540
【DK490185k】
5月20日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、横浜正金銀行副頭取一宮鈴太郎を招待して、東京銀行倶楽部第百九十四回晩餐会開かる。栄一出席して演説をなす。
第51巻
p.42-p.48
【DK510009k】
5月21日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日栄一、アメリカ合衆国特命全権大使サイラス・イー・ウッズを帝国ホテル内同国大使館に訪問す。夜当委員会小委員会、東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席してアメリカ合衆国移民法に関し、ジャッジ・ゲーリー、ヘンリー・タフト、ラモント等にその立法阻止の運動を依頼すること及び我政府に建議することを決議す。仍つて二十二日、栄一、内閣総理大臣子爵清浦奎吾を訪問して之を通じ、翌二十三日決議書を送附す。
第34巻
p.251-p.255
【DK340031k】
5月22日 【12.蚕糸・絹織業/関東大震災焼失生糸問題】
是日栄一、東京銀行倶楽部に於て、牧野忠篤・志村源太郎と協議の結果、焼失生糸問題に関し当業者より委託せられたる裁定者の任務は一段落を告げたるものと認め、三者連名を以て其旨製糸家・問屋・輸出商の各特別委員に通牒を発し、政府当局に対しても之を報告すると共に、蚕糸資金の融資に付懇請す。
第52巻
p.448-p.458
【DK520045k】
5月22日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日栄一、アメリカ合衆国の主なる友人に電報を発し、移民法立法の阻止に最後の努力を懇願す。二十六日、大統領カルヴィン・クーリッジ同法を裁可し、七月一日より実施せらる。
第34巻
p.255-p.316
【DK340032k】
5月23日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会東京帝国大学学生支部発会式同大学に挙げらる。栄一出席して演説をなす。
第36巻
p.596-p.601
【DK360209k】
5月26日 【45.国際団体及ビ親善事業/日仏協会】
是日、当協会第十六回総会、閑院宮邸に開かれ、栄一出席す。此会に於て栄一、当協会名誉会員に推薦せられ、歿年に及ぶ。
第36巻
p.262-p.263
【DK360087k】
5月26日 【58.修養団体/財団法人講道館】
是より先、当館監事和田豊治逝く。栄一、後任として大橋新太郎を推薦す。是日、丸の内中央亭に於て、当館維持員会及び評議員会開かれ、大橋新太郎を監事に選挙す。
第43巻
p.359-p.360
【DK430052k】
5月27日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日華学会】
是日、当会理事会、日本工業倶楽部に開かれ、栄一出席す。
第36巻
p.139-p.141
【DK360055k】
5月27日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ合衆国人ダブリュー・ダブリュー・セーヤー夫妻を、飛鳥山邸に招きて送別茶話会を催す。是より先四月二十四日、セーヤー渋沢事務所に栄一を訪ふ。
第39巻
p.288-p.289
【DK390165k】
5月28日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会主催外務省参事官佐分利貞男招待会、丸の内東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して、アメリカ合衆国千九百二十四年移民法通過の結果、窮迫に陥れる在留日本人農業者救済法に就いて協議す。尚、是日引続き同所に於いてハワイ大学教授ケー・シー・リーブリック博士歓迎午餐会を催す。
第34巻
p.316-p.334
【DK340033k】
5月30日 【05.保険/東洋生命保険株式会社】
是月二十九日、大蔵大臣勝田主計より栄一に、当会社専務取締役木村雄次の転任を要望する旨の来書あり。是日栄一、右の意向に副ひ難き旨の書翰を発す。
第51巻
p.288-p.289
【DK510076k】
5月30日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、渋沢事務所に於て当団理事会開かれ、栄一出席す。爾後開かれたる数次の理事会及び支部聯合会幹部会にも出席し、会館建設の件其他を議す。
第43巻
p.619-p.629
【DK430137k】
5月30日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日、当校に於てアメリカ合衆国ハワイ大学教授ケー・シー・リーブリックの講演会を催す。栄一出席す。
第44巻
p.656
【DK440178k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
6月2日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会主催アメリカ合衆国特命全権大使サイラス・イー・ウッズ送別晩餐会帝国ホテルに開かる。栄一出席して送別の辞を述ぶ。ウッズ帰国の後、各所に排日法の不可なる所以を演説す。
第34巻
p.334-p.352
【DK340034k】
6月3日 【61.一般教育関係/財団法人二松学舎】
是年二月、当学舎学長三島復の逝去により、名誉教授児島献吉郎学長に就任す。栄一、三島広を監事に推薦せんとし、五月三日評議員会を招集して寄付行為中改正の件を議決、文部省に申請して同月二十三日認可そ受く。是日栄一、評議員会を招集し、三島広を監事に選任す。
第45巻
p.588-p.590
【DK450222k】
6月4日 [交遊/和田豊治]
是日栄一、日本女子大学校に於ける、故和田豊治追悼会に出席し、追悼演説をなす。
第57巻
p.517
【DK570253k】
6月4日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日、当校に於て、前当校評議員故和田豊治の追悼会挙行せらる。栄一出席して追悼演説をなす。
第44巻
p.656-p.660
【DK440179k】
6月6日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日仏会館】
是日、当会館理事会、東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して、当会館の本建築完成前に於ける仮会館設置の件其他に関して協議す。大正十四年一月末より、村井吉兵衛所有の家屋を右仮会館として借用す。
第36巻
p.278-p.283
【DK360110k】
6月8日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会鳥取支部設立せらる。次いで八月二十二日同島根支部、八月二十三日同米子支部、十一月十一日同名古屋支部、十一月十二日同京都支部、十一月十三日同神戸支部設立せらる。栄一会長として尽力頗る努む。
第36巻
p.601-p.606
【DK360210k】
6月8日 【61.一般教育関係/埼玉学友会】
是日栄一、当会の例会に臨み、演説をなす。
第45巻
p.167-p.173
【DK450053k】
6月9日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会慶応義塾学生支部発会式同大学に挙げらる。栄一出席して所感を述ぶ。
第36巻
p.606-p.610
【DK360211k】
6月9日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ合衆国ハワイ大学教授ケー・シー・リーブリックを、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。
第39巻
p.289-p.290
【DK390166k】
6月10日 【45.国際団体及ビ親善事業/其他関係資料 [其他外国関係資料]】
是日藤山雷太、ジャワ在住ドイツ国人実業家ヘルフェリヒを自邸に招きて園遊会を催す。栄一臨席す。
第40巻
p.522-p.523
【DK400157k】
6月10日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日当校、先に来日せるインド詩人ラビンドラナート・タゴールを招待して講演を乞ひ、晩餐会を催す。栄一出席す。
第44巻
p.660
【DK440180k】
6月10日 【61.一般教育関係/早稲田大学】
是月九日、当大学維持員会に於て前学長平沼淑郎に慰労金贈呈の兼を議決す。是日栄一、同人より謝状を受く。
第45巻
p.371
【DK450145k】
6月11日 【45.国際団体及ビ親善事業/日印協会】
是日栄一、当協会副会頭大隈信常等と共に、有志総代となり、タゴール翁歓迎会を日本工業倶楽部に開く。
第36巻
p.55
【DK360024k】
6月12日 【48.外賓接待(一)/インド詩人タゴール招待】
是月七日、ラビンドラナート・タゴール来日し、十日日本女子大学校に招待会、十一日日本工業倶楽部に日印協会主催歓迎会開かれ、栄一それぞれ出席す。是日栄一、飛鳥山邸にタゴールを招きて茶話会を催し、大隈信常・阪谷芳郎・市来乙彦・団琢磨等四十余名出席す。次いで十三日東京市養育院に同人を迎へ、栄一其沿革並に現況の説明をなす。同夜日印協会主催の観劇会演伎座に催され、栄一出席す。尚、栄一、後に今回の歓迎費の残金に金千円を追加し、日印協会をしてタゴールの経営する大学に寄贈せしむ。
第38巻
p.602-p.611
【DK380070k】
6月13日 【38.社会福祉施設/東京市養育院】
是日栄一、インド詩人タゴールを当院に案内す。
第30巻
p.235
【DK300022k】
6月14日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/財団法人理化学研究所】
是日栄一、日本工業倶楽部に於ける当研究所理事会に出席、次いで開かれたる評議員会に於て、農業に関する研究をなすべき旨提議す。
第47巻
p.211-p.215
【DK470041k】
6月15日 [交遊/和田豊治]
是日栄一、日本工業倶楽部に於て開かれたる、和田豊治母堂米寿祝賀会に出席し、発起人総代として祝辞を述ぶ。
第57巻
p.517-p.519
【DK570254k】
6月17日 【33.対外事業/日華実業協会】
是より先、上海中華学芸社に於て学芸大学設立を計画し、同籌備委員会委員長王兆栄より当協会に対し、其設立資金の援助方依頼あり。之と前後して、上海総商会会長宋漢章・副会長方積蕃より、我国に於ける中華民国人労働者の入国制限緩和方につき要請あり。是日、当協会幹事会を開き、右二件に関し協議す。栄一、会長として出席す。
次いで二十一日、三十日及び七月九日の幹事会に於て、継続協議を行ふ。栄一、それぞれ出席す。
第55巻
p.277-p.292
【DK550054k】
6月18日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会、丸の内東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して、アメリカ合衆国千九百二十四年移民法の成立を見たるにより、今後当委員会の執るべき態度に就て討議す。栄一、軽挙の不可なるを説き、両国親善のために努力せんことを述ぶ。
第34巻
p.352-p.371
【DK340035k】
6月25日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第一回宣伝委員会、東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席せず。次いで当協会第四十五回理事会同所に開かる。栄一出席して、アメリカ合衆国千九百二十四年移民法に対する我国内の学生生徒の思想善導方法を協議す。
第36巻
p.610-p.613
【DK360212k】
6月26日 【61.一般教育関係/埼玉学生誘掖会舎友会】
是日当会、丸の内中央亭に於て、山口政二代議士当選祝賀会を兼ねて、春期懇親会を開く。栄一出席す。
第45巻
p.276
【DK450103k】
6月30日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日、当協会例会、東京帝国大学山上御殿に於て開催せられ、田中晴川の「孔老釈三教の一致」と題する講演あり。栄一出席して同講演に対して挨拶をなす。
第46巻
p.676-p.684
【DK460173k】
6月-- 【55.神社/官幣大社吉野神宮奉賛会】
是月栄一、吉野神宮奉賛会顧問となり、寄付金募集に尽力し、昭和四年九月十四日、金一千五百円の寄付申込をなす。尚、会長松平頼寿と連名にて、各評議員並に海外在留民に寄付の依頼をなす。
第41巻
p.655-p.662
【DK410141k】
6月-- 【61.一般教育関係/亜細亜学生会】
是月栄一、当会第五次旅行班派遣費として金若干円を寄付す。七月六日、栄一、右旅行班一行を飛鳥山邸に招きて、送別茶話会を催し、訓話をなす。
第46巻
p.47-p.50
【DK460013k】
6月-- 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/日下奨学財団法人】
是月、故日下義雄の遺志に基き当財団法人設立せらる。栄一その寄付行為第四章第九条に依り理事及び評議員に任じ、在任歿年に及ぶ。
第47巻
p.296-p.309
【DK470072k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
7月1日 【38.社会福祉施設/恩賜財団慶福会】
是日栄一、恩賜財団慶福会の顧問に就任し、歿年に及ぶ。
第30巻
p.771-p.778
【DK300092k】
7月3日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第三十三回研究会、当協会事務所に開かる。次いで九日、同三十四回研究会同所に開かる。栄一両日共出席す。
第36巻
p.613-p.614
【DK360213k】
7月4日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会、丸の内日本倶楽部に開かる。栄一出席して、アメリカ合衆国千九百二十四年移民法通過により、当委員会の存続如何につき討議をなす。又外務大臣男爵幣原喜重郎等を招致し、右に関する政府当局の見解を聴取す。
第34巻
p.371-p.375
【DK340036k】
7月5日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
当協会書記大熊真、近くスウィス国ジュネーヴに開かるる第五回国際聯盟総会日本全権随員として、同地に出張し、且つ欧洲各国に於ける国際聯盟協会の状況を視察せんとす。是日栄一、大熊真にイギリス国駐箚特命全権大使林権助・フランス共和国駐箚特命全権大使安達峰一郎及びロンドンに在る孫渋沢敬三等に対する紹介状を与ふ。
第36巻
p.614
【DK360214k】
7月9日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、訪日アメリカ合衆国学生団を、飛鳥山邸に招きて茶会を催す。
第39巻
p.290-p.292
【DK390167k】
7月10日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会主催都下新聞記者代表者招待午餐会、丸の内日本工業倶楽部に開かる。栄一出席して、アメリカ合衆国排日問題の事情並に従来当委員会の執り来りし行動に就いて談話す。
第34巻
p.375-p.377
【DK340037k】
7月11日 【47.国際記念事業/ザベリヨ記念碑建設】
是日、フランス共和国人神父アー・ヴィリヨン、鮎川義介と共に飛鳥山邸に栄一を訪ひ、山口県山口町大道寺に於ける、ザベリヨ記念碑建設に対して援助を乞ふ。栄一乃ち三井・岩崎両家に申入れ、各三千円の寄付をなさしむ。大正十五年九月十七日ヴィリヨン再び飛鳥山邸に来訪し、右記念碑維持に関し重ねて援助を乞ふ。栄一、古河虎之助・森村開作等に寄付を勧誘して援助す。
第38巻
p.489-p.502
【DK380050k】
7月11日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、フランス共和国人神父アー・ヴィリョン、飛鳥山邸に来訪し、山口県山口町大道寺に於けるザベリヨ記念碑建設に対して栄一の援助を乞ふ。
第39巻
p.292
【DK390168k】
7月16日 【46.日米親善事業/汎太平洋協会】
是日、当協会幹事河井弥八、同年七月末日よりアメリカ合衆国ハワイに於て開催せらるべき、太平洋食物保存会議参列本邦代表委員岸上鎌吉派遣費の件に関し、栄一に書通す。栄一、古河虎之助・森村開作に勧説して各一千円、計三千円を同月二十日当協会に寄付す。
第37巻
p.434-p.454
【DK370105k】
7月18日 【43.融和事業/日鮮懇話会】
是より先栄一、内鮮融和のための一機関を設立せんとし、是日銀行倶楽部に、会員に予定せる人々を招請、会の成立を見、名称を日鮮懇話会と定む。
第31巻
p.768-p.770
【DK310115k】
7月19日 【56.寺院及ビ仏教団/浅草寺観音会】
是日栄一、浅草寺観音会顧問に推さる。次いで十一月十四日、浅草寺伝法院に於て当会発会式挙行せらる。
第42巻
p.40-p.44
【DK420007k】
7月20日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/大日本文明協会(財団法人文明協会)】
是日、日本工業倶楽部に於て、当協会会長大隈信常の主催により、日米問題特殊研究会開かる。栄一出席して座長に推され、意見を述ぶ。
第47巻
p.267-p.285
【DK470066k】
7月21日 【33.対外事業/日華実業協会】
是より先、中華民国側に於て、青島大学設立の企図あり、右に関し、是月十四日付書翰を以て、外務省対支文化事務局長出淵勝次より、之が助成方に関する当協会の意見照会あり。是日、当協会幹事会を開きて協議す。栄一、出席す。右協議の結果に基き、八月九日付書翰を以て回答す。
第55巻
p.292-p.295
【DK550055k】
7月24日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、総理大臣加藤高明他閣僚を招待して、東京銀行倶楽部第百九十六回晩餐会開かる。栄一出席して演説をなす。
第51巻
p.49-p.51
【DK510010k】
7月26日 【75.各種団体/社団法人日本倶楽部】
是日栄一、当倶楽部副会長重任の件を承諾す。爾来毎回重任、歿年に及ぶ。
第49巻
p.496-p.509
【DK490172k】
7月-- 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
栄一、是月発行の「銀行通信録」に『加藤内閣に望む』と題する一文を寄稿す。
第51巻
p.51-p.56
【DK510011k】
7月-- 【56.寺院及ビ仏教団/金竜山浅草寺】
是月栄一、金竜山浅草寺信徒総代に推され、在任歿年に及ぶ。尚、当寺多年の懸案たる旧寺領地払下問題の幹旋[斡旋]の労をとり、昭和二年八月六日、同件解決す。
第42巻
p.24-p.40
【DK420006k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
8月1日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/田尻稲次郎追悼会】
是日、九段偕行社に於て、故田尻稲次郎追悼会催さる。栄一出席して、発起人として追悼演説をなす。
第49巻
p.479-p.482
【DK490162k】
8月6日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会主催アメリカ合衆国ロス・アンジェルス商業会議所代表者シー・エム・ゴルドン歓迎晩餐会、丸の内東京銀行倶楽部に開る。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第34巻
p.377-p.378
【DK340038k】
8月6日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、日米関係委員会主催、アメリカ合衆国ロス・アンジェルス商業会議所代表者シー・エム・ゴルドン歓迎晩餐会、東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第39巻
p.292-p.293
【DK390169k】
8月6日 【57.キリスト教団体/救世軍】
当軍、財界有力者の寄付を仰ぐに際し、是日栄一、小池国三・神田〓蔵宛に山室軍平の紹介状を認む。尚、屡々同様の紹介状を認む。
第42巻
p.117-p.119
【DK420035k】
8月7日 【46.日米親善事業/日米協会】
是より先七月二十二日、当協会会長金子堅太郎アメリカ合衆国千九百二十四年移民法の制定により感ずる所ありて辞任を表明す。仍つて是日、栄一書を金子に送り慰留せしも容れず。
第35巻
p.603-p.610
【DK350124k】
8月8日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東北振興会】
是日、東京銀行倶楽部に於て、当会協議会開かれ、翌九日、委員総会開かる。栄一、それぞれ出席し、議長となりて議事を司る。
第56巻
p.251-p.255
【DK560065k】
8月9日 【11.綿業/東洋紡績株式会社】
是日、当会社社長斎藤恒三、前社長伊藤伝七の危篤に陥りしを報じ、その叙位につき栄一に謀る。栄一伊香保にあり、且つ微恙を発したるを以て、これを農商務大臣高橋是清に通じ、佐々木勇之助をして折衝せしむ。八月十二日伊藤伝七歿し、正六位に叙せらる。
第52巻
p.161-p.165
【DK520016k】
8月13日 【46.日米親善事業/日米関係諸資料】
是日栄一、欧米旅行中の友愛会会長鈴木文治に対し、九月二十二日よりアメリカ合衆国サンタ・バーバラに於て開催さるべきカリフォルニア州労働会議例会への出席を電請す。栄一、九月二十七日鈴木文治より出席の報を入手す。
第40巻
p.381-p.386
【DK400121k】
8月-- 【32.農・牧・林・水産業/十勝開墾株式会社】
是月栄一、当会社農場長吉田嘉市の伝記編纂者杉野直次の懇請に応じ、題字を寄す。
第54巻
p.151-p.158
【DK540043k】
8月-- 【73.碑石/松方正義徳政化俗碑】
是月栄一、大分県日田郡日田町に建設せらるる、松方正義徳政化俗碑の撰文並に揮毫をなす。
第49巻
p.270-p.271
【DK490093k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | --/ 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
9月1日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日、東京商工奨励館に於て、当会議所及び東京府・東京市・東京実業組合聯合会の共同主催による、震災一週年記念講演会催さる。栄一、微恙を押して出席し、講演草稿を代読せしむ。
第56巻
p.159-p.164
【DK560046k】
9月2日 【33.対外事業/日華実業協会】
是より先、外務省亜細亜局長出淵勝次より、八月二十六日付書翰を以て、青島旭兵営を中華民国側に返還の件に関し、当協会の意見照会あり。是日、当協会幹事会を開きて協議す。栄一、病気のため出席せず。五日栄一、当協会幹事角田隆郎より、右協議の結果につき報告を受く。
第55巻
p.295-p.298
【DK550056k】
9月9日 [交遊/大倉喜八郎]
是日栄一、鶴友会編纂の「大倉鶴彦翁」の序文を撰す。
第57巻
p.446
【DK570203k】
9月11日 【43.融和事業/財団法人中央社会事業協会地方改善部】
是日栄一、当部事業に関する打合会に出席す。
第31巻
p.728-p.733
【DK310107k】
9月11日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会主催アメリカ合衆国駐箚特命全権大使埴原正直並に会員井上準之助帰朝歓迎晩餐会、丸の内東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して、今後に於ける当委員会の方針を定むるため、アメリカ合衆国千九百二十四年移民法通過の事情を聴取す。
第34巻
p.378-p.382
【DK340039k】
9月11日 【70.記念事業/財団法人聖徳太子奉讃会】
是日、聖徳太子一千三百年御忌奉賛会、組織及び名称を改めて、財団法人聖徳太子奉讃会とす。十月七日栄一、当会理事兼副会長に推され、同月十日之を承諾す。
第49巻
p.43-p.49
【DK490018k】
9月15日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第三十五回研究会、当協会事務所に開かる。栄一出席して、イギリス国駐在財務官森賢吾のドイツ賠償問題に関する講演を聴く。
第36巻
p.614-p.615
【DK360215k】
9月16日 【56.寺院及ビ仏教団/朝鮮仏教大会】
是より先、京城に在る朝鮮仏教大会の理事三名上京し、同会への援助を栄一に請ふ。栄一同会の趣旨に賛同し、是日、銀行倶楽部に内鮮懇話会会員を招請して、助力を斡旋す。爾来数次会合の結果、十一月、援助金を金五万五千円とし、昭和二年に至る迄三ヶ年賦にて寄付金募集を決す。実際の醵金額は金四万三千円なり。
第42巻
p.58-p.79
【DK420011k】
9月18日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第一回宣伝委員会東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して来る十一月十一日平和記念日に於ける宣伝及び婦人に対する宣伝に就いて協議す。後、当協会第四十六回理事会同所に開かれ、同じく出席す。後、当協会理事井上準之助帰朝歓迎晩餐会に移る。
第36巻
p.615-p.619
【DK360216k】
9月19日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ合衆国シカゴ基督教青年会会長ダブリュー・エフ・ハイプスを、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。午後、東京基督教青年会幹部と共に、其歓迎茶話会を上野精養軒に開く。
第39巻
p.293-p.297
【DK390170k】
9月20日 【68.政治・行政/東京市長銓衡】
是月、永田秀次郎、東京市長を辞任す。是日栄一、市会全員協議会の依頼により、市長候補者井上準之助をその邸に訪問して、市長就任を懇請す。井上辞退す。
十月一日、栄一再び市会議員の依頼に応じて、市長候補者後藤新平をその邸に訪問して、市長就任を懇請せるも、後藤また受諾せず。後、中村是公市長に就任す。
第48巻
p.316-p.323
【DK480094k】
9月24日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、中華民国雲南省財政司長王九齢を、日本工業倶楽部に招きて午餐会を催す。
第39巻
p.297-p.299
【DK390171k】
9月25日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日、当社講演会、東京銀行倶楽部に於て開かれ、鯨井恒太郎の無線電話に関する講演あり。栄一出席して、所感を述ぶ。
第43巻
p.195-p.198
【DK430015k】
9月26日 【70.記念事業/財団法人聖徳太子奉讃会】
是日及び十月十六日、総裁久邇宮に於て、当会主催聖徳太子奉賛展覧会準備のため、関係者に賜餐あり。栄一出席、令旨に対し、会長の代理として奉答す。
第49巻
p.49-p.51
【DK490019k】
9月27日 【55.神社/諏訪神社(埼玉県大里郡八基村血洗島)】
是日栄一、当神社祭典に参列し、渋沢治太郎宅に一泊す。
第41巻
p.491
【DK410101k】
9月30日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会主催アメリカ合衆国ハワイ米日関係委員会会員アルバート・ダブリュー・パーマー歓迎晩餐会、上野精養軒に開かる。栄一出席して歓迎の辞を述ぶ。
第34巻
p.382-p.390
【DK340040k】
9月30日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、日米関係委員会主催、アメリカ合衆国ハワイ米日関係委員会会員アルバート・ダブリュー・パーマー歓迎晩餐会、上野精養軒に開かる。栄一出席して歓迎の辞を述ぶ。
第39巻
p.299
【DK390172k】
9月-- 【58.修養団体/財団法人清明会】
是月栄一、財団法人清明会の顧問となる。
第44巻
p.62-p.66
【DK440022k】
9月-- 【70.記念事業/財団法人東京震災記念事業協会】
是月、大正十二年九月一日の関東大震災遭難者の霊を弔ひ、本所被服廠跡に記念堂を建設せんとする趣意を以て、東京市長設立者となりて、当協会設立せらる。栄一顧問となり、後、金千円を寄付す。
第49巻
p.65-p.73
【DK490025k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
10月1日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第三十六回研究会、当協会事務所に開かれ、栄一出席す。
第36巻
p.619-p.620
【DK360217k】
10月3日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是より先、在アメリカ合衆国の堀越善重郎より、増田明六宛に、同国ハーヴァード大学総長チャールズ・ダブリュー・エリオットの満九十歳祝賀会の件に関する書類を発送す。是日栄一、賀状を送る。
第40巻
p.550-p.551
【DK400175k】
10月3日 【58.修養団体/財団法人清明会】
是日、日本工業倶楽部に於て、清明文庫設立披露会開かる。栄一出席「海舟先生ヲ憶フ」と題して演説をなす。
第44巻
p.66-p.70
【DK440023k】
10月5日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
当協会講演会、近く宮城県・茨城県及び福島県下に開かるるにより、当協会幹事青木節一その準備のため同地方に出張せんとす。是日栄一、宮城県知事上田万平等に対する紹介状を与ふ。
第36巻
p.620-p.621
【DK360218k】
10月7日 【33.対外事業/日華実業協会】
是日栄一、当協会幹事会に出席し、漢口居留民会及び行政委員会より政府に対し請願の低利資金貸下に関する件、中華民国に対する時局問題等につき協議す。
八日、日本工業倶楽部に於て開かれたる、有志実業家の会合には、栄一病気のため、当協会幹事白岩竜平を代理として出席せしめ、対中時局問題に関する意見を伝達せしむ。
第55巻
p.298-p.300
【DK550057k】
10月7日 【70.記念事業/財団法人中央乃木会】
是日栄一、毎年九月十三日乃木神社大祭の時掲揚する大幟の文字を揮毫す。
第49巻
p.16-p.18
【DK490007k】
10月10日 【75.各種団体/勤倹奨励中央委員会】
是日栄一、内務大臣若槻礼次郎の委嘱により、勤倹奨励中央委員会委員を承諾す。在任歿年に及ぶ。
第49巻
p.616-p.619
【DK490200k】
10月11日 【42.労資協調/財団法人協調会】
是より先九月下旬、当会内務省の事務監査を受く、蓋し世評に依る所なり。其の復命要綱写を交付されたるに付、是日当会常務理事添田敬一郎之を栄一に送達す。
第31巻
p.545-p.559
【DK310092k】
10月11日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/社団法人温故学会】
是日当学会、渋沢事務所に於て、維持会員会を開催す。栄一、内藤久寛・中邨弥六・山田直矢・斎藤茂三郎等と、当学会の企画事業に関し協議す。
第46巻
p.380-p.381
【DK460110k】
10月13日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、イギリス国ロンドンに開かれたる、国際聯盟協会聯合会理事会に於て、栄一、同聯合会副議長に推薦せらる。
第36巻
p.621-p.622
【DK360219k】
10月13日 【46.日米親善事業/在米日本人会】
是日当会書記長滝本為三、アメリカ合衆国千九百二十四年移民法成立に依つてカリフォルニア州在住邦人農業労働者の被れる困厄を救済する使命を帯びて帰朝し、栄一を訪問して援助を懇請す。栄一助力を約し、爾後横浜正金銀行並に住友銀行に勧請して、資金貸出につき援助せしむ。
第33巻
p.405-p.416
【DK330023k】
10月13日 【75.各種団体/勤倹奨励中央委員会】
是日栄一、内務大臣官邸に於て開催せられたる、第一回勤倹奨励中央委員会に出席す。爾後、屡々委員会等に出席す。
第49巻
p.619-p.623
【DK490201k】
10月15日 【07.海運/日本郵船株式会社】
是より先、当会社内部に海員・陸員の反目ありて屡々紛擾を醸す。是年九月、陸員幹部、会社の振起粛清を社長伊東米治郎に要望するや、夫等幹部十一名馘首の事あり、陸員七百余名起ちて重役に辞職を迫る。是日、伊東社長辞職す。茲に於て栄一、郷誠之助・岩崎小弥太と共に後任重役の銓衡に当り、新に社長に白仁武就任し、次いで取締役に木村久寿弥太・大橋新太郎・各務鎌吉・土方久徴・原富太郎・菊池恭三就任す。
第51巻
p.391-p.437
【DK510101k】
10月15日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是より先九月十一日、アメリカ合衆国ロバート・ダラー夫妻の金婚式挙行せらる。仍つて是日栄一、同夫妻宛祝辞を送る。
第40巻
p.552-p.553
【DK400176k】
10月18日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会主催アメリカ合衆国人ギルバート・ボールズ博士歓迎晩餐会、丸の内東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して歓迎の辞を述ぶ。辞いで合衆国千九百二十四年移民法改正促進のため我国より使者派遣の可否を論ず。
第34巻
p.390-p.394
【DK340041k】
10月18日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、日米関係委員会主催、アメリカ合衆国人ギルバート・ボールズ歓迎晩餐会、東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して歓迎の辞を述ぶ。
第39巻
p.299
【DK390173k】
10月19日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、平沼騏一郎の当団団長推戴式、飛鳥山邸に於て挙行せられ、栄一出席して、平沼団長推戴の辞を述ぶ。尚、栄一、推戴式費用約金二千円を寄付す。
第43巻
p.629-p.637
【DK430138k】
10月21日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会主催アメリカ合衆国エール大学教授アーレン・ジョンソン博士招待午餐会、丸の内東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第34巻
p.395-p.397
【DK340042k】
10月21日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、日米関係委員会主催、アメリカ合衆国エール大学教授アーレン・ジョンソン招待午餐会、東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第39巻
p.299-p.300
【DK390174k】
10月22日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、渋沢事務所に開かれたる当会理事会に出席、次いで是月二十六日当会に開かれたる評議員会・維持員会に出席す。
第45巻
p.249-p.250
【DK450087k】
10月23日 【61.一般教育関係/駿州学友会】
是より先、当会、学生寄宿舎を建設せんとし、建築資金の募集に着手す。栄一、金五百円を寄付す。是日当会会長大森鍾一より、上棟式挙行の報告を受く。
第46巻
p.244-p.245
【DK460073k】
10月25日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是より先、当協会明治大学学生支部成立し、是日発会式を同大学内に挙ぐ。栄一出席して講演をなす。
第36巻
p.622-p.623
【DK360220k】
10月25日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是月二十一日より同二十七日まで、当校に於て国産品展覧会を開催す。是日皇后陛下の行啓あり、栄一奉迎拝謁す。
第44巻
p.660-p.663
【DK440181k】
10月27日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、東京を発し福島市に赴き、東北振興会支部聯合第一回大会後、同市公会堂に開かれたる市主催の招宴に出席、演説をなす。二十八日、白河町南湖神社に参拝、帰京す。
第57巻
p.677
【DK570319k】
10月27日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東北振興会】
是日、福島市に於て、当会支部聯合第一回大会開かる。栄一、議事終了後市公会堂に於て開かれたる、市主催の招宴に出席し、演説をなす。
第56巻
p.255-p.259
【DK560066k】
10月27日 【45.国際団体及ビ親善事業/日印協会】
是日栄一、当協会理事増員の件に関し、当協会理事副島八十六をして岩崎小弥太他十名を訪問せしむ。
第36巻
p.55
【DK360025k】
10月29日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第四十七回理事会、日本倶楽部に開かる。栄一出席す。後、当協会理事宮岡恒次郎帰朝歓迎晩餐会に移る。続いて出席す。
第36巻
p.623-p.624
【DK360221k】
10月29日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是より先、アメリカ合衆国サン・フランシスコ在米日本人会書記長滝本為三、合衆国千九百二十四年移民法成立のため、カリフォルニア州在住邦人農業者の被れる困厄を救済する使命を帯びて帰朝す。是日、当委員会は同人を招待して右の状況を聴取せんとせしが、同人の急病によりて止む。
第34巻
p.397
【DK340043k】
10月30日 【38.社会福祉施設/財団法人東京府慈善協会(財団法人東京府社会事業協会)】
是日、王子町王子尋常高等小学校内、当協会王子隣保館の開館式行はる。栄一之に出席し祝辞を述ぶ。
第30巻
p.672-p.674
【DK300087k】
10月30日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日栄一、丸の内東京銀行倶楽部に開かれたる当委員会主催都下新聞記者招待会に臨み、アメリカ合衆国排日問題に関する意見を述ぶ。
第34巻
p.397-p.398
【DK340044k】
10月-- 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是月栄一、ニュー・ヨーク日本総領事館気付を以て、故ジョン・ピー・アイリッシュ大佐夫人宛に、弔電を発す。
第40巻
p.553
【DK400177k】
10月-- 【61.一般教育関係/故神田先生記念事業会】
是月、故神田乃武の遺徳を記念し、有志者当会を設立す。栄一発起人となる。
第46巻
p.105-p.107
【DK460028k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
11月2日 【53.儒教/財団法人斯文会】
是日、当会主催第二回尚歯会、華族会館に開かる。栄一出席して所感を述ぶ。
第41巻
p.74-p.78
【DK410021k】
11月3日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、来訪中の中華民国人李烈鈞を、東京銀行倶楽部に招きて歓迎晩餐会を催す。栄一、歓迎の辞を述ぶ。
第39巻
p.300-p.301
【DK390175k】
11月5日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、中華民国湖北省赴日文化視察団団長・武昌商科大学教授陳達の一行を、飛鳥山邸に招きて茶話会を催す。
第39巻
p.301-p.302
【DK390176k】
11月5日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、当団仮事務所に於て、当団理事会開かる。栄一出席して会館建築に関する件其他を議す。
第43巻
p.637-p.638
【DK430139k】
11月9日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、東京を発し千葉県北条町に赴き、善導館開館式に列席し、十日、東京市養育院安房分院を視察の上帰京す。
第57巻
p.677-p.678
【DK570320k】
11月11日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会主催平和記念大講演会、東京商工奨励館に開かる。栄一出席して講演をなす。是より先八日、当協会学生支部関東聯合会主催平和記念学生講演会及び懇親会、上野公園内東京自治会館に開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第36巻
p.624-p.627
【DK360222k】
11月12日 【33.対外事業/日華実業協会】
是より先、上海・漢口・安東の各日本人商業会議所、当協会に対し、中華民国に於ける我商務官制度の存続方につき、当協会の尽力を依頼し来る。是日栄一、当協会幹事会に出席し、右の件及び副会長後任者推挙の件等につき協議す。
二十四日、東京商業会議所に於て、当協会・日華学会・商業会議所聯合会の各委員会合し、中華学芸社学芸大学設立資金援助方に関し協議す。
第55巻
p.300-p.309
【DK550058k】
11月12日 【39.保健団体及ビ医療施設/浅草寺病院】
是日栄一、浅草寺社会事業報告式に出席し、信徒総代として一場の挨拶をなす。
第31巻
p.177-p.180
【DK310032k】
11月15日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日仏会館】
是日、当会館理事会及び評議員会、東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して評議員三十一名を依嘱す。
第36巻
p.284-p.285
【DK360111k】
11月17日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、東京を発し郷里八基村に赴き、同村農会農政談話会に出席し、十八日帰京す。
第57巻
p.678
【DK570321k】
11月18日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第四十八回理事会東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席す。夕、当協会主催内閣総理大臣加藤高明及び外務大臣幣原喜重郎招待晩餐会同倶楽部に開かる。引続き出席す。十二月二日右理事会決議に基き、前国際聯盟協会聯合会副議長安達峰一郎に対し、栄一及び総裁徳川家達連署を以て感謝状を贈る。
第36巻
p.627-p.630
【DK360223k】
11月19日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、新任アメリカ合衆国特命全権大使エドガー・エー・バンクロフトを、帝国ホテル内同国大使館に訪ひ、挨拶をなす。
第39巻
p.303
【DK390177k】
11月20日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会主催鈴木文治帰朝招待会、丸の内東京銀行倶楽部に開かる。栄一は病気のため出席せず。
第34巻
p.398-p.399
【DK340045k】
11月23日 【68.政治・行政/滝野川町関係 [自治行政関係諸資料]】
是日栄一、飛鳥山邸に於て、滝野川町在住者招待園遊会を催す。栄一病気のため出席せず。
第48巻
p.383
【DK480120k】
11月24日 【38.社会福祉施設/社会事業協会(財団法人中央社会事業協会)】
是より先、赤十字社聯盟は国際社会事業大会開催を決定し、日本赤十字社へ準備委員会の組織を申達せり。仍て日本赤十字社は栄一、並に同社社長男爵平山成信連署の該委員推薦状を発せんとし、是日当協会副会長窪田静太郎右に就き栄一に承諾を求む。栄一之を承諾す。
第30巻
p.556-p.557
【DK300069k】
11月24日 【48.外賓接待(一)/中華民国国民党党首孫文歓迎】
是日孫文、上海より海路北京に赴く途次、神戸に寄港して栄一等と会見を希望す。栄一病気のため応ずることを得ず。第一銀行神戸支店長大沢佳郎に託して伝言を通じ、更に日華実業協会専務理事角田隆郎に託して意を通ず。
第38巻
p.579-p.587
【DK380064k】
11月25日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日、当社第七十一回会員総会、帝国ホテルに於て開かる。栄一病気のため出席せず。
第43巻
p.198-p.199
【DK430016k】
11月25日 【59.実業教育/名古屋商業学校 付.商友会】
是年、当校創立満四十年を迎へるに当り、是日栄一、当校商友会名誉会員に推薦せらる。
第44巻
p.475-p.476
【DK440101k】
11月26日 【33.対外事業/中日実業株式会社】
是日付書翰を以て、栄一、当会社専務取締役より、中華民国の政局変動と当会社総裁袁乃寛・専務取締役呂均等、中華民国側重役の立場に関し、北京滞在中の当会社副総裁高木陸郎の報告に接す。爾後数次に亘り、中華民国の政変と当会社との関係、特に参戦借款・兵器借款の処置等に関し、同様報告に接す。
第55巻
p.36-p.44
【DK550018k】
11月-- 【63.演芸及ビ美術/伝教大師絵巻複製】
是月栄一、土屋秀禾画伝教大師絵巻の副本頒布に関して、竹内喜太郎・長沢徳玄の懇請により、古河虎之助等に、又同十四年二月中川末吉等に宛て、大倉喜八郎と連署して紹介の労を執る。
第47巻
p.484-p.488
【DK470123k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
12月7日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/大日本文明協会(財団法人文明協会)】
是日当協会、早稲田大隈会館に於て、明治文化発祥記念会を挙行す。尚、同日当協会発行の「明治文化発祥記念誌」に栄一の談話筆記『維新当時を顧みて』掲載せらる。
第47巻
p.285-p.289
【DK470067k】
12月10日 【07.海運/東洋汽船株式会社】
是日栄一、当会社社長浅野総一郎以下重役十名の連署になる、当会社と日本郵船株式会社との合併斡旋の懇願書を受領す。
第51巻
p.476-p.482
【DK510104k】
12月11日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会主催国際聯盟事務次長新渡戸稲造帰朝歓迎晩餐会、生命保険会社協会に開かる。翌十二日同人講演会日本工業倶楽部に開かる。
第36巻
p.630-p.632
【DK360224k】
12月11日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会小委員会、飛鳥山邸の栄一の病室に開かれ、アメリカ合衆国排日移民法対策を議す。十四日、再び同所に小委員会を開き、合衆国の知友に書を送り、同国人側より排日法の改正に着手せしめんことを協議す。
第34巻
p.399-p.417
【DK340046k】
12月12日 【46.日米親善事業/日米協会】
是日、当協会主催新任アメリカ合衆国特命全権大使エドガー・エー・バンクロフト歓迎晩餐会、帝国ホテルに開かる。
第35巻
p.610-p.611
【DK350125k】
12月14日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日仏会館】
是日、当会館開館式、日本工業倶楽部に催さる。栄一病気のため出席せず。
第36巻
p.285-p.296
【DK360112k】
12月22日 【61.一般教育関係/皇典講究所・国学院大学】
是年十一月二十五日当所及び当大学の新築竣工式挙行せらるるに当り、総裁久邇宮邦彦王より栄一に記念品の下賜あり。是日、当所長一木喜徳郎より其旨伝達せらる。
第45巻
p.420-p.421
【DK450163k】
12月23日 【53.儒教/財団法人斯文会】
是日、関東大震災当時に於ける当会書記山本邦彦の美行を賞せんが為め、当会より金品を贈る。栄一金五十円を之に寄す。
第41巻
p.78-p.79
【DK410022k】
12月25日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日栄一、去る十四日に於ける当委員会小委員会の協議に基づき、アメリカ合衆国内の知友七十余名に対して書を送り、合衆国千九百二十四年移民法通過前後に於て試みたる努力に対して謝意を表し、尚此問題は、是にて解決せられたるものにあらず、正しき解決を見ざる間は真に解決せらるることなきものなる所以を説明す。
第34巻
p.418-p.454
【DK340047k】
12月26日 【33.対外事業/日華実業協会】
是日、日本工業倶楽部に於て、当協会評議員会並に第四回総会開かる。栄一病気のため出席せず。欠員中の副会長・幹事及び評議員の補欠選挙については、会長たる栄一に一任せらる。
第55巻
p.309-p.312
【DK550059k】
12月-- 【59.実業教育/旅順工科大学】
是年十一月、当大学の廃止問題起るや、校友等旅順工科大学存続同盟会を組織し、満洲技術協会等諸団体と連繋して之を阻止せんとす。栄一之等の懇請を受け、日華実業協会を通じて諸方に斡旋す。是月、存続に決す。
第44巻
p.526-p.531
【DK440119k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1924年
(大正13)
事 項 『伝記資料』
-- [家庭生活/趣味/和歌]
是年栄一、皇后陛下の御沙汰を蒙り、養蚕に関する和歌を詠進す。
第57巻
p.178-p.179
【DK570080k】
-- 【61.一般教育関係/早稲田大学】
是年栄一、月次に開かるる当大学維持員会及び資金管理委員会に尽力す。
第45巻
p.371-p.374
【DK450146k】
-- 【70.記念事業/財団法人三笠保存会】
是年、日露戦争当時、我国聯合艦隊の旗艦たりし戦艦三笠を保存し、之を国民的記念物とするの趣意の下に、三笠保存会設立せられ、栄一その評議員となる。後、当会組織を財団法人に改むるに際し、金二百円を寄付す。
第49巻
p.74-p.80
【DK490026k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。