1909(明治42)年、渋沢栄一が団長となり、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人50名を率いて、3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問しました。この日本初の大型ビジネスミッションは「渡米実業団 (Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)」と呼ばれました。
渡米実業団は、米国各地で政治・経済・社会福祉・教育など多方面の施設を見学し、第27代アメリカ合衆国大統領ウィリアム・タフト(William Howard Taft, 1857-1930)、発明王トーマス・エジソン(Thomas Alva Edison, 1847-1931)、鉄道王ジェームズ・ヒル(James Jerome Hill, 1838-1916)など各界実力者に面談し、成長著しい米国社会を体感しました。
それから1世紀がたった今日、米国社会が大きく変わろうとする兆候が見られ、日米関係も再構築を迫られています。日米民間外交の基礎を築いた渡米実業団の団員たちは何を思い、どのような影響を受け、その経験は現代の私たちに何を語ってくれるのでしょう。 |