渋沢栄一詳細年譜

明治25年(1892)〔 52歳 〕

最終更新日:2018年8月7日 公開日:2013年3月11日
社会の主なできごと : 6月 鉄道敷設法成立
身 辺 : 7月19日 勲四等瑞宝章受章/ 10月5日 五男秀雄誕生/ 12月11日 暴漢の襲撃を受ける


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

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1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
1月5日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京実業家相談会】
二十四年十二月第二議会解散せられ、来るべき衆議院議員総選挙に際して実業家中より候補者を出すべしとの議起り、是日、東京府下の実業家四十名余帝国ホテルに会合を開き協議の結果、先づ発起人総代十五名を選定す。栄一選ばる。
第23巻
p.22-p.26
【DK230004k】
1月6日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
大阪同盟銀行より銀行家団体を組織せんとの照会ありしも、之に応じ難き旨の回答をなすべきことを決議す。
第06巻
p.293-p.294
【DK060079k】
1月13日 【68.政治・行政/東京市区改正委員会】
是より先、昨二十四年八月、東京商工会閉鎖により、是日を以て栄一、益田孝と共に当委員会臨時委員を免ぜらる。次いで三月二十五日、東京商業会議所の推薦により再び命ぜらる。
第28巻
p.180-p.185
【DK280019k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
2月1日 【03.手形交換所/東京手形交換所】
是より先、東京交換所委員長栄一より、東京大阪間に於ける東京交換所組合銀行本支店より振出したる当座小切手に限り両地日本銀行本支店に於て支払を引受けられ度旨、日本銀行に稟請したりしが、同行回答の保証小切手取扱方指示に依り、是日より之を実施す。
第07巻
p.327-p.331
【DK070043k】
2月7日 【59.実業教育/私立東京商業学校】
是日栄一、当校第二回卒業証書授与式に臨み演説をなす。
第26巻
p.782-p.785
【DK260129k】
2月26日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、銀行所用の諸証書及手形類文例を一定するの議を発して衆の同意を受く。即ち調査委員を選んで之が取調に着手せしむ。是日右の文例中当座取引に関する諸式様草案を提出し衆議に附す。爾来数次に渉りて討議の後何れも修正可決せり。
第06巻
p.294-p.301
【DK060080k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
3月24日 【08.陸運/北海道炭礦鉄道株式会社】
同会社其敷設線路の予定を政府の認可を経ずして変更せる廉を以て、是日社長堀基罷免せられ、栄一後任者推薦に奔走す。四月四日常議員高島嘉右衛門社長を命ぜらる。
第08巻
p.671-p.685
【DK080060k】
3月25日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所により益田孝と共に東京市区改正臨時委員に推薦せらる。
第20巻
p.5
【DK200001k】
3月31日 【32.農・牧・林・水産業/三本木渋沢農場】
是より先、芝崎確次郎療養旁々当開墾地視察を希望す。仍て是日栄一、宮喜八及び広沢安宅宛の添書を芝崎に与ふ。芝崎視察後報告書を呈出す。
第15巻
p.626-p.640
【DK150077k】

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1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
4月17日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
栄一、引続き当社一月・三月の月次会に出席して演説をなし、是日、春季総集会に出席し「竜門社諸君ニ告グ」と題する演説をなす。
第26巻
p.141-p.145
【DK260031k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
5月5日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として農商務省商工局長斎藤修一郎より照会されたる、イタリア国ミリアニ製紙の本邦に於ける販売の有無如何に関し見込なき旨を回答す。
第20巻
p.5-p.6
【DK200002k】
5月10日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一、残務整理委員総代として東京商工会沿革始末を東京府知事富田鉄之助に上呈す。
第19巻
p.510-p.534
【DK190063k】
5月16日 【68.政治・行政/東京市区改正委員会】
是日栄一、当委員会に出席し、市ヶ谷谷町より富久町を貫き四つ谷通に至る道路開設及び取拡の件に関する議事に与る。
第28巻
p.185-p.186
【DK280020k】
5月19日 【01.銀行/第三十三国立銀行】
東京第三十三国立銀行閉鎖に付、栄一大蔵大臣渡辺国武より阿部泰蔵・末延道成と共に同行跡引受人を命ぜらる。
第05巻
p.327-p.330
【DK050073k】
5月25日 【08.陸運/北海道炭礦鉄道株式会社】
是日開かれたる第四回株主総会に於て社長高島嘉右衛門に代りて議長と為り、紛紛たる株主の質疑を処理す。
第08巻
p.685-p.703
【DK080061k】

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1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
6月6日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として輸出貿易拡張のため特別輸出港を拡充せんことを大蔵大臣伯爵松方正義・農商務大臣河野敏鎌に建議す。
第20巻
p.6-p.11
【DK200003k】
6月6日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是より先当会議所、目下施行延期中なる商法に修正を加へん為め委員を挙げ法学博士梅謙次郎を聘して之を研究す。是日栄一当会議所会頭として司法大臣子爵田中不二麿・農商務大臣河野敏鎌に其修正意見を具陳す。
第20巻
p.11-p.98
【DK200004k】
6月8日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
是より先、栄一、佐々木勇之助等と株式会社東京貯蓄銀行の設立を出願せしが、是日承認さる。尋いで七月一日開業す。
第05巻
p.5-p.19
【DK050001k】
6月15日 【61.一般教育関係/滝野川村小学校】
是より先、栄一北豊島郡滝野川村小学校の建築費として金二十五円を寄附す。其賞として是日内閣より木杯一個下賜せらる。
第27巻
p.177
【DK270072k】

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1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
7月1日 【11.綿業/大日本紡績同業聯合会】
予て東京商業会議所会頭に対して大日本紡績聯合会の建議ありし綿糸棉花輸出入税免除の儀は、前年十二月十二日同会議所臨時会議に附され、栄一会頭として五名の委員を指命してこれを調査せしめたりしが、是日会議所を代表し綿糸棉花輸出入税免除に付大蔵大臣伯爵松方正義・農商務大臣河野敏鎌に建議す。
第10巻
p.368
【DK100033k】
7月1日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として東京市内両換商の所有せる旧銅貨額を日本銀行総裁川田小一郎に回答す。
第20巻
p.98-p.100
【DK200005k】
7月1日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として大日本紡績聯合会の建案に係はる綿糸棉花輸出入税免除の儀に付、大蔵大臣伯爵松方正義・農商務大臣河野敏鎌に建議す。
第20巻
p.100-p.107
【DK200006k】
7月8日 【68.政治・行政/深川鴎盟会】
是より先明治二十二年頃、深川区民有志間に親和会と云へる一社あり、栄一之に関与せしが、是日向島八百松に於て、鴎盟会創立総会開かる。栄一、当会会員となりて尽力す。
第28巻
p.416-p.423
【DK280052k】
7月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、第百十九国立銀行頭取豊川良平、無記名公債証書抵当の件に付き発議す。是日右に関する質問案を決定し、而して司法大臣に其情由を陳述し、同大臣より法曹会へ提出せられんことを依頼すべき旨の決議をなす。
第06巻
p.301-p.304
【DK060081k】
7月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、大蔵省より五十銭銀貨通用の便否に付き諮問せらる。是日大蔵省への答申案を決議す。
第06巻
p.304-p.306
【DK060082k】
7月19日 [栄誉/叙位・叙勲/叙勲]
是日栄一、勲四等に叙せられ瑞宝章を授けらる。
第29巻
p.260
【DK290082k】
7月25日 【08.陸運/参宮鉄道株式会社】
同会社の起工頗る延引し株主中創立中止を主張する者あるに至りしが、栄一中止の不利なる所以を説き、会社諸般の改革につとむ。是日栄一株主総会に於て相談役に推されて就任、数次相談会等に列し、之より諸事進捗し、同会社は二十六年十二月三十一日を以て開業せり。
第08巻
p.737-p.745
【DK080066k】
7月27日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日栄一、当社第九回総集会に出席し「古今商業ノ区別」と題する演説をなし、又、十月の月次会に出席す。
第26巻
p.145-p.151
【DK260032k】
7月-- 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
同行、第一国立銀行横浜支店に代理店を嘱託し続いて仙台、名古屋及京都の各支店にも夫々代理店を嘱託す。
第05巻
p.19-p.20
【DK050002k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
8月2日 【30.諸商工業/製藍会社】
是日、栄一等の創設せる製藍会社解散す。
第15巻
p.322-p.323
【DK150025k】
8月11日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
時事新報及東京朝日新聞へ同行の広告を掲載す。
第05巻
p.20-p.21
【DK050003k】
8月30日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是より先第一国立銀行取締役須藤時一郎、当会議所会頭たる栄一を相手とし撰挙人名簿より除名されたき旨の訴訟を提起中なりしが、是日東京地方裁判所より原告の請求相立たざる旨の判決あり。
第20巻
p.107-p.109
【DK200007k】
8月31日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として先に公布せられし鉄道会議規則並に土木会規則を修正し、議員及び委員に商業会議所会員を参加せしめんことを内務大臣伯爵井上馨・逓信大臣伯爵黒田清隆に建議す。
第20巻
p.109-p.115
【DK200008k】
8月31日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として、商業通信の敏速を計るが為め東京・大阪間汽車発着時刻を改正されたき旨逓信大臣伯爵黒田清隆に建議す。
第20巻
p.115-p.117
【DK200009k】
8月31日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として、現行五十銭銀貨通用の必要なき旨大蔵省主計局長松尾臣善に答申、併せて其他の補助貨の存廃につき意見を上申す。
第20巻
p.117-p.121
【DK200010k】
8月31日 【35.政府諸会/鉄道会議】
是より先六月二十日勅令第五十一号を以て公布せられし鉄道会議規則を修正し、議員及び委員に商業会議所会員を参加せしめんことを、是日栄一、東京商業会議所を代表して内務・逓信両大臣に建議す。
第23巻
p.106
【DK230013k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | --/ 凡例

1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
9月5日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
人夫を傭ひ市内各戸に同行の広告紙を配布せしむ。
第05巻
p.21-p.22
【DK050004k】
9月19日 【34.経済団体及ビ民間諸会/商業会議所聯合会】
是より先、大阪商業会議所の主唱の下に、関西商業会議所有志議員により全国商業会議所聯合会組織の儀提案され、是月第一回聯合会を京都に於て開催せんとして東京商業会議所にも参加を勧誘せり。同会議所は不参加の議決を為し其旨回答せしが、再度の勧誘により、是日の会議に於て商業会議所条例修正案の議事に限り臨時会同するに決し、益田克徳・大江卓の両名を参会員に挙げ該修正案を聯合会に提出せしむ。栄一東京商業会議所会頭として之に与る。
第22巻
p.5
【DK220001k】
9月19日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是より先関西商業会議所有志議員により全国商業会議所聯合会組織の儀提案され、是月第一回聯合会を京都に於て開催せんとして当会議所にも参加を勧誘し来る。当会議所不参加の議決をなし其旨回答せしが九月三日再度勧誘に接したるを以て、是日の会議に於て商業会議所条例修正案の議事に限り臨時会同するに決し、益田克徳・大江卓を派出委員に挙げ、該修正案を聯合会に提出せしむ。栄一会頭として之に与る。
第20巻
p.121-p.135
【DK200011k】
9月20日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日より十月一日迄鉱業諮問会農商務省に於て開かる。栄一当会議所会頭として之に参会し討議に加はる。
第20巻
p.135
【DK200012k】
9月20日 【35.政府諸会/鉱業諮問会】
是日より十月一日迄鉱業諮問会農商務省に於て開かる。栄一、東京商業会議所を代表して之に参会し、討議に加はる。
第23巻
p.151-p.158
【DK230025k】
9月22日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
東京銀行集会所を代表して伯爵松方正義・大蔵大臣渡辺国武を帝国ホテルに招宴し、前者の在任中の厚情を謝し、後者の新任を祝す。
第06巻
p.306-p.309
【DK060083k】
9月29日 【31.鉱業/磐城炭礦株式会社】
是より先、鉱業条例発布せらる。盤城炭礦社乃ち同条例に依り株主総代浅野総一郎の名義を以て借区の特許を出願したるに政府当社を一個の法人と認めず、因りて是日栄一、浅野総一郎と共に個人の名義を以て鉱業人と為るの件を決議し、尋いで借区特許証を得て之を盤城炭礦社に経営せしむ。
第15巻
p.388
【DK150046k】
9月30日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として北村英一郎・益田克徳等四名の提案せる鉱業条例に修正を要する儀に就き、農商務大臣伯爵後藤象二郎に建議す。
第20巻
p.135-p.153
【DK200013k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
10月1日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として明治二十五年八月一日公布警察令第十七号及第十八号、劇毒薬取締に関する法令は実際上不適当なるにより取消を請ふ旨を内務大臣伯爵井上馨・農商務大臣伯爵後藤象二郎に建議す。右建議は許可せられ、翌二十六年四月三十日栄一、東京絵具染料商組合及同商問屋組合より礼状を受く。
第20巻
p.153-p.159
【DK200014k】
10月3日 【68.政治・行政/東京市区改正委員会】
是日栄一、当委員会に出席し、深川八名川町より西六間堀町に至る外一ヶ所及び本所区新小梅町外二ヶ所へ電話柱建設の件、芝区西の久保神谷町通り下水新設の件、魚鳥・青物・獣畜市場及び屠畜場・火葬場移転期限延期の件、芝給水工場敷地縮少並に該場に沿ふ道路幅員更正の件、本郷給水工場より東竹町五等道路に達する道路取拡の件に関する議事に与る。
第28巻
p.186-p.191
【DK280021k】
10月5日 [家庭生活/同族・親族/同族]
是日、栄一五男秀雄生まる。
第29巻
p.64
【DK290011k】
10月8日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是より先逓信大臣伯爵黒田清隆より当会議所に対し、会員中より鉄道会議臨時議員の候補者一名を推選されたき旨の内達ありしが、是日栄一其候補者に選出せらる。
第20巻
p.159-p.161
【DK200015k】
10月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
当座小切手に於ける字体の件に付き協議す。又各国立銀行社債応募の件に付き監査局長より注意ありたる旨を報道す。
第06巻
p.309-p.310
【DK060084k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
11月2日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
当会議所、来遊中の紐育商業会議所会頭チヤールス・エス・スミス Charles S. Smith を栄一の飛鳥山の別邸に招待して園遊会を開く。栄一歓迎の演説をなす。
第20巻
p.161-p.164
【DK200016k】
11月2日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、東京商業会議所主催アメリカニューヨーク商業会議所会頭チャールズ・スミス招待園遊会、飛鳥山邸に開かる。栄一歓迎の演説をなす。
第25巻
p.646
【DK250069k】
11月4日 【68.政治・行政/東京市区改正委員会】
是日栄一、当委員会に出席し、甲武鉄道路線新宿より神田三崎町迄延線の件に付き内務大臣へ復申案に関する議事に与る。
第28巻
p.191-p.194
【DK280022k】
11月8日 【35.政府諸会/鉄道会議】
是日栄一、内閣より鉄道会議臨時議員を仰付けらる。
第23巻
p.106-p.108
【DK230014k】
11月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
調査委員の取調に係る定期預金証書、保護預証書及び為替手形副証書修正案を提出し衆議に附す。討議の後為替手形副証書案のみ原案を可決す。他は何れも後会に於て決定せり。
第06巻
p.310-p.312
【DK060085k】
11月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、社外船と称する回漕店の荷物取扱に関する件に付き協議す。是日右に付ては回漕業者より近日中に確答あるべき旨を報道す。
第06巻
p.312-p.313
【DK060086k】
11月21日 【59.実業教育/高等商業学校】
是日、有栖川宮熾仁親王殿下の台臨を仰ぎ、当校第二回卒業証書授与式挙行せらる。栄一之に出席し演説す。
第26巻
p.581-p.585
【DK260092k】
11月30日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として海上桴筏取締方法に関し逓信省管船局長塚原周造に答申す。
第20巻
p.164-p.165
【DK200017k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
12月6日 【68.政治・行政/東京市区改正委員会】
是日栄一、当委員会に出席し、製造場位置制限の件に関する議事に与る。
第28巻
p.194-p.203
【DK280023k】
12月11日 [雑資料/遭難]
是日栄一、伊達宗城の病を見舞はんとして馬車にて外出の途上、暴漢の襲撃を受けたるも、馬の傷付きたるのみにて、事なきを得たり。
第29巻
p.625-p.632
【DK290200k】
12月11日 【68.政治・行政/東京市参事会】
是より先、東京市上水道鉄管購入に関し、内国製と外国製との利害便否に付き市参事会・市会の論議するところとなり、栄一外国製鉄管購入を主張し来りしが、是日暴徒に襲はる。
第28巻
p.366-p.374
【DK280039k】
12月12日 【13.製麻・毛織・製帽/東京帽子株式会社】
栄一、益田克徳等と謀り、元日本製帽会社を買収して東京帽子株式会社を創立す。是日栄一創立総会に於て当会社取締役に選ばれ、取締役長(後に取締役会長と改む)となる。
第10巻
p.783-p.792
【DK100076k】
12月15日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として商業会議所条例中実際に於て不便なる点を挙げて之を修正せんことを農商務大臣伯爵後藤象二郎に建議す。
第20巻
p.165-p.167
【DK200018k】
12月15日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日栄一、当会議所会頭として当会議所設立地内の各商業者間に行はるゝ未登録商標等に関する調査を農商務省特許局長藤田四郎に回報す。
第20巻
p.167-p.168
【DK200019k】
12月15日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是より先、第四回内国勧業博覧会の開催地京都に内定せられたりしが、是日栄一当会議所会頭として東京こそ其最適地なる所以を詳述し、開催地を東京に決定されたき旨を農商務大臣伯爵後藤象二郎に建議す。
第20巻
p.168-p.174
【DK200020k】
12月19日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、日本銀行課税説世上に喧伝さる。是日右の重要性に鑑み意見書を作りて各方面に送呈すべきことを決議す。明治二十八年第八議会に於て日本銀行課税法案衆議院を通過す。よつて再び意見書を起草し各方面に発送す。しかるに右は後貴族院に於て否決せられたり。
第06巻
p.313-p.320
【DK060087k】
12月24日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、栄一暴漢のため襲撃されたるも幸ひに難を免る。依つて是日銀行集会所同盟銀行主催の下に帝国ホテルに於て祝賀会開かる。栄一出席して一場の謝詞を述ぶ。
第06巻
p.320-p.323
【DK060088k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1892年
(明治25)
事 項 『伝記資料』
-- 【15.製革/熟皮株式会社】
日本熟皮会社解散後、伊藤長次郎・三宅忠三等有志株主は同社の財産を引受け熟皮株式会社を設立す。栄一株主たり。当会社は三十一年に至り解散す。
第11巻
p.172
【DK110033k】
-- 【25.土木・築港・土地会社・其他/若松築港株式会社】
栄一、福岡県遠賀郡若松港に於ける港内改築浚疏を目的として石野寛平等地方人士の発起に係る若松築港株式会社の創立を賛助し、株主となり、相談役に就任す。同三十七年十月に至り相談役を辞任す。
第13巻
p.211-p.218
【DK130023k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。