渋沢栄一詳細年譜

昭和5年(1930)〔 90歳 〕

最終更新日:2021年6月15日 公開日:2013年3月11日
社会の主なできごと : 1月 金輸出解禁。 ロンドン軍縮会議開催/ 昭和恐慌
身 辺 : 1月12日 感冒罹患、静養(~4月中旬)/ 10月12日 「晩香遺薫」贈与式/ 10月22日 千代子、五十回法要/ 11月8日 病を押して内務大臣を訪問


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
1月1日 【27.倉庫/渋沢倉庫部(渋沢倉庫株式会社)】
是日栄一、飛鳥山邸に於て、当会社社員一同より年頭の祝賀を受く。
第53巻
p.527-p.528
【DK530099k】
1月12日 [家庭生活/健康]
栄一、感冒に罹り、飛鳥山邸に引籠り静養し四月中旬に至る。
第57巻
p.151-p.153
【DK570066k】
1月18日 【57.キリスト教団体/東京基督教青年会館復興建築資金募集後援会】
是日、東京神田美土代町東京基督教青年会館の建築復興成り、献堂開館式挙行せらる。
第42巻
p.287-p.289
【DK420071k】
1月-- 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
栄一、是月発行の「銀行通信録」に『年頭漫談』と題する一文を寄稿す。
第51巻
p.87-p.95
【DK510019k】
1月-- 【61.一般教育関係/財団法人駒込中学校】
是月栄一、当校名誉顧問に就任、在任歿年に及ぶ。
第46巻
p.139-p.141
【DK460034k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
2月5日 【50.国際災害救助/関東大震火災 [関東大震災]ニ対スル外国ノ援助】
是より先、時事新報社に於て、大正十二年関東大震火災当時に於けるアメリカ合衆国人の厚情に対し、女性遣米答礼使派遣の計画あり。是日栄一、託されて其銓衡委員となる。
右答礼使は三月十八日出発、五月三十一日帰国す。
第40巻
p.296-p.303
【DK400092k】
2月14日 【45.国際団体及ビ親善事業/薩摩会館後援会】
是より先、実業家薩摩治郎八の寄付によりて、フランス共和国パリ大学付属の大学都市内に設立せられたる薩摩会館の後援会、是日成立す。栄一其の会員となる。
第38巻
p.254-p.258
【DK380023k】
2月14日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、中華民国奉天督弁張学良の使者王家楨及び張学銘を、渋沢事務所に招きて午餐会を催す。栄一病気のため出席せず、阪谷芳郎代理接待す。
第39巻
p.673-p.683
【DK390300k】
2月18日 【53.儒教/宋版論語注疏ノ複製】
是日、兼て栄一より塩谷温を通じて、宮内省図書頭に対し出願に及べる、同省図書寮所蔵の宋版論語注疏十巻十冊撮影並に複製刊行の件許可せらる。
第41巻
p.293
【DK410076k】
2月-- 【53.儒教/財団法人斯文会】
是月、故徳川慶久の息女喜久子姫、高松宮妃に備はる。栄一奉賀の漢詩を成し、当会会員之に次韻してその詩箋を徳川家へ贈る。
第41巻
p.91-p.95
【DK410037k】
2月-- 【70.記念事業/山県有朋公遺墨展覧会】
是月栄一、徳富猪一郎より、是年四月青山会館に於て当展覧会開催に付、特別協賛員たることを請はる。栄一之を受諾す。
第49巻
p.191-p.194
【DK490054k】
2月-- 【71.史蹟/船上山史蹟保存会】
是月、史蹟船上山を保存し、船上神社を修理増築せんとする目的を以て、船上山史蹟保存会設立せらる。栄一その顧問となり、在任歿年に及ぶ。
第49巻
p.363-p.364
【DK490126k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
3月3日 【46.日米親善事業/日本国際児童親善会】
是日栄一、シドニー・エル・ギューリック著 "Dolls of Friendship" を皇太后陛下並に高松宮妃殿下に献上す。
第38巻
p.168-p.181
【DK380015k】
3月4日 【11.綿業/インド国綿糸布輸入関税引上問題】
是年二月二十八日、インド国議会に、同国財政救済を理由として綿布輸入関税増率案提出せらる。該案は日本製品の進出に重大なる影響を及ぼすものなるを以て、是日栄一、日印協会会頭の名を以て同国政府当局・両院議長・各政党首領・各新聞社及びドラブ・タタ其他の有力者に宛て、該案の不当を説き、其防止方を電請す。右運動効なくして、該案は若干の修正を加へられたるのみにて同国上下両院を通過す。
第52巻
p.261-p.279
【DK520020k】
3月4日 【45.国際団体及ビ親善事業/日印協会】
是より先、インド国に於て、暗に日本製品を目標とせる、輸入綿布増税案同国議会に提出せらる。是日栄一、当協会会頭の名を以て、同国政府当局者、両院議長、各政党首領、各新聞社、ドラブ・タタ其他の有力者に対し、其阻止尽力方を電請す。四月三日同国議会は、右議案をイギリス国製生地綿布にも同様に課税することに修正して可決し、翌日より実施す。
第36巻
p.86
【DK360040k】
3月9日 【58.修養団体/財団法人修養団後援会】
是日栄一、当後援会会長として、修養団本部に於て開かれたる、同団支部及び聯合会幹部会出席者を、日本工業倶楽部に招きて懇談会を催す。栄一病気のため出席せず。
第44巻
p.55-p.57
【DK440017k】
3月10日 【38.社会福祉施設/東京市養育院感化部井之頭学校】
是日、感化法発布三十年記念日に際し、栄一当院院長として内務大臣より表彰せらる。
第30巻
p.844-p.848
【DK300105k】
3月10日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日栄一、当協会会長として、国際聯盟事務局次長杉村陽太郎を飛鳥山邸に招き、当協会の委嘱により各地に於て国際聯盟のために講演をなせる労を謝す。
第37巻
p.278-p.283
【DK370071k】
3月10日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是日栄一、元アメリカ合衆国大統領ウィリアム・エッチ・タフトの死去を悼み、同夫人に弔電を発す。
第40巻
p.603-p.606
【DK400200k】
3月14日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是日栄一、阪谷芳郎と連名にて、アメリカ合衆国人エルマー・エー・スペリに対し、夫人の死去を悼み弔電を発す。
第40巻
p.606-p.608
【DK400201k】
3月18日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会名誉総裁イギリス国人アーサー・ジェー・バルフォア逝去す。後、栄一当協会会長として総裁徳川家達との連名を以て弔電を発す。
第37巻
p.283-p.284
【DK370072k】
3月22日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日、当校第二十七回卒業式挙行せらる。栄一病気のため出席するを得ず、渡辺得男を派遣して祝辞を代読せしむ。
第44巻
p.714-p.718
【DK440196k】
3月25日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/国際統計協会会議】
是年九月、東京に於て開催せらるべき第十九回国際統計協会会議につき、是日栄一、当会議名誉委員長たる総理大臣浜口雄幸より名誉委員に推薦せらる。承諾す。
第47巻
p.366-p.369
【DK470089k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
4月8日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会主催アメリカ合衆国人ホバート・ポーター、バートン・ヘボン夫人等歓迎午餐会、丸の内日本工業倶楽部に開かる。栄一病気により出席せず、阪谷芳郎代りて挨拶を述ぶ。
第35巻
p.153-p.154
【DK350034k】
4月9日 【61.一般教育関係/東京帝国大学ヘボン氏寄付講座】
是月、エー・バートン・ヘボン夫人来日す。是日栄一、同夫人宛に書翰と共に記念品を贈る。
第45巻
p.473-p.475
【DK450174k】
4月18日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是月十七日開かれたる当協会第八十八回理事会の決議により、是日栄一、当協会会長として、イギリス国ロンドンに催されたる軍備縮小会議の協定成立を賀して、日本全権に謝電を発す。
第37巻
p.285-p.290
【DK370073k】
4月27日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日、当社第八十一回会員総会、飛鳥山邸に於て開かる。栄一出席して演説をなす。
第43巻
p.289-p.294
【DK430035k】
4月30日 【34.経済団体及ビ民間諸会/日本経済聯盟会】
是日、日本工業倶楽部に於て、当会第八回定時会員総会開かれ、栄一、名誉会員に推薦せらる。
第56巻
p.344-p.346
【DK560093k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
5月1日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ合衆国人デフォレスト・グラントを、飛鳥山邸に引見し、日米問題に関して討論す。
第39巻
p.683-p.692
【DK390301k】
5月3日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第七十六回談話会、当協会事務所に開かる。栄一出席して、ロンドン軍備縮小会議日本全権随員東京帝国大学教授横田喜三郎の講話を聴く。
第37巻
p.290-p.298
【DK370074k】
5月4日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会理事粕谷義三逝去す。後、栄一、当協会会長として弔詞を贈る。
第37巻
p.298
【DK370075k】
5月5日 【70.記念事業/伊藤博文公記念会】
是日、華族会館に於て、当会発起人総代会開催せられ、栄一、発起人に加はる。
第49巻
p.109-p.115
【DK490033k】
5月9日 【46.日米親善事業/日米関係諸資料】
是日栄一、アメリカ合衆国ボストン市日本協会海外会員となり、歿年に及ぶ。
第40巻
p.469-p.473
【DK400138k】
5月9日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、アメリカ合衆国国際基督教青年会幹事シャーウッド・エディ夫妻及び雑誌「明日ノ世界」主筆カービー・ページ夫妻、飛鳥山邸に来訪し、栄一と対談す。
第39巻
p.692-p.696
【DK390302k】
5月12日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、アメリカ合衆国ニュー・ヨーク、ギャランティ・トラスト・カンパニー副社長シー・ビー・ヒッバード、飛鳥山邸に来訪し、栄一と対談す。
第39巻
p.696-p.699
【DK390303k】
5月15日 【46.日米親善事業/日米関係諸資料】
是日栄一、近く渡米せんとする鶴見祐輔に書翰を送り、アメリカ合衆国移民法の改正問題につきて衷情を述ぶ。
第40巻
p.473
【DK400139k】
5月16日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第六回評議員会、生命保険会社協会に開かれ、引続き第十回通常総会開かる。栄一出席す。次いで是月二十四日右総会の決議に依り、栄一、当協会会長としてロンドン会議終結に就いての宣言、日米両国間に調停及び仲裁裁判条約締結に関する決議、並に常設司法裁判所応訴義務受諾に関する三個の決議を総理大臣浜口雄幸・外務大臣幣原喜重郎・司法大臣渡辺千冬に提出す。
七月十九日に至り、右評議員会の委嘱により栄一会長として理事の半数を指名す。
第37巻
p.298-p.303
【DK370076k】
5月17日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日栄一、当協会各地支部長を飛鳥山邸に招きて茶会を開く。
第37巻
p.303-p.305
【DK370077k】
5月18日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、日比谷公会堂に於て、当団創立二十五年記念全国団員大会開かる。栄一、祝辞を寄す。
第43巻
p.678-p.680
【DK430150k】
5月20日 【61.一般教育関係/早稲田大学】
是日栄一、当大学維持員会に出席し、昭和四年度収支決算の件其他を議す。
第45巻
p.387-p.388
【DK450151k】
5月21日 【39.保健団体及ビ医療施設/聖路加国際病院】
是日、当病院アメリカ合衆国評議員ジョン・ダブリュー・ウッド、当病院院長ルドルフ・ビー・トイスラーと共に飛鳥山邸に来訪、栄一と対談す。
第36巻
p.246-p.255
【DK360078k】
5月21日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/静岡県立葵文庫】
是日栄一、先に当文庫創設費中に寄付をなせるにより、褒章条令により、紺綬褒章に付すべき金飾版一個を下賜せらる。
第47巻
p.361-p.362
【DK470086k】
5月22日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是より先、昭和四年十二月二十七日、前駐日アメリカ総領事エドワード・シー・ベローズ死去す。是日栄一、同夫人に対し弔問の書翰を発す。
第40巻
p.608-p.610
【DK400202k】
5月24日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是より先五月二日、栄一、アメリカ合衆国特命全権大使ウィリアム・アール・キヤッスルを東洋拓殖ビルディング内同国大使館に訪ひ、日米両国の関係に付き懇談す。是日、当委員会主催同国大使送別午餐会、丸の内東京会館に開かれ、栄一出席す。二十七日、大使帰国するに付き、帝国ホテルに同大使を訪ひ、惜別の辞を述ぶ。
第35巻
p.154-p.166
【DK350035k】
5月24日 【53.儒教/聖堂復興期成会】
是日、文部省に地方長官会議開かる。栄一出席して当会を代表し、各地方に於ける寄付金募集の謝意と今後の希望とを述ぶ。
第41巻
p.132-p.135
【DK410044k】
5月24日 【61.一般教育関係/埼玉学生誘掖会舎友会】
是日栄一、当会より米寿祝賀記念として贈られたる清水良雄の描ける肖像画を受領し、同日之を埼玉学生誘掖会寄宿舎に寄贈す。
第45巻
p.278-p.280
【DK450105k】
5月25日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日、当会に於て武道庭球各部優勝カツプ争覇戦開催され、栄一出席す。
第45巻
p.254
【DK450090k】
5月26日 【46.日米親善事業/日米関係諸資料】
是日栄一、アメリカ合衆国大使館新築定礎式に臨み祝辞を述ぶ。
第40巻
p.473-p.476
【DK400140k】
5月27日 【61.一般教育関係/財団法人高千穂学校】
是より先、当校に於て、琵琶歌「青淵先生子爵渋沢栄一」を作り、福沢錦凌に作曲せしめ、是日、当校創立第二十七周年記念会に際し弾奏せしむ。
第45巻
p.530-p.533
【DK450199k】
5月30日 【47.国際記念事業/グラント将軍植樹記念碑建設】
是日、上野公園内グラント将軍記念植樹の傍に於て、本碑の除幕式を挙行す。栄一出席して式辞を述ぶ。後、上野精養軒に茶会を催し、席上、又懐旧談をなす。
第38巻
p.450-p.477
【DK380048k】
5月31日 【50.国際災害救助/フランス共和国西南部水害義捐金募集】
是より先、フランス共和国西南部に水害あり。栄一理事長たる日仏会館は日仏協会と連合して義捐金を募集し、是日までに集れる金三千五百九十六円、仏貨換算金四万五千余フランを外務省を通じて同国政府に送る。
第40巻
p.70-p.71
【DK400012k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
6月2日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是より先栄一、是日挙行せらるべき、アメリカ合衆国人ハリー・イー・バイラムの息女、ヘレンとドン・バーディックとの結婚式に招かる。仍つて祝電及び祝辞を送る。
第40巻
p.610-p.611
【DK400203k】
6月5日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、アメリカ合衆国雑誌ワールズ・ワーク記者フランクリン・ロックウッド夫妻、飛鳥山邸に来訪し、栄一と日米問題其他に関して談話す。
第39巻
p.699-p.712
【DK390304k】
6月8日 【73.碑石/金井烏洲記念碑】
是より先栄一、金井烏洲の正碑並に副碑の撰文及び揮毫をなす。是日、伊勢崎公園に於て、同正碑除幕式挙行せらる。栄一、渡辺得男を派遣して祝辞を寄す。副碑は金井家墓地前に建設せらる。
第49巻
p.287-p.292
【DK490103k】
6月11日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日仏会館】
是日、当会館理事会、渋沢事務所に開かる。栄一出席して昭和五年度予算に関して協議す。
第36巻
p.359-p.361
【DK360148k】
6月12日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/財団法人理化学研究所】
是日、日本工業倶楽部に於て、当研究所理事会及び評議員会開かれ、栄一出席す。
第47巻
p.229-p.230
【DK470049k】
6月13日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日仏会館】
是日、当会館及び日仏協会共同主催、パリ大学教授ジョルジ・ジュマ夫妻及び当会館フランス学長代理ポール・ドミエヴィル夫妻送迎午餐会、当会館に開かれ、栄一出席す。
第36巻
p.362-p.363
【DK360149k】
6月13日 【45.国際団体及ビ親善事業/日仏協会】
是日、当協会及び日仏会館共同主催パリ大学教授ジョルジ・ジュマ夫妻及び日仏会館フランス学長代理ポール・ドミエヴィル夫妻歓迎午餐会、日仏会館に開かれ、栄一出席す。
第36巻
p.265
【DK360100k】
6月17日 【61.一般教育関係/東京帝国大学ヘボン氏寄付講座】
是日栄一、飛鳥山邸に東京帝国大学教授高木八尺の来訪を受け、当講座につきて懇談す。
第45巻
p.475-p.480
【DK450175k】
6月18日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是日栄一、アメリカ合衆国人エルマー・エー・スペリの死去に対し、弔電を発す。次いで七月一日東京基督教青年会館に開催せられたる追悼会に出席、追悼の辞を述ぶ。
第40巻
p.611-p.616
【DK400204k】
6月18日 【60.女子教育/財団法人東京女学館 付.女子教育奨励会】
是日、東伏見宮大妃周子殿下当校へ来臨あり、栄一案内す。
第45巻
p.40-p.41
【DK450011k】
6月19日 【47.国際記念事業/グラント将軍植樹記念碑建設】
是日栄一、アメリカ合衆国各地の知友百九名に対し、グラント将軍植樹記念碑絵葉書及びパンフレットを贈る。
第38巻
p.477-p.488
【DK380049k】
6月21日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是より先栄一、五月十二日挙行せられたるアメリカ合衆国人ケー・ビー・スキベネッスの息女、エン・インゲボルジ・マーガリートとジュリアン・ストリートとの結婚の通知に接す。仍つて是日栄一、ジュリアン・ストリートに対し祝辞を送る。
第40巻
p.616-p.617
【DK400205k】
6月21日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是より先栄一、是月十四日挙行せられたるアメリカ合衆国人アレグザンダー・エム・リンゼーの息女、アンネとランレット・マイナーとの結婚式に招かる。仍つて是日エドワード・ジー・マイナーに対し、祝辞を送る。
第40巻
p.617-p.618
【DK400206k】
6月21日 【63.演芸及ビ美術/財団法人帝室博物館復興翼賛会】
是日栄一、当会第七回理事会及び第二十一回常務理事会に出席す。
第47巻
p.480-p.483
【DK470122k】
6月23日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、アメリカ合衆国カーネギー平和財団派遣訪日教授、コネティカット州ミドルタウン、ウェズレー大学教授ジョージ・エム・ダッチャー、飛鳥山邸に来訪し、栄一と支那開発に関する談話を交換す。
第39巻
p.713-p.717
【DK390305k】
6月26日 【58.修養団体/財団法人修養団後援会】
是日、東京銀行倶楽部に於て、当後援会委員会開かる。栄一出席して修養団に対し、金一万円支出の件に就き協議す。
第44巻
p.57
【DK440018k】
6月29日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是より先、四月十三日より、東京中央放送局に於て、国際聯盟成立十週年記念ラジオ連続国際講座、放送せらる。是日最終日に際し、栄一、当協会会長として終了の辞「平和に対する努力」を放送す。
第37巻
p.305-p.309
【DK370078k】
6月29日 【67.新聞・雑誌・通信・放送/社団法人日本放送協会】
是日栄一、東京中央放送局に於て「平和に対する努力」と題する講演を放送す。
第48巻
p.265
【DK480085k】
6月30日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第八十九回理事会、当協会事務所に開かれ、栄一出席す。
第37巻
p.309-p.310
【DK370079k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
7月1日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/社団法人温故学会】
是日当学会、当学会事務所に於て協議会を開催し、事業拡張に関し、栄一に種々依頼の件を協議す。
第46巻
p.401-p.405
【DK460114k】
7月4日 【39.保健団体及ビ医療施設/財団法人泉橋慈善病院】
是より先昭和四年十一月三日、当病院評議員会長井上勝之助卒す。是日評議員会開かれ、栄一之が後任として同会長に選ばる。
第31巻
p.147-p.149
【DK310027k】
7月5日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是より先五月下旬、アメリカ合衆国下院に於て移民委員長アルバート・ジョンソン、同国千九百二十四年移民法修正の意を表明す。次いで六月、ハワイ、ホノルル商業会議所国際関係委員会は同法修正の賛成決議をなし、更にロス・アンジェルスに開かれたる外国貿易協議会また同様の決議をなす。是日栄一、飛鳥山邸に阪谷芳郎・新渡戸稲造・頭本元貞等と会し、ハイラム・ジョンソンに対し、日米問題に関して一書を送るべきや否やを協議し、延引に決す。
第35巻
p.166-p.172
【DK350036k】
7月7日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日栄一、当協会関西学院学生支部委員長他五名を、丸の内渋沢事務所に引見す。
第37巻
p.310
【DK370080k】
7月10日 【55.神社/財団法人明治神宮奉賛会】
是日栄一、明治神宮外苑聖徳記念絵画館に大久保作次郎揮毫の壁画「グラント将軍ト御対談ノ図」一点を献納す。十一月十九日、栄一同館に赴きて之を観る。
第41巻
p.578-p.584
【DK410115k】
7月11日 【59.実業教育/工手学校(工学院)】
是より先、昭和三年六月当校校舎竣工し、同年八月一日当校の組織を変更し、校名を工学院と改称す。翌四年八月一日工手学校復興会は常務処理を工学院管理長へ委任す。是日工学院理事長真野文二、管理規程第二十二条に依り、栄一を同校顧問に推薦す。
第44巻
p.455-p.458
【DK440097k】
7月12日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第七十七回談話会、当協会事務所に開かる。栄一出席して、ロンドン会議より帰朝せる、当協会副会長山川端夫の談話を聴く。
第37巻
p.310-p.311
【DK370081k】
7月14日 【45.国際団体及ビ親善事業/其他関係資料 [其他外国関係資料]】
是日、フランス共和国独立紀念祭、成瀬正行宅に於て開催せらる。栄一出席して同国大使と会見す。
第40巻
p.535-p.536
【DK400162k】
7月17日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ合衆国サクラメント、リンカーン公立学校校長ネティー・ホープレー女史等を、飛鳥山邸に招きて茶会を催す。栄一病気のため出席せず。
第39巻
p.717-p.721
【DK390306k】
7月19日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是より先七月十五日、当協会第九十回理事会に於て可決せる応訴義務受諾に関する決議、及び国際聯盟規約改正案に対する決議を、是日栄一、当協会会長の名に於て、内閣総理大臣浜口雄幸及び外務大臣幣原喜重郎に建議す。
第37巻
p.311-p.320
【DK370082k】
7月22日 【58.修養団体/財団法人修養団後援会】
是日、東京銀行倶楽部に於て、当後援会委員会開かる。栄一出席して昭和四年度決算・同五年度予算等に就き協議す。
第44巻
p.57-p.58
【DK440019k】
7月29日 【33.対外事業/日華実業協会】
是年開かれたる当協会幹事会には、栄一、病気等のため殆んど出席せざりしものの如し。
是日栄一、飛鳥山邸に於て、日本基督教青年会同盟の招待により来日中の、中華民国大学生一行を引見す。
第55巻
p.526-p.534
【DK550106k】
7月29日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、中華民国基督教大学学生代表団を、飛鳥山邸に引見す。
第39巻
p.721-p.722
【DK390307k】
7月-- 【65.栄一ノ演説集・談話集/渋沢栄一全集】
是月より十二月に亘り、山本勇夫を編纂者として、東京・平凡社より「渋沢栄一全集」発行せらる。(菊版・六冊・計三七五九頁)
第48巻
p.135-p.137
【DK480046k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
8月-- 【53.儒教/財団法人斯文会】
是月、当会発行の雑誌「斯文」に、栄一『学者ノ奮起ヲ望ム』と題する談話を発表す。
第41巻
p.95
【DK410038k】
8月-- 【53.儒教/聖堂復興期成会】
是月発行の斯文会雑誌「斯文」に栄一『学者ノ奮起ヲ望ム』と題する談話を発表す。
第41巻
p.135-p.137
【DK410045k】
8月-- 【67.新聞・雑誌・通信・放送/婦女新聞後援会】
是より先栄一、福島貞子の経営に係る、婦女新聞社につき尽力する所ありしが、是月、当後援会の相談役となる。
第48巻
p.251-p.254
【DK480075k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | --/ 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
9月5日 【60.女子教育/財団法人東京女学館 付.女子教育奨励会】
是日、当校財団法人設立認可され、栄一、理事長に就任す。館長兼会計監督故の如し。組織変更と共に女子教育奨励会解散せられ、同会会員は財団法人東京女学館賛助員となる。
第45巻
p.41-p.46
【DK450012k】
9月6日 【46.日米親善事業/日米関係諸資料】
是日栄一、先にハワイ、ホノルルの奥村多喜衛等より、日米関係委員会に依頼し来れる、桜苗木調達の件に就き、移植は不適当なる旨を書通す。
第40巻
p.476-p.478
【DK400141k】
9月14日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日仏会館】
是日、当会館及び日仏協会共同主催にて、新任フランス共和国特命全権大使デ・ド・マルテル、ロンドン海軍軍縮会議に出席して帰朝せる当会館名誉会員若槻礼次郎及び来朝中の国際統計協会会長ドラトール等の招待午餐会を華族会館に開く。栄一出席す。
第36巻
p.363
【DK360150k】
9月14日 【45.国際団体及ビ親善事業/日仏協会】
是日、当協会及び日仏会館共同主催新任フランス共和国特命全権大使デ・ド・マルテル、ロンドン海軍軍縮会議に出席して帰朝せる若槻礼次郎及び来朝中の国際統計協会長ドラトール等の招待午餐会、華族会館に開かれ、栄一出席す。
第36巻
p.265
【DK360101k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
10月3日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、アメリカ合衆国ダラー汽船会社社長ロバート・ダラー、渋沢事務所に栄一を訪ふ。
第39巻
p.722-p.725
【DK390308k】
10月7日 【57.キリスト教団体/救世軍】
是日栄一、渡米の途に上らんとする救世軍中将山室軍平に托して、救世軍大将エドワード・ジェー・ヒッギンスに書翰を寄す。
第42巻
p.169-p.170
【DK420046k】
10月9日 【46.日米親善事業/日米関係諸資料】
是日、アメリカ合衆国コダック会社社長ジョージ・イーストマン、栄一の万国素人写真コダック競技会賛助員受諾に対して謝電を寄す。
第40巻
p.478-p.482
【DK400142k】
10月12日 [家庭生活/同族・親族/親族]
是より先栄一、父市郎右衛門手写の習字手本、俳句草稿等を集めて石版印刷に付し、「晩香遺薫」と題して刊行す。
是日、飛鳥山邸に於て、その贈与式を挙行し、同族各家及び近親の児孫に頒つ。
第57巻
p.114-p.118
【DK570052k】
10月17日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、アメリカ合衆国サン・フランシスコ米日関係委員会会長ウォレス・エム・アレグザンダー、栄一に一書を寄せ、同国千九百二十四年移民法修正の近きにあるべきことを報ず。
第35巻
p.172-p.175
【DK350037k】
10月21日 【39.保健団体及ビ医療施設/財団法人癩予防協会】
栄一兼ねて癩予防並に該病者救護に尽力し来りしが、是日、内務大臣官邸に大臣安達謙蔵を訪ひ、当会設立につき協議す。
第31巻
p.195-p.198
【DK310036k】
10月22日 [家庭生活/同族・親族/同族]
是日栄一、上野寛永寺に於て、先夫人千代子の五十回法要を営む。
第57巻
p.45-p.46
【DK570019k】
10月27日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是より先栄一、九月六日挙行せられたるアメリカ合衆国人ヘンリー・レオナードの息女、エレン・ダブリュー・ソロンとフランシス・ダブリュー・マクヴェーとの結婚の通知に接す。仍つて是日栄一、チャールズ・マクヴェーに対し祝辞を送る。
第40巻
p.618-p.619
【DK400207k】
10月28日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日、当委員会小委員会、丸の内東京銀行倶楽部に開かる。栄一出席して、太平洋沿岸諸国実業家大会開催の提案其他に関して協議す。
第35巻
p.175-p.177
【DK350038k】
10月31日 【46.日米親善事業/日米関係諸資料】
是より先、アメリカ合衆国サン・フランシスコ商業会議所副会頭ロバート・エヌ・リンチ及び元ハワイ州知事ウォレス・ファーリントンより相前後して、太平洋沿岸実業家大会を開催せんがため、栄一に協力を希望し来る。是日栄一、日本経済聯盟会並に日本貿易協会に書翰を送り、我国の取るべき態度を諮問す。昭和七年五月、右大会サン・フランシスコに開かる。
第40巻
p.482-p.490
【DK400143k】
10月-- [交遊/井上馨]
是月栄一、「世外井上公伝」の序文を撰す。
第57巻
p.435-p.438
【DK570190k】
10月-- 【38.社会福祉施設/社会事業協会(財団法人中央社会事業協会)】
是より先、栄一の当協会理事任期満了す。是月評議員会の推選により、栄一引続き理事たることを承諾す。
第30巻
p.633-p.634
【DK300081k】
10月-- 【61.一般教育関係/財団法人バチェラー学園後援会】
是年七月、徳川義親・新渡戸稲造等、アイヌ民族教化のため尽瘁せるイギリス国人ジョン・バチェラーの事業後援の目的を以て、当後援会の設立を発起し、栄一に顧問を依嘱す。栄一之を諾し、是月就任し、在任歿年に及ぶ。金千円を寄付す。
第46巻
p.142-p.149
【DK460035k】
10月-- 【64.編纂・刊行/世外井上公伝】
是月栄一、当伝記の序文を撰す。
第48巻
p.81-p.85
【DK480025k】
10月-- 【69.軍事関係/財団法人帝国在郷軍人会】
是月栄一、当会名誉会員に推薦せらる。
第48巻
p.620-p.622
【DK480170k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
11月1日 【39.保健団体及ビ医療施設/社団法人東京慈恵会】
是日当会附属医院新築落成開院式挙行せられ、栄一副会長として之に臨む。次いで七日皇太后陛下当会へ行啓に付き栄一出向す。
第31巻
p.51-p.54
【DK310005k】
11月1日 【61.一般教育関係/早稲田大学】
是年十月に至り、当大学学生同盟休校事件起る。是日右につき臨時維持員会開かれ、栄一出席す。尚、栄一に調停を懇請する者あるも応ぜず。
第45巻
p.388-p.394
【DK450152k】
11月5日 【11.綿業/インド国綿糸布輸入関税引上問題】
是より先、国際聯盟協会はインド国綿糸布輸入関税引上問題につき之が阻止に努む。是日栄一、同協会会長として、該問題に関し相互懇談のため、丸の内中央亭に於て同協会経済委員会委員と、来日中のイギリス国経済使節一行との茶話会を催す。
第52巻
p.279-p.285
【DK520021k】
11月5日 【45.国際団体及ビ親善事業/社団法人国際聯盟協会】
是日、当協会第九十一回理事会、当協会事務所に開かれ、栄一出席す。尚、国際聯盟映画「建設」の一部として、右栄一の出席せる同理事会の実況を撮影す。
是日夕、イギリス国経済使節来訪による当協会経済委員会との懇談会、丸の内中央亭に開かれ、栄一、会長としてその招請をなす。
第37巻
p.320-p.334
【DK370083k】
11月8日 [家庭生活/健康]
是日栄一、救護法実施促進期成同盟会委員の請に応じ、病を押して内務大臣安達謙蔵を訪ふ。
第57巻
p.154-p.155
【DK570067k】
11月8日 【38.社会福祉施設/社会事業協会(財団法人中央社会事業協会)】
是より先、前年十一月組織せられたる救護法実施促進委員会は本年に至り、更に救護法実施促進期成同盟会を結成し運動を継続し来りしが、その実施に就き当局の確答を得る能はず。仍て是日委員は飛鳥山邸に栄一を訪ひ、出馬を請ふ。栄一病を押して内務大臣安達謙蔵を訪ふ。
第30巻
p.634-p.657
【DK300082k】
11月9日 [交遊/浅野総一郎]
是日、浅野総一郎逝く。栄一、夫人兼子と共に同家を弔問す。十三日、栄一、其葬儀に参列す。
第57巻
p.458-p.462
【DK570215k】
11月10日 【46.日米親善事業/日米関係委員会】
是日栄一、日本労働総同盟会長鈴木文治のアメリカ合衆国より帰朝せるを機とし、丸の内東京銀行倶楽部に招待会を催し、当委員会関係者を招待す。次いで十二日、鈴木文治、丸の内渋沢事務所に来訪す。
第35巻
p.177-p.184
【DK350039k】
11月13日 【18.窯業/浅野セメント株式会社】
是月九日、当会社社長浅野総一郎歿す。是日栄一、葬儀に参列す。
第52巻
p.538-p.539
【DK520069k】
11月13日 【58.修養団体/財団法人修養団後援会】
是日、浅野総一郎の葬儀に際し、栄一、当後援会会長として弔辞を贈る。
第44巻
p.58-p.60
【DK440020k】
11月19日 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
是日栄一、丸の内一丁目に建築の当行本店新築落成に就き巡覧す。
第50巻
p.259-p.260
【DK500044k】
11月24日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、新任アメリカ合衆国特命全権大使ウィリアム・シー・フォーブスを、同大使館に訪問す。
第39巻
p.725
【DK390309k】
11月25日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、中華民国東北陸軍側代表一行を、飛鳥山邸に招きて茶会を催す。栄一病気のため出席せず、三男武之助代理接待す。
第39巻
p.725-p.728
【DK390310k】
11月28日 【46.日米親善事業/太平洋問題調査会】
是日、当調査会第六回評議員会開かれ、会員の改選、並に明年秋中華民国に開催さるべき、第四回聯合大会に就き協議す。栄一評議員会長に重任す。
第37巻
p.647-p.648
【DK370135k】
11月-- 【20.船渠・造船/株式会社東京石川島造船所】
是より先栄一、当会社五十年史の序文を請はる。是月、之を寄す。
第52巻
p.579
【DK520079k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
12月16日 【58.修養団体/社団法人日本弘道会】
是日栄一、当会資金募集部の目的完了したるを以て、同部の顧問解任の通知を受く。
第43巻
p.413-p.414
【DK430065k】
12月18日 【70.記念事業/財団法人楽翁公遺徳顕彰会】
是日、当会の組織を改めて財団法人楽翁公遺徳顕彰会とす。栄一会長に推され、在任歿年に及ぶ。
第49巻
p.139-p.141
【DK490037k】
12月19日 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人日仏会館】
是日栄一、当会館評議員二名を依嘱す。同日の評議員会に於て欠員の理事及び監事の補欠互選行はる。
第36巻
p.363-p.364
【DK360151k】
12月20日 【33.対外事業/日華実業協会】
是日栄一、当協会会長として会員に対し、是年末開かるべき総会は之を省略し、当年度会務報告及び収支報告並に次年度予算は、文書に依り承認を求めたき旨の書翰を発す。
第55巻
p.534-p.536
【DK550107k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1930年
(昭和5)
事 項 『伝記資料』
-- 【46.日米親善事業/日米関係諸資料】
是年栄一、アメリカ合衆国ワシントンに開催さられたる婦人戦争防止協会に、メッセージを贈る。
第40巻
p.536
【DK400163k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。