渋沢栄一詳細年譜

明治36年(1903)〔 63歳 〕

最終更新日:2018年8月7日 公開日:2013年3月11日
社会の主なできごと : 6月 日比谷公園開園式
身 辺 : 1月9日 国府津、国府津館へ/ 4月21日 大阪へ/  8月18日 銚子、暁鶏館へ/ 11月20日 インフルエンザ、喘息、中耳炎/ 12月1日 鼓膜切開手術


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
1月9日 [旅行]
是日栄一、東京を発し国府津の国府津館に赴き、二十日帰京す。
第29巻
p.498
【DK290168k】
1月12日 【03.手形交換所/東京手形交換所】
地方に宛てたる支払保証小切手を以て為替手形に代用することを廃止す。栄一委員長として之に与る。
第07巻
p.402-p.404
【DK070056k】
1月15日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
第弐拾壱期営業報告書を大蔵省に提出す。通常総会に引続き臨時総会を開き、取締役及び監査役任期満了に付改選す。栄一之に参与す。
第05巻
p.149-p.152
【DK050033k】
1月24日 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
株主総会を開き韓国に於ける支店出張所の開設及び損益計算に関する定款改正を議決す。栄一之に出席して前年視察したる欧米諸国銀行の状況を報告す。
第04巻
p.617-p.620
【DK040066k】
1月26日 【61.一般教育関係/台湾協会学校(東洋協会専門学校)】
是日栄一、当校に到り、学生に対し一場の演説をなす。
第27巻
p.192-p.197
【DK270078k】
1月~10月 [家庭生活/健康]
渋沢栄一日記及び八十島親徳日録に記載せられたる、栄一是間に於ける健康に関する事項。
第29巻
p.129-p.134
【DK290041k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
2月4日 【33.対外事業/京釜鉄道株式会社】
是より先栄一、当会社社債募集の為め奔走す。是日政府に社債元利償還の保証を請ひ、二十四日許可命令書下附せらる。五月二十九日変更を加へらる。
第16巻
p.458-p.463
【DK160074k】
2月11日 【61.一般教育関係/埼玉学友会】
是日栄一、神田錦輝館に於ける当会の総会に臨み、一場の演説をなす。
第27巻
p.56-p.62
【DK270018k】
2月24日 【33.対外事業/京仁鉄道合資会社】
是日当会社社員総会開かれ、京釜鉄道株式会社との合併決議を延期す。後七月三十日に至り再度合併に決せらる。
第16巻
p.571-p.575
【DK160093k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
3月1日 【59.実業教育/大倉商業学校・大倉高等商業学校】
是日栄一、当校専修科第一回卒業式に臨み一場の演説をなす。
第26巻
p.745-p.746
【DK260119k】
3月14日 【61.一般教育関係/深川区教育会】
是日深川霊岸寺に於て当会総会開催せられ、栄一会長として之に臨み、一場の演説をなす。
第27巻
p.147-p.149
【DK270056k】
3月18日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/松尾臣善還暦祝賀会】
是日栄一、帝国ホテルに於て開催せられたる松尾臣善還暦祝賀会に出席す。
第28巻
p.815-p.816
【DK280133k】
3月20日 【03.手形交換所/全国手形交換所聯合会】
第一回全国手形交換所聯合会を東京銀行集会所に開く。栄一会長に推され、開催の趣旨を述ぶ。翌日元老大蔵省及日本銀行関係者を招きて聯合懇親会を帝国ホテルに開く。栄一開会劈頭一場の挨拶を為す。
第07巻
p.470-p.484
【DK070062k】
3月21日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是より先当会議所、旅順口若くは青泥窪に領事館又は貿易事務館を設置するの件並に清国専管居留地経営に関する件に就き調査中なりしが、是日の会議に於て両件共暫く建議を見合はすに決す。栄一会頭として之に与る。
第21巻
p.811-p.816
【DK210140k】
3月21日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/国家学会】
是日栄一、東京帝国大学構内に於て開催せられたる当学会に出席し、欧米漫遊中に於ける所感に関する演説をなす。
第27巻
p.332-p.343
【DK270101k】
3月28日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是より先農商務省、工場法を制定せんとして当会議所の意見を徴す。栄一調査委員長となりて之が調査を為し、是日農商務省総務長官安広伴一郎に当会議所の意見を答申す。
第21巻
p.816-p.830
【DK210141k】
3月28日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日栄一、当校卒業式に臨み演説す。
第26巻
p.890-p.892
【DK260158k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
4月16日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、イギリス人ステアーン飛鳥山邸に来訪す。
第25巻
p.661-p.662
【DK250080k】
4月21日 [旅行]
是日栄一、夫人同伴東京を発して大阪に赴き、二十三日全国銀行大会に出席し、且つ第五回内国勧業博覧会並に関係銀行会社を視察し、三十日帰京す。
第29巻
p.498-p.501
【DK290169k】
4月21日 【08.陸運/九州鉄道株式会社】
是より先、九州鉄道株式会社株主の一部に山陽鉄道株式会社との合併をはかり臨時株主総会を要求するものあり、会社重役は之に反対して紛擾を見んとす。是日栄一岩崎弥之助と連名にて株主に合併反対の意見を通告す。後五月九日右の要求撤回せられて止む。
第09巻
p.303-p.307
【DK090028k】
4月23日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
大阪中之島公会堂に於て大阪銀行集会所主催の全国銀行大会開かる。栄一出席し一場の演説をなす。
第06巻
p.556-p.563
【DK060153k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
5月10日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/東宮御慶事奉祝会】
是日奉献美術館の礎石置定式挙行せらる。会長欠席せるを以て栄一これに代り来会者に対し謝辞を述ぶ。
第28巻
p.711-p.712
【DK280112k】
5月15日 【08.陸運/東京市ノ市街鉄道】
栄一、東京電気鉄道株式会社相談役に推さる。
第09巻
p.456-p.457
【DK090052k】
5月21日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日銀行倶楽部清国貝子載振殿下を招宴す。栄一出席して演説す。
第06巻
p.563-p.565
【DK060154k】
5月21日 【48.外賓接待(一)/清国皇族貝子載振招待】
是より先、本年三月一日より大阪に開催中の第五回内国勧業博覧会見物及び本邦視察の為め渡来せられたる清国皇族貝子載振を、是日銀行倶楽部に招待す。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第25巻
p.559
【DK250044k】
5月21日 【59.実業教育/全国地方商業学校長会議】
是月十八日より二十二日に亘り、全国地方商業学校長会議東京に開催せらる。栄一その招請に応じ、是日会場たる東京高等商業学校講堂に於て、商業教育に関し一場の演説を為す。
第26巻
p.838-p.846
【DK260145k】
5月24日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日栄一、当社第三十回春季総集会に出席し「善模倣ト悪模倣談」と題して演説をなす。尚、七月の月次会に出席す。
第26巻
p.316-p.320
【DK260058k】
5月29日 【45.国際団体及ビ親善事業/喜賓会】
是日喜賓会常務委員会開かる。栄一出席して同会事業拡張の方法に就て協議す。
第25巻
p.467-p.468
【DK250020k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
6月3日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
前年十二月十七日認可せられたる商業会議所選挙規定に基き去る三月選挙行はれ、栄一議員に選挙せらる。次いで五月十二日新商業会議所第一回臨時総会開かれ、定款を議定し、農商務大臣に申請して六月二日認可を得たり。仍て是日新定款に依る役員の選挙行はれ、栄一会頭に選ばる。
第21巻
p.830-p.850
【DK210142k】
6月8日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
是より先、三月、韓国に於ける銀行券発行に就き大蔵省より訓示ありしかば、第一銀行此の旨を体して銀行券規則を改正し、是日大蔵省に提出す。七月三日を以て認可せらる。
第16巻
p.169-p.173
【DK160026k】
6月14日 【61.一般教育関係/東京府教育会】
是日当会の主催に依り教育講談会開催せらる。栄一之に臨み、一場の演説をなす。
第27巻
p.197-p.206
【DK270079k】
6月15日 【34.経済団体及ビ民間諸会/商業会議所聯合会】
是日より十九日迄、第十二回定期会大阪商業会議所に於て開かる。井上角五郎・岩出惣兵衛の両名東京商業会議所を代表して之に参会し、次いで七月二十二日、議事の顛末を同会議所に報告す。栄一東京商業会議所会頭として之に与る。
第22巻
p.901
【DK220074k】
6月18日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ絹業協会会長コングトン及び同出納長ホーマーを飛鳥山邸に請じて午餐会を催す。
第25巻
p.662
【DK250081k】
6月20日 【59.実業教育/東京高等商業学校 付.社団法人如水会】
是日当校同窓会員有志、元校長矢野二郎の病気全快祝賀会を帝国ホテルに催す。栄一之に出席し、祝賀演説を為す。
第26巻
p.645-p.649
【DK260105k】
6月25日 【18.窯業/品川白煉瓦株式会社】
当会社組織を更め株式会社となす。栄一株主たり。
第11巻
p.496
【DK110071k】
6月30日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、日本煉瓦製造株式会社に於て開かれし評議員会に出席す。
第27巻
p.118-p.120
【DK270035k】
6月-- 【13.製麻・毛織・製帽/北海道製麻株式会社】
是年各製麻会社合同して日本製麻株式会社を創立するに際し、当社ひとり単独営業を持続したるため、一般の不況に加へて愈々資本供給に困難を加ふ。栄一その金融に尽力し、是月社長渋沢喜作辞職するに及び会社重役の請を容れて、当時第一銀行監査役土岐〓を挙げて東京分社詰常務取締役となし、又取締役田中源太郎を社長に指名す。
第10巻
p.706-p.711
【DK100065k】
6月-- 【20.船渠・造船/浦賀船渠株式会社】
是月、栄一当会社相談役に就任す。四十年再選、四十二年に至つて辞任す。この間当会社の為め尽力する所少なからず。
第12巻
p.93-p.101
【DK120011k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
7月9日 【08.陸運/東京市ノ市街鉄道】
是より先、東京市街鉄道株式会社と東京電車鉄道株式会社との間に合併の交渉行はれしも整はず、栄一及び東京府知事男爵千家尊福之が仲裁に当り斡旋大に努む。是日両会社重役に示せし合併に関する覚書に基き仮契約締結せられしも、東京市街鉄道株式会社株主総会に於ける重役間の烈しき紛争の為遂に合併成立を見ず。
第09巻
p.457-p.485
【DK090053k】
7月9日 【55.神社/富岡八幡神社修補会】
是日栄一、東京市深川区富岡町府社富岡八幡神社修補会会長と為り、其修補に尽力す。
第26巻
p.52-p.54
【DK260013k】
7月15日 【61.一般教育関係/早稲田大学】
是日栄一、当大学第二十回得業証書授与式に臨み一場の演説をなす。
第27巻
p.89-p.93
【DK270028k】
7月16日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
第弐拾弐期営業報告書を大蔵省に提出す。通常総会に引続き臨時総会を開き監査役一名欠員に付選挙す。栄一之に参与す。
第05巻
p.152-p.155
【DK050034k】
7月16日 【23.瓦斯/東京瓦斯株式会社】
是日第三十六回株主定時総会開かれ、終会後引続き臨時総会に移り、栄一工学博士高松豊吉を常務取締役に推選す。
第12巻
p.673-p.680
【DK120087k】
7月22日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是より先六月十五日より十九日迄、第十二回商業会議所聯合会大阪商業会議所に於て開かる。井上角五郎・岩出惣兵衛の両名当会議所を代表して之に参会し、是日当会議所総会に於て右聯合会議事の顛末を報告す。栄一会頭として之に与る。
第21巻
p.850-p.855
【DK210143k】
7月27日 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
是日株主総会を開くに当り、従来の慣習を改め、予め貸借対照表・損益計算書・利益金分配等の諸計数を株主に通知することとなす。
第04巻
p.620-p.630
【DK040067k】
7月27日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一当会議所会頭として、保護政策を確立して工業の発達を図らんことを内閣総理大臣伯爵桂太郎・大蔵大臣男爵曾禰荒助・農商務大臣男爵清浦奎吾・逓信大臣男爵曾禰荒助に建議す。
第21巻
p.855-p.857
【DK210144k】
7月28日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一当会議所会頭として、第十二回商業会議所聯合会の決議に係る移民保護に関する儀に付、内閣総理大臣伯爵桂太郎・外務大臣男爵小村寿太郎・内務大臣男爵児玉源太郎に建議す。
第21巻
p.857-p.859
【DK210145k】
7月28日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一当会議所会頭として、財政策に関し内閣総理大臣伯爵桂太郎・大蔵大臣男爵曾禰荒助に建議す。
第21巻
p.859-p.862
【DK210146k】
7月29日 【20.船渠・造船/函館船渠株式会社】
是より先三十五年七月二十八日、第十一回臨時総会及び同年八月五日第十二回臨時総会に於て、栄一等現任役員一同は工事費予算不足の責を負ひ辞任せんとせしが、株主の希望に由り重任す。後、栄一取締役辞任を申出で、是日第十五回臨時総会之を承認し相談役となり、三十七年十月二十六日に至り辞す。
第12巻
p.64-p.66
【DK120006k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
8月8日 【33.対外事業/京釜鉄道株式会社】
是日、当会社社債四百万円募集の認可を逓信大臣子爵芳川顕正に請ひ、十一日許さる。之が募集にあたり、井上馨、栄一より事情を聴き政府及び日本銀行に斡旋するところあり、栄一亦百方奔走に力む。
第16巻
p.463-p.472
【DK160075k】
8月18日 [旅行]
是日栄一、東京を発し銚子の暁鶏館に赴き、二十三日帰京す。
第29巻
p.501-p.502
【DK290170k】
8月24日 【45.国際団体及ビ親善事業/喜賓会】
是日喜賓会役員会、東京商業会議所内同会本部に催さる。寄附金募集の件を協議す。
第25巻
p.468-p.469
【DK250021k】
8月25日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
東洋汽船株式会社サンフランシスコ支店長エブリー来朝中の所、是日帰朝するに付、栄一、夫人兼子をして之を横浜港に見送らしむ。
第25巻
p.662
【DK250082k】
8月-- 【23.瓦斯/大阪瓦斯株式会社】
是より先当会社アメリカ合衆国紐育市コンソリデーテツト瓦斯会社社長ブレジーをして出資せしめ、此の資本金四百万円となすに決定せしが、此の外資輸入を起因として遽に大阪市の道路使用権の拒否に遇ひ、両者を繞りて激烈なる紛擾を惹起せり。藤田伝三郎・原敬・中橋徳五郎等之を憂慮し調停に立つ。栄一間接に調停の援助をなす。是月に至り当会社大阪市との間に報償契約を締結し得て該問題解決す。
第12巻
p.719-p.732
【DK120100k】
8月-- 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/東宮御慶事奉祝会】
是より先、奉献美術館建築費補足の議起り、是月名誉会員其他より追加寄附あり。栄一之に尽力す。
第28巻
p.712-p.717
【DK280113k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | --/ 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
9月17日 【36.博覧会/第五回内国勧業博覧会】
是日栄一、当博覧会評議員として事務に鞅掌したるにより事務局より銀盃一組を贈与せらる。
第23巻
p.622
【DK230060k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
10月7日 【61.一般教育関係/京華中学校】
是日栄一、当校生徒に対し一場の演説をなす。
第27巻
p.206
【DK270080k】
10月17日 【69.軍事関係/国論強化運動】
是日陸軍参謀次長児玉源太郎、栄一を兜町の事務所に訪ひ、日露間の国交急迫を告ぐ。之により栄一、其後屡々国論の強化に努む。
第28巻
p.472-p.476
【DK280067k】
10月24日 【07.海運/日本郵船株式会社】
是より先、日露両国間の風雲急なるに鑑み、時の参謀本部次長児玉源太郎は政略上栄一及び同社社長近藤廉平等と種種懇談する所あり。是日同会社は近藤社長の名に於て一書を逓信大臣に提出し、開戦に到らば奮励報国するの至誠を披瀝す。
第08巻
p.242-p.251
【DK080011k】
10月25日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日栄一、当社第三十一回秋季総集会に出席し、「以其弊勿没其功」と題して演説をなす。
第26巻
p.320-p.327
【DK260059k】
10月26日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日、埼玉県児玉郡本庄町に於て当会の大集会開催せられ、栄一之に出席し一場の演説をなす。
第27巻
p.120-p.121
【DK270036k】
10月28日 【32.農・牧・林・水産業/十勝開墾株式会社】
出資社員更に脱退し、会社の維持困難となれるを以て、前年より起業方法変更、札内農場処分、第四種小作人規定等を設け、栄一先導して積極的改革に努めしが、是日第四回社員臨時総会第一総会に於て、資本金三十六万円を十九万円に減資し、渋沢喜作以下五名の除名、残留社員六名の出資分担額等を議決す。栄一、大倉喜八郎と共に監査役に選定さる。
第15巻
p.566-p.591
【DK150072k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
11月1日 【33.対外事業/京釜鉄道株式会社】
是より先、京仁鉄道合資会社は当会社に合併することを政府に申請して許され、是日引継を完了し解散す。依て栄一の同社社長たることも止む。
第16巻
p.472
【DK160076k】
11月1日 【33.対外事業/京仁鉄道合資会社】
是より先、当会社は京釜鉄道株式会社に合併することを政府に申請し許され、是日引継を完了し解散す。依て栄一の当会社社長たることも止む。
第16巻
p.575-p.576
【DK160094k】
11月1日 【59.実業教育/東京高等商業学校 付.社団法人如水会】
是日栄一、当校に於て催されたる一橋会第二回大会に出席し、一場の演説をなす。
第26巻
p.649-p.655
【DK260106k】
11月7日 【03.手形交換所/東京手形交換所】
銀行業務に於ては明治三十年十一月以来厘位廃止を実施せしも、国庫出納には行はれ居らざるを以て、是日当交換所は政府計算に於ても厘位を廃止せられんことを建議す。栄一委員長として之に与る。
第07巻
p.404-p.405
【DK070057k】
11月7日 【61.一般教育関係/深川区教育会】
是日深川霊岸寺に於て当会総会開催せられ、栄一会長として之に臨み、一場の演説をなす。
第27巻
p.149
【DK270057k】
11月9日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
日本興業銀行、日本勧業銀行等と相諮り日本銀行新旧総裁を銀行倶楽部に招待す。栄一出席し一場の挨拶をなす。
第06巻
p.565-p.568
【DK060155k】
11月16日 【34.経済団体及ビ民間諸会/関東・東北商業会議所聯合協議会】
第十二回商業会議所聯合会の決議に基き、保護政策実行方法調査方針打合の為め、東京商業会議所及び仙台商業会議所の主催にて、当協議会是日及び十七日の両日東京商業会議所に於て開催せらる。栄一東京商業会議所を代表して之に参会し、会長に選ばる。
第22巻
p.923-p.935
【DK220080k】
11月20日 [家庭生活/健康]
是日栄一、インフルエンザに罹り喘息を併発す、次いで中耳炎に変ず。十二月一日鼓膜切開の手術効を奏し稍快方に向ふ。
第29巻
p.134-p.138
【DK290042k】
11月~1904年3月 [家庭生活/趣味/和歌]
明治三十六年十一月下旬より栄一中耳炎のため臥床、翌年三月国府津に転地療養す。是間、和歌二百余首を詠じ、集めて「室の小草」「磯の若菜」二巻とす。別に「忠臣蔵詠歌」二十四首、「詠史」十首あり。
第29巻
p.196-p.216
【DK290062k】
11月-- 【06.其他ノ金融機関及ビ金融問題/万国為替問題】
是月、米国貨幣委員コルネル大学経済学教授ジェンクス博士、万国為替制度問題に関し我国と交渉する使命を帯びて来朝せしを以て、我が政府は官民の関係代表者を選びて協議会を開催せしが、栄一も亦数次同協議会に出席せり。
第07巻
p.775-p.777
【DK070100k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
12月3日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、臨時総会に於て当会議所の煙草業官営問題調査委員となり次いで十三日委員長に選ばる。
第21巻
p.862-p.863
【DK210147k】
12月12日 【68.政治・行政/福島県若松市関係 [自治行政関係諸資料]】
是より先、明治三十四年六月、栄一福島県若松市公共事業費へ金二百円寄附す。仍つて是日木杯一組を下賜せらる。
第28巻
p.434
【DK280057k】
12月28日 【33.対外事業/京釜鉄道株式会社】
政府は京釜鉄道の速成を期し、是日緊急勅令を発して当会社に補助金百七十五万円を交付し、其社債一千万円を保証すると共に、会社役員組織の改正を命ず。仍ち栄一取締役会長を辞し、理事に任ぜらる。
第16巻
p.473-p.503
【DK160077k】
12月-- 【45.国際団体及ビ親善事業/日印協会】
是月、日印協会設立せられ、栄一其会員となる。
第25巻
p.474-p.476
【DK250028k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1903年
(明治36)
事 項 『伝記資料』
-- 【61.一般教育関係/財団法人高千穂学校】
是年栄一、当校資金保管主任となり、次いで同四十年四月同評議員となる。
第27巻
p.150-p.151
【DK270058k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。