渋沢栄一詳細年譜

明治40年(1907)〔 67歳 〕

最終更新日:2018年8月7日 公開日:2013年3月11日
社会の主なできごと : 6月 ハーグ密使事件(ハーグ平和会議に韓国皇帝密使を派遣し日本の侵略を訴える)
身 辺 : 1月1日 国府津、国府津館へ/ 4月25日 甲府へ/ 8月15日 箱根小涌谷、三河屋へ/ 9月21日 阪谷芳郎、男爵受爵/ 9月22日 大磯、梅浦家別邸へ/ 9月27日 血洗島へ/ 12月19日 コンマンドール・ド・ロルドル・ナシオナル・ド・ラ・レジオン・ド・ノール勲章(フランス)佩用允許


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
1月1日 [旅行]
是日栄一、東京を発し国府津の国府津館に赴き、十六日帰京す。
第29巻
p.512-p.515
【DK290181k】
1月16日 【53.儒教/孔子祭典会】
是日孔子祭典会発起人会開かれ、栄一評議員に選ばる。越えて四月二十八日、湯島聖堂に催されたる第一回の祭典に出席す。爾後当会の為に尽力す。
第26巻
p.5-p.13
【DK260001k】
1月18日 【21.汽車製造・自動車製造/日本自働車株式会社】
是日栄一自働車株式会社創立発起人会に出席し創立委員を指名す。後ち創立委員長に推され尽力する所多かりしも成立に至らずして解散す。
第12巻
p.147-p.149
【DK120023k】
1月18日 【33.対外事業/韓国倉庫株式会社】
是日栄一、韓国倉庫株式会社設立発起人会に出席す。尋いで同年三月二十五日、創立総会開催され相談役に選ばる。
第16巻
p.617-p.619
【DK160101k】
1月18日 【68.政治・行政/東京湾築港調査】
是日栄一、帝国ホテルに於て東京市長尾崎行雄の催せる東京湾築港問題に関しての招待会に出席す。
第28巻
p.356-p.357
【DK280034k】
1月19日 【23.瓦斯/東京瓦斯株式会社】
是日東京商業会議所に於て当会社定時株主総会を開く。資本金を一千七百万円に増額するの決議をなし、定款を改正す。栄一議長となりて議事を主宰す。
第12巻
p.697-p.700
【DK120092k】
1月22日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
銀行倶楽部第五十六回晩餐会開かれ、来賓として文部大臣牧野伸顕等出席す。栄一一場の挨拶をなす。
第07巻
p.5-p.15
【DK070001k】
1月24日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
第弐拾九期営業報告書を大蔵省に提出す。通常総会に引続き臨時総会を開き、監査役任期満了に付改選す。又新に常務取締役の役名を設くることに決す。又赤坂区青山南町五丁目六拾八番地に支店を設置することに決し、その名称を株式会社東京貯蓄銀行青山支店と定む。栄一之等に参与す。
第05巻
p.178-p.184
【DK050041k】
1月25日 【05.保険/万歳生命保険株式会社】
是日栄一、重役会に出席す。翌二月十六日の総会に於て増資の件決議さる。
第07巻
p.730-p.731
【DK070093k】
1月25日 【28.ホテル/帝国ホテル】
是日帝国ホテル株式会社、メトロポール・ホテル合併して株式会社帝国ホテル設立さる。栄一引続き取締役会長たり。
第14巻
p.399-p.406
【DK140041k】
1月25日 [財政経済問題]
是日、内閣総理大臣侯爵西園寺公望、京浜実業家を永田町官邸に招待す。栄一之に出席し、一同を代表し一場の答辞を述ぶ。
第23巻
p.692-p.695
【DK230069k】
1月26日 【05.保険/日清生命保険株式会社】
東京商業会議所に於て日清生命保険株式会社創立総会開かれ、栄一相談役に推挙さる。
第07巻
p.706-p.717
【DK070090k】
1月26日 【11.綿業/三重紡績株式会社】
是日定時株主総会を開き、工場増設の為の資本金増加、取締役増員、定款改正等を議決し、併せて役員改選の結果、栄一取締役に選挙せらる。幾もなく当社は桑名・知多両紡績会社を合併し、尾勢地方紡績会社の合同凡そ成る。
第10巻
p.174-p.179
【DK100023k】
1月28日 【45.国際団体及ビ親善事業/喜賓会】
是日喜賓会新年役員会、丸の内日本橋倶楽部に開かる。栄一出席し議事数項を決す。
第25巻
p.471
【DK250025k】
1月29日 【22.化学工業/東京人造肥料株式会社】
栄一、爾来取締役会長として尽力する所多く、是日新たに犬丸鉄太郎を専務取締役に推挙し、翌四十一年以後に於て北海道人造肥料株式会社・帝国肥料株式会社等を合併買収する等当会社の発展に努む。
第12巻
p.190-p.243
【DK120027k】
1月-- 【32.農・牧・林・水産業/日本食塩コークス株式会社】
是月栄一、当会社相談役となり、四十二年六月六日辞任す。
第15巻
p.681-p.682
【DK150092k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
2月2日 【07.海運/日本汽船株式会社】
同会社創立発起人と為り、是日開かれたる創立発起人総会に於て創立委員長に推挙さる。爾来屡々創立委員会を開催し設立に関する協議を重ねたれども、時恰も経済界不況に際会し、遂に会社成立に到らずして十一月六日設立廃止に決す。
第08巻
p.318-p.345
【DK080020k】
2月8日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
東京銀行集会所に於て貴衆両院議員中の銀行家及東京銀行集会所組合銀行、東京交換所組合銀行中の有志者の連合懇親会開かる。栄一出席し、発起人を代表して一場の挨拶をなす。
第07巻
p.15-p.16
【DK070002k】
2月11日 【61.一般教育関係/埼玉学友会】
是日栄一、当会の総会に臨み一場の演説をなす。
第27巻
p.62-p.63
【DK270020k】
2月13日 【07.海運/日清汽船株式会社】
栄一外十一名、政府より日清汽船株式会社創立委員に依嘱され、是日第一回創立委員会を開く。栄一委員長に推さる。
第08巻
p.286-p.289
【DK080017k】
2月13日 【69.軍事関係/東京凱旋軍歓迎会】
是より先、明治三十九年十月当会より凱旋軍人に対して記念章を贈る。是日陸軍大臣より謝状を受領す。栄一理事総代として之に与る。
第28巻
p.502-p.504
【DK280078k】
2月14日 【13.製麻・毛織・製帽/帝国紡織株式会社】
栄一、大倉喜八郎・日比谷平左衛門等と共に帝国紡織株式会社の設立を発起し、是日東京銀行集会所に於て発起人会を開催す。栄一、創立委員長と為り、創立委員を指名す。
第10巻
p.771-p.772
【DK100073k】
2月14日 【23.瓦斯/東京瓦斯株式会社】
是より先、千代田瓦斯株式会社設立の計画ありて是年一月二十二日東京市長に市内道路使用の許可を申請し、二月十三日其許可を得たり。栄一是日以後東京府知事・東京市長を訪ひ当会社のため尽力する所あり。
第12巻
p.700-p.704
【DK120093k】
2月18日 【19.鉄鋼・精錬/日本中央製錬株式会社】
栄一、前島密初め百六十余名と資本金一千万円を以て日本中央製錬株式会社を創立せんとし、是日銀行集会所に於ける発起人会に出席、創立委員として前島密・日下義雄等十二名を指名す。
第11巻
p.594-p.595
【DK110090k】
2月20日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
銀行倶楽部第五十七回晩餐会開かれ来賓として総督府[総監府]総務長官鶴原定吉、韓国財政顧問目賀田種太郎等出席す。栄一一場の挨拶をなす。
第07巻
p.16-p.28
【DK070003k】
2月24日 【63.演芸及ビ美術/株式会社高等演芸場】
是より先、柳沢保恵等八名欧米流の新劇場設立を企図す。栄一、大倉喜八郎と共に相談役として之に賛助し、資本金十五万円を以て株式会社高等演芸場設立に決す。是日築地同気倶楽部に於て創立総会開かれ、柳沢を取締役会長に推し、栄一取締役に就任す。
第27巻
p.432-p.433
【DK270122k】
2月25日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、飛鳥山邸に於て当会寄宿舎監督本多静六欧米行の送別会を催す。
第27巻
p.135
【DK270046k】
2月28日 【08.陸運/日本鉄道株式会社】
曩に決定せる解散慰労金分配に対し旧同会社使用人その不等を鳴し紛擾を起す。栄一之が調停に努め、是日開かれたる旧同会社株主総会に出席し、動議を起して重役寄附金を加へ追加慰労金二十四万余円を支出せしめ、其慰労金再分配調査委員を指名し委員長と為る。茲に於て紛擾円満解決す。
第08巻
p.601-p.616
【DK080052k】
2月28日 【63.演芸及ビ美術/帝国劇場株式会社】
是日当社は東京商業会議所に於て創立総会を開催す。栄一之に臨み、創立委員長たるを以て議長席につき、当社発起以来の経過を述べ、取締役会長に推さる。
第27巻
p.416-p.421
【DK270115k】
2月-- 【18.窯業/東武煉瓦株式会社】
栄一、根津嘉一郎・日比谷平左衛門・末延道成・諸井恒平等と共に資本金百万円の東武煉瓦株式会社設立を発起す。然るに戦後の財界不況に遭ひ遂に成立せず。
第11巻
p.559
【DK110082k】
2月-- 【30.諸商工業/東洋電機株式会社(東洋電機製造株式会社)】
栄一、渡辺嘉一等と当会社を発起、創立せんとす。
第15巻
p.352
【DK150033k】
2月-- 【60.女子教育/日本女子大学校】
当校第二期拡張の為め、是月栄一、第三回募金中に金二万円を寄附す。
第26巻
p.905-p.909
【DK260164k】
2月-- 【61.一般教育関係/専修学校】
是月栄一、当校商議員に推薦せらる。
第27巻
p.165-p.166
【DK270066k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
3月1日 【05.保険/日清火災保険株式会社】
是日より屡々創立委員会に出席し、要務を談ず。
第07巻
p.697-p.698
【DK070088k】
3月5日 【33.対外事業/日韓瓦斯株式会社(日韓瓦斯電気株式会社)】
是より先、曾禰寛治、韓国に瓦斯事業を創設すべき事を栄一に諮る。是日栄一外十一名、京城に於ける瓦斯営業認可申請書を韓国統監府に提出す。六月二十七日其認可及び命令書下附せらる。
第16巻
p.622-p.625
【DK160103k】
3月20日 【23.瓦斯/東京瓦斯株式会社】
是日より東京勧業博覧会上野に開会さる。当会社第二会場に瓦斯館を特設し、瓦斯器械及び諸製作器を出品す。七月二日天皇・皇后両陛下台臨の栄に浴し、又瓦斯製菓器の天覧を賜ふ。尚東宮殿下(大正天皇)東宮妃殿下を首め、皇族の台臨並に貴紳顕官の来館を仰げり。当会社此の記念として「美与能飛可利」を編纂し、栄一跋文を草す。
第12巻
p.705-p.707
【DK120094k】
3月20日 【36.博覧会/東京勧業博覧会】
是日、当博覧会開会式上野公園に於て挙行せらる。栄一、出品人総代として一場の祝辞を述ぶ。
第23巻
p.623-p.627
【DK230061k】
3月23日 【03.手形交換所/東京手形交換所】
東京交換所創業満二十年紀念会を開催す。栄一一場の演説を為す。又創業以来の功労に対し感謝状並に純銀製花瓶一対を贈らる。
第07巻
p.446-p.468
【DK070060k】
3月24日 【58.修養団体/財団法人講道館】
是日講道館大塚坂下町に開運坂道場を新設す。栄一落成祝賀会に臨む。
第26巻
p.476
【DK260075k】
3月24日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/専修学校理財学会】
是日栄一、当学会大会に臨み「大国民ノ襟度」と題し一場の演説をなす。
第27巻
p.354-p.357
【DK270104k】
3月25日 【07.海運/日清汽船株式会社】
是日同会社創立総会を開く。栄一議長席に着き創立に関する諸報告を為し、尋いで取締役及監査役を選出す。栄一取締役に当選す。同会社は四月一日より営業を開始す。
第08巻
p.289-p.317
【DK080018k】
3月30日 【18.窯業/品川白煉瓦株式会社】
是より先、西村勝三歿するに臨み、当会社の後事を栄一に遺嘱す。栄一乃ち是日相談役と為り、其営業を監督す。
第11巻
p.496-p.500
【DK110072k】
3月30日 【33.対外事業/満洲興業株式会社】
是日、東京商業会議所に於て、創立計画中の満洲豆粕製粉会社を改称せる満洲興業株式会社の創立総会を開催す。栄一、創立委員長として議長席に着き、創立事務の報告並に役員の指名をなし、相談役を嘱託せらる。ここに会社創立を見たるも十一月に至り解散す。
第16巻
p.749-p.751
【DK160126k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
4月1日 【15.製革/日本皮革株式会社】
合名会社大倉組皮革製造所・東京製皮合資会社及び桜組合併して日本皮革株式会社を創立す。栄一相談役と為る。
第11巻
p.173-p.176
【DK110034k】
4月1日 【59.実業教育/大倉商業学校・大倉高等商業学校】
是日栄一、当校第四回卒業式に臨み、生徒に対して一場の訓辞を述ぶ。
第26巻
p.754-p.757
【DK260123k】
4月2日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/添田寿一渡欧送別会】
是日栄一、日本銀行に於て開催せる日本興業銀行総裁添田寿一渡欧送別会に臨み送別の辞を述ぶ。
第28巻
p.816
【DK280134k】
4月5日 【50.国際災害救助/南清饑饉救済義捐金募集】
是日栄一、外務大臣官邸に開かれたる南清飢饉救済会議に出席し、種種協議をなす。
第25巻
p.745-p.747
【DK250115k】
4月5日 【57.キリスト教団体/万国学生基督教青年会】
是日、東京市並に商工業有志者主催、第七回万国学生基督教青年会大会参列者歓迎会、芝公園内三縁亭に開かる。栄一之に出席し、主催者を代表して歓迎の辞を朗読す。
第26巻
p.66-p.71
【DK260020k】
4月7日 【27.倉庫/渋沢倉庫部(渋沢倉庫株式会社)】
渋沢倉庫部開業十周年紀念園遊会を飛鳥山渋沢邸に催す。
第14巻
p.366-p.373
【DK140035k】
4月8日 【61.一般教育関係/青山学院】
是日、当学院創立二十五年記念祝賀会並に新講堂献堂式挙行せられ、式後当学院交友会の主催にかかる祝賀晩餐会開催せらる。栄一来賓として之に臨み、席上一場の祝辞を述ぶ。
第27巻
p.233-p.234
【DK270088k】
4月10日 【30.諸商工業/全国米業者大会】
是日栄一、東京赤坂溜池三会堂に開催せる全国米業者大会に出席し、一場の演説をなす。後ち大日本米穀会会頭に推さる。
第15巻
p.353-p.359
【DK150034k】
4月11日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日栄一、当校卒業証書授与式に臨み演説をなす。
第26巻
p.909
【DK260165k】
4月12日 【03.手形交換所/全国手形交換所聯合会】
是日栄一東京銀行倶楽部に開かれたる第五回全国手形交換所聯合懇親会に臨み、来賓に対する謝辞を述ぶ。
第07巻
p.498-p.507
【DK070065k】
4月18日 【39.保健団体及ビ医療施設/社団法人東京慈恵会】
是より先栄一、東京慈恵医院幹事長有栖川宮威仁親王妃慰子殿下より同医院拡張の資金募集に付き特に御依頼を蒙り、是日、其相談役兼委員長と為る。
第24巻
p.536-p.543
【DK240061k】
4月18日 【57.キリスト教団体/救世軍】
是より先救世軍大将ウイリアム・ブース(William Booth)渡来す。栄一等発起人となり、是日東京市会議事堂に其歓迎会を開く。栄一商工業有志者を代表して歓迎の辞を朗読す。
第26巻
p.72-p.80
【DK260021k】
4月20日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、救世軍大将ウイリアム・ブースを飛鳥山邸に招いて午餐会を催す。
第25巻
p.683-p.684
【DK250095k】
4月20日 【57.キリスト教団体/救世軍】
是日栄一、救世軍大将ウイリアム・ブースを案内して、東京市養老院を縦覧せしめ、畢りて之を飛鳥山邸に招じ、慈善研究会の名に於て歓迎会を開く。栄一総代として歓迎の辞を述ぶ。
第26巻
p.80-p.86
【DK260022k】
4月21日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会の大会に出席し、一場の演説をなす。
第27巻
p.135-p.137
【DK270047k】
4月22日 【39.保健団体及ビ医療施設/社団法人東京慈恵会】
拡張後の当医院を社団法人となすに付き、穂積陳重に定款草案の執筆を依頼す。是日栄一、幹事長殿下より右依頼の命を受く。
第24巻
p.543-p.544
【DK240062k】
4月25日 [旅行]
是日栄一、東京を発し甲府に赴き、二十七日帰京す。
第29巻
p.515-p.516
【DK290182k】
4月27日 【20.船渠・造船/株式会社東京石川島造船所】
当造船所創立満三十年祝賀式を挙ぐ。栄一之に臨み演説す。
第11巻
p.658-p.661
【DK110100k】
4月-- 【56.寺院及ビ仏教団/東叡山寛永寺】
是月栄一、東叡山寛永寺の檀家総代に推さる。
第26巻
p.63-p.64
【DK260018k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
5月1日 【32.農・牧・林・水産業/大日本遠洋漁業株式会社】
是日、資本金百五十万円を以て臘虎、膃肭獣の漁獲を目的とする当会社創立せらる。栄一創立委員長たり。
第15巻
p.683-p.685
【DK150093k】
5月6日 [交遊/三島毅]
是日栄一、三島毅を飛鳥山邸に招きて、庭園の牡丹を賞す。
第57巻
p.478-p.479
【DK570237k】
5月10日 【22.化学工業/日本化学工業株式会社】
栄一、大倉喜八郎・馬越恭平等と共に日本化学工業株式会社の設立を発起す。是日当会社創立せらる。
第12巻
p.275-p.277
【DK120034k】
5月11日 【59.実業教育/東京高等商業学校 付.社団法人如水会】
是日栄一、当校同窓会の懇請に応じ、三縁亭に催されたる同会全国会員懇親会に臨み挨拶を述ぶ。
第26巻
p.659-p.665
【DK260108k】
5月11日 【61.一般教育関係/財団法人高千穂学校】
是日当校の中学校新築落成したるに付き、栄一落成式に出席して演説をなす。爾後引続き援助する所少なからず。
第27巻
p.152-p.153
【DK270060k】
5月12日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、王子曖依村荘に開かれたる竜門社第三十八回春季総会に韓国宮内府参事官沈璋変以下二十九名を招請し、栄一午餐を共にし挨拶を述ぶ。
第25巻
p.684-p.685
【DK250096k】
5月12日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日栄一、当社第三十八回春季総集会に出席し、「常識ノ修養」と題して演説をなす。
第26巻
p.391-p.398
【DK260067k】
5月13日 【61.一般教育関係/帝国教育会】
当会並に東京府教育会・東京市教育会の主催により、是月十一日より三日間に亘り全国教育家大集会開催せらる。是日栄一、会場たる東京高等工業学校講堂に到り、「商業大学ノ設置ニ就テ教育家諸君ニ望ム」と題し一場の演説をなす。
第27巻
p.156-p.163
【DK270063k】
5月13日 【61.一般教育関係/東京市教育会】
是月十一日より三日間に亘り、当会及び東京府教育会・帝国教育会の主催により全国教育家大会開催せらる。栄一、是日会場たる東京高等工業学校講堂に到り「商業大学ノ設置ニ就テ教育家諸君ニ望ム」と題し、一場の演説をなす。
第27巻
p.227
【DK270083k】
5月20日 【39.保健団体及ビ医療施設/社団法人東京慈恵会】
是日東京慈恵医院総会開催せられ、改正定款を可決す。午後二時、皇后陛下行啓あり、令旨を賜ひ、式後更に芝離宮に於て会員一同に茶菓を賜ふ。栄一、夫人兼子と共に奉迎す。
第24巻
p.544-p.552
【DK240063k】
5月23日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
銀行倶楽部第五十九回晩餐会開かれ、来賓として大蔵次官若槻礼次郎、日本銀行副総裁高橋是清等出席す。栄一一場の挨拶をなす。
第07巻
p.28-p.38
【DK070004k】
5月23日 【13.製麻・毛織・製帽/北海道製麻株式会社】
日露戦後の好況により当社は是年資本金百二十万円を倍額増資したりしが、先に三社合同して創立せる日本製麻株式会社も又倍増増資を行ひ、両社合同の好機至りたれば、日本製麻の安田善次郎・大倉喜八郎と栄一の間に両社合併の議進み、是日両社同時に臨時総会を開き合併仮契約案を議決す。
第10巻
p.712-p.714
【DK100066k】
5月24日 【33.対外事業/湖南汽船株式会社】
是日当会社臨時株主総会を開き、日清汽船株式会社へ合併のため解散を決議す。栄一清算人に選任せらる。
第16巻
p.722
【DK160117k】
5月-- 【30.諸商工業/合資会社沖商会(沖電気株式会社)】
是月、沖牙太郎の経営せる沖商会は組織を更めて合資会社と為す。栄一有限責任社員にして監査役に就任、四十二年六月辞任す。
第15巻
p.360-p.361
【DK150035k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
6月12日 【68.政治・行政/自治協会】
是日栄一、自治協会例会に出席し、演説す。
第28巻
p.402
【DK280045k】
6月14日 【08.陸運/小倉鉄道株式会社】
是より先、岩田作兵衛外六名小倉鉄道敷設を請願し、是日許可さる。会社資本金三百五十万円の内百万円は栄一の斡旋による。後大正三年経営不振の為興業銀行より右百万円の支払命令あるや、栄一、渡辺嘉一・谷口守雄等を派して会社業態を調査せしめ、打開の道を講ぜしめ、以て窮境を脱せしめたり。
第09巻
p.375-p.377
【DK090043k】
6月16日 【67.新聞・雑誌・通信・放送/博文館二十周年記念会】
是日栄一、上野精養軒に於て開催せられたる博文館創業二十周年記念会に出席し一場の演説をなす。
第27巻
p.536-p.541
【DK270142k】
6月23日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
是日栄一、仁川新聞に掲載せられたる第一銀行に関する記事に就きて、同地の第一銀行仁川支店支配人野口弥三に書翰を送る。
第16巻
p.350-p.353
【DK160046k】
6月24日 【64.編纂・刊行/徳川慶喜公伝編纂 付.昔夢会】
是日より日本橋区兜町渋沢事務所楼上に編纂所を置き、著者栄一、顧問穂積陳重・阪谷芳郎、校修者三上参次・萩野由之、編纂主任萩野由之、立案者小林庄次郎及び記料蒐集者江間政発等の所員を以て徳川慶喜の伝記編纂を開始す。
第27巻
p.457-p.460
【DK270128k】
6月26日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、フランス人フォツセート兜町の事務所にて会見す。
第25巻
p.685
【DK250097k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
7月5日 【32.農・牧・林・水産業/三本木渋沢農場】
是より先栄一、当農場の経営刷新を図り、農科大学助教授原熙に詢る所ありしが、是日改めて農場の顧問に嘱託し、又其推選により滋賀県農場試験場技師金子熊一を聘して農場長に任ず。
尚この前後三本木開墾株式会社の重役間の紛議を調停し、其事業を指導する等尽力する所多し。
[『渋沢栄一伝記資料』第15巻目次p.8には7月とあるが、正しくは7月5日]
第15巻
p.641-p.649
【DK150079k】
7月6日 【36.博覧会/東京勧業博覧会】
是日、当博覧会褒賞授与式第二会場外国館前の広場に於て挙行せらる。栄一、農商務大臣松岡康毅等の祝辞に対し、出品人総代として一場の答辞を述ぶ。
第23巻
p.627-p.630
【DK230062k】
7月8日 【05.保険/東明火災海上保険株式会社】
是より先、東京海上保険株式会社及び明治火災保険株式会社の関係者により両社の再保険会社として東明火災海上保険株式会社の設立発起さる。是日創立総会開かれ、栄一取締役に就任す。
第07巻
p.733-p.762
【DK070095k】
7月10日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/日本銀行主催日仏協約祝賀会】
是日栄一、三井集会所に於て開催せる日本銀行主催の日仏協約祝賀会に出席す。
第28巻
p.816-p.818
【DK280135k】
7月12日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/日仏協約祝賀会】
是より先、日仏協約成立す。栄一、東京市長尾崎行雄・東京商業会議所会頭中野武営と謀り、是日その祝賀会を東京勧業博覧会場内に於て開催す。栄一祝賀会理事総代として祝賀文を朗読す。
第28巻
p.751-p.773
【DK280125k】
7月18日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
第参拾期営業報告書を大蔵省に提出す。通常総会に引続き臨時総会を開き麹町支店移転のことを決議す。栄一之に参与す。
第05巻
p.184-p.189
【DK050042k】
7月19日 【23.瓦斯/東京瓦斯株式会社】
是日栄一、東京商業会議所に開きたる当会社株主総会に出席し、議長となりて議事を主宰す。
第12巻
p.707-p.708
【DK120095k】
7月22日 【39.保健団体及ビ医療施設/社団法人東京慈恵会】
是より先十一日、東京慈恵医院はその組織を改め、社団法人東京慈恵会の設立を申請し、十九日許可せらる。是日栄一、理事・副会長の辞令を受け、爾後理事会・評議会に屡々出席し、財務主任として尽力す。尚、当会の資金募集額は四十一年三月末、三十三万余円に達し、栄一も亦金一万円を寄附せり。
第24巻
p.552-p.562
【DK240064k】
7月23日 【64.編纂・刊行/徳川慶喜公伝編纂 付.昔夢会】
伝記編纂に就きその資料とせんがため慶喜自身よりその閲歴及び幕末の事情等に関する談話を聴取せんとし、是日兜町渋沢事務所に於て慶喜を中心とせる第一回談話会を開催、慶喜これを「昔夢会」と名つく。栄一出席す。
第27巻
p.460-p.473
【DK270129k】
7月26日 【13.製麻・毛織・製帽/帝国製麻株式会社】
北海道製麻株式会社・日本製麻株式会社の二社合同して帝国製麻株式会社創立のため、是日東京銀行集会所に於て両社合併創立株主総会開催さる。栄一相談役に推薦さる。
第10巻
p.744-p.759
【DK100068k】
7月-- [交遊/三島毅]
是より先、栄一、三島毅に尾高惇忠頌徳碑の撰文を依嘱し、是月その稿成る。
第57巻
p.479-p.480
【DK570238k】
7月-- 【32.農・牧・林・水産業/三本木渋沢農場】 ⇒ 7月5日参照  

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
8月6日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、東京市長尾崎行雄・東京商業会議所会頭中野武営と共にアメリカ特命全権大使ラック・イー・ライト送別晩餐会を三井集会所に催せしが、病により出席せず。
第25巻
p.685-p.686
【DK250098k】
8月15日 [旅行]
是日栄一、東京を発し箱根小涌谷の三河屋に赴き、九月一日帰京す。
第29巻
p.516-p.519
【DK290183k】
8月-- 【40.災害救恤/明5~大8 [災害救恤]】
是月の函館区火災及び東京府外一府五県の水害に際し、栄一、罹災者へ金二百円賑恤す。
第24巻
p.571-p.572
【DK240070k】
8月-- 【40.災害救恤/明5~大8 [災害救恤]】
是月の函館区火災及び東京府外一府五県の水害に際し、栄一、罹災者へ金二百円賑恤す。
第24巻
p.593-p.597
【DK240075k】
8月-- 【40.災害救恤/明5~大8 [災害救恤]】
是月の水害に際し、栄一、深川区内罹災窮民へ金二百円賑恤す。
第24巻
p.597-p.599
【DK240076k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | --/ 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
9月9日 【61.一般教育関係/韓国各地居留民教育施設】
是より先、明治三十九年栄一渡韓の途次、六月、京城居留民団立尋常高等小学校新築費として金三千円、仁川居留民団立小学校基本金として金五百円、同幼稚園基本金として金二百円、七月、釜山公立小学校及同幼稚園基本財産として金八百円、後更に十一月に至り大邱居留民団立尋常高等小学校建築費として金一百円を寄附したる功に依り、是日銀杯一組を下賜せらる。
第27巻
p.231-p.232
【DK270086k】
9月13日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/伊藤韓国統監歓迎会】
是より先、韓国統監伊藤博文帰朝す。栄一、東京市長尾崎行雄・東京商業会議所会頭中野武営等と共に発起して、上野公園元博覧会場内貴賓館に於て、是日歓迎会を催す。栄一理事総代として式辞を朗読す。
第28巻
p.774-p.790
【DK280126k】
9月16日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
是日栄一、第一銀行を代表し、朝鮮統監侯爵伊藤博文一行を飛鳥山邸に招宴す。
第16巻
p.353-p.354
【DK160047k】
9月17日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会商議員久米孝三郎送別会に出席し一場の演説をなし、矢作栄蔵に寄宿舎副監督を嘱託す。
第27巻
p.137-p.138
【DK270048k】
9月21日 [家庭生活/同族・親族/同族]
是日阪谷芳郎男爵に叙せらる。十一月二十一日、大蔵大臣官邸に叙爵祝答礼宴を開く。栄一之に出席して祝詞を述ぶ。
第29巻
p.78-p.79
【DK290020k】
9月22日 [旅行]
是日栄一、東京を発し大磯の梅浦家別邸に赴き、二十六日帰京す。
第29巻
p.519-p.520
【DK290184k】
9月27日 [旅行]
是日栄一、東京を発し郷里血洗島に赴き、二十八日帰京す。
第29巻
p.520
【DK290185k】
9月27日 【55.神社/諏訪神社(埼玉県大里郡八基村血洗島)】
前年当社奥殿修繕の議決し、栄一其費用中に金三千円を寄附す。是日修繕落成し遷座式行はる。栄一参列し、副斎主と為る。尚、十月十三日当社基金の件を氏子と議す。
第26巻
p.48-p.51
【DK260011k】
9月30日 【48.外賓接待(一)/アメリカ陸軍大臣ウィリアム・タフト歓迎】
是日、東京市有志主催による米国陸軍大臣タフト歓迎晩餐会帝国ホテルに催さる。栄一出席して有志総代として歓迎の辞を述ぶ。
第25巻
p.564-p.584
【DK250046k】
9月-- 【40.災害救恤/明5~大8 [災害救恤]】
是より先八月下旬、関東地方水害に襲はれ、埼玉県下惨状最も甚し。是月栄一、同県出身の有志者と謀り、埼玉水害罹災救済会を設け、自ら金千五百円を寄附す。
第24巻
p.599-p.602
【DK240077k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
10月3日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/日露協約祝賀会】
是より先、日露協約成立す。栄一、東京市長尾崎行雄・東京商業会議所会頭中野武営と相謀りて、是日上野公園元博覧会場内貴賓館に於てその祝賀会を開催す。栄一、理事総代として祝辞を朗読す。
第28巻
p.791-p.808
【DK280127k】
10月6日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会の第三回寄宿舎記念祝賀式に臨み一場の演説をなす。
第27巻
p.138-p.139
【DK270049k】
10月15日 【01.銀行/日本勧業銀行】
帝国ホテルに開催せられたる日本勧業銀行創立十周年記念祝賀会に臨み一場の演説を為す。
第05巻
p.230-p.231
【DK050053k】
10月17日 【60.女子教育/日本女子商業学校】
是日当校創立四週年記念式挙行せらるるに当り、栄一、当校学監嘉悦孝子の請に応じ、会場たる東京高等商業学校講堂に臨み、生徒に対して一場の訓話をなす。
第26巻
p.925-p.929
【DK260174k】
10月20日 【61.一般教育関係/早稲田大学】
是日、当大学総長伯爵大隈重信の銅像除幕式並に創立二十五周年記念祝典催され、栄一之に出席し祝辞を述ぶ。
第27巻
p.93-p.99
【DK270029k】
10月24日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是より先本月十八日、インド豪商アール・ディ・タタ栄一を兜町の事務所に訪ふ。是日栄一、同夫妻を飛鳥山邸に招いて晩餐会を開く。次いで十一月二日、同人の催せる帝国ホテルに於ける晩餐会に出席す。
第25巻
p.686-p.687
【DK250099k】
10月24日 【72.銅像/陸奥宗光銅像】
是より先、栄一、陸奥宗光銅像建設に賛助し、是日、外務省に於て挙行せられたる、その除幕式に臨席す。
第28巻
p.542
【DK280094k】
10月25日 【18.窯業/品川白煉瓦株式会社】
是日栄一、当会社株主臨時総会に出席す。栄一の推挙せる郷隆三郎専務取締役に就任せり。尋いで十一月二十五日帝国ホテルに於ける披露会に出席し一場の演説をなし、当会社創立以来の沿革を述ぶ。
第11巻
p.500-p.511
【DK110073k】
10月26日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
銀行倶楽部第六十二回晩餐会開かる。栄一出席し一場の挨拶をなす。
第07巻
p.38-p.39
【DK070005k】
10月27日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是より先九月二十一日、当社名誉社員阪谷芳郎は男爵を授けらる。是日、大日本麦酒株式会社庭園に於て右祝賀を兼ねて当社第三十九回秋季総集会開かる。栄一之に出席し「竜門社ノ精神及将来ノ経営ニ関スル希望」と題して演説をなす。
第26巻
p.398-p.407
【DK260068k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
11月1日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/万朝報営業満十五年記念園遊会】
是日栄一、上野精養軒に於て開催せる万朝報営業満十五年記念園遊会に臨みて、祝辞を述ぶ。
第28巻
p.818-p.820
【DK280136k】
11月4日 【61.一般教育関係/暁星中学校】
是日、首相官邸に於て当校拡張発起人会開催せられ、栄一発起人の一員として之に出席、拡張評議員兼会計監督に選任せられ、爾後屡々当校拡張計画並に寄附金勧募の議に与る。
第27巻
p.167-p.168
【DK270068k】
11月11日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、イギリス人ハエン及びセールのメトロポール・ホテルに催したる午餐会に出席す。
第25巻
p.687
【DK250100k】
11月11日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、フランス主要銀行代表者、パリ・オランダ銀行副支配役フィナリーを飛鳥山邸に招いて送別晩餐会を開く。此前度に亘り各所に於ける招宴に出席し、また屡々面談す。蓋し日仏銀行設立の始なり。
第25巻
p.687-p.690
【DK250101k】
11月12日 【33.対外事業/日韓瓦斯株式会社(日韓瓦斯電気株式会社)】
是日栄一、当会社創立委員長に推さる。
第16巻
p.625-p.628
【DK160104k】
11月18日 【64.編纂・刊行/開国五十年史】
是より先栄一、大隈重信の企劃編纂に係る「開国五十年史」のうち銀行・会社に関する部分を担当執筆す。是日、大隈重信はその完成披露園遊会を早稲田の自邸に開催す。栄一之に臨席し編纂に対する感謝の演説をなす。
第27巻
p.487-p.493
【DK270133k】
11月26日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
銀行倶楽部第六十三回晩餐会開かる。栄一出席し一場の演説をなす。
第07巻
p.39-p.54
【DK070006k】
11月26日 【59.実業教育/財団法人岩倉鉄道学校】
是日栄一、日本鉄道株式会社追加慰労金分配方法調査委員長の資格に於て、公債額面金二千五百五十円を当校基本金中に寄附す。
第26巻
p.798-p.800
【DK260133k】
11月28日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/前韓国財政顧問目賀田種太郎慰労会】
是日栄一、帝国ホテルに於ける前韓国財政顧問目賀田種太郎帰朝慰労会に臨みて、祝辞を述ぶ。
第28巻
p.820
【DK280137k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
12月3日 【48.外賓接待(一)/カナダ駅逓総監兼労働事務大臣レミュー歓迎】
是日、東京市有志主催によるカナダ駅逓総監兼労働事務大臣レミュー歓迎会、華族会館に開かる。栄一出席し有志総代として挨拶を述ぶ。
第25巻
p.592-p.607
【DK250048k】
12月3日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、京浜銀行家有志と共にロシア前大蔵大臣シボフ等招待午餐会を坂本町銀行倶楽部に開き、出席して挨拶を述ぶ。
第25巻
p.690-p.692
【DK250102k】
12月7日 【61.一般教育関係/八基尋常高等小学校】
是日栄一、当校創立十五年記念祭に臨み、青年に対する訓戒演説をなす。
第27巻
p.43
【DK270013k】
12月14日 【33.対外事業/京釜鉄道株式会社】
是より先、政府は京釜鉄道買収価格を二千一万六千五百円と決定し、三十九年十一月二十九日之を会社に通達す。栄一等会社の精算人は十二月三日之を承認せしも、是日に抵り、他の買収鉄道と同一の計算法に改めんことを逓信大臣山県伊三郎に請願す。
第16巻
p.506-p.509
【DK160079k】
12月19日 [栄誉/叙位・叙勲/外国叙勲]
是日栄一、フランス共和国より贈与されたるコンマンドール・ド・ロルドル・ナシオナル・ド・ラ・レジオン・ド・ノール勲章を受領し佩用するを賞勲局より允許せらる。
第29巻
p.264-p.265
【DK290087k】
12月22日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/社会政策会 [社会政策学会]】
是より先栄一、屡々我国工場法施行の時期なほ早しの意見を表明したり。是日、東京帝国大学に於て開かれたる社会政策学会第一回大会に出席し、工場法施行の時期漸く至れりとの演説をなす。
第27巻
p.369-p.377
【DK270109k】
12月23日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
銀行倶楽部第六十四回晩餐会開かれ、来賓として通商局長石井菊次郎等出席す。栄一一場の挨拶をなす。
第07巻
p.54-p.65
【DK070007k】
12月24日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
東京銀行集会所同盟銀行有志は韓国特派大使一行、同皇太子殿下随員一行を銀行倶楽部に招待して午餐会を開催す。栄一出席し主人側を代表して一場の挨拶をなす。
第07巻
p.65-p.70
【DK070008k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1907年
(明治40)
事 項 『伝記資料』
-- [家庭生活/健康]
渋沢栄一日記及び八十島親徳日録に記載せられたる、栄一是年に於ける健康に関する事項。
第29巻
p.163-p.168
【DK290049k】
-- 【18.窯業/友玉園製陶所】
明治十五年加藤友太郎により創立されたる友玉園製陶所は、是年匿名組合に組織を変更し業務の発展を図る。栄一、郷誠之助・植村澄三郎等と共に組合員となり、大正五年に及ぶ。
第11巻
p.431-p.439
【DK110061k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。