渋沢栄一詳細年譜

明治13年(1880)〔 40歳 〕

最終更新日:2018年8月7日 公開日:2013年3月11日
社会の主なできごと : 3月 国会期成同盟結成
身 辺 : 4月25日 大阪へ


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

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1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
1月1日 【31.鉱業/足尾銅山組合】
是日栄一、古河市兵衛・志賀直道の組織せる足尾銅山組合に加盟し、新に作成せられたる協約書に調印す。
第15巻
p.369-p.373
【DK150040k】
1月4日 【26.取引所/東京米商会所】
是日栄一、東京蛎殻町米商会所の商始の祝宴に招待さる。
第14巻
p.29-p.36
【DK140005k】
1月17日 【39.保健団体及ビ医療施設/博愛社(社団法人日本赤十字社)】
是より先明治十年五月西南戦争の際、佐野常民・大給恒等の主唱により、戦地の傷病者を彼我の別なく救護する目的を以て博愛社創立さる。是日栄一、当社社員と為り、同五月二十四日同議員に選挙されしが、之を辞す。
第24巻
p.423-p.436
【DK240050k】
1月20日 【02.銀行団体/択善会】
是より先、敗裂銀行紙幣交換済廃札逓送方法及同予防方法に付き協議す。是日逓送方法に付き上申す。後又同予防方法に付き上申せり。
第05巻
p.653-p.656
【DK050146k】
1月30日 【38.社会福祉施設/福田会】
是日、兜町第一国立銀行に於て当会第一回総会催さる。栄一之に出席し、一場の演説を為す。
第24巻
p.245-p.248
【DK240031k】
1月-- 【38.社会福祉施設/東京市養育院】
是月、東京府の命により東京府養育院条規を輯録し、印刷配布す。当院幹事坂本源平輯録し、栄一之を閲す。
第24巻
p.90-p.105
【DK240007k】

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1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
2月2日 【02.銀行団体/択善会】
第六十六銀行全国諸銀行考課状編纂の議案を発す。屡次之に付き協議す。
第05巻
p.656-p.657
【DK050147k】
2月2日 【02.銀行団体/択善会】
是より先栄一第一国立銀行大阪支店より同地銀行会の決議として為替手形に参着払の文字を記入するを止め日限を置くの議を照知せる旨を告げ、右に関し同銀行会に商議せんことを諮る。衆皆同意す。是日栄一大阪銀行会よりの回答書を朗読し衆議に付す。衆意大阪銀行会の説に不同意なるを以て後日其旨幹事より同会に回答すべきことを決議す。
第05巻
p.657-p.658
【DK050148k】
2月16日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ人ディケンス夫妻を飛鳥山の別邸に請じて午餐会を開き日本料理を供す。参議大隈重信・参議井上馨出席す。
第25巻
p.631-p.633
【DK250054k】
2月20日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、イギリス代理公使ケネディー及び裁判官レネを飛鳥山邸に招く。
第25巻
p.633
【DK250055k】
2月24日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
是日栄一、当会議所会頭として当会議所第十一定式会議に於て「商況報告」の編輯刊行頒布に関する件を附議して全員の賛成を得。尋で三月十一日の第十三定式会議及び四月十三日の第十四定式会議に於て細則を決定す。
第17巻
p.285-p.302
【DK170026k】
2月28日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
当会議所、二月二十四日議員子安峻・益田孝の建案に基き農業事務委員並に工業事務委員を設置するに決す。是日栄一、会議所会頭として其旨を東京府知事松田道之に上申す。三月四日許可せらる。
第17巻
p.302-p.306
【DK170027k】
2月~3月 【26.取引所/大阪堂島米商会所】
紙幣の濫発に伴ひ米価の騰勢甚しきより、五代友厚等政府の意を受け大阪堂島米商会所に於て定期米の売抑を試みしも失敗に終りしことあり。栄一も之に関与せるか。
第14巻
p.234-p.236
【DK140020k】
2月-- 【32.農・牧・林・水産業/耕牧舎】
是より先明治十二年、栄一、益田孝等と謀り、箱根仙石原に耕牧舎を興す。須永伝蔵此が管理に当り是月開拓に着手す。爾来栄一育成に努む。
第15巻
p.489-p.498
【DK150062k】
2月-- 【71.史蹟/鴫立庵再建】
神奈川県大磯なる鴫立沢旧跡立庵再建落成す。栄一旧友大沢寿道の為に尽力す。
第28巻
p.834-p.835
【DK280149k】

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1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
3月1日 【02.銀行団体/択善会】
栄一古今手形を彙述するの議、開会時間を繰下げるの議、及び臨時委員を設置するの議を発す。何れも衆の同意を受く。
第05巻
p.659-p.660
【DK050149k】
3月11日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
是日当会議所、積立金の制を廃し、積立金は之を返還し、今後は各議員一ヶ月金一円五十銭宛を醵出し、議員百名に達する時は一円に減ぜん旨を議決す。栄一会頭として之に与り、又益田孝等会議所設立発起人と共に積立金を会議所に寄附す。
第17巻
p.306-p.310
【DK170028k】
3月22日 【23.瓦斯/東京府瓦斯局】
是日東京十五区会議に於て、本局より提案せる瓦斯鉄管延長並に埋替及び瓦斯料金値下案につき審議す。栄一出席して原案を説明し、瓦斯需要の増大を図るべきことを説く。原案可決せらる。翌十四年一月より瓦斯料金値下実施せらる。
第12巻
p.480-p.491
【DK120060k】

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1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
4月12日 【02.銀行団体/択善会】
是より先、栄一同盟上書連印のため頗る時日を費すを以て其文例を改正するの議を発す。数次の議を経て衆皆之に同ず。よつて是日上申文案を決議し後日上申せり。
第05巻
p.660-p.662
【DK050150k】
4月13日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
是日栄一、第十四定式会議に於て、議事規則第一条・第九条・第十条の修正を提案し可決せらる。
第17巻
p.310-p.311
【DK170029k】
4月13日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
米価及銀貨の昂騰愈々甚しきを以て、政府は四月十二日米並に金・銀貨の取引停止を命じ、翌十三日大蔵卿佐野常民、栄一並に益田孝の両名を招致して紙幣下落・物価騰貴の救済策、並に米商会所及円銀取引所の利害得失を諮詢す。是に於て栄一即日当会議所議員を招集して秘密臨時会議を開催し、諮問事項中第一問は追て審議することとして専ら第二問を討議す。十七日其内容を佐野大蔵卿に上申す。
第17巻
p.311-p.328
【DK170030k】
4月25日 [旅行]
是日栄一、東京を発し大阪に赴き、五月二十七日帰京す。
第29巻
p.436
【DK290125k】
4月27日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
当会議所、東京府下各商売徳の儀に付是日並に四月二十八日・五月三日の三回に亘り東京府勧業課長藤田季荘に答申す。栄一会頭並に内国商業事務委員として之に参与す。
第17巻
p.328-p.342
【DK170031k】

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1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
5月1日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
是より先四月十二日当行外務省に申牒し、元山津に当行支店を設置すべきを以て、同港領事館金銀出納取扱を命令せられんことを稟請し、是日允准せらる。
爾来当行支店・出張所韓国内に設置せらるるもの多し。栄一頭取として指揮頗る努む。
第16巻
p.11-p.19
【DK160002k】
5月5日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
四月十五日・十六日、太政官第二十一号布告及大蔵省乙第十八号布達を以て、米穀・金銀貨幣・株式の限月取引は厳重なる制限を蒙るに至る。依て栄一是日福地源一郎・益田孝と共に当会議所を代表して其修正並に取消方を大蔵卿佐野常民に建議す。
第17巻
p.342-p.356
【DK170032k】
5月22日 【26.取引所/横浜洋銀取引所】
この頃栄一、横浜取引所頭取茂木惣兵衛より金銀貨幣の定期売買停止に関する臨時株主総集会の案内状を受く。以後栄一と同所との関係は詳らかならず。
第14巻
p.173-p.182
【DK140014k】

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1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
6月12日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
是日当会議所、商況報告を創刊す。爾来毎月公刊し明治十五年五月に至る。栄一は金融景況を原六郎と、洋紙に関する調査を林徳左衛門と、各共に担当す。
第17巻
p.356-p.452
【DK170033k】
6月14日 【02.銀行団体/択善会】
栄一本会に加盟を乞ひたる各国立銀行を衆に紹介し、且衆と共に之が加盟を肯諾す。
第05巻
p.662-p.663
【DK050151k】
6月14日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
当会議所、近年銀価の変動急激なるを以て、政府に於て之を安定せしむるの方法を講ぜんことを大蔵卿佐野常民に建議す。
第17巻
p.452-p.460
【DK170034k】
6月-- 【14.製紙/抄紙会社・製紙会社・王子製紙株式会社】
製紙会社、申合略則を廃し定款を設けて職制を定む。七月栄一外二名株主総代と為る。
第11巻
p.59-p.67
【DK110010k】

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1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
8月2日 【02.銀行団体/択善会】
是より先、不換紙幣整理の件に付建議せんとしたるに偶々当局の忌諱に触るるところあり。依つて栄一是日本会廃止の可否を諮る。衆議本会廃止のことに決す。
第05巻
p.663-p.681
【DK050152k】
8月10日 【07.海運/東京風帆船会社】
是より先栄一、益田孝等と謀り風帆船会社の設立に努む。是日、遠武秀行を社長として創立を出願し、翌十四年一月営業を開始す。栄一陰に尽力する所多し。
第08巻
p.5-p.36
【DK080001k】
8月10日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
是日栄一当会議所会頭として、危害品船積規則を修正し且つ危害品船積に関し一般の注意を促すべき旨の告諭を発せんことを、内務卿松方正義・大蔵卿佐野常民に建議す。
第17巻
p.460-p.472
【DK170035k】
8月27日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
是より先、栄一株主並に事実上の相談役として株主総会に屡々出席し、其他当所のため尽力する所多かりしが、是日栄一、東京株式取引所臨時株主総会に出席す。本会合に於て、栄一等の擁立する頭取渋沢喜作・肝煎福地源一郎・肝煎小林猶右衛門・肝煎兼支配人栗原必、袂を連ねて職を辞す。蓋し是年春の頃より当局の投機抑制に伴ひ同所株式を譲渡するもの多く、株主分野に異変を生じ、ために此の挙の止むなきに至りたるか。栄一亦この頃より漸次同所株式を売却し、翌十四年上半季に於て大株主たることを止む。
第13巻
p.358-p.386
【DK130030k】
8月29日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、清国特命全権公使何如璋・韓国人金宏集・弁理公使花房義質及び都下知名の文人等三十余名を飛鳥山邸に請じて午餐会を催す。此時、阪谷朗廬此邸を曖依村荘と名づく。
第25巻
p.633-p.638
【DK250056k】

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1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
9月3日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
択善会及銀行懇話会解散し、新たに銀行集会所設立さる。二十四日右の旨を大蔵卿に上申す。
第06巻
p.5-p.16
【DK060001k】
9月25日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
是日栄一、当会議所が集会条例第七条に抵触するや否やを東京府知事松田道之に質す。十一月十三日抵触せざる旨達せらる。
第17巻
p.472-p.473
【DK170036k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
10月10日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
当会議所是日の会議に於て会則並に議事規則を改正す。栄一会頭として之に与る。
第17巻
p.473-p.480
【DK170037k】
10月25日 【03.手形交換所/東京手形交換所】
是年三月以来、屡々択善会会同に於て栄一の提唱に係る交換所設置の事を協議せるが、是日、第一国立銀行外十五行申合せ銀行集会所内に為替取組所設置の儀を大蔵省に上申、十一月十七日聴容せらる。尚、同所に於る為替取組は十月十八日より実施せられたり。
第07巻
p.233-p.243
【DK070037k】
10月-- 【11.綿業/大阪紡績株式会社】
是より先、栄一津田束の紹介に依り、当時英国滞留中の山辺丈夫をして紡績業を研究せしむ。是年七月山辺丈夫帰朝するに及び、是月資本金二十五万円を以て大阪紡績会社の創立を決定し、自ら創立世話掛となる。
第10巻
p.17-p.30
【DK100002k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
11月15日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
是日栄一、当会議所会頭として松尾儀助の建案に係る職工師弟間に契約を設くるの儀を内務卿松方正義・大蔵卿佐野常民に建議す。
第17巻
p.480-p.490
【DK170038k】
11月26日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
当会議所、十三年八月以来大蔵省商務局の依頼により天保元年以降五十年間の物価を調査す。是日栄一会議所会頭として右調査書を商務局副長鈴木利亨に提出す。
第17巻
p.491-p.532
【DK170039k】
11月30日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ人オルシキール、ションボール等を飛鳥山邸に請じて午餐会を催す。
第25巻
p.638-p.639
【DK250057k】
11月-- 【68.政治・行政/東京市区取調委員局】
是月、東京府庁内に市区取調委員局設けらる。栄一、赤松則良等と共に委員を嘱託せられ、委員会に於て市区改正・港湾修築の事を議す。
第28巻
p.5-p.17
【DK280001k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
12月14日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
是日栄一、当会議所会頭として野中万輔の建案に係る商家師弟間に契約を設くるの儀を内務卿松方正義・大蔵卿佐野常民に建議す。
第17巻
p.532-p.542
【DK170040k】
12月22日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
当会議所、東京府下船主仲間年行事野中万輔等の建案に係る運輸貨物送状面に原価並に運賃を記入するの儀を審議し廃案となす。栄一之に与る。
第17巻
p.542-p.556
【DK170041k】
12月26日 【14.製紙/製紙所聯合会(日本製紙聯合会)】
栄一、製紙所聯合会を興し、是日上野精養軒に集会を開き、条規を制定し、紙価の協定を試む。
第11巻
p.136-p.139
【DK110026k】
12月28日 【08.陸運/東京馬車鉄道会社】
是より先、谷元道之・種田誠一等東京市街に馬車鉄道を敷設せんことを計画し、是日東京馬車鉄道会社創立せらる。栄一、谷元・種田等との関係より其勧めに応じて株主たり。且つ要務の協議に与かりしも後ち事業盛大を致すに至りて止む。
第09巻
p.378-p.396
【DK090044k】
12月29日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商法会議所】
是日栄一当会議所会頭として、東京府下に集散する貨物の数量価額並に金融運輸の景況を毎月取調の上報告すべき旨、東京府知事松田道之に回答す。爾来毎月調査書を呈出し明治十五年四月に至る。
第17巻
p.556-p.562
【DK170042k】
12月-- 【40.災害救恤/明5~大8 [災害救恤]】
是月栄一、深川区内無告の貧民へ金百円施与す。
第24巻
p.637
【DK240084k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1880年
(明治13)
事 項 『伝記資料』
1880~1903年 [家庭生活/趣味/演劇]
栄一、是間に新富座・中村座・歌舞伎座等に於て屡々観劇す。
第29巻
p.246
【DK290074k】
-- 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
西南戦役に於ける紙幣下落・物価騰貴の趨勢は本年に至り特に顕著にして一時商工業の繁栄を来せり。本行の成績また好況を示し、純益金も明治十年上半季拾四万円より十三年下半季は弐拾弐万円に達す。栄一之を以て全く一時の現象と見做し、将来の反動に備へて業務の堅実基礎の鞏固を計らしめ、本年末には参拾参万円余の積立金をなし、其高資本金の五分の一以上に達するに至る。
第04巻
p.398-p.415
【DK040038k】
下半季 【26.取引所/東京米商会所】
栄一、所持する東京兜町米商会所株式を悉く売却し、同所との関係を断つ。
第14巻
p.36-p.52
【DK140006k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。