渋沢栄一詳細年譜

明治19年(1886)〔 46歳 〕

最終更新日:2018年8月7日 公開日:2013年3月11日
身 辺 : 5月26日 四日市、伏木、新潟地方へ/ 7月26日 日光中禅寺へ/ 12月8日 京阪地方へ/ 12月26日 三男武之助誕生


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
1月6日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、常委員、手形取引所委員及東京商工会々員に選挙さる。是日より明治二十三年八月迄重任す。
第06巻
p.106-p.109
【DK060026k】
1月6日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、大阪銀行集会所より荷為替手形改定案に付照会あり、第一国立銀行之に同意し難き旨の意見書を提出す。是日本会政府に於て荷為替手形用紙を制定せんことを上申し、又大阪銀行集会所へ其顛末を回答すべきことを決議す。栄一之に与る。
後右の請願は聞き届けられ難き旨の指令あり。
第06巻
p.109-p.114
【DK060027k】
1月19日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
銀行集会所、銀行局長加藤済等の送別宴を催し、大蔵大臣松方正義等を招宴す。栄一同盟銀行を代表して送辞を述ぶ。
第06巻
p.114-p.120
【DK060028k】
1月23日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
第六十国立銀行頭取森時之助紙幣抵当公債証書価格改正の件に付き議案を発す。衆之に同意し上申の儀を決議す。後允聴の指令あり。
第06巻
p.120-p.122
【DK060029k】

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
2月9日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一、当会会頭として明治十五年より十七年に至る三ヶ年の羅紗並にフランネル輸入高に就き千住製絨所所長井上省三へ回答す。
第18巻
p.450-p.452
【DK180039k】
2月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、東京廻米問屋組合に仲間申合規則を確定すべきを勧告したるに、該規則草按を送致し来りその取捨を求む。是日右に付き協議す。衆異議なきを以て其旨回答すべきことを決議す。
第06巻
p.122-p.126
【DK060030k】
2月15日 【30.諸商工業/東京廻米問屋組合】
是より先明治十八年六月、栄一同盟銀行定式集会に於て米商委托販売業者間に申合規程設定の必要を力説し、銀行集会所会員多数の賛成を得、爾来東京廻米問屋組合と交渉誘導の結果、同組合より米雑穀取扱規則草案の提出あり、是日第六十二回定式集会に附議し、同組合に対し速に実施あらんことを回答すべきことを決議す。
第15巻
p.237-p.245
【DK150019k】
2月28日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一、当会会頭に重任す。
第18巻
p.453-p.460
【DK180040k】
2月28日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一、当会会頭として定式会に於て明治十八年度収支決算報告並に明治十九年度予算案を提出す。予算案可決せらる。
第18巻
p.460-p.464
【DK180041k】

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
3月26日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
銀行集会所に於て同盟銀行臨時集会開かる。栄一出席し預金利息の協定に付協議す。衆議一致せるも後反対あり、よつて本案は姑く之を中止す。
第06巻
p.126-p.127
【DK060031k】
3月26日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一、当会会頭として売薬免許期限を廃止せんことを内務大臣伯爵山県有朋に建議す。十一月二十五日勅令第七十二号を以て該期限を廃止する旨布告せらる。
第18巻
p.464-p.471
【DK180042k】
3月26日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是より先当会、農商務卿伯爵西郷従道の諮問により各地農商工業衰頽の景況に就き審議調査せしが、是日栄一当会会頭として衰頽の原因、現況及対策を具申す。
第18巻
p.471-p.520
【DK180043k】
3月31日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一当会会頭として、先に東京府知事渡辺洪基の諮問せる白米商会所設立の儀に就きその必要なき旨東京府知事高崎五六に復申す。
第18巻
p.520-p.532
【DK180044k】
3月-- 【38.社会福祉施設/東京市養育院】
是月、当院棄児並に迷児の収容を始む。栄一院長として之に与る。
第24巻
p.126-p.129
【DK240011k】

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
4月4日 【40.災害救恤/明5~大8 [災害救恤]】
是日深川区相川町に出火あり、栄一、金二百円を罹災者へ寄す。
第24巻
p.569-p.571
【DK240069k】
4月17日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
向島八百松に於て開かれたる春季懇親会に出席す。
第06巻
p.127-p.128
【DK060032k】
4月-- 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是月、栄一の深川邸に寄寓せる書生等相謀りて一社を結び名づけて竜門社と曰ふ、尾高惇忠の命ずる所なり。爾来月次に集会を開き、且つ「竜門雑誌」を発行す。右月次会の外春秋二季に総会を開き、栄一毎会出席して社員を指導す。
第26巻
p.89-p.106
【DK260025k】

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
5月9日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、清国特命全権公使徐承祖等を招く。
第25巻
p.645
【DK250066k】
5月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、紙幣消却元資積立金に対し売渡すべき公債証書価格引上の儀を日本銀行に照議す。是日再度価格引上の儀を日本銀行に照議の上各国立銀行へ照会すべきことを決議す。後日本銀行より異議なき旨の回答に接し、各国立銀行へ照会せしに何れも其同意を得たり。
第06巻
p.128-p.129
【DK060033k】
5月26日 [旅行]
是日栄一、東京を発し四日市・伏木・新潟地方を巡回し、六月二十八日帰京す。
第29巻
p.440-p.444
【DK290127k】
5月28日 【32.農・牧・林・水産業/耕牧舎】
栄一西下の途次、仙石原牧地を視察し是日静岡に着す。仍て益田孝・渋沢喜作に書を送つてその情況を報じ、将来の計画に及ぶ。尚栄一引続きこれが育成に努む。
第15巻
p.506-p.510
【DK150064k】

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
6月3日 【11.綿業/三重紡績株式会社】
是より先、伊藤伝七その経営に係る三重県川島紡績所の成績不振なるにつき、栄一に援助を求む。栄一其の請を容れて大紡績会社設立を勧め、資本金二十二万円を以て三重紡績会社創立を決定す。乃ち自ら資本金半額の募集を引請け、是日四日市に於ける創立発起人会に出席し議を纏む。是年七月一日当社其事業を開始す。
第10巻
p.121-p.139
【DK100015k】

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
7月3日 【38.社会福祉施設/東京市養育院】
是日栄一、当院院長として養育院慈善会設置に付き東京府知事高崎五六に上申し、許さる。仍つて翌二十年一月会員募集に着手し、会長に府知事夫人高崎鷹子、副会長に栄一夫人兼子を推し、次いで五月第一回慈善市を鹿鳴館に開く。爾後栄一屡々其の総会並に慈善演劇会に出席し、演説をなす。
第24巻
p.129-p.157
【DK240012k】
7月12日 【32.農・牧・林・水産業/十勝開墾株式会社】
是日栄一、益田孝・岩崎弥之助・原六郎・大倉喜八郎・安田善次郎・荘田平五郎・川田小一郎等と共に北海道庁長官岩村通俊に招かれ、紅葉館にて北海道開拓に就き意見を徴せらる。
依つて同十九日銀行集会所に会して討議を行ひ、栄一該地に農業会社設立の必要を説く。
第15巻
p.530-p.533
【DK150068k】
7月17日 【26.取引所/東京米商会所】
当時米商社会の腐敗甚しく、之が改革の声、朝野に満つ。農商務次官吉田清成また夙に粛清を志し、是月東京に催されたる全国米商会所協同会に改革方を諮問す。その復申書の上程さるゝや、これを栄一に示してその意を問ふ。乃ち栄一是日、書を寄せて之を批判し、株式組織による米商会所の不適当なるを論ず。
第14巻
p.52-p.97
【DK140007k】
7月24日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一当会会頭として、英国公使サー・フランシス・ブランケットの諮問に対へ条約改正会議に於ける税目調査委員の立案せる海関税課税方法に就き、同公使に答申す。
第18巻
p.532-p.535
【DK180045k】
7月26日 [旅行]
是日栄一、家族同伴日光中禅寺に赴き、八月二日帰京す。
第29巻
p.444-p.445
【DK290128k】
7月26日 【10.通信/電話会社】
是日電話会社創立の件に付き発起人総代梅浦精一より逓信大臣榎本武揚に再出願を為す。栄一発起人の一人なり。翌年五月理学士沢井廉をして欧米に於ける電話事業を調査せしむる為め留学せしむ。
第09巻
p.705-p.712
【DK090070k】

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
8月26日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
会員組織による共同相場会所の設立は栄一の素志なり。今や機熟せるを以て、大倉喜八郎・益田孝等と謀り、之が計画書を草しつつありしが、是日稿成り、農商務次官吉田清成に通告す。
第13巻
p.401-p.412
【DK130032k】
8月-- 【63.演芸及ビ美術/演劇改良会】
是月末松謙澄の主唱により、内閣総理大臣伊藤博文・外務大臣井上馨外朝野名士及び実業家多数援助の下に演劇改良会成立す。栄一、井上馨・森有礼・福地源一郎・大倉喜八郎・外山正一・穂積陳重等と共にその発起人となる。更に同改良会の趣旨に基き、福地源一郎・安田善次郎・益田孝・大倉喜八郎・岩崎弥之助・千葉勝五郎等と共に改良劇場設立のため資本金二十五万円を以て演劇改良会社創立を企画し、栄一之を援助す。翌二十年九月六日会社の設立は許可されしも、その後改良会の不振により同会社の設立は挫折す。
第27巻
p.378-p.394
【DK270110k】

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
9月11日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、銀行紙幣合同銷却法の件に付き、日本銀行より内議ありし銷却紙幣記番号明細書廃止の事、紙幣消却終期に至り其過不足負担の事、及び銀行紙幣を兌換券に引換の事の草按を作りて衆に諮りたるに異議なきを以て是日大蔵大臣に稟請す。明治二十一年十二月に至り右の中第一項のみ認可されたり。
第06巻
p.129-p.139
【DK060034k】

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
10月7日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是より先当会に於て大倉喜八郎・松尾儀助・丹羽雄九郎等より外国人内地雑居問題の議出て討議を重ねしが、是日栄一当会会頭として条約改正の儀に就き外務大臣伯爵井上馨に建議す。
第18巻
p.535-p.552
【DK180046k】
10月9日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
是より先、栄一明治十四年下半季以来十株の株主たりしが、是月本邦取引所制度革新の意あり、所持する株式を悉く売却し同所との関係を断つ。
第13巻
p.412
【DK130033k】
10月10日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
栄一是日芝紅葉館に於て開かれたる秋季懇親会に出席す。
第06巻
p.139
【DK060035k】
10月10日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
敗裂銀行紙幣交換の便法を立案し、日本銀行に稟議し允諾を得たるに因り各国立銀行に対し、同一に処理すべきことを稟告せる旨を報道す。
第06巻
p.139-p.140
【DK060036k】
10月19日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
共同相場会所設立に関する農商務当局の調査終了せるを以て、次官吉田清成、府下有力実業家等に諮問せんとし、それに先立ち栄一を招致、内示する所あらんとす。是日栄一諾す。蓋し是月十四日農商務省に於て商品取引所条例草案の成りしことあるを以て、該草案を示せるか。
第13巻
p.413-p.458
【DK130034k】
10月25日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
是日栄一、益田孝・大倉喜八郎・岩崎弥之助・川崎八右衛門其他府下有力実業家等と共に農商務次官吉田清成に招かれ、同官邸に集合、共同相場会所設立に関し諮問を受く。蓋し商品取引所条例草案に関せるか。
第13巻
p.458-p.459
【DK130035k】
10月27日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
栄一、曩に共同相場会所設立に関し農商務次官吉田清成に諮問せられし益田孝・岩崎弥之助・川崎八右衛門・原六郎他府下有力実業家と共に、日本橋区坂本町銀行集会所に会し、復申案を議す。思ふに商品取引所条例草案に関してならんか。是年十一月、農商務省編成にかかる商品取引所条例草案の閣議に上程せらるることあり。
第13巻
p.459-p.473
【DK130036k】
10月30日 【39.保健団体及ビ医療施設/博愛社(社団法人日本赤十字社)】
麹町区飯田町に新築中なりし当社病院稍々落成せしを以て、是日、同所新事務所に於て第二回社員総会催され、栄一、議員に選任さる。
第24巻
p.436-p.437
【DK240051k】

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1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
11月16日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日の会議に於て当会規程第一章第三条、第に章第九条改正の儀可決せらる。栄一之に与る。
第18巻
p.552-p.554
【DK180047k】
11月18日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一当会会頭として、刑法第三百九十三条並に附則第五十五条を改正されたき旨司法大臣伯爵山田顕義に建議す。
第18巻
p.554-p.561
【DK180048k】
11月18日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一当会会頭として、東京府下に於て各商工業者、同業組合規則を定めて府庁に出願するに当りては其都度当会に諮問せんことを東京府知事高崎五六に建議す。二十年二月十二日採可せらる。
第18巻
p.561-p.563
【DK180049k】
11月25日 【08.陸運/両毛鉄道株式会社】
田口卯吉・浅野総一郎外十六名発起人と為り、上野国[下野国]小山より桐生を経て下野国[上野国]前橋に至る間の鉄道を敷設せんとし、是日出願す。栄一背後に在りて之を援助す。翌二十年五月十七日命令書下附せらる。同会社は明治三十年一月一日に至り鉄道・土地・建物其他一切並に営業権を日本鉄道株式会社に譲渡し解散す。
第08巻
p.624-p.634
【DK080055k】
11月27日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是より先英国汽船ノルマントン号紀州大島附近にて沈没し日本人乗客二十余名溺死す。当会、此悲惨事に鑑み、益田孝・益田克徳の建案に基き航海取締法制定の儀を審議し、是日栄一当会会頭として該法制定を外務大臣伯爵井上馨・逓信大臣榎本武揚に建議す。
第18巻
p.563-p.575
【DK180050k】
11月-- 【60.女子教育/財団法人東京女学館 付.女子教育奨励会】
是より先栄一、伊藤博文の勧説に従ひ女子教育奨励会設立に協力し、資金募集等に尽力す。是月同会評議員となる。
第26巻
p.856-p.864
【DK260147k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
12月8日 [旅行]
是日栄一、東京を発し京阪地方を巡回し、二十九日帰京す。
第29巻
p.445-p.448
【DK290129k】
12月16日 【12.蚕糸・絹織業/京都織物株式会社】
栄一、洋式絹織物工業の必要に鑑み、従来織物に著名なる京都に之を起さんことを企図し、是日京都池亀楼に於て、高木斎造等三十二名の発起者と相会し、京都織物会社設立の事を計画す。後資本金を三十五万円に決す。
第10巻
p.542-p.551
【DK100049k】
12月24日 【59.実業教育/東京商業学校】
是日栄一、文部省より当校校務商議委員として商業教育に尽瘁せる功労を嘉賞せらる。
第26巻
p.576
【DK260090k】
12月25日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一当会会頭として北海道産絞粕俵製の現行改良法は至極便利なる旨を遠藤吉平に回報す。
第18巻
p.575-p.577
【DK180051k】
12月26日 [家庭生活/同族・親族/同族]
是日、栄一三男武之助生まる。
第29巻
p.60
【DK290007k】
12月-- 【60.女子教育/共立女子職業学校】
是より先、宮川保全等当校を創立す。是月栄一、其趣旨に賛し、出資して之を援く。
第26巻
p.922-p.924
【DK260173k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1886年
(明治19)
事 項 『伝記資料』
-- 【20.船渠・造船/株式会社東京石川島造船所】
是より先明治十五年頃、平野造船所経営者平野富二の為めに栄一第一国立銀行より資金の融通を計れり。後更に華族宇和島の伊達家・鍋島家に説きて出資を促し、共に其経営を援く。然れども更に資金を必要とせるを以て前二者に梅浦精一等を加へて是年同所の為めに匿名組合を組織す。
第11巻
p.599-p.606
【DK110092k】
-- 【40.災害救恤/明5~大8 [災害救恤]】
是年、コレラ病流行に際し、栄一、東京日本橋区へ予防費金百円寄附す。
第24巻
p.612-p.617
【DK240082k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。