ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信)

第30号(2010年6月28日発行)

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☆      □■□ ビジネス・アーカイブズ通信 □■□

☆       No.30 (2010年6月28日発行)

☆   発行:財団法人渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター

☆                         〔ISSN:1884-2666〕
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この通信では海外(主として英語圏)のビジネス・アーカイブズに関する情報をお届けします。

今号は行事情報1件、文献情報2件です。

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◆ 目次 ◆

[掲載事項の凡例とご注意]

■文献情報:「ウォルト・ディズニー・アーカイブズ40周年」
  ◎Inside the Magic 2010年6月

■行事情報:サンゴバン社主催ICA後援 ビジネス・アーカイブズ・シンポジウム
  ◎テーマ:「会社の記憶、経営に奉仕するツール 」(続報)

■文献情報:ビジネス・アーカイブズ・カウンシル企業資料目録作成助成金

☆★ 編集部より:次号予告 ★☆

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[掲載事項の凡例]

・欧文の場合、日本語で読みやすいものになるように、タイトルははじめに日本語訳を、続いて原文を記します。
・人名や固有名詞の発音が不明の場合も日本語表記を添えました。便宜的なものですので、検索等を行う場合はかならず原文を用いてください。

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[ご注意]
・受信時にリンク先を示すURLが途中で改行されてしまう場合があります。通常のURLクリックで表示されない場合にはお手数ですがコピー&ペーストで一行にしたものをブラウザのアドレス・バーに挿入し、リンク先をご覧ください。

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■文献情報:「ウォルト・ディズニー・アーカイブズ40周年」

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◎Inside the Magic 2010年6月

今年6月25日、ウォルト・ディズニー・アーカイブズは設立40周年を迎えました。リッキー・ブリガンテ(Ricky Brigante)氏が2005年に開設したディズニーに関するニュース・情報サイトInside the Magicでは、アーカイブズ40周年記念に関する記事を掲載しています。

http://www.insidethemagic.net/2010/06/walt-disney-archives-40th-anniversary-celebration-to-honor-founder-dave-smith-and-d23-members-are-invited/

ディズニー・アーカイブズ40周年を記念してウォルト・ディズニー・スタジオ(米国カリフォルニア州)では、6月25日同社CEO兼社長のボブ・アイガー氏、映画史家レオナード・マーティン氏らを迎えて、同アーカイブズの40周年記念を祝うとともに、創立者兼主任アーキビストであるデイブ・スミス氏を表彰するイベントが開催される予定です。スミス氏はこのイベントで、2011年に引退することも発表するとのことです。

◆◇◆「主任アーキビスト デイブ・スミスと一緒にウォルト・ディズニー・アーカイブズの内側へ」◆◇◆
Inside the Walt Disney Archives with chief archivist Dave Smith

http://www.insidethemagic.net/2010/06/inside-the-walt-disney-archives-celebrating-40-years-with-chief-archivist-dave-smith/

このInside the Magicページには、ディズニーファンである映画製作者ジェレマイア・ダウズ(Jeremiah Daws)氏が行ったスミス氏へのインタビュー動画が掲載されています。この動画は下記のユーチューブでも視聴可能です。
http://www.youtube.com/watch?v=Gfa8TZj4xSk

◆「ウォルト・ディズニー・アーカイブズはどうやって始まったか?」
How did the Walt Disney Archives get started?

スミス氏によると、アーカイブズ設立の契機となったのは1966年にウォルト・ディズニーが亡くなったことがきっかけでした。当時UCLAのライブラリアンだったスミス氏は、他のたくさんのアメリカ人同様に、たいへんショックを受けたということです。ディズニーに関する本などを読んだことはありませんでしたが、ディズニーランドには定期的に行き、ディズニーの映画を観に映画館に足を運び、家ではディズニーの番組を毎週観ていました。スミス氏は「ウォルト・ディズニーに敬意を表すために何かせねば」(I should do something to honor Walt Disney)と考えました。それで思いついたのがbibliography=文献目録の作成です。スミス氏は以前いくつかの文献目録を作って出版したことがあり、その中にはコメディアンとして有名なジャック・ベニーも含まれています。

スミス氏はディズニー・スタジオを訪ね、ウォルト・ディズニーの文献目録作成を提案しました。以前作成されたウォルト・ディズニーの文献目録は不完全なものだったのです。会社側はこの提案を受け入れてスミス氏の提案を支援すると言ってくれました。スミス氏が文献目録作成に携わっている間に、会社では過去の資料の保存の話が持ち上がりました。社内には資料保存に関して知識を持った人材が不在で、この話を耳にしたスミス氏はまたも自ら手を挙げて資料保存に関する提案を行ったということです。この提案も会社に受け入れられると、スミス氏はUCLAを数ヶ月間休職して、仕事に取りかかったのでした。これがウォルト・ディズニー・アーカイブズの誕生です。スミス氏に対してその後本格的にアーカイブズの運営に関わらないかという話があり、スミス氏はUCLAを退職して、ウォルト・ディズニー・アーカイブズの専属アーキビストへの道を歩み出しました。

◆「誰がウォルト・ディズニー・アーカイブズを利用しますか?」
Who uses the Walt Disney Archives?

インタビュアーは次に、ウォルト・ディズニー・アーカイブズの利用者に関して質問しています。スミス氏によると、第一の利用者は会社の従業員ということです。
We are here to serve the employees of the Walt Disney Company.

スミス氏が働き始めたころの会社の規模は現在の10分の1ほどの大きさで、アーカイブズは一般市民向けのサービスも現在よりはたくさん提供していました。しかし会社の規模が大きくなるにつれて、それがだんだん難しくなり、自分たちのサービスの対象はなによりも会社の従業員である、ということを明確にしたということです。同社の従業員ならだれでもアーカイブズを利用することができます。現在進行中のプロジェクトのために、過去の資料を参照する必要が出てくるとき、それがアーカイブズの出番です。

◆「ウォルト・ディズニー・アーカイブズでの典型的な一日は?」
What happens in a typical day at the Walt Disney Archives?

「ウォルト・ディズニー・アーカイブズには一日として典型的な日などないんですよ、これがグレートなところです」という答えで始まりました。とはいえ、毎朝まずすることはeメールのチェックです。ひと晩の間にだいたい20〜30通のメールが届いています。質問メールは社内外からやってきます。アーカイブズでは広報の一環として、社外からのレファレンスにも応じています。月に1回はD23(公式ファンクラブサイト)の編集者からの質問に一括して回答します。

何度も繰り返しになりますが、典型的な一日というのはなくて、訪問者が来る日もあれば、新入職員に対するオリエンテーションを行う日もあり、また研究者が調査にやってくる日もある、その他様々な業務があります。この多様性をスミス氏は大好きだと言っています。

◆「ウォルト・ディズニー・アーカイブズにはどんな種類の品が収蔵されていますか?」
What types of items does the Walt Disney Archives store?

スミス氏「ここ数年の新しい傾向ですが、本来なら博物館が所蔵するようなモノ資料を収集するようになりました。例えばパークで利用された衣装などです。歴史的に重要なものを選んで収集するようにしています。」

◆「ウォルト・ディズニー・アーカイブズ最古のものは何ですか?」
What is the oldest Walt Disney Archives item?

スミス氏「それはディズニー家に関するものです。ウォルトの曾祖父がカナダで1856年に土地を購入した際の証書です。曾祖父アライアス・ディズニーとその妻マリア・スワンの署名があります。」

◆「最近新たにウォルト・ディズニー・アーカイブズに加えられたものはなんですか?」
What items have recently been added to the Walt Disney Archives?

スミス氏「コンスタントにあらゆる社内各部門から資料を集めています。社内全ての部門から包括的に集めようとしています。会社の歴史を残すには資料も全社的でないといけないと考えるからです。社内報やレストランのメニューもあれば、入場券のサンプル、プレスリリースなどさまざまなものが毎日受け入れられています。昨日は従業員がアーカイブズには所蔵されていない3枚のポスターを持ってきてくれました。もちろんアーカイブズに受け入れました。」

◆「ウォルト・ディズニー・アーカイブズはデジタルな資料保存に転換したのですか?」
Has the Walt Disney Archives switched to digital archiving?

スミス氏「現在でもどちらかというと物理的な資料保存が中心です。求めがあれば写真のデジタル化は行っています。アーカイブズ内の写真ライブラリーには300万枚の写真がありますから、全部をデジタル化することはしませんが、データ提供のリクエストがあるものはデジタル化して、それ以後はデジタル資料を提供します。つまりオンデマンド・ベースでデジタル化しているという状況です。いずれはすべての資料をデジタル化することが可能かもしれませんが、スキャンするだけで10年ぐらいかかってしまうでしょうね。」

◆「あなたがウォルト・ディズニー・アーカイブズで個人的に一番気に入っているものは何ですか?」
What is your personal favorite item in the Walt Disney Archives?

スミス氏「ウォルト自身に関する資料です。コレクターが集めようと思っても一番難しい資料ですからね。その中でも特に彼が15歳のときに書いた、母親宛のハガキが気に入っています。ハガキに裏にはウォルトが自分で絵を描いています。それを見ると、彼自身絵の才能があったと思います。もちろん、会社では専門のアニメーターがおり、彼自身描画はやめてしまいますが。」

◆「どれぐらいの頻度でディズニーのテーマパークに行きますか?」
How often do you visit Disney's theme parks?

スミス氏「なるべく頻繁に行くようにしています。フロリダのディズニーワールドには最初に行ったのが1971年、昨年12月が50回目でしたから、年に1〜2回は行っていることになります。カリフォルニアのディズニーランドには毎週のように行きます。5月には香港のディズニーランドに行ったので、11あるすべてのディズニー・テーマパークを訪問したことになります。」

◆[ディズニーのアトラクションで一番好きなものは?」
What is your favorite Disney attraction?

「答えは簡単、ディズニーランドのカリブの海賊」とスミス氏は答えています。

☆★ 編集部から ★☆

本通信10号(2008年10月20日発行)でご紹介した『企業アーカイブズと歴史:過去を活かす』(1993年)にはウォルト・ディズニー・アーカイブズに関する論文「ねずみ(マウス)を働かせる:ウォルト・ディズニー・アーカイブズの経営戦略」(著者はパウラ・M・シグマン氏、1975年から約15年間アシスタント・アーキビストとしてウォルト・ディズニー・アーカイブズで働いた後、同社のキャラクター管理部門に異動)が収録されています。
http://www.shibusawa.or.jp/center/ba/bn/20081020.html

この論文によると、1988年に敵対的買収に直面したウォルト・ディズニー社は買収への防衛手段として、外部からの人材によって経営陣を一新しました。新しい経営陣はコスト意識に敏感なグループで、歴史を大切にする同社の伝統的社風やアーカイブズ・プログラムにはなじみがなく、それまで業務を行ってきた社内写真ラボと図書室は閉鎖されてしまいました。

このような経営陣の刷新に直面して、同社アーカイブズが生き残りのために採用した手段は次のようなものでした。

・新経営陣の経営哲学に関する資料を単に保存するだけでなく、それを理解する。
・社員教育に対してこれまで以上に積極的に関与する。
・アーカイブズ業務に関する従業員・役員向けのプレゼンテーションやアーカイブズ・ツアーを頻繁に開催する。
・事業ごとにカスタマイズしたアーカイブズ利用法を提案する。
・社内レファレンスへの対応。
・アーカイブズ利用ガイドの作成と社内配布。
・社内報にアーカイブズ担当コラムを設ける。
・プレスリリース発表前の確認作業にアーカイブズも参加するよう経営陣に働きかける。
・広報関係での原稿チェックにアーカイブズも加わる。
・経営陣に対してさまざまな記念日(例えば「白雪姫」誕生50年など)に対する注意喚起を促す。

以上のような多様な取り組みによって、社業に貢献するアーカイブズの存在感を高めつつ、経営陣交代に伴うアーカイブズ存亡の危機を乗り越えた事例が「ねずみ(マウス)を働かせる」論文には紹介されています。

[関連ページ]

ウォルト・ディズニー社 会社史 ウェブページ
http://corporate.disney.go.com/corporate/complete_history.html

ミート・デイブ・スミス ウェブページ
http://disney.go.com/vault/read/dave_smith.html

ディズニー・アーカイブズ ウェブページ
http://disney.go.com/vault/archives/today.html

D23(公式ファンクラブ) ウェブページ
http://d23.disney.go.com/index.html

ディズニーの伝説 伝説の人の略歴 デイブ・スミス ウェブページ
http://legends.disney.go.com/legends/detail?key=Dave+Smith

ミート・デイブ・スミス:ディズニーA to Zの著者 ウェブページ
http://disney.go.com/vault/read/dave_smith.html

ディズニーファン・インサイダー デイブ・スミス ウェブページ
http://home.disney.go.com/foryou/disneyfans/insider/article/?date=20061107

「計り知れない価値を持つ、ディズニーのあらゆる秘宝を収集した『ディズニー・アーカイブ』」(日本語)
Gigazine 2010年07月08日 15時14分57秒
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100708_disney_ticket/

上記Gigazineの元記事
Column One: Pack rat in the Mouse House
Los Angeles Times, June 24, 2010
http://www.latimes.com/entertainment/news/la-et-625-disney-archives-20100625,0,1406171,full.story

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■行事情報:ICA/SBL運営会議、ビジネス・アーカイブズ・シンポジウム 
         2010年5月25-27日 
         サンゴバン社アーカイブズ ブロワ(フランス) 《続報》

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◎シンポジウム・テーマ:「会社の記憶、経営に奉仕するツール 」
Corporate memory, a tool serving management

http://www.ica.org/sites/default/files/Programme%20Symposium%20Blois%202010%20Eng.pdf
http://www.ica.org/en/2010/05/25/symposium-corporate-memory-tool-serving-management

前号でお伝えしたICA/SBL運営会議とビジネス・アーカイブズ・シンポジウムの続報です。

5月25日に開催されたSBL運営会議から部会長が交代しました。昨年のインド・プネー会議まで部会長を務めていたノルウェー公文書館顧問のハンス・ナス(Hans Naess)氏に代わって、これまで副部会長を務めていたサンゴバン社アーカイブズ部長のディディエ・ボンデュ(Didier Bondue)氏が新たにSBL部会長に就任しました。ボンデュ氏の任期は2012年のICAブリスベーン大会までです。

また次のSBLの準公式会議は今年8月のワシントンDCにおけるSAA年次大会に併せて開催予定です。ここでは北米を中心とした委員が顔を合わせることになります。本通信編集部も参加予定。SAAのビジネス・アーカイブズ部会のコロキアム(8月11日、13時〜17時)では、ボンデュSBL部会長がブロワでのシンポジウムに関して報告することも予定されています。

また今回の運営会議で、来年度のSBL運営委員会と関連シンポジウムを2011年5月に東京で開催することが確認されました。運営委員会は5月9日(月)、財団法人渋沢栄一記念財団(東京都北区)で、ビジネス・アーカイブズ・シンポジウムは11日(水)、国際文化会館講堂(東京都港区)にて開催されます。

◆◇◆...ブロワでのシンポジウム...◆◇◆

事前プログラムでは発表のタイトルや発表者名などの詳細は公表されておらず、予定されていたものとは異なっている部分もありました。ここでは、実際に行われたプレゼンテーションに関する情報をお伝えします。(プレゼンテーションの中身は次号でさらに詳しくご紹介予定です。)

[シンポジウム・プログラム]

5月26日(水)

◆開会挨拶◆
モーリス・アモン Maurice Hamon
サンゴバン・グループ・ジェネラル・リレイションズ・ディレクター
Director of General Relations, Saint-Gobain Group

◆第1セッション◆
論点探索 Looking for an issue

★消費財産業 Consumer goods and industry

◇発表者名:ブルース・スミス
発表者名原文:Bruce Smith
所属:クラフト・フーズ(米国)
所属原文:Kraft Foods (USA)
タイトル:マーケティング・キャンペーン成功におけるアーカイブの活用、クラフト・フーズ・オーストラリア
タイトル原文:The use of archive in developing successful marketing campaign, Kraft Food Australia

◇発表者名:ジャネット・ストゥリックランド
発表者名原文:Jeannette Strickland
所属:ユニリーバ(英国)
所属原文:Unilever (Great-Britain)
タイトル:ユニリーバ:どのようにアーカイブズは付加価値を与えるか
タイトル原文:Unilever: how the archives provide added value

◇発表者名:アンドレア・ホーメイヤー
発表者名原文:Andrea Hohmeyer
所属:エボニク(ドイツ)
所属原文:Evonik (Germany)
タイトル:会社史:化学産業にとっての付加価値
タイトル原文:Corporate history: an added value for the Chemical Industry

◇発表者名:エド・ライダー
発表者名原文:Ed Rider
所属:プロクター・アンド・ギャンブル(米国)
所属原文:Procter & Gamble (USA)
タイトル:優れたブランドごとに一人のアーキビスト:プロクター・アンド・ギャンブルにおけるアーカイブズ管理
タイトル原文:Every good brand needs an archivist: archives management at Procter & Gamble

◆第2セッション◆
利用と経済発展 Utilization and economic development

★医薬品業界 Pharma industry

◇発表者名:オリヴィエ・デ・ボワボワッセル
発表者名原文:Olivier de Boisboissel
所属:サノフィ・アヴァンティ(フランス)
所属原文:Sanofi-Aventis (France)
タイトル:サノフィ・アヴァンティ・アーカイブズ部:訴訟のためのリサーチの事例
タイトル原文:Sanofi-Aventis Archives Department: the case of the researches for litigations

◇発表者名:アレクザンダー・ビエリ
発表者名原文:Alexander Bieri
所属:ラボラトワール・ラ・ロシュ(スイス)
所属原文:Laboratoires La Roche (Switzerland)
タイトル:会社のDNA: 成功への鍵
タイトル原文:The DNA of Corporations: a key enabler for success

★銀行業 Banking

◇発表者名:盧明煥(ノ・ミョンファン)
発表者名原文:Meung-Hoan Noh
所属:ハナ銀行(韓国)
所属原文:Hana Bank (Korea)
タイトル:ハナ銀行アーカイブズ:効率的な経営を目的とした、ハナ銀行の歴史と企業文化振興のためのその役割
タイトル原文:Hana Bank Archives: its role for the promotion of history and business culture of Hana Bank for the purpose of the efficient management

◇発表者名:フランチェスカ・ピノ
発表者名原文:Francesca Pino
所属:インテサ・サンパウロ(イタリア)
所属原文:Intesa San Paolo (Italy)
タイトル:大銀行の日々の求めに仕える:インテサ・サンパウロ社のグループ・アーカイブズ
タイトル原文:Serving the daily needs of a large bank: Group Archives at Intesa San Paolo

◇発表者名:アショク・カプール
発表者名原文:Ashok Kapoor
所属:インド準備銀行(インド)
所属原文:Reserve Bank of India (India)
タイトル:インド準備銀行アーカイブズ:経営のツール、そして歴史的資源
タイトル原文:Reserve Bank of India Archives: management tool and historical resource

5月27日(木)

◆第3セッション◆
消費者イメージとコミュニケーション、無形の価値 
Consumer image and communication, immaterial equity

★消費者イメージとコミュニケーション Consumer image and communication

◇発表者名:フランシス・ルブロン
発表者名原文:Francis Leblond
所属:ケス・デジャルダン(カナダ)
所属原文:Caisse Desjardins (Canada)
タイトル:デジャルダン・グループにとってのアーカイブズと会社史の重要性:不動産と固定資産に関わる全般的な回顧と特異的な要素
タイトル原文:The importance of Archives and Corporate History for Desjardins Group: general review and specific elements related to property and fixed assets

◇発表者名:ペッカ・アントネン
発表者名原文:Pekka Anttonen
所属:サノマ・メディア・グループ(フィンランド)
所属原文:Sanomat, media group (Finland)
タイトル:アーカイブズ、歴史、そして価値:サノマ・グループの歴史アーカイブズ
タイトル原文:Archives, history and values: Historical Archives of Sanomat Group

◇発表者名:ヘニング・モーゲン
発表者名原文:Henning Morgen
所属:A P メラー・メルスク(デンマーク)
所属原文:A P Moller-Maersk (Denmark)
タイトル:今日のニュースの中にある昨日の事実:ステークホルダー・コミュニケーションにおける会社史
タイトル原文:Yesterday's facts in today's news: the company history in stakeholder communication

◇発表者名:ファビエンヌ・モロー
発表者名原文:Fabienne Moreau
所属:ヴーヴ・クリコ(フランス)
所属原文:Veuve Clicquot (France)
タイトル:大手シャンパン会社アーカイブズの保存と振興:利害関係、制約、そして成果
タイトル原文:Conservation et valorisation des archives de grandes maisons de champagnes: enjeux, contraintes et realisations

★無形の価値:ブランド・マネジメント、コーポレート・イメージ・マネジメント 
Immaterial equity: brand management, corporate image management

◇発表者名:ポール・レイゼウィッツ
発表者名原文:Paul Lasewicz
所属:IBM(アメリカ)
所属原文:IBM (USA)
タイトル:アーカイブズに根をおろして:IBMブランド・エクスペリエンスに対するコーポレート・ヘリテージの貢献
タイトル原文:Rooted in the Archives: the contribution of Corporate Heritage to the IBM Brand Experience

◇発表者名:スーザン・ベッカー
発表者名原文:Suzan Becker
所属:BASF(ドイツ)
所属原文:BASF (Germany)
タイトル:憧れと現実:BASF社の歴史
タイトル原文:Aspirations and reality: BASF Corporate History

◆第4セッション◆
有形遺産を発展させる Developing material heritage

★諸企業 Companies

◇発表者名:アレックス・リッチー
発表者名原文:Alex Ritchie
所属:英国国立公文書館(イギリス)
所属原文:National Archives UK (Great Britain)
タイトル:イギリスにおける会社清算、管理、そして企業史料の処分
タイトル原文:Companies liquidations, administrations and the disposal of business records in the United Kingdom

★建築遺産 Building heritage

◇発表者名:グザビエ・フォールニロン
発表者名原文:Xavier Fourneyron
所属:サンテティエンヌ・デザイン博物館(フランス)
所属原文:Saint-Etienne Museum of Design (France)
タイトル:デザインの町とその領域:あるいは都市的産業的遺産における文化的経済的発展のツール
タイトル原文:La Cite du Design et ses territoires: ou outil de developpement culturel et economique au coeur d'un patrimoine urbain et industriel

◇発表者名:デニス・フロアデゥボー
発表者名原文:Denis Froidevaux
タイトル:建築家の見解
タイトル原文:Le point de vue de l'Architecte

★財団と博物館 Foundations and museums

◇発表者名:松崎裕子
発表者名原文:Yuko Matsuzaki
所属:財団法人渋沢栄一記念財団(日本)
所属原文:Shibusawa Eiichi Memorial Foundation (Japan)
タイトル:日本のビジネスに歴史とアーカイブズを届ける
タイトル原文:Bringing history and archives into Japanese business

◇発表者名:カロリナ・ルサナ
発表者名原文:Carolina Lussana
所属:ダルミネ財団(イタリア)
所属原文:Fondazione Dalmine (Italy)
タイトル:会社史、企業の町、共有された記憶:ダルミネ財団のアーカイブズ
タイトル原文:Corporate history, company town, public memory: Fondazione Dalmine's archive

◇発表者名:ベルンハルト・ワイデマン
発表者名原文:Bernhard Weidemann
所属:ドイッチェ・ミュージアム(ドイツ)
所属原文:Deutsche Museum (Germany)
タイトル:企業と博物館の協力:マン社250周年記念
タイトル原文:Cooperation between companies and museums: the 250 anniversary of the Company MAN

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■文献情報:ビジネス・アーカイブズ・カウンシル企業資料目録作成助成金募集

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◎BAC企業資料目録作成助成金
BAC Cataloguing Grant for Business Archives

http://www.businessarchivescouncil.org.uk/activitiesobjectives/catgrant/

ビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BAC)は、企業資料の目録作成に対する助成金交付に対する申請受付を開始しました。この助成金は、昨年7月に発表された「企業史料のためのナショナル・ストラテジー(イングランド&ウェールズ)」を支える取り組みの一環と位置付けられています。BACでは今年2010年から2015年まで毎年この企業資料目録作成助成金を交付することを見込んでいます。

この助成金は、民間ならびに公共部門における企業資料コレクションの目録作成事業に対して資金援助を行うものです。この助成金交付は次の4点をその目的としています。

・企業資料を管理する機関、あるいは企業を財政的に支える。
・これまで優先度が低かったが、潜在的には学術的、あるいは社会・歴史的に価値あるコレクションを見つけること。
・アーキビスト、もしくはその補助者、またボランティアに対して、企業資料コレクションの目録作成を経験する機会を与える。
・企業資料コレクションへのアクセスを向上させる。

この助成金は、専門家の指導を受けつつインターンあるいは非常勤のアーキビストが4週間行う作業に対し、2,000ポンド(約27万円)を交付するというものです。

小規模なコレクションの詳細目録の作成でもよいし、より大規模なコレクションの上位階層を対象とした目録作成でもよいということです。

助成金を獲得した人はBACのニューズレターに記事を執筆すること、成果物の目録をナショナル・レジスター・オブ・アーカイブズ(NRA)に提供することが求められています。

◇◆◇ 基準とアドバイス覚書 ◇◆◇
Criteria/guidance notes

http://www.businessarchivescouncil.org.uk/materials/bacnotesforapplicants2010.pdf/

申請のための手引きにあたる文書の「よくある質問(Frequently asked questions)」の部分には次のような事項が記載されています。

・選考は、目録作成助成金委員会によって行われる。委員会は3名の委員からなり、二人はBACの執行委員会メンバー、一人は非メンバー、また二人はアーキビスト、一人は歴史家という構成です。自分が研究を行っている機関や所属機関の申請者の選考には関わらない。
・助成金の規模は、年間一人当たり2,000ポンドを4週間の作業に対して交付する。交付決定から6カ月以内に作業に着手する。
・助成金の交付はプロジェクトの開始時に一括で、受賞者に支払われる。

同じFAQの部分には次のような説明もあります。

□■応募資格をもつプロジェクトの条件(抜粋)□■
What projects are eligible?

・コレクションは、会社、企業家、または事業者団体のアーカイブズでなくてはならない。
・目録作成は、ある一つのコレクション全体に関わるものでもよいし、大きなコレクションの一部分でもかまわない。またこれまで目録が作成されていなかったコレクションの新規目録作成でもよいし、既製の目録の改良でもよい。以下の二つの目録作成方法のいずれでもよい。(1)専門教育を受けたアーキビストによる国際標準(例えばISAD(G))に則った入門的かつ/またはマルチレベルな目録。(2)専門的訓練を受けていないアーキビストによるもので、箱ごとに資料の要約をまとめるような目録。
・コレクションは英国国内のものに限る。
・目録作成の対象となるコレクションを所蔵する機関は、アクセス・ポリシー(閲覧・公開規則)を公けにしているか、または今後公けにする予定があること。さらに英国公文書館が管理するNRA(National Register of Archives) www.nationalarchives.gov.uk/nra とアーカイブズ機関ディレクトリwww.nationalarchives.gov.uk/archon に登録されていること。
・このプロジェクトで目録が作成される記録は公開されねばならない。公的に資金を得ている機関の場合は、無料で公開されねばならない。今後ともこの方向が期待されている。
・所蔵機関が所有権を持つコレクションとそうでない寄託コレクションの両方が選考対象である。しかし、助成金を得たコレクションは最低10年間は一般公開されることが求められる。
・目録作成の対象となるコレクションは長期的保存にふさわしい条件の保管スペースが確保されていなければならない。
・申請者はBACのメンバーである必要はないが、メンバーであることの特典を享受するためにも、加入が勧められる。

□■評価の基準□■
What are the assessment criteria?

・歴史的あるいはその他(たとえば事業にとって)高い価値を持つ企業資料コレクションであることが記述されていること。
・現実的で実現可能な目標を備えたプロジェクト計画が明示されていること。
・申請者の所属機関、コレクション所有者、そしてより大きな社会に対する明確な利益が示されていること。
・なぜ通常のリソースを通じては目録作成の資金が得られないのかが明確に示されていること。
・その目録作成プロジェクトを行うことによって、そのアーカイブズの利用、そして/あるいはより広い社会一般に益をもたらすような次の企画につながるもの。

実際の申請書は下のURLからダウンロードできます。

◇◆◇ 申請書 ◇◆◇
Application form
http://www.businessarchivescouncil.org.uk/materials/baccataloguinggrantappform2010.doc/

申請書類一式送付先:カレン・サンプソンBAC名誉事務局長

締め切り:2010年6月30日午後4時

申請書には下記の項目を記入します。

1 申請者詳細 Applicant detail
1.1) 申請者所属組織名 Name of applicant organisation
1.2) 電話番号 Telephone number
1.3) 主たる連絡先の氏名と職位 Name and position of lead contact
1.4) Eメールアドレス E-mail address
1.5) 住所 Address
1.6) コレクションが保管されている場所 Location at which collection is stored (if different)
1.7) 申請者の所属組織のセクター Applicant organisation's sector (highest relevant status)
  企業 Business
  公共セクターの組織 Public sector body
  大学 University
  公益法人 Charity
  その他 Other (please give details)

2 説明文 Supporting statement
2.1) コレクション名 Title of collection(s)
2.2) コレクションと目録化されるシリーズについて簡単に説明してください。
(例、範囲、数量、物的形式、年代域)
  Please briefly describe the collection(s) and series to be catalogued
  (e.g. scopes, extents, physical formats, date ranges)
2.3) そのコレクションの重要性と研究上の長所を要約してください。
  Please summarise the importance and research strengths of the collection(s)
2.4) なぜ申請者所属組織の現在の能力では、そのコレクションの目録作成がこれまでできなかったのかその理由を説明してください。
  Please explain why it has not been possible to catalogue the collection within the applicant organisation's current capacity
2.5) 目録作成には有資格アーキビストからの専門的な意見提供を、どのように取り入れる(もし該当する場合、領域横断的あるいは協力的な作業を支援するのにどのように役立つ)のか説明してください。
  Please explain how cataloguing will involve professional input from a qualified archivist (and help support cross-domain or partnership working if applicable)
2.6) コレクションの所有権について説明してください。(例、所有している/寄贈/寄託)
  Please explain the ownership of the collection (e.g. owned/donation/deposit)
2.7) 目録完成時のコレクションへのアクセスの手立てを明確に述べてください。
  Specify the access arrangements for the collection when cataloguing is completed.
2.8) 予定されるプロジェクトの費用のあらましを説明してください。
  Outline the intended project spend.

3 署名 Signature
3.1) 申請者署名 Signature of applicant
3.2) 職位 Position
3.3) 申請者氏名 Name of applicant (block capitals)
3.4) 日付 Date

4 同封物 Enclosure
・[2.3関連]コレクションの価値を証明するもの (例)閲覧請求に関する証拠、サポート書簡(2通まで)、問い合わせ統計
  Evidence of collection(s) merit, e.g. evidence of requests for access,or letters of support (max. 2), or enquiry statistics
・[2.6関連]所有権を証明するもの(寄贈または寄託の場合にのみ必要、(例)寄贈または寄託契約のコピー)
  Evidence of ownership [only required for donation or deposit e.g.copy of gift or deposit agreement]
・[2.7関連]そのコレクションのための長期的公開ポリシーまたは説明
  Long-term access policy or statement for the collection

☆★ 編集部からほんの一言 ★☆

「企業史料のためのナショナル・ストラテジー(イングランド&ウェールズ)」を核とした、企業資料、ビジネス・アーカイブズ振興への取り組みがひとつまたひとつと現れてきています。2,000ポンド(約27万円)の助成金は大規模な助成とはいえないかもしれません。しかし、収蔵庫のなかで日々奮闘する企業資料を扱うアーキビストにとって、その刺激はけっして小さくないと思われます。

また今回の助成金申請書類には、目録作成はあくまで公開とセットである、という考えが随所に示されているのも興味深い点です。

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[略称一覧]
ACA: Association of Canadian Archivists(カナダ・アーキビスト協会)
ARA: Archives and Records Association(アーカイブズとレコード協会)
ARC: ARC magazine: archives - records management - conservation
(SoAが発行する月刊ニューズレター)
ASA: Australian Society of Archivists(オーストラリア・アーキビスト協会)
BAC: Business Archives Council(ビジネス・アーカイブズ・カウンシル)
BACS: Business Archives Council in Scotland
(スコットランド・ビジネス・アーカイブズ・カウンシル)
CoSA:Council of State Archivists(米国・州文書館長評議会)
DCC: Digital Curation Center(英国デジタル・キュレーション・センター)
EDRMS:Electronic Document and Record Management System
(電子文書記録管理システム)
ERM:Electronic Record Management(電子記録管理)
ICA: International Council on Archives(国際文書館評議会)
LSE: London School of Economics and Political Science
(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)
MLA: Museums, Libraries and Archives Council
(英国 博物館、図書館、アーカイブズ評議会)
NAGARA: National Association of Government Archives and Records Administrators
(米国・全国政府アーカイブズ記録管理者協会)
NARA: National Archives and Records Administration
(米国 国立公文書館記録管理庁)
RIKAR: Research Institute of Korean Archives and Records
(韓国国家記録研究院)
RMS:Record Management System(記録管理システム)
SAA: Society of American Archivists(米国アーキビスト協会)
SBL: Section for Business and Labour Archives
(企業労働アーカイブズ部会、ICA内の部会)
SoA: Society of Archivists(イギリス・アーキビスト協会)
TNA: The National Archives(英国国立公文書館)

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☆★ 編集部より:あとがき、次号予告 ★☆

今号ではウォルト・ディズニーが亡くなった時、「何かできることをしなければ」と思い立ったUCLAの研究図書館のライブラリアンがどのようにウォルト・ディズニー・アーカイブズの立ち上げに関わったか、という興味深いインタビューに関する記事をご紹介しました。

デイブ・スミス氏はディズニーでの有名人でもあります。彼の名前でディズニーのサイトを検索してみると数百のページがヒットします。2007年にはディズニーの伝説(Disney Legends)の人物にも選ばれました。この時の伝記記事によると、公式の入社日は1970年6月22日だそうですが、文献目録作成に関わり始めたのは1967年ということです。生まれは1940年10月13日、今年70歳ということですね。出身はカリフォルニア南部、パサデナ・ハイスクールとパサデナ・シティ・カレッジでは卒業生総代、学部はUCバークレーで歴史学を修め、学生時代は6年間、サンマリノのハンチントン図書館手稿資料(マニュスクリプト)部門で非常勤で働いていました。1963年にUCLA大学院で図書館学の修士号を得ると、全米の図書館学専攻修士号取得者から選抜される7人のひとりに選ばれ、ワシントンDCの議会図書館でインターンを経験したということです。たいへんな秀才でもあったわけですね。その後カリフォルニアに戻るとUCLA研究図書館で5年間レファレンス担当ライブラリアンとして働き、その時いくつかの著作をあらわすとともに、インタビューにもあったように文献目録の編纂と出版にも携わりました。

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本文でもお知らせしたように、来年5月にはICASBLの運営委員会の開催と併せて企業アーカイブズに関する国際シンポジウムを東京で開催する予定です。既に準備は少しずつ始まっております。本通信の読者のみなさんにもぜひ足を運んでいただけるよう希望します。
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次号は2010年7月上旬配信予定となります。どうぞお楽しみに。

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◆◇◆〈渋沢栄一記念財団からのお知らせ〉◆◇◆

□「企業史料ディレクトリ」:企業アーカイブズと企業史料の所在・概要ガイド

2008年7月22日公開いたしました。日本を代表する企業を中心とした企業アーカイブズと史料保存・学術研究機関合わせて30企業・団体・機関の概要、所蔵資料に関する情報を掲載しております。ぜひご覧ください。
http://www.shibusawa.or.jp/center/dir/index.html

□実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」

「今日の栄一」「渡米実業団」「栄一情報」「栄一関連文献」「センターニュース」「今日の社史年表」「社史紹介(速報版)」「ビジネス・アーカイブズ通信(速報版)」「アーカイブズニュース」「図書館ニュース」をお届けしております。
http://d.hatena.ne.jp/tobira/

「アーカイブズニュース」では公文書等の管理に関する法律に関する動向やアーカイブズのデジタル化、資料の発見・公開に関わるニュースを随時ご紹介しております。

ブログ画面右側の「カテゴリー」にある「アーカイブズニュース」をクリックしてください。「アーカイブズニュース」として掲載した記事をまとめて一覧することができます。

・カテゴリーの紹介
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20080203

実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」はほぼ毎日更新しております。どうぞご利用ください。

□「渋沢栄一関連会社社名変遷図」

渋沢栄一がどのような会社に関わったか、それが今にどうつながっているのか、一目でわかるように業種別にまとめて変遷図にしました。現在101図掲載中です。社名索引もありますので、どうぞご覧ください。
http://www.shibusawa.or.jp/eiichi/companyname/index.html

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ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信) No.30
2010年6月28日発行 (不定期発行)
【創刊日】2008年2月15日
【発行者】財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
【編集者】財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
      「ビジネス・アーカイブズ通信」編集部
【発行地】日本/東京都/北区
【ISSN】1884-2666
【E-Mail】
【サイト】http://www.shibusawa.or.jp/center/ba/index.html

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