ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信)

第10号(2008年10月20日発行)

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☆      □■□ ビジネス・アーカイブズ通信 □■□

☆      No.10 (2008年10月20日発行)

☆   発行:財団法人渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター

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この通信では海外(主として英語圏)のビジネス・アーカイブズに関する情報をお届けします。

今号は行事情報2件と文献情報3件です。

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◆ 目次 ◆
[掲載事項の凡例]
■文献情報:アーカイブズと金融危機 1
  □リーマン・ブラザーズ・コレクション ハーバード・ビジネス・スクール ベイカー図書館
■行事情報:ビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BAC)年次大会 2008年11月12日 ロンドン(イギリス)
  □大会テーマ:「いつものやり方を超えて:持続可能なビジネス・アーカイブズのための 戦略」
■行事情報:スコットランド・ビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BACS)
  会議 2008年10月 グラスゴー(イギリス)
  □テーマ:「スコットランドのエネルギー:石炭から再生可能なエネルギーへ─1945年以降のものがたり」
■文献情報:ビジネス・アーカイブズ ウェブサイト 2 
  □ウェルズ・ファーゴ社のウェルズ・ファーゴ・ヒストリー・ドット・コム
■文献情報:ビジネス・アーカイブズ論文集 1
  □『企業アーカイブズと歴史:過去を活かす』(1993年)
☆★ 編集部より:次号予告 ★☆
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[掲載事項の凡例]
・行事情報では発表タイトル(原文)、発表者名(原文)、所属が明示されている場合は所属名(原文)を掲載します。
・書籍の文献情報には、最初に文献の「タイトル・著者等の書誌事項」を掲載し、各部、各章ごとにタイトル、/(スラッシュ)につづけて先頭ページ、著者名、一行解説を掲載します。
・タイトル、編著者名、所蔵等には、編集部による日本語訳を付します。
・日本語で読みやすいものになるように、はじめに日本語訳を、続いて原文を記します。
・著者名の発音が不明の場合も日本語表記を添えました。便宜的なものですので、検索等を行う場合はかならず原文を用いてください。

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■文献情報: アーカイブズと金融危機 1

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□リーマン・ブラザーズ・コレクション
  ハーバード・ビジネス・スクール ベイカー図書館歴史コレクション

Lehman Brothers Collection,
Harvard Business School Baker Library Historical Collection

米国の大手証券会社リーマン・ブラザーズ(創業1850年)は、今年9月15日会社更生手続きの適用をニューヨークの裁判所に申請すると発表して、事実上破綻しました。その後、アジア・パシフィック地域部門は日本の野村ホールディングスが継承し、北米の投資銀行部門等はイギリスのバークレーズ銀行の投資銀行部門バークレーズ・キャピタルが買収することが明らかになりました。リーマン・ブラザーズの企業史料はいったいどうなっているのか?破綻のニュースを耳にして、本誌読者の中にはこのような疑問をお持ちの方もおられるでしょう。

リーマン・ブラザーズは2002年、自社が所蔵する会社資料の一部をハーバード・ビジネス・スクールのベイカー図書館に寄贈しています。これは2002年までの同社アーカイブズの一部です。ベイカー図書館ではリーマン・ブラザーズ・コレクションのサイトを構築し、研究者への便宜を図っています。このコレクションは二つの分野の資料から成り立っています。ひとつは取引帳簿(dealbooks)、もうひとつは業務記録(business records)です。取引帳簿は本コレクションの中核にあたります。取引帳簿資料の作成年代は1925年から1986年までで、中心的な資料は1960年から1979年にかけて作成されたものです。取引先は多岐にわたりますが、とりわけリテール(小売り)業界との間で作成された記録は、リーマン・ブラザーズの特徴をあらわすものです。

http://www.library.hbs.edu/hc/lehman/

リーマン・ブラザーズ・コレクションについて
http://www.library.hbs.edu/hc/lehman/about.html

リーマン・ブラザーズ・コレクションの取引帳簿資料には、「年代」「会社名」「業種」の3つの分野から検索できます。

「年代」による索引ページ
http://www.library.hbs.edu/hc/lehman/chrono.html?browse=chronology

「会社名」による索引ページ
http://www.library.hbs.edu/hc/lehman/company.html?companies=A-Z

「業種」による索引ページ
http://www.library.hbs.edu/hc/lehman/industry.html?browse=industries

取引帳簿にみられるドキュメントの類型に関する用語集
http://www.library.hbs.edu/hc/lehman/glossary.html

ベイカー図書館に寄贈されたアーカイブズ以外の資料はどうなっているのでしょうか。同社北米投資銀行部門を買収したバークレーズは自社内にアーカイブズ部門を置いています。本通信8号でお伝えした『ビジネス・アーカイブズ 理念と実践』95号には、バークレーズ社アーカイブズのアーキビストであるマリア・シェーンキビッツ氏が2本の論文を寄稿しています(うち1本は共著)。リーマン・ブラザーズ資料の行方は、グローバル企業のアーカイブズ管理という観点からも注目されるものです。

[関連ページ]
リーマン・ブラザーズ破綻を告げるプレスリリース
http://www.lehman.com/press/pdf_2008/091508_lbhi_chapter11_announce.pdf

リーマン・ブラザーズの北米投資銀行部門他の買収を発表するプレスリリース
http://www.lehman.com/press/pdf_2008/0916_barclays_acquisition.pdf

リーマン・ブラザーズのアジア・パシフィック地域部門の継承を発表する野村ホールディングスのプレスリリース
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/holdings/20080922/20080922.html

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■行事情報:ビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BAC)年次大会 2008年11月 ロンドン(イギリス)

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□大会テーマ:
「いつものやり方を超えて:持続可能なビジネス・アーカイブズのための戦略」
Beyond the ordinary: strategies for sustainable business archives

今年のビジネス・アーカイブズ・カウンシルの年次大会のテーマは、「いつものやり方を超えて:持続可能なビジネス・アーカイブズのための戦略」です。近年自社アーカイブズで保存してきた資料の管理の方法も多様化してきています。トラストを設立したり、パートナーシップによって管理したり、あるいは外部の大学や公文書館に寄贈するなどがみられるということです。ビジネス・アーカイブズの保存・活用のための資金集めにも注目が集まりつつあります。このような状況を背景に、今年のBAC年次大会ではビジネス・アーカイブズを維持するための多様な道筋が議論される予定です。

会場となるウェルカム・ライブラリーは、医学専門図書館です。年間3万人の利用者が訪れ、75万点の書籍・雑誌、25万点以上の写真資料のほか、多数の手稿資料、アーカイブズ、フィルム等を所蔵しています。医療の歴史、消費者衛生、生医学倫理、科学に対する一般の理解といった分野における資料を提供しています。

http://www.businessarchivescouncil.org.uk/activitiesobjectives/conference/conf2008
http://www.businessarchivescouncil.org.uk/materials/2008conferenceprogramme.pdf

[会場]
ウェルカム・ライブラリー
Wellcome Library
183 Euston Road
London NW1 2BE

[日時]
2008年11月12日 午前9時30分-午後4時45分

[プログラム]
◆日本語タイトル:開会の辞
原題:Welcome
発表者:クリストファー・ヒルトン
発表者原文:Christopher Hilton
所属:ウェルカム・ライブラリー
所属原文:Wellcome Library

◆日本語タイトル:回顧:過去30年間にわたるビジネス・アーカイブズの変貌
原題:Reflections: the changing face of business archives over the last 30 years
発表者:サム・トワイニング
発表者原文:Sam Twining

◆日本語タイトル:対応:いかにしてビジネス・アーカイブズの将来利用とアクセスを向上させることができるか
原題:Response: how we can develop the use and access to business archives in the future
発表者:ジョン・クウェイル
発表者原文:John Quail

◆日本語タイトル:公共部門におけるビジネス・アーカイブズ
原題:Business records in the public sector
発表者:リチャード・ウィルトゥシャー
発表者原文:Richard Wiltshire

◆日本語タイトル:文化遺産宝くじ基金(HLF)の助成にビジネス・アーカイブズはいかにしてアクセスしうるか
原題:How business archives can access HLF funding
発表者:ルイーズ・レイ
発表者原文:Louise Ray

◆日本語タイトル:知識移転プロジェクト
原題:The Knowledge Transfer project
発表者:MLA London
発表者原文:MLAロンドン 

◆講演
講演者:ジョーン・ヘギー
講演者原文:Joan Heggie
所属:イギリス鉄鋼業コレクション
所属原文:British Steel Collection

講演者:テレサ・ウィルムスハースト
講演者原文:Teresa Wilmshurst
所属:ウォーターウェイズ・トラスト
所属原文:The Waterways Trust

講演者:リチャード・テイラー
講演者原文:Richard Taylor
所属:国鉄博物館
所属原文:National Railway Museum

◆質疑応答
司会:ジョン・クウェイル
司会原文:John Quail
司会:ケイティ・ローガン
司会原文:Katey Logan

[関連ページ]
ウェルカム・ライブラリー
http://library.wellcome.ac.uk/index.html

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■行事情報:スコットランド・ビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BACS)会議 2008年10月31日 グラスゴー(イギリス)

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□テーマ:「スコットランドのエネルギー:石炭から再生可能なエネルギーへ―1945年以降のものがたり」
  Scotland's energy: from coal to renewables- the story since 1945

スコットランド・ビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BACS)は1960年に設立されました。前年にグラスゴー大学のコルコーン経営史講師(Colquhoun Lectureship in Business History)に就任したシドニー・チェックランド(Sydney Checkland)が、講座運営にあたって産業界からの支援と関心が不可欠であることを痛感して、そのために、アーキビスト、法律家、銀行家、会計士、ビジネスマン、アーカイブズ機関を会員として設立されたということです。

BACSは、アーカイブズとレコードマネジメントに関する産業界へのコンサルティング、業務を停止した企業のアーカイブズ保存、現在事業を行っている企業アーカイブズの調査、企業史料評価アドバイス、企業の資産としてのアーカイブズの保持と活用振興、企業内における記録と情報管理の振興、ビジネス・アーカイブズに関する関心を向上させるための会議・行事の開催、企業アーカイブ調査を振興させるための定期刊行物『スコットランド産業史(Scottish Industrial History)』出版、企業史料が文化資産として認定されるために他の文化機関との連携、政府との協議といった活動を行っています。

今年度の会議はグラスゴー博物館との共催で、「スコットランドのエネルギー:石炭から再生可能なエネルギーへ―1945年以降のものがたり」のテーマで開催されます。BACSは以前から産業界・学会と提携して「エネルギーを記録する」(Caputuring the Energy)プロジェクトに携わってきました。会議では1945年以降のスコットランドのエネルギー源とその供給、エネルギー産業の発展が経済的社会的にどのような意味を持つのか、といったことが議論される予定です。そしてエネルギー産業に関する研究のための一次資料を確認することも意図されています。

http://www.gla.ac.uk/services/archives/bacs/conference/

[主催]
スコットランド・ビジネス・アーカイブズ・カウンシル
Business Archives Council of Scotland
グラスゴー博物館
Glasgow Museums

[日時]
2008年10月31日 午前9時30分-午後4時30分

[会場]
Lecture Theatre Kelvingrove Art Gallery and Museum, Glasgow

[参加費]
スコットランド・ビジネス・アーカイブズ・カウンシル会員 15ポンド
非会員 20ポンド

[プログラム]
◆日本語タイトル:グラスゴー博物館と産業史関係所蔵資料
原題:Glasgow Museums and its resources for industrial history
発表者:Dr.マーティン・ベラミー
発表者原文:Dr. Martin Bellamy
所属:グラスゴー博物館
所属原文:Glasgow Museums

◆日本語タイトル:1945年以降のスコットランド石炭採掘業
原題:The Scottish coal mining industry since 1945
発表者:Dr.マイルズ・オグレソープ
発表者原文:Dr. Miles Oglethorpe
所属:ヒストリック・スコットランド
所属原文:Historic Scotland

◆日本語タイトル:エネルギーと産業の政治:1972年、1974年、そして1984-85年の炭鉱夫ストライキ
原題:Energy and industrial politics: the miners' strikes of 1972, 1974 and 1984-85
発表者:Dr.ジム・フィリップス
発表者原文:Dr. Jim Phillips
所属:グラスゴー大学
所属原文:University of Glasgow

◆日本語タイトル:1945年以降のスコットランドにおける発電政策
原題:Electricity generation policy in Scotland since 1945
発表者:Dr.マーティン・チック
発表者原文:Dr. Martin Chick
所属:エジンバラ大学
所属原文:University of Edinburgh

◆日本語タイトル:電力業研究のための王立スコットランド古代歴史遺跡委員会(RCAHMS)資源
原題:Resources of RCAHMS for the study of the electricity industry
発表者:ミリアム・マクドナルド
発表者原文:Miriam MacDonald
所属:王立スコットランド古代歴史遺跡委員会
所属原文:RCAHMS (The Royal Commission on the Ancient and Historical Monuments of Scotland)

◆日本語タイトル:北海石油とガスものがたり(ジョーン・オールド講演)
原題:The North Sea oil and gas story (The Joan Auld lecture)
発表者:Prof.アレックス・ケンプ
発表者原文:Prof. Alex Kemp
所属:アバディーン大学
所属原文:University of Aberdeen

◆日本語タイトル:エネルギーを記録する:北海ドキュメンテーション・プロジェクト
原題:Capturing the energy: a North Sea documentation project
発表者:サイオバン・コンベリー
発表者原文:Siobhan Convery
所属:アバディーン大学
所属原文:University of Aberdeen

◆日本語タイトル:資源を組み合わせる
原題:Combining resources
発表者:ジョン・ホルト
発表者原文:John Holt
所属:グラスゴー・カレドニアン大学
所属原文:Glasgow Caledonian University

◆日本語タイトル:再生可能なエネルギーに関する国立博物館コレクション
原題:The National Museums collection on renewables
発表者:ローワン・ブラウン
発表者原文:Rowan Brown
所属:スコットランド国立博物館
所属原文:National Museums of Scotland

[関連ページ]
BACSの歴史
http://www.gla.ac.uk/services/archives/bacs/aboutus/abriefhistoryofthebacs/

「エネルギーを記録する」プロジェクト
http://www.capturing-the-energy.org.uk/

グラスゴー博物館(グラスゴー市立の13博物館の総称)
http://www.glasgowmuseums.com/

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■文献情報:ビジネス・アーカイブズ ウェブサイト 2

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□ウェルズ・ファーゴ社のウェルズ・ファーゴ・ヒストリー・ドット・コム
Wells Fargo History.com

http://www.wellsfargohistory.com/

今年のSAA年次大会に参加するためサンフランシスコを訪れた際、SAA大会ホスト委員会の委員であるキャシー・オコナー Kathleen O'Conner(ナミュール・ノートルダム修道女会アーカイブズのアーキビスト)氏から「企業アーカイブズなら、ぜひウェルズ・ファーゴ歴史博物館を訪問したら」と勧められました。オコナー氏によると、同社のアーカイブズは全米でもっとも成功したビジネス・アーカイブズのひとつという評価を受けているそうです。さっそくサンフランシスコのダウンタウンにある同館を訪問してみました。(今回はリアルの博物館ではなく、ネット上の歴史資源をご紹介します。)

ウェルズ・ファーゴの創業は、1852年に、ヘンリー・ウェルズとウィリアム・ファーゴらによってニューヨークで設立された金融ならびに運送業を事業内容とする会社にさかのぼります。強力なブランドを確立し、1998年にノーウェストに買収された際も、被買収会社にもかかわらずウェルズ・ファーゴの社名が継承されました。

同社の歴史にかかわるウェブサイト「ウェルズ・ファーゴ・ヒストリー・ドット・コム」を見ると、ウェルズ・ファーゴが自社の歴史ならびにアーカイブズを経営資源として活用しているのがよくわかります。サイトは「歴史」「博物館」「駅馬車」「アーカイブズ」「ブログ」「リソース」などから構成されています。
http://www.wellsfargohistory.com/

「歴史」ページ 表紙
http://www.wellsfargohistory.com/history/history.htm
(ウェルズ・ファーゴで働く人にかかわる写真資料)

ウェルズ・ファーゴのアフリカ系アメリカ人の歴史ページ
http://www.wellsfargohistory.com/history/afram.htm

ウェルズ・ファーゴのヒスパニック系の歴史ページ
http://www.wellsfargohistory.com/history/latino.htm

ウェルズ・ファーゴの女性の歴史のページ
http://www.wellsfargohistory.com/history/Women.htm

「博物館」ページ 表紙
http://www.wellsfargohistory.com/museums/museums.htm
ロサンゼルス、サクラメント(2か所)、サンディエゴ、サンフランシスコ、フェニックス、ミネアポリス、アンカレッジ、ポートランドのウェルズ・ファーゴの博物館が紹介されています。

「駅馬車」ページ 表紙
http://www.wellsfargohistory.com/stagecoach/stagecoach.htm

「駅馬車」のページは「歴史」「ギャラリー」「イベント」から構成されています。「イベント」を見てみると、米国各地でウェルズ・ファーゴ・ブランドのシンボルともいえる駅馬車関連イベントが開催されているのがわかります。

「駅馬車」>「イベント」ページ
http://www.wellsfargohistory.com/stagecoach/schedule.htm

「アーカイブズ」ページ
http://www.wellsfargohistory.com/archives/archives.htm
このページの説明によると、「ウェルズ・ファーゴは法律、経営、商標問題における企業利用のために会社記録を保持しています。アーカイブズ文書はまた1852年以来の会社の歩みを立証します。ウェルズ・ファーゴは現在も業務を継続中の会社であるため、アーカイブズへのアクセスは制限されます。」とあります。

ウェルズ・ファーゴ社歴史ブログ「歴史にみちびかれて」表紙
Wells Fargo's history weblog "Guided By History"
http://blog.wellsfargo.com/GuidedByHistory/

ブログ説明ページ
http://blog.wellsfargo.com/GuidedByHistory/about.html
このブログの書き手は社内アーキビスト、学芸員、社史執筆者、博物館通訳、John Stumpf社長など総勢23名にのぼります。ブログ説明ページでもうひとつ注目されるのは、「子供のオンライン・プライバシー保護法 Children's Online Privacy Protection Act (COPPA)」に則り、ブログへ個人情報の提供は13歳以上である必要があること、またフィッシング詐欺を防止するために投稿者のブログのURLをテキスト中に表示させないというガイドラインを明記している点です。

[関連ページ]
米国の金融会社ウェルズ・ファーゴ社はこのほかにも3つのブログ(The Student LoanDown、Stagecoach Island Community、Commercial Electronic Office)を開設しています。
http://blog.wellsfargo.com/index.html

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■文献情報:ビジネス・アーカイブズ論文集 1

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□『企業アーカイブズと歴史:過去を活かす』(1993年)

 Corporate Archives and History: Making the Past Work

ビジネス・アーカイブズに関する論文集をご紹介いたします。1993年に刊行された本書は、1980年代および90年代初頭に発表された論文と、新たに書き下ろされたものから成る一種のアンソロジーです。1970年代以降ビジネス・アーカイブズが発展してきた状況を反映した論文が収録されています。この種の論文集としては、写真が多く用いられ、読者の理解を助けてくれます。ページ数が10ページ前後の論文が多数で、読みやすいといえます。巻末の付録A「パブリック・ヒストリー全国評議会 倫理ガイドライン」は1985年版、B「アーキビストのための倫理規範」は1992年版、 C「公認レコード・マネジャーのための倫理規範」は1979年版です。いずれも現在は新しく改定されていますが、本書所収のものは倫理規範条文の発展を知るための資料的価値を持つでしょう。

日本語タイトル:企業アーカイブズと歴史:過去を活かす
原題:Corporate archives and history: making the past work
編者1:アルニータ・A・ジョーンズ
編者2:フィリップ・L・カンテロン
編者名1原文:Arnita A. Jones
編者名2原文:Philip L. Cantelon
発行地:Malabar(フロリダ州)、米国
発行者名原文:Krieger
発行年:1993
ページ数:xi, 211p
ISBN-10:0894643533

[目次]

◆編者 /vii
Editors /vii

◆序文 /ix
Preface /ix

◆はじめに /1
Introduction /1
執筆者:ドン・C・ニール
執筆者名原文:Donn C. Neal

◆日本語タイトル:第1部:はじめる:企業アーカイブズの発展に関する最近の事例研究
原題:Part1: Getting started: recent case studies on the development of business archives

◆日本語タイトル:企業国家アメリカの実践:アメリカにおける企業アーカイブズ /9
原題:The practice of history in corporate America: business archives in the United States /9
著者:フィリップ・F・ムーニー
著者名原文:Philip F. Mooney
一行解説:企業が異なれば、残すべき資料も異なってくる。このことが、設置しようとするアーカイブズの性格を決定するのに大きな影響を与える。歴史資料担当者は、会社組織の中での自分たちの役割を注意深く考えて、経営陣からの継続的な支援を受ける必要がある。

◆日本語タイトル:アーカイブズを始める:事例研究としてのテキサス・インスツルメンツ /21
原題:Starting an archives: Texas Instruments as a case study /21
著者名:ナンシー・M・メルツ
著者名原文:Nancy M. Merz
一行解説:テキサス・インスツルメンツも多くの企業と同様、創業者が亡くなるまで会社の歴史に関わる記憶を担保するアーカイブズの重要性を認識していなかった。その必要性に気づいてもさらに多くの困難が存在した。コンサルタントとしてアーカイブズ設立業務に携わった著者は、アーカイブズの使命の確立、資料整理、検索システム構築、社内でのアーカイブズ・プログラムの役割確立をいかに遂行したかについて述べる。

◆日本語タイトル:テキサス・インスツルメンツ・アーカイブズを発展させる /27
原題:Developing the Texas Instruments Archives /27
著者名:サリー・L・メリーマン
著者名原文:Sally L. Merryman
一行解説:テキサス・インスツルメンツ・アーカイブズに関するもう一つの事例研究。社外のコンサルタントによる目立たない業務であったアーカイブズを、社内の一部門として確固としたものにするまでの取り組みを述べる。資料調査・資料整理を継続して行う必要性と、情報に対する会社のニーズに奉仕することとの間には緊張関係が存在する。著者は企業アーキビストは後者(社内の情報ニーズへの奉仕)に進んで従事することの重要性を強調する。アーカイブズ担当者は記念行事のためのみならず会社の事業目的のために社史に関する調査・執筆を開始するとともに、展示や録画にも携わるようになった。同社アーカイブズのアクセス・ポリシーも掲載。

◆日本語タイトル:過去の銀行業:ウェルズ・ファーゴ社 /37
原題:Banking on the past: Wells Fargo & Company /37
著者名:ハロルド・P・アンダーソン
著者名原文:Harold P. Anderson
一行解説:ウェルズ・ファーゴのアーカイブズは米国で最も知られた企業アーカイブズであろう。企業の歴史と業務の範囲はアーカイブズの性格に大きく影響する。著者は同社アーカイブズが社内各部署、社外の研究者、コミュニティ関係者の情報ニーズに対していかに対応しているかを述べる。テキサス・インスツルメンツ社の場合と同様に、度重なる合併や買収を経験した現代の企業における記録保存の複雑性を強調する。

◆日本語タイトル:エアロスペース・コーポレーション・アーカイブズ:共通のテーマを保存する /45
原題:The Aerospace Corporation Archives: preserving the common thread /45
著者名:エドワード・L・ガルビン
著者名原文:Edward L. Galvin
一行解説:エアロスペース社のアーカイブズはライブラリー部門に属し、公共的な情報ニーズやマーケティング部門からの要求よりは、会社自らの研究の必要性と密接に結びついている。著者はアーカイブズ充実のための計画段階を具体的に叙述する。

◆日本語タイトル:ねずみ(マウス)を働かせる:ウォルト・ディズニー・アーカイブズの経営戦略 /53
原題:Putting the mouse to work: management strategies at the Walt
Disney Archives /53
著者名:パウラ・M・シグマン
著者名原文:Paula M. Sigman
一行解説:ウォルト・ディズニー・アーカイブズは歴史が比較的長く、数千人の職員はアーカイブズに関する研修を経験している。経営陣がコスト意識に敏感なグループに替わった時、この変化にいかにして対応することができたかを述べる。

◆日本語タイトル:第2部:企業の記憶を管理する
原題:Part 2: Managing the corporate memory

◆日本語タイトル:"_と前に話をしておけばよかった":オーラル・ヒストリーと企業 /67
原題:"If only we had talked with ____ before": oral history and the corporation /67
著者名:フィリップ・L・カンテロン
著者名原文:Philip L. Cantelon
一行解説:経営幹部の流動性が高い現代の米国企業の場合、個人の記憶にある記録というものはたいへん脆弱なものである。書かれた記録を補完する点でオーラル・ヒストリーは有用である。著者はオーラル・ヒストリーに着手する前にそのゴールと目的を決定する必要性を強調する。それによって、話題、インタビュアー、機器、場所といった事項も定まる。オーラル・ヒストリー協会によるガイドライン、アメリカ歴史協会による「歴史保存のためのインタビュー」、オーラル・ヒストリーの法的公開のための贈与証書例等参考文献を含む。贈与証書がない場合、インタビュー資料の利用は大きく制限される。

◆日本語タイトル:企業アーカイブズへのアクセス・ポリシー /77
原題:Access policy for corporate archives /77
著者名:アン・バン・キャンプ
著者名原文:Anne Van Camp
一行解説:ほとんどの企業アーカイブズはかつてアクセス・ポリシーを持っていなかった。その後SAAの助けを得てアクセス・ポリシーを持つ企業アーカイブズが増加している。多くの企業は無制限のアクセスを恐れている。多くの専門アーキビストの同意するところによれば、企業史料を無許可、不適切あるいは敵対的に利用されるのを防ぐもっともよい手段は、記録のリテンション(保管)スケジュールを明確にして、厳格なアクセス・ポリシーを定めることである。

◆日本語タイトル:企業史料の編成と記述 /81
原題:Arrangement and description of business archives /81
著者名:ペニー・ペンバートン
著者名原文:Pennie Pemberton
一行解説:通常の企業活動に特有のタイプの資料(取引記録、取締役会記録、計算書など)に、アーカイブズの編成・記述の原理はどのように応用されるのかを述べる。

◆日本語タイトル:企業アーカイブズのための災害復旧計画 /91
原題:Disaster recovery planning for the corporate archives /91
著者名:ジュリア・ニーバー・ユーレンバーグ
著者名原文:Julia Niebuhr Eulenberg
一行解説:著者は災害復旧計画は、評価選別・編成・記述に関わる標準的なアーカイブズの手順にただちに組み入れられると主張する。成功のためには、適切なスタッフを選んで養成するとともに、最高経営陣による明確な理解・関与が不可欠である。特殊な資料の救出技術の概要を含む。

◆日本語タイトル:大型基金時代の企業史料と環境賠償責任 /109
原題:Corporate records and environmental liability in the era of superfund /109
著者名:シェリー・ブックスパン
著者名原文:Shelley Bookspan
一行解説:1980年代、有害廃棄物に関連法制は企業にとって新たな関心事を生み出した。廃棄物処理に対する責任に関わる訴訟の経済的利害は大きく、個々の企業は挙証責任をしばしば問われる。環境関連記録の管理システムが不在であると、企業はますます脆弱なものとなる。

◆日本語タイトル:わたしたちの会社の記憶に対する自動化の衝撃 /115
原題:The impact of automation on our corporate memory /115
著者名:リチャード・N・カッツ、ビクトリア・A・デイビス
著者名原文:Richard N. Katz and Victoria A. Davis
一行解説:経済がますます情報化するとともに、企業アーキビストの役割もますます技術上の変化と結びつけられる。誰がどの記録をデジタル化して保存することを決定するのか?それらのシステムではアクセス、セキュリティ、データの完全性をどのような標準に依拠させるのか?といった点を議論する。アーキビストは企業の情報システム管理により十全に関わらねばならない。

◆日本語タイトル:第3部:企業アーキビスト:変わりゆく環境におけるプロフェッショナルな関心
原題:Part 3: The corporate archivist: professional concerns in a changing environment

◆日本語タイトル:企業アーカイブズに対する歴史的見方 /127
原題:An historical look at business archives /127
著者名:デビッド・R・スミス
著者名原文:David R. Smith
一行解説:アーキビストは比較的新しい専門職である。1930年代に国立公文書館が誕生し、SAAもほぼ同時に活動を始めた。SAA内で1938年にはビジネス・アーカイブズ委員会が設置されたが、40年代になっていくつかの企業がアーカイブズを設けたにすぎない。1970年代に入り、企業アーカイブズは大きく成長した。その原因には、周年記念や訴訟手続きにおける歴史資料の必要性の増大があるとみられる。

◆日本語タイトル:企業にとっての資源:アーカイブズ入門 /135
原題:Resources for corporations: an archival primer /135
著者名:フィリップ・F・ムーニー
著者名原文:Philip F. Mooney
一行解説:企業が新たにアーカイブズ・プログラムを立ち上げる時、どのような人材を用いるべきか。著者は有資格で経験を積んだ専門家を雇用する堅実さを強調する。

◆日本語タイトル:企業アーキビストの必要能力:変化しつつある考え方と新たな専門家 /141
原題:Credentials for corporate archivists: changing perspectives and the new professional /141
著者名:フレデリック・J・スティロー
著者名原文:Frederick J. Stielow
一行解説:アーキビストの第一世代の多くは歴史研究者からの転身であった。アーキビスト教育の標準化に対する必要性の増大という問題からすると、将来のアーキビストは歴史研究者出身ではなくなるであろう。将来の企業アーキビストの役割とステータスに大きく関わるのは2点である。ひとつは企業史料の電算化であり、もうひとつはアーカイブズ教育の範囲と複雑性の増大である。

◆日本語タイトル:インターンシップ:雇用者の考え方 /145
原題:Internships: an employer's perspective /145
著者名:アン・ミルブルック
著者名原文:Anne Millbrooke
一行解説:ユナイテッド・テクノロジー社のアーカイブズ・歴史資源センターでインターンシップ・プログラムを担当した著者によるエッセイ。

◆日本語タイトル:アーカイブズ及びひと続きの記録世界 /153
原題:Archives and the one world of records /153
著者名:ナンシー・M・メルツ
著者名原文:Nancy M. Merz
一行解説:かつては対立的なイメージでとらえられていたアーキビストとレコードマネジャーは、技術環境の変化に対応して、記録と情報システムの管理を維持するために、そして標準ならびに手順を確立するためには相互依存的である必要がある。これは個別企業のみならず、専門職団体レベルでも求められることである。

◆日本語タイトル:第4部:利用しうる過去
原題:The usable past

◆日本語タイトル:会社史の現在的価値 /163
原題:Present value of corporate history /163
著者名:ジョージ・デビッド・スミス
著者名原文:George David Smith
著者名:ローレンス・E・ステッドマン
著者名原文:Laurence E. Steadman
一行解説:この章は最初『ハーバード・ビジネス・レビュー』(1981年11/12月号)に掲載された。現代の企業にとって歴史が果たしうる役割について書かれたもので、大変大きな影響力をもった論文とされる。歴史とは継続性とアイデンティティの感覚を提供してくれる企業の文化・記憶の欠くことのできない部分であるが、過去を再現するのは簡単なことではない。著者たちは組織の歴史資源を強力な経営手段と位置づける。

◆日本語タイトル:研究機関はいかにして過去を活かすことができるか /177
原題:How a reserach organization can put the past to work /177
著者名:スペンサー・R・ウェルト
著者名原文:Spencer R. Weart
一行解説:著者はアメリカ物理学協会所属。科学研究に関連する組織が歴史資料を保持することに関わる特有の問題を取り上げる。

◆日本語タイトル:なぜ会社は過去を無視するわけにはいかないのか /183
原題:Why companies can't afford to ignore the past
著者名:ジョージ・デビッド・スミス
著者名原文:George David Smith
一行解説:「会社史の現在的価値」の著者のひとりが1986年に発表した論文。経営側、歴史学側双方からの一層専門的なアプローチに賛意を示しつつ、知的な厳密さあるいは正確さ軽視から生じる問題を深く掘り下げる。シティバンクやATTなどの歴史関連プロジェクトを分析しながら、そういったプロジェクトに関わる一連のガイドラインを提示する。

◆付録
Appendixes

◆日本語タイトル:A. パブリック・ヒストリー全国評議会 倫理ガイドライン /195
原題:A. National Council on Public History ethical guidelines /195

◆日本語タイトル:B. アーキビストのための倫理規範 /197
原題:B. A code of ethics for archivists /197

◆日本語タイトル:C. 公認レコード・マネジャーのための倫理規範 /199
原題:C. Code of ethics for certified records managers /199

◆日本語タイトル:D. 住所録 /201
原題:D. List of addresses /201

◆索引 /203
Index /203  

[関連ページ]
パブリック・ヒストリー全国評議会(NCPH)
http://www.ncph.org/

NCPH倫理規範と職業上の行為
NCPH Code of ethics and professional conduct
http://www.ncph.org/AbouttheCouncil/BylawsandEthics/tabid/291/Default.aspx#Ethics

SAA
http://www.archivists.org/

SAA アーキビストのための倫理規範
Code of ethics for archivists
http://www.archivists.org/governance/handbook/app_ethics.asp

公認レコード・マネジャー協会 ウェブサイト
http://www.icrm.org/

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☆★ 編集部より:あとがき、次号予告 ★☆

リーマン・ブラザーズの破綻に続き、米大手銀行グループワコビアの買収ではウェルズ・ファーゴの名前も日本のメディアで頻繁に耳にする機会がありました。経営破綻、買収、合併といった変動が、企業資料の運命を左右することを感じます。

アメリカでは1970年代以降、SAAが主力となってアーキビストの専門職化が進みました。SAA内においても企業内アーカイブズ部門のアーキビストを中心にしたビジネス・アーカイブズ部会が形成されました(『企業アーカイブズと歴史:過去を活かす』収録フレデリック・スティロー著「企業アーキビストの必要能力:変化しつつある考え方と新たな専門家」)。一方、イギリスの状況は若干異なるようです。アーキビストの専門性の確立という大まかな方向性は共通するものの、ビジネス・アーカイブズ・カウンシルの活動には歴史学者の関与も大きく、歴史学との距離が近いと感じられます。破綻などによって業務を停止した企業のアーカイブズに対するレスキュー(救出)活動や、企業外部の第三者として企業アーカイブズにコンサルティングを行う、といった点も重視されてきたようです。

どの資料を残すべきなのか的確な判断を行うため、現在の経済状況を日々の動きの中に捉え、歴史の大きな流れに位置づけてみることが必要だと思われます。

次号ではビジネス・アーカイブズ関連文献情報ほかを予定しております。11月中旬配信予定です。どうぞお楽しみに。

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◆◇◆〈渋沢栄一記念財団からのお知らせ〉◆◇◆

□『アーカイブへのアクセス : 日本の経験、アメリカの経験 : 日米アーカイブセミナー2007の記録』発売中

昨年5月に開催された「日米アーカイブセミナー」での発表を中心とした論文集が刊行されました。タイトルは『アーカイブへのアクセス : 日本の経験、アメリカの経験 : 日米アーカイブセミナー2007の記録』(小川千代子、小出いずみ編、東京 : 日外アソシエーツ : 紀伊國屋書店 (発売), 2008.09)です。詳しい情報は下記のURLをご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20080910/1221010761

□「企業史料ディレクトリ」:企業アーカイブズと企業史料の所在・概要ガイド

7月22日公開いたしました。日本を代表する企業を中心とした企業アーカイブズと史料保存・学術研究機関合わせて30企業・団体・機関の概要、所蔵資料に関する情報を掲載しております。ぜひご覧ください。
http://www.shibusawa.or.jp/center/dir/index.html

□実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」

「今日の栄一」「栄一情報」「栄一関連文献」「センターニュース」「今日の社史年表」「社史紹介(速報版)」「アーカイブズニュース」「図書館ニュース」をお届けしております。
http://d.hatena.ne.jp/tobira/

「アーカイブズニュース」では政府の「公文書管理の在り方等に関する有識者会議」の動向やアーカイブズのデジタル化、資料の発見・公開に関わるニュースを随時ご紹介しております。

ブログ画面右側の「カテゴリー」にある「アーカイブズニュース」をクリックしてください。「アーカイブズニュース」として掲載した記事をまとめて一覧することができます。

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実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」はほぼ毎日更新しております。どうぞご利用ください。

□「渋沢栄一関連会社社名変遷図」

渋沢栄一がどのような会社に関わったか、それが今にどうつながっているのか、一目でわかるように業種別にまとめて変遷図にしました。現在合計30図を掲載しておりますので、こちらもどうぞご覧ください。

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ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信) No.10
2008年10月20日発行 (不定期発行)
【創刊日】2008年2月15日
【発行者】財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
【編集者】財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
      「ビジネス・アーカイブズ通信」編集部
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