渋沢栄一詳細年譜

大正3年(1914)〔 74歳 〕

最終更新日:2018年8月7日 公開日:2013年3月11日
社会の主なできごと : 7月 第一次世界大戦勃発
身 辺 : 1月5日 宮中新年宴会で参内/ 1月10日 海老名禅正を招き講話を聴く/ 1月31日 大阪・京都・神戸、名古屋へ/ 3月14日 名古屋へ/ 5月2日 上海に向けて神戸を出航/ 5月26日 一等嘉禾章(中華民国)受領/ 5月28日 旅行中に発病、帰国を決定(6月2日下関帰着)/ 8月27日 照憲皇太后御遺品御下賜/ 10月10日 血洗島へ/ 11月10日 三男武之助結婚


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
1月1日 【63.演芸及ビ美術/帝国劇場株式会社】
是日栄一、当劇場に赴き新年を賀し、演説をなす。次いで二月二十八日、当劇場第十四回定時株主総会に出席す。
第47巻
p.401-p.402
【DK470101k】
1月4日 【73.碑石/田島武平墓碑】
是日栄一、田島武平墓表の撰文並に揮毫をなす。
第49巻
p.236
【DK490073k】
1月4日 【73.碑石/望月久知報徳碑】
是日栄一、埼玉県大里郡八基尋常高等小学校元校長望月久知報徳碑の撰文並に揮毫をなす。
第49巻
p.237
【DK490074k】
1月5日 [栄誉/参内・伺候]
是日栄一、宮中新年宴会に召されて参内す。
第57巻
p.241-p.242
【DK570120k】
1月8日 【46.日米親善事業/日米同志会】
是より先、アメリカ合衆国カリフォルニア州に於ける排日思想研究の目的を以て渡米したる法学博士末広重雄帰朝し、是日、東京商業会議所に於て視察の結果を報告す。栄一出席して之を聴取す。
第33巻
p.448-p.451
【DK330030k】
1月9日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/時事新報社主催郵便集配人慰労会】
是日、帝国劇場に於て、時事新報社主催郵便集配人慰労会開催せらる。栄一出席して訓話をなす。
第49巻
p.376-p.378
【DK490130k】
1月10日 [家庭生活/家庭教育/聖書講読会・基督教講演会]
是日栄一、海老名禅正を飛鳥山邸に聘して、キリスト教に関する講話を聴く。引続き大正六年に及ぶ。
第57巻
p.164-p.165
【DK570072k】
1月15日 【41.災害救護団体/東北九州災害救済会】
是より先、東北地方凶作にして被害民の窮状甚しきを以て、栄一等相謀りて東北凶作救済会を設立せんとし、是月十三日発起人会を開く。偶々同十二日鹿児島県桜島山噴火して同県の被害甚し。因て両者を併せ救済せんとし、是日当会設立せらる。栄一之が副総裁となり、会務に尽力す。
第31巻
p.266-p.289
【DK310048k】
1月19日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、東京銀行集会所通常総会開かれ、定例議事の外当集会所新築の件を決定し、更に大正五年は栄一の七十七寿に相当するを以て、その祝賀・慰労の事を申合はす。栄一欠席す。尚、是日栄一銀行倶楽部の委員を辞す。
第50巻
p.523-p.525
【DK500119k】
1月27日 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
是日栄一、東京銀行集会所に於て開かれたる、当行第三十五期定時株主総会に出席し、議事を司宰す。
第50巻
p.83-p.85
【DK500016k】
1月31日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、東北九州災害救済会寄付金募集のため、東京を発し、大阪・神戸・京都及び名古屋に赴き、二月八日帰京す。
第57巻
p.572
【DK570279k】
1月31日 【41.災害救護団体/東北九州災害救済会】
是日栄一、当会副総裁として、寄附金勧誘の目的を以て東京を発し、途中井上馨を興津に訪ひ、大阪・京都・神戸並に名古屋を巡回の上、二月八日帰京す。
第31巻
p.289-p.305
【DK310049k】
1月-- 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
栄一、是月発行の「銀行通信録」に『財政経済に対する予の希望』と題する論文を寄稿す。
第50巻
p.525-p.528
【DK500120k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
2月11日 【33.対外事業/日本移民協会】
是日、当協会設立せられ、栄一其会員となる。
第55巻
p.653-p.656
【DK550126k】
2月11日 【61.一般教育関係/埼玉学友会】
是日栄一、当会の例会に臨み、演説をなす。
第45巻
p.123-p.127
【DK450043k】
2月14日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、中華民国人劉祟傑を、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。
第39巻
p.101-p.102
【DK390042k】
2月15日 【41.災害救護団体/東北九州災害救済会】
是日及び翌十六日、栄一当会に下賜されたる救恤金に対し御礼言上の為め、各宮家に伺候す。
第31巻
p.305-p.306
【DK310050k】
2月18日 【04.興信所/東京興信所】
是日栄一、当所評議員会に出席し、次いで三月三日、発起会員総会に出席、評議員会長として議事を司宰す。
第51巻
p.198-p.199
【DK510051k】
2月24日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日栄一、上野精養軒に於ける当協会例会に出席す。
第46巻
p.495-p.498
【DK460128k】
2月26日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
是日当行、当行神田支店移転に伴ふ定款変更の件を大蔵大臣高橋是清に申請し、次いで十一月十一日、再び同支店移転に伴ふ件を大蔵大臣若槻礼次郎に申請、共に認可を受く。栄一之に与る。
第50巻
p.279-p.283
【DK500052k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
3月11日 【45.国際団体及ビ親善事業/喜賓会】
是日、喜賓会解散式帝国ホテルに挙行せらる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第36巻
p.5-p.10
【DK360001k】
3月14日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、東京を発し名古屋に赴き、市立名古屋商業学校創立三十年記念祝典に出席し、十六日帰京す。
第57巻
p.572
【DK570280k】
3月14日 【11.綿業/三重紡績株式会社】
是日栄一、名古屋市内当会社事務所に赴き、社員一同に訓示をなす。
第52巻
p.132-p.133
【DK520013k】
3月15日 【59.実業教育/名古屋商業学校 付.商友会】
是日、当校創立三十年記念祝典挙行せらる。栄一、十四日東京を発して之に臨み、祝辞を述ぶ。
第44巻
p.459-p.466
【DK440098k】
3月18日 【59.実業教育/東京高等商業学校 付.社団法人如水会】
是より先、大正二年七月、文部大臣奥田義人は当校の東京帝国大学への合併につき、当校商議員たる栄一に諮る。仍つて栄一、中野武営と共に斡旋頗る努め、同十二月に至り文部大臣は右提案を撤回せり。是日、当校研究部臨時大会を開き、栄一及び中野武営を招きて謝意を表す。栄一出席して演説をなす。
第44巻
p.163-p.174
【DK440057k】
3月20日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、当団第二向上舎に於て、同舎生の送別会開かる。栄一出席して訓話をなす。
第43巻
p.487-p.488
【DK430086k】
3月21日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日栄一、上野精養軒に於ける当協会例会に出席し、「道徳と経済との関係如何」「道徳は果して進歩せしや」「教育の効果如何」等の質問を研究課題として提出し、其提案理由を説明す。
第46巻
p.498-p.509
【DK460129k】
3月22日 【59.実業教育/早稲田実業学校】
是日栄一、当校第十二回卒業式に臨み、祝辞を述ぶ。
第44巻
p.540
【DK440127k】
3月29日 【61.一般教育関係/埼玉学生誘掖会舎友会】
是日築地精養軒に於て、当会の発会式挙行され、栄一出席す。
第45巻
p.260-p.264
【DK450092k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
4月2日 【67.新聞・雑誌・通信・放送/国際通信株式会社】
是年三月、栄一の主唱により、当会社の前身たる合資会社国際通信社設立せらる。栄一、相談役となる。是日、帝国ホテルに於て、設立披露午餐会開かる。栄一出席し、主人側を代表して挨拶を述ぶ。爾後栄一、当会社発展のため尽力するところ少なからず。
第56巻
p.658-p.666
【DK560148k】
4月3日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是より先、三月十九日、当社評議員会、築地精養軒に於て開かれ、栄一出席す。次いで是日、当社第五十一回春季総集会、目黒の大日本麦酒株式会社庭園に於て開かる。栄一出席して演説をなす。
第42巻
p.448-p.460
【DK420092k】
4月4日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/社団法人癌研究会】
是日、東京帝国大学医科大学病理学教室に於て、当会第七回定期総会開かる。栄一出席して告辞を述ぶ。五月、栄一当会に金千円を寄付す。
第46巻
p.342-p.345
【DK460098k】
4月4日 【75.各種団体/埼玉県人会】
是日、上野精養軒に於て、大正第二回埼玉県人会開かる。栄一出席して演説をなす。
第49巻
p.511-p.512
【DK490175k】
4月6日 【05.保険/東洋生命保険株式会社】
是日、築地新喜楽に於て、当会社主催、第一銀行幹部招待会開かる。栄一出席して挨拶をなす。
第51巻
p.228-p.229
【DK510061k】
4月12日 【61.一般教育関係/早稲田大学】
是日栄一、当大学学長高田早苗の欧米視察に上るを新橋駅に送る。
第45巻
p.322-p.323
【DK450127k】
4月17日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日、上野精養軒に於ける当協会例会にて、前会に栄一の提出せる問題を論議す。栄一出席す。
第46巻
p.509-p.515
【DK460130k】
4月18日 【45.国際団体及ビ親善事業/大日本平和協会】
是日、当協会主催イギリス国人アルフレッド・エッチ・ブラウン招待会築地精養軒に開かる。栄一出席して、オーストラリア洲に於ける排日思想除去の方法を協議す。
第35巻
p.507
【DK350080k】
4月25日 【33.対外事業/中日実業株式会社】
是より先、栄一の主唱により、孫文一派と合弁して設立せられたる中国興業株式会社は、其後、中華民国に於ける政情変化せるため、孫文の諒承を得て、北京政府側と提携することとなり、之が具体的条件につき、同政府当局と折衝を重ねたる結果、会社改造に関する両者の協定成り、是日、東京商業会議所に開かれたる第一回定時株主総会に於て、会社名を改めて中日実業株式会社とし、中華民国側取締役に楊士琦・孫多森等四名を、同監査役に胡宗瀛を選任し、且つ総会終了後の取締役会に於て、楊士琦を総裁に互選し、更に、北京政府農商総長張謇等五名を相談役に推挙す。中華民国側の持株も亦、北方派の手中に移り、且つ政府資金を以て支弁せられたる結果、恰も同国の官設機関たる特質を備ふるに至る等、茲に会社の性格は全く更新を見るに至る。
栄一、引続き相談役として在任歿年に及ぶ。
尚、是年一月、北京政府より派遣せられたる劉崇傑一行来日す。
第55巻
p.5-p.12
【DK550001k】
4月-- 【30.諸商工業/共同精米株式会社】
是月、当会社の前身たる朝鮮米商会設立せらる。栄一、之を後援す。翌四年、朝日精米商会と改称し、更に同七年五月一日、組織を改めて、共同精米株式会社となる。栄一、其設立発起人会に出席す。
第54巻
p.64-p.67
【DK540020k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
5月2日 [交遊/三島毅]
是月栄一、中国旅行の途に上る。三島毅、送別の詩を賦す。
第57巻
p.471-p.472
【DK570230k】
5月2日 [旅行/外国旅行]
是日栄一、神戸を出航、六日上海に上陸、南京・北京・天津・大連等の各地を巡歴の上、六月二日旅順より乗船、四日下関に帰着す。
第57巻
p.681
【DK570328k】
5月2日 【33.対外事業/中日実業株式会社】
是より先、栄一、中華民国大総統袁世凱の招請に応じて同国に赴かんとし、病気のため中止せしが、是日、三男武之助及び明石照男・馬越恭平・尾高次郎等を同伴して東京を発し、上海・南京等を経て、十九日北京に到る。栄一、大総統袁世凱を初め、政府当局者及び当会社総裁楊士琦・専務取締役孫多森其他有力者と会見し、当会社のため、及び広く日中両国の経済提携のため尽力する所あり、六月十五日帰京す。
第55巻
p.12-p.13
【DK550002k】
5月2日 【44.外遊/中国行】
是より先、栄一が首唱せる中日実業株式会社設立せらる。栄一之を機として、中国を視察し、曲阜の孔子廟参拝の宿望を遂げ、且つ同国実業家との関係を緊密にせんため、是日三男武之助及び明石照男・馬越恭平・尾高次郎等を同伴して東京を発し、神戸より乗船し長崎を経て六日上海に着す。
第32巻
p.491-p.518
【DK320024k】
5月4日 【59.実業教育/長崎高等商業学校】
是日栄一、中国旅行の途次、当校を訪ひ、学生に対し講演をなす。
第44巻
p.540-p.543
【DK440128k】
5月6日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日、上野精養軒に於て当協会例会開かれ、前会に引続き栄一提出の問題に就き、添田寿一、道徳と経済の関係及び教育の効果に関して意見を述ぶ。栄一中国旅行中にて出席せず。
第46巻
p.515-p.523
【DK460131k】
5月7日 【44.外遊/中国行】
是日栄一等一行、上海を発し杭州・蘇州の勝を探りて九日上海に帰り、翌十日同地を発して南京に赴き、十二日揚子江を溯航し、大冶・漢口・武昌を経て、十九日北京に至る。二十一日、大総統袁世凱と会見す。
第32巻
p.518-p.549
【DK320025k】
5月21日 【61.一般教育関係/早稲田大学】
是日栄一、北京畿補学院に於ける当大学出身中国人同窓会の歓迎会に臨み、謝辞を述ぶ。
第45巻
p.323-p.324
【DK450128k】
5月25日 【44.外遊/中国行】
是日栄一、北京を発して南口に赴き、明の十三陵に詣で、二十六日八達嶺に到り、万里長城を一覧し北京に帰る。二十七日天津に到る。この夕発熱臥床す。二十八日病気は軽快せるも予定を変更、孔子廟参拝を中止し直に帰朝するに決す。
第32巻
p.549-p.558
【DK320026k】
5月26日 [栄誉/叙位・叙勲/外国叙勲]
是日栄一、中華民国政府より、一等嘉禾章を贈与せられ、四年五月三日、之が受領及び佩用を、賞勲局より允許せらる。
第57巻
p.210
【DK570100k】
5月28日 [家庭生活/健康]
是月二日、栄一東京を発し、中国旅行の途につきしが、発病し、是日、宿願の曲阜孔子廟参拝を廃して天津より帰国すべきを決す。
第57巻
p.121-p.122
【DK570056k】
5月28日 【53.儒教/曲阜孔子廟参拝】
是月二日、栄一、孔子廟参拝及び中華民国視察の目的を以て東京を発し、上海・杭州・南京・漢口・北京を巡廻して、二十七日天津に至れるも、健康を害し、是日、遂に宿願の山東省曲阜の孔子廟参拝を中止し、帰国と決す。
第41巻
p.145-p.154
【DK410049k】
5月30日 【44.外遊/中国行】
是日栄一、天津より乗船、大連を経て旅順に赴き、六月二日同所より乗船、四日下関に着す。
第32巻
p.558-p.583
【DK320027k】
5月-- 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人東亜同文会】
是月栄一、当会相談役に推され、大正十一年二月十六日当会財団法人組織となるや、引続き評議員・相談役に推薦せらる。在任歿年に及ぶ。
第38巻
p.275-p.287
【DK380030k】
5月-- 【45.国際団体及ビ親善事業/財団法人同仁会】
是月栄一、財団法人同仁会の顧問に就任し、在任歿年に及ぶ。
第38巻
p.269-p.275
【DK380029k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
6月1日 【67.新聞・雑誌・通信・放送/実業之世界】
是日発行の「実業之世界」新活動記念号に、栄一推讃の辞を寄す。
第48巻
p.208-p.209
【DK480054k】
6月4日 【59.実業教育/下関商業学校】
是日栄一、中国旅行の帰途当校を訪ひ、生徒に対し訓話をなす。
第44巻
p.543-p.544
【DK440129k】
6月5日 【44.外遊/中国行】
是日栄一、下関を発し戸畑・門司・別府・大分・耶馬渓・中津を巡歴して、十日下関に帰り、十一日同地出発、広島・神戸・大阪・京都・名古屋を経て十五日帰京す。
第32巻
p.583-p.598
【DK320028k】
6月5日 【59.実業教育/明治専門学校】
是日栄一、中国旅行の帰途当校を参観し、演説をなす。
第44巻
p.544-p.545
【DK440130k】
6月11日 【05.保険/東洋生命保険株式会社】
是日栄一、中国旅行よりの帰途、広島に於ける同市商業会議所主催の講演会に臨み、講演後、当会社代理店主幹・社員等に対し一場の訓示をなす。
第51巻
p.229-p.230
【DK510062k】
6月13日 【61.一般教育関係/同志社大学】
是より先、栄一、中国視察の旅程を了へ、帰京の途に在り。是日、当大学に到り、学生に対して講話をなす。
第45巻
p.407-p.410
【DK450158k】
6月16日 [交遊/水野幸吉]
是日栄一、青山斎場に於ける、水野幸吉の葬儀に参列す。
第57巻
p.486
【DK570240k】
6月16日 【45.国際団体及ビ親善事業/大日本平和協会】
是日、当協会例会に於て、当協会本年度下半期の経費金五百円を栄一及び佐竹作太郎の醵出に俟つことに決す。
第35巻
p.507-p.508
【DK350081k】
6月17日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日、上野精養軒に当協会例会開かれ、本多日生・吉田静致、宗教及び教育に関して講演す。栄一出席す。
第46巻
p.523-p.538
【DK460132k】
6月23日 【36.博覧会/パナマ太平洋万国博覧会臨時博覧会事務局】
是より先、政府は、アメリカ合衆国政府の要請に応じ、パナマ太平洋万国博覧会に参同することを決定し、是年五月、臨時博覧会事務局を設置す。是日栄一、同事務局評議員を仰付けらる。爾後栄一、桑博観覧協会の名誉賛助に就任する等、右博覧会のため種々尽力し、四年十月二十三日、博覧会観覧を兼ね渡米の途に就く。
第56巻
p.526-p.536
【DK560122k】
6月26日 【11.綿業/東洋紡績株式会社】
是日、先に栄一の指導の下に創立せる大阪紡績・三重紡績両株式会社合併し、新たに資本金千四百二十五万円を以て東洋紡績株式会社設立せらる。栄一、当会社の相談役となる。大正五・六年の交相談役を辞したるも、引続き営業に関する報告を受く。
第52巻
p.152-p.161
【DK520015k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
7月1日 【39.保健団体及ビ医療施設/聖路加国際病院】
是より先、聖路加病院長ルドルフ・ビー・トイスラー、同院を拡張して聖路加国際病院となさんとの計画あり、栄一之を援助し来りしが、是日大隈重信、首相官邸に国際病院設立計画評議会を催し、栄一出席して賛成演説をなす。次いで評議員会副会長並に会計監督に推薦せらる。
第36巻
p.165-p.172
【DK360063k】
7月2日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、帝国ホテルに於て大隈首相・加藤外相・若槻蔵相・尾崎法相・一木文相・岡陸相・仙石鉄道院総裁を招待して、銀行倶楽部第百八回晩餐会開かる。栄一出席して、支那旅行談をなす。
第50巻
p.528-p.532
【DK500121k】
7月2日 【44.外遊/中国行】
是日栄一、銀行倶楽部晩餐会に出席し、中国旅行談をなす。猶この前後、諸雑誌にその見聞談等を発表す。
第32巻
p.598-p.614
【DK320029k】
7月3日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日、上野精養軒に於て、中国より帰国せる栄一及びアメリカ合衆国より帰国せる姉崎正治の歓迎会を兼ね、当協会例会開かる。前回に引続き、高木壬太郎、教育と宗教的信念との関係につき講演し、後、栄一中国旅行に関する談話をなす。
第46巻
p.538-p.552
【DK460133k】
7月3日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/財団法人理化学研究所】
是より先、化学研究所設立につき、総理大臣大隈重信賛意を表す。仍つて、是日栄一等、農商務省付属工業試験所に於て、政府側委員と計画を協議す。偶々欧洲大戦勃発し、是議一時中止となる。
第47巻
p.19-p.22
【DK470002k】
7月5日 【39.保健団体及ビ医療施設/全生病院】
是日栄一、安達憲忠と共に当病院を訪ふ。後ち、当病院患者の為め演劇用衣裳・小道具を贈る。
第31巻
p.109-p.110
【DK310016k】
7月7日 【59.実業教育/東京高等商業学校 付.社団法人如水会】
是日栄一、当校第二十四回卒業式に臨み、演説をなす。
第44巻
p.174-p.179
【DK440058k】
7月9日 【59.実業教育/東京高等蚕糸学校】
是日、当校卒業式挙行せらる。栄一之に臨み、祝辞を述ぶ。
第44巻
p.477
【DK440102k】
7月13日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/財団法人東照宮三百年祭記念会】
是年五月、栄一、当会評議員となる。是日、華族会館に於ける第一回評議員会に出席し、特別委員を委嘱せらる。次いで二十五日、麹町区内幸町貴族院議長官舎に於ける当会賛助首唱者相談会に出席す。
第47巻
p.237-p.240
【DK470052k】
7月18日 【34.経済団体及ビ民間諸会/日本実業協会】
是日当協会、中華民国旅行を了へて帰国せし栄一を、築地精養軒に招待して、慰労晩餐会を催す。栄一出席して、旅行談をなす。
第56巻
p.273
【DK560072k】
7月18日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是日栄一、アメリカ合衆国サン・フランシスコのネーサン・ドールマン商会社長エフ・ダブリュー・ドールマン死去の報に接し、中野武営と連名にて弔電を発す。
第40巻
p.544
【DK400168k】
7月23日 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
是日栄一、東京銀行集会所に於て開かれたる、当行第三十六期定時株主総会に出席し、議事を司宰す。
第50巻
p.85-p.87
【DK500017k】
7月23日 【33.対外事業/智利漁業株式会社】
是より先、栄一、近藤廉平・浅野総一郎・岡十郎等と共に、当会社設立発起人となり、是日、帝国ホテルに於て開かれたる発起人会に出席す。次いで九月十二日、東京商業会議所に於て開かれたる発起人会にも、栄一出席す。
第55巻
p.602-p.603
【DK550120k】
7月23日 【63.演芸及ビ美術/帝国劇場株式会社】
是日栄一、予ての希望により、当劇場取締役会長を辞す。依て当劇場取締役会に於て互選の結果、取締役大倉喜八郎を後任に推薦す。次いで八月二十二日、栄一取締役を辞す。十一月五日、当劇場に於て新旧会長及び重役送迎会開かれ、栄一出席して挨拶を述ぶ。
第47巻
p.402-p.405
【DK470102k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
8月1日 【38.社会福祉施設/東京市養育院】
是日栄一、当院安房分院を視察す。
第30巻
p.166-p.168
【DK300009k】
8月10日 【12.蚕糸・絹織業/財団法人大日本蚕糸会】
是年七月勃発せる欧洲大戦の影響により、極度の苦境に陥りたる本邦蚕糸業の善後策協議のため、是日、当会本部に於て臨時蚕糸業大会開かる。栄一、評議員として出席し、右善後策に関する決議事項の実行委員長に挙げらる。
尚、栄一、同大会席上に於て、時局と生糸貿易に関し演説をなす。
第52巻
p.325-p.334
【DK520030k】
8月16日 【69.軍事関係/対独開戦】
是日、総理大臣大隈重信、都下の実業家を官邸に招きて、ドイツ国に最後通牒を発したる事情を説明す。栄一出席して答辞を述ぶ。
第48巻
p.482-p.489
【DK480141k】
8月19日 【69.軍事関係/対独開戦】
是日、東京・大阪・京都・横浜・神戸及び名古屋市の実業家、総理大臣大隈重信及び内閣諸大臣を築地精養軒に招待して晩餐会を開く。栄一出席して、主人側を代表して挨拶を述ぶ。
第48巻
p.489-p.490
【DK480142k】
8月27日 [栄誉/恩賜・褒賞/恩賜]
是日栄一、照憲皇太后の御遺品を賜はる。九月五日、御礼のため青山御所に伺候し、権殿に参拝す。
第57巻
p.193
【DK570084k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | --/ 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
9月4日 【63.演芸及ビ美術/帝国劇場付属技芸学校】
是日、栄一の後任として、大倉喜八郎当校総長に就任す。
第47巻
p.423-p.424
【DK470111k】
9月5日 【61.一般教育関係/入間学友会】
是より先、明治四十四年九月、当会名誉会員の制を設け、栄一を推薦す。是日、十周年記念大会に当り、栄一祝辞を寄せ、次いで大正四年四月刊行の「拾週年記念号入間学友会」に『学問に就て』を寄稿す。
第46巻
p.189-p.193
【DK460049k】
9月7日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是日、当会議所に於て、濠洲方面に商業視察員派遣の件等に関する臨時調査会開かれ、栄一臨席す。次いで二十八日、印度棉花輸入問題等に関し、十月十二日、戦時海上保険に関し、十一月十二日、青島経営に関し、十二月十四日、遠洋航路補助問題に関し、臨時調査会開かれ、栄一、それぞれ臨席す。
第56巻
p.15-p.18
【DK560004k】
9月10日 【69.軍事関係/対独開戦】
是日、大蔵大臣若槻礼次郎、官邸に銀行家を招き晩餐会を開催す。栄一出席して意見を述ぶ。十一月二十日、総理大臣大隈重信、栄一・中野武営・益田孝を官邸に招き懇談す。
第48巻
p.490-p.496
【DK480143k】
9月13日 【70.記念事業/財団法人中央乃木会】
是日栄一、旧乃木邸に於ける当会主催、乃木大将三年祭に参列す。
第49巻
p.10-p.11
【DK490004k】
9月16日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日栄一、上野精養軒に於ける、アメリカ合衆国シカゴ大学総長ジャドソン一行の歓迎を兼ねたる当協会例会に出席し、歓迎の辞を述ぶ。
第46巻
p.552-p.553
【DK460134k】
9月18日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、アメリカ合衆国シカゴ大学総長ジャドソン夫妻を、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。
第39巻
p.102-p.104
【DK390043k】
9月18日 【63.演芸及ビ美術/帝国劇場株式会社】
是日当劇場は取締役会に於て、当劇場設立に功労多き栄一を、名誉顧問に推薦し、当劇場内に栄一の胸像を設置することを決議す。爾後栄一、名誉顧問として尽力す。
第47巻
p.405
【DK470103k】
9月21日 【58.修養団体/財団法人講道館】
是日、神田一ツ橋学士会事務所に於て、当館評議員会開かれ、当館と提携して斯道の発達普及を図る団体柔道会を組織、大正四年一月より機関誌「柔道」を発行することを決す。栄一出席す。
第43巻
p.348-p.350
【DK430048k】
9月24日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/財団法人東照宮三百年祭記念会】
是日栄一、華族会館に於ける当会評議員会に出席し、規則改訂を議す。
第47巻
p.240-p.243
【DK470053k】
9月25日 【46.日米親善事業/ニュー・ヨーク日本協会協賛会】
是日、当会主催アメリカ合衆国経済協会会頭ヘンリー・シー・アダムズ招待午餐会、帝国ホテルに開かる。栄一出席し、主催者を代表して歓迎の辞を述ぶ。
第35巻
p.486-p.487
【DK350065k】
9月26日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会の茶話会に出席し、支那漫遊談をなす。
第45巻
p.206-p.213
【DK450068k】
9月28日 【30.諸商工業/株式会社三越呉服店】
是日栄一、当店の新館開館式に招かれ、往時を追懐しつつ祝辞を述ぶ。
第54巻
p.68-p.74
【DK540021k】
9月28日 【55.神社/日光東照宮三百年祭奉斎会】
是日、皇室より当奉斎会へ金一万円を下賜せらる。栄一会長として宮内省に出頭し、波多野宮相より受領す。
第41巻
p.597
【DK410124k】
9月29日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、帝国ホテルに於て銀行倶楽部第百九回晩餐会開かる。栄一出席して演説をなす。
第50巻
p.532-p.535
【DK500122k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
10月4日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、当団本部に於て、本部及び第二向上舎新築一周年記念会開かる。栄一出席して講演をなす。次いで十一月十四日、東京高等工業学校講堂に於て、当団高工支部大会開かる。栄一出席して講演をなす。
第43巻
p.488-p.489
【DK430087k】
10月8日 【69.軍事関係/聯合軍傷病兵救援会】
是日、駐日フランス国大使及びベルギー国代理公使の主唱により、当会設立せられ、栄一、評議員に推薦せらる。
第48巻
p.498-p.499
【DK480145k】
10月10日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、郷里血洗島に赴き、村社諏訪神社の祭典に参列し、渋沢市郎宅に一泊す。
第57巻
p.572
【DK570281k】
10月10日 【55.神社/諏訪神社(埼玉県大里郡八基村血洗島)】
是日栄一、郷里血洗島へ赴き、村社諏訪神社の祭典に参列し、渋沢市郎宅に一泊す。
第41巻
p.460-p.461
【DK410095k】
10月13日 【45.国際団体及ビ親善事業/大日本平和協会】
是日、当協会主催アメリカ合衆国カリフォルニア州平和協会会長アラン等招待晩餐会、日本橋倶楽部に開かれ、栄一出席す。
第35巻
p.508-p.509
【DK350082k】
10月15日 【34.経済団体及ビ民間諸会/財団法人国産奨励会(財団法人日本産業協会)】
是より先、栄一、中野武営・武井守正と共に、当会設立準備委員として、政府当局とも屡々会し、会則及び趣意書の審議をなす等、当会設立に関し種々尽力するところあり。是日、農商務省会議室に於て、当会創立総会開かる。栄一出席し、設立準備委員総代として経過を報告し、且つ推されて座長となり、議事を司る。
尚、栄一、当会顧問たり。
第56巻
p.280-p.292
【DK560075k】
10月17日 【59.実業教育/高千穂高等商業学校】
是日栄一、当校講演会に臨み、戦争に対する感想を演説す。
第44巻
p.500-p.501
【DK440112k】
10月19日 【34.経済団体及ビ民間諸会/財団法人国産奨励会(財団法人日本産業協会)】
是日及び三十日、農商務省に於て、当会幹事会開かる。栄一、それぞれ出席し、国産展覧会の開催及び会員の募集方法等に関し協議す。
第56巻
p.292-p.293
【DK560076k】
10月24日 【38.社会福祉施設/東京市養育院】
是より先、当院板橋分院竣工し、是日開院式を行ふ。栄一当院院長として来賓の祝辞に対し答辞を述ぶ。
第30巻
p.168-p.173
【DK300010k】
10月25日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是より先、是月十五日、当社評議員会、築地精養軒に於て開かる。栄一出席して教育・宗教に関する意見を述ぶ。次いで是日、当社第五十二回秋季総集会、飛鳥山邸に於て開かる。栄一出席して演説をなす。
第42巻
p.460-p.469
【DK420093k】
10月26日 【12.蚕糸・絹織業/財団法人大日本蚕糸会】
是日、当会本部に於て、銀行・生糸貿易商・製糸業者の各代表及び当会役員による、蚕糸業救済に関する懇談会開かる。栄一出席し、益田孝外四名を右救済方法の審議及び実行委員に推薦す。
次いで栄一、右委員等と共に、日本銀行・横浜正金銀行・第一銀行其他関係銀行主脳者と会見して、生糸救済資金の融資につき尽力す。
第52巻
p.334-p.338
【DK520031k】
10月26日 【70.記念事業/故桂公爵記念事業会】
是より先栄一、原敬・若槻礼次郎等と謀りて、桂太郎の記念事業を計画す。是日、麹町区富士見軒に於て、特別委員協議会を開き、記念事業の方法を協議す。栄一、常務委員長に推さる。
第49巻
p.19-p.20
【DK490008k】
10月31日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日、飛鳥山邸に於て、当会創立十周年記念祝賀会挙行せらる。栄一出席し、演説をなす。当会は来会者に「埼玉学生誘掖会十年史」を寄贈す。
第45巻
p.213-p.216
【DK450069k】
10月-- 【70.記念事業/故理学博士坪井正五郎君記念資金】
是月発刊の「人類学雑誌」に、栄一、当資金中に、金五十円寄付の旨記載あり。
第49巻
p.151-p.152
【DK490043k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
11月1日 【61.一般教育関係/水産講習所】
是より先、十月二十九日、政府は当講習所が従来農商務省所管なりしを文部省に移管する旨を発表す。爾来反対運動起り、是日倉光吉郎・松原新之助は栄一を訪ひ事情を述ぶ。後、栄一、二六新報・中央新聞雑誌東洋に反対意見を発表す。
第46巻
p.223-p.232
【DK460060k】
11月4日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、帝国ホテルに於て銀行倶楽部第百十回晩餐会開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第50巻
p.535-p.537
【DK500123k】
11月4日 【61.一般教育関係/教育調査会】
是日、文部大臣官邸に於て、当調査会特別委員会開催せらる。栄一、出席して徳育調査の必要を提議す。
第46巻
p.277-p.280
【DK460083k】
11月6日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東北振興会】
是日栄一、日本橋三友倶楽部に於て、原敬・益田孝・新渡戸稲造・大橋新太郎等と会し、東北振興の具体案につき協議す。
第56巻
p.191
【DK560054k】
11月7日 【12.蚕糸・絹織業/財団法人大日本蚕糸会】
是日当会本部に於て、第二回臨時蚕糸業大会開かる。栄一、総理大臣大隈重信等と共に来賓として出席す。席上栄一、現下の時局に鑑み欧米機業及び蚕糸業の状況視察の急務なるを説き、調査員の派遣を提議す。
第52巻
p.338-p.352
【DK520032k】
11月7日 【61.一般教育関係/東京府教育会】
是日、神田和協楽堂に於て、当会主催講演会開催せらる。栄一、出席して講演をなす。
第46巻
p.156-p.163
【DK460039k】
11月9日 【39.保健団体及ビ医療施設/聖路加国際病院】
是日、国際病院創立委員長大隈重信、首相官邸に創立に関する協議会を開く。栄一出席せり。尚、当病院創立につき、皇室より金五万円下賜の通達あり。仍つて十三日、栄一、委員長の代理として宮内省に出頭し、之を受く。次いで十七日、更に首相官邸に評議員会開かれ、栄一出席して座長として議事を宰す。
第36巻
p.172-p.174
【DK360064k】
11月10日 [家庭生活/同族・親族/同族]
是日、栄一三男武之助、福原有信四女美枝子を娶る。
第57巻
p.13-p.15
【DK570004k】
11月12日 【34.経済団体及ビ民間諸会/財団法人国産奨励会(財団法人日本産業協会)】
是日当会、築地精養軒に都下の新聞通信社員を招きて披露会を催す。栄一出席して、設立の経過を述ぶ。
第56巻
p.293-p.295
【DK560077k】
11月12日 【69.軍事関係/青島陥落後ノ対策問題】
是日栄一、東京商業会議所に於ける、時局調査会に出席して、青島陥落後の対策に就き協議す。
第48巻
p.684-p.685
【DK480186k】
11月14日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/三田理財学会】
是日栄一、慶応義塾に於て開催せられたる、当学会大会に出席して講演をなす。
第47巻
p.318
【DK470075k】
11月16日 【69.軍事関係/財団法人帝国在郷軍人会】
是日栄一、九段偕行社に於て挙行せられたる、当会勅語伝達式に臨み「在郷軍人会ノ一使命」と題する講演をなす。
第48巻
p.617-p.620
【DK480169k】
11月20日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是年十月七日、当協会例会に於て、前回に引続き教育と宗教的信念との関係を主題として菊池大麓講演し、是日の例会に於て、重ねて同主題のもとに、沢柳政太郎・嘉納治五郎講演す。栄一、是等に関する所感として、教育に就いての所信を述ぶ。次いで十二月十六日の例会に出席す。
第46巻
p.553-p.577
【DK460135k】
11月20日 【68.政治・行政/東京市講演会】
是日、東京高等商業学校講堂に於て、東京市講演会開かる。栄一演説をなす。
第48巻
p.330-p.331
【DK480098k】
11月21日 【19.鉄鋼・精錬/日本鋼管株式会社】
是日、栄一、当会社工場を参観し、同夜帝国ホテルに於て開かれたる晩餐会にも出席す。
第53巻
p.18-p.21
【DK530003k】
11月22日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会道場に於て、東京及び近県に於ける一流剣士の試合を催し、観覧す。
第45巻
p.216-p.217
【DK450070k】
11月23日 【61.一般教育関係/埼玉学生誘掖会舎友会】
是日栄一、芝紅葉館に於ける当会秋期懇親会に出席す。
第45巻
p.264
【DK450093k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
12月6日 【72.銅像/井上勝銅像除幕式】
是日栄一、東京駅前広場に於て挙行せられたる、井上勝銅像除幕式に出席して、追悼演説をなす。
第49巻
p.204
【DK490058k】
12月8日 【45.国際団体及ビ親善事業/大日本平和協会】
是日、当協会例会に於て、当会の刊行せる平和論集の刊行費に対する栄一の寄附金を二十円と定む。
第35巻
p.509-p.510
【DK350083k】
12月10日 [家庭生活/同族・親族/親族]
是日、栄一外孫穂積真六郎、芳賀敏子と結婚す。
第57巻
p.77-p.78
【DK570032k】
12月14日 【55.神社/財団法人明治神宮奉賛会】
是日栄一、阪谷芳郎・中野武営等と東京商業会議所に会し、神宮御造営奉賛有志委員会を解散し、新たに全国民による神宮外苑の造営・奉献を目的とする明治神宮奉賛創立準備委員会を組織す。栄一準備委員長に推さる。
翌四年五月、趣意書及び規約を発表し、六月十四日会長に徳川家達を推し、同月十七日総裁に伏見宮貞愛親王を奉戴す。九月六日、総裁宮より副総裁以下役員の依嘱あり、栄一副会長を嘱託せらる。斯くて当奉賛会の成立を見たるを以て、九月十日創立準備委員会を解く。
第41巻
p.543-p.550
【DK410107k】
12月18日 【69.軍事関係/凱旋将士歓迎会】
是より先、栄一、東京市長阪谷芳郎・東京商業会議所会頭中野武営等と共に発起人となり、東京駅開業祝賀会を兼ね、青島より凱旋する陸軍中将神尾光臣・海軍中将加藤定吉一行の歓迎会を挙行せんことを議す。是日午前、東京駅前広場に於て、東京駅開業祝賀会、神尾中将一行入京歓迎と共に挙行せらる。栄一、発起人総代として祝辞を述ぶ。同日夜、帝国ホテルに於て、神尾中将一行の凱旋歓迎祝賀会挙行せらる。栄一出席して歓迎文を朗読す。
第48巻
p.501-p.513
【DK480147k】
12月18日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/東京駅開業祝賀会】
是日、東京駅新築落成し、同駅に於て其開業祝賀会開かる。栄一、発起人総代として祝辞を述ぶ。尚是日、神尾青島攻囲軍司令官一行凱旋入京し、同駅頭に於て歓迎式挙行せらる。
第49巻
p.379
【DK490131k】
12月22日 【38.社会福祉施設/中央慈善協会】
是より先十一月下旬、栄一府下東村山村全生病院を視察す。是日、当協会は全生病院長光田健輔其他を帝国ホテルに招待し、癩病予防講話会を開く。栄一之に出席し一場の挨拶をなす。
第30巻
p.479-p.489
【DK300052k】
12月-- 【53.儒教/陽明学会】
是月当会、学舎新設の件に関する趣意書を発表す。栄一、応募出金を約す。
第41巻
p.181-p.183
【DK410056k】
12月-- 【69.軍事関係/師団増設問題】
是より先、大正四年度政府予算中に、二個師団増設費計上せらる。是月栄一、都下各新聞記者に対し、右に関する意見を述ぶ。
第48巻
p.681-p.683
【DK480185k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1914年
(大正3)
事 項 『伝記資料』
-- 【55.神社/日光東照宮三百年祭奉斎会】
是年、栄一当奉斎会に金二千円を寄付す。
第41巻
p.597-p.599
【DK410125k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。