| 社会の主なできごと ： 7月 日英通商航海条約など改正条約実施 |
| 身 辺 ： 2月15日 姉吉岡なか他界/ 3月12日 浦賀経由大磯へ/ 3月31日 血洗島へ/ 5月20日 佐原、成田へ/ 5月28日 宇都宮へ/ 6月19日 茶室開きの茶会開催/ 6月25日 黒山村（現埼玉県越生町）へ/ 6月27日 徳川慶喜・井上馨を茶室に招待/ 7月3日 大阪へ/ 7月18日 茶室披露の茶会開催/ 8月6日 酒匂の松涛園へ/ 9月9日 高崎へ/ 10月14日 浦賀経由大磯、長生館へ/ 10月22日 大磯、長生館へ/ 11月19日 大磯、長生館へ/ 12月17日 大磯、長生館へ |
この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。（⇒凡例）
▼ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 1月7日 | 【61.一般教育関係／同志社大学】 是日栄一、大隈重信と当校の紛議に関し相談す。 |
第27巻 p.35-p.36 【DK270007k】 |
| 1月9日 | 【68.政治・行政／衆議院議員選挙法改正期成同盟会】 是より先、政府、都市選出代議士数の増加を目的とする衆議院議員選挙法改正法案を再び第十三議会に提出す。是日、大倉喜八郎・安田善次郎等該案の実現を期するが為め衆議院議員選挙法改正期成同盟会を組織し、栄一会長に選任せらる。 |
第27巻 p.567-p.577 【DK270147k】 |
| 1月12日 | 【01.銀行／東京貯蓄銀行】 第拾参期営業報告書を大蔵省に提出す。通常総会に引続き臨時総会を開き、監査役一名満期に付改選す。栄一之に参与す。 |
第05巻 p.117-p.120 【DK050024k】 |
| 1月17日 | 【08.陸運／毛武鉄道株式会社】 是より先、毛武鉄道株式会社の株主と為る。然れども財界不振の為株式十分の一の払込を為したる外資金を得ること能はず。是日栄一を始めとし益田・馬越・今村・原等の大株主会社解散につき協議す。五月十五日に至り解散す。 |
第09巻 p.312-p.323 【DK090030k】 |
| 1月19日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是日栄一当会議所会頭として、日清両国間貿易事業拡張の為め、清国に於ける本邦金融機関を整備せんことを大蔵大臣伯爵松方正義・外務大臣子爵青木周蔵・農商務大臣曾禰荒助に建議す。 |
第21巻 p.381-p.386 【DK210066k】 |
| 1月21日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是日当会議所、東邦協会と聯合して清国視察の為め英国聯合商業会議所より派遣せられたるチヤールス・ベレスフオード卿の歓迎会を帝国ホテルに開く。栄一当会議所を代表して歓迎の辞を述ぶ。 |
第21巻 p.386-p.410 【DK210067k】 |
| 1月21日 | 【48.外賓接待（一）／イギリス聯合商業会議所派遣員チャールズ・ベレスフォード歓迎会】 是日東京商業会議所、東邦協会と聯合して清国視察の為め英国聯合商業会議所より派遣せられたるチャールス・ベレスフォード(Charles Beresford)の歓迎会を帝国ホテルに開く。栄一東京商業会議所を代表して歓迎の辞を述ぶ。 |
第25巻 p.554 【DK250042k】 |
| 1月24日 | 【07.海運／日本郵船株式会社】 是より先、日本郵船会社特定航路に関し大隈伯・山県候に乞ふところありしが、是日栄一芳川逓信大臣に面会、同会社欧米特定航路命令につき頼願す。後、屡々同会社重役会に出席、同問題につき議す。三月第十三帝国議会に於て特定航路助成金法案成立し、七月十日に至り同会社欧米航路は特定航路として助成金交附の命に接す。 |
第08巻 p.237-p.242 【DK080010k】 |
| 1月24日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先当会議所、衆議院議員選挙法改正案に就き委員を選びて調査中なりしが、是日栄一当会議所会頭として、右選挙法を改正し商工業者より選出する代議士を多からしめんことを内閣総理大臣侯爵山県有朋・内務大臣侯爵西郷従道・農商務大臣曾禰荒助に建議し、貴族院議長公爵近衛篤麿・衆議院議長片岡健吉に請願す。 |
第21巻 p.410-p.419 【DK210068k】 |
| 1月27日 | 【04.興信所／東京興信所】 是日栄一発起会員総会に出席す。 後屡々評議員会に出席し外国人雇入之件、足利地方通信員派出之件等に付き協議す。 |
第07巻 p.533-p.536 【DK070069k】 |
| 1月31日 | 【33.対外事業／京仁鉄道合資会社】 是日栄一、横浜正金銀行に抵りモールスと会見し、京仁鉄道譲受の手続を完了す。 |
第16巻 p.553-p.557 【DK160088k】 |
| 1月-- | 【38.社会福祉施設／福田会】 是月、当会は社団法人の認可を得、役員の改選を行ふ。栄一、名誉顧問と為る。 |
第24巻 p.248-p.256 【DK240032k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 2月2日 | 【49.外賓接待（二）／明12～昭6 [外賓接待（二）]】 是日栄一、清国天津在留フランス商人ヒリッポを新橋花月楼に招待して晩餐会を開く。 |
第25巻 p.647-p.648 【DK250073k】 |
| 2月7日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先当会議所、会員長尾三十郎の建案により砂糖課税の儀に付調査中なりしが、是日の会議に於て其調査を廃止するに決す。栄一会頭として之に与る。 |
第21巻 p.419-p.420 【DK210069k】 |
| 2月8日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先当会議所、会員岡部広外一名の建案により家屋税並に郵便条例中改正案に就き調査中なりしが、是日栄一当会議所会頭として、政府が議会に提出せる郵便条例中改正案を廃止せんことを逓信大臣子爵芳川顕正・農商務大臣曾禰荒助に建議し、貴族院議長公爵近衛篤麿・衆議院議長片岡健吉に請願す。 |
第21巻 p.420-p.422 【DK210070k】 |
| 2月10日 | 【30.諸商工業／日本鉛管製造株式会社】 是日、郷誠之助・国島光方、日本鉛管製造株式会社創立を出願す。栄一、中上川彦次郎・益田孝等と共に発起人として之を賛助し、株主たり。 |
第15巻 p.338-p.346 【DK150030k】 |
| 2月10日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是日栄一当会議所会頭として、商法修正案第百二十条第六号及び第七号を削除せんことを司法大臣清浦奎吾に建議し、貴族院議長公爵近衛篤麿・衆議院議長片岡健吉に請願す。 |
第21巻 p.422-p.424 【DK210071k】 |
| 2月11日 | 【61.一般教育関係／埼玉学友会】 是より先、滝沢吉三郎等の主唱により埼玉県出身の都下学生間に埼玉学友会成立す。栄一推されて会頭となる。是日神田開花楼に於ける例会に出席し、一場の演説をなす。 |
第27巻 p.44-p.55 【DK270015k】 |
| 2月14日 | 【61.一般教育関係／大日本海外教育会・京城学堂】 是より先三十一年五月八日、栄一、韓国旅行の途次京城に到り、大日本海外教育会の経営せる京城学堂を参観、一場の演説をなし、且つ寄附をなせり。是日同会の維持並に拡張に関して、帝国ホテルに基金募集の会合催され、栄一、伊藤博文・大隈重信等と共に出席、其趣旨につき演説す。更に寄附をなし、同会会計監督に就任、会務を処理す。 |
第27巻 p.65-p.82 【DK270023k】 |
| 2月15日 | ［家庭生活/同族・親族/親族］ 是日、栄一姉吉岡なか逝く。 |
第29巻 p.84 【DK290023k】 |
| 2月16日 | 【49.外賓接待（二）／明12～昭6 [外賓接待（二）]】 是日栄一、韓国義和宮・安〓寿を招ず。席上義和宮過般栄一より学資を贈られたるを深謝す。 |
第25巻 p.648 【DK250074k】 |
| 2月21日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先当会議所、栄一を委員長とする委員会によりて第五回内国勧業博覧会の開催地に就き調査中なりしが、是日栄一当会議所会頭として、同博覧会開催地を東京に定めんことを内閣総理大臣侯爵山県有朋・農商務大臣曾禰荒助に建議し、貴族院議長公爵近衛篤麿・衆議院議長片岡健吉に請願す。次いで同月二十五日、松田東京市長と共に、曾禰・山県両大臣に面会して、当会議所としての企望を縷陳す。 |
第21巻 p.424-p.428 【DK210072k】 |
| 2月21日 | 【36.博覧会／第五回内国勧業博覧会】 是日栄一、東京商業会議所を代表し、第五回内国勧業博覧会の開催地を東京にせんことを内閣総理大臣侯爵山県有朋・農商務大臣曾禰荒助に建議し、貴族院議長公爵近衛篤麿・衆議院議長片岡健吉に請願す。 |
第23巻 p.616 【DK230058k】 |
| 2月22日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是日栄一当会議所会頭として、印刷料紙輸入税廃止を意図する関税定率法改正案は内地の製紙業を衰頽せしむる虞あるを以て政府は之に同意せざらんことを、大蔵大臣伯爵松方正義・農商務大臣曾禰荒助に建議し、之を否決せんことを貴族院議長公爵近衛篤麿・衆議院議長片岡健吉に請願す。 |
第21巻 p.428-p.436 【DK210073k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 3月11日 | 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会／近衛篤麿欧米漫遊送別会】 是日栄一、日本橋倶楽部に於て開催せる公爵近衛篤麿の欧米漫遊送別会に臨みて、送別の辞を述ぶ。 |
第28巻 p.812 【DK280130k】 |
| 3月12日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し浦賀を経て大磯に赴き、二十三日帰京す。 |
第29巻 p.453-p.454 【DK290146k】 |
| 3月16日 | 【35.政府諸会／法典調査会】 是日栄一、法典調査会委員を免ぜらる。 |
第23巻 p.163-p.164 【DK230028k】 |
| 3月25日 | 【08.陸運／台湾鉄道株式会社】 是より先、当会社国内及外国に於ける募債皆敗れ、其成立の望絶え、政府亦之を官設に改めんとす。仍て会社は其費消せし創業費並に起業費の下付を請ひ、之を譲渡せんとし、是日栄一創立委員総代となり、総督府に出願す。六月二十三日に至り起業費の下付のみ認められ、八月二十一日総督府との間に代金二十九万四千余円を以て機関車其他物件授受契約を結ぶ。 |
第09巻 p.210-p.218 【DK090023k】 |
| 3月28日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先当会議所、栄一等委員となりて市街宅地租・所得税増加問題に就き調査中なりしが、其後調査の必要なき事態に至りしを以て、是日の会議に於て其調査を廃止するに決す。 |
第21巻 p.436-p.437 【DK210074k】 |
| 3月31日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し郷里血洗島に赴き、四月二日帰京す。 |
第29巻 p.454-p.455 【DK290147k】 |
| 3月-- | 【25.土木・築港・土地会社・其他／函館土地合資会社】 栄一、大倉喜八郎・梅浦精一等と函館土地合資会社を組織す。 |
第13巻 p.242 【DK130026k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 4月10日 | 【29.貿易／改正条約実施準備会】 是日、横浜在留外人に依りて組織せられたる改正条約実施準備会は横浜オリエンタル・ホテルに宴会を開く。栄一出席して一場の演説をなす。 |
第15巻 p.153 【DK150011k】 |
| 4月10日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先当会議所、農商務省の依頼に応じ条約実施準備の儀に就き調査を行ふ。栄一調査委員長たり。是日横浜在留外国人の組織せる改正条約実施準備委員は横浜市オリエンタルホテルに我国の名士を招待し晩餐会を開く。栄一当会議所を代表して之に出席し一場の演説をなす。次いで六月十二日、栄一等の首唱により京浜間商業会議所役員・横浜市長等、改正条約実施準備委員並に内閣諸大臣・知事等を帝国ホテルに招待し晩餐会を開催す。栄一主人側を代表して演説す。 |
第21巻 p.438-p.443 【DK210075k】 |
| 4月10日 | 【38.社会福祉施設／東京盲唖学校】 栄一、従来より当校の為め尽力する所ありしが、是日、第十一回卒業式に出席す。尚、第十七回・第十八回卒業式にも出席せり。 |
第24巻 p.257-p.269 【DK240033k】 |
| 4月12日 | 【01.銀行／第一国立銀行・第一銀行】 是日より五日間に亘り本店に於て支店長会議を開き、改正商法実施に伴ふ事務上の諸要件其他につき協議す。 |
第04巻 p.560-p.562 【DK040058k】 |
| 4月16日 | 【58.修養団体／財団法人竜門社】 是日栄一、当社第二十二回春季総集会に出席し「株式会社ノ将来ニ就テ」と題する演説をなす。 |
第26巻 p.236-p.240 【DK260046k】 |
| 4月25日 | 【02.銀行団体／東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】 向島八百松楼にて春季懇親会開かる。栄一出席す。 |
第06巻 p.461-p.462 【DK060134k】 |
| 4月27日 | ［家庭生活/同族・親族/親族］ 是日、尾高惇忠古稀祝賀の筵を開く。 |
第29巻 p.84-p.85 【DK290024k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 5月8日 | 【60.女子教育／日本女子大学校】 是日栄一、当校第一回募金中に金二千五百円を寄附す。 |
第26巻 p.880-p.881 【DK260152k】 |
| 5月14日 | 【38.社会福祉施設／岡山孤児院】 岡山孤児院院長石井十次、孤児音楽隊を率ゐて上京す。是日栄一、其の一行を兜町の邸に招き、幻灯会を催す。 |
第24巻 p.270-p.288 【DK240034k】 |
| 5月15日 | 【33.対外事業／京仁鉄道合資会社】 是より先、京仁鉄道引受組合、同鉄道の敷設工事を其直営に移し、是日組合の組織を改め京仁鉄道合資会社を設立す。栄一取締役社長となる。 |
第16巻 p.557-p.558 【DK160089k】 |
| 5月19日 | 【49.外賓接待（二）／明12～昭6 [外賓接待（二）]】 是より先、ロンドン日本協会副会頭アーサー・デオシー来朝、是月十三日新宿御苑に歓迎園遊会催され、栄一参列す。更に是日、洲崎養魚場に招じて釣魚を試み、後、深川本邸に於て晩餐会を開く。 |
第25巻 p.648-p.650 【DK250075k】 |
| 5月20日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し佐原及び成田に赴き、二十一日帰京す。 |
第29巻 p.455 【DK290148k】 |
| 5月20日 | 【01.銀行／北海道拓殖銀行】 大蔵省より北海道拓殖銀行設立委員を命ぜらる。同三十三年二月免ぜらる。 |
第05巻 p.238-p.246 【DK050056k】 |
| 5月28日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し宇都宮に赴き、二十九日帰京す。 |
第29巻 p.456 【DK290149k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 6月11日 | 【20.船渠・造船／株式会社東京石川島造船所】 是より先、神奈川県浦賀に当造船所分工場を設く。三十一年十一月竣工し、是日開業式を挙ぐ。栄一之に臨席し取締役会長として演説す。 |
第11巻 p.632-p.640 【DK110096k】 |
| 6月15日 | 【02.銀行団体／東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】 九州・中国四国両同盟銀行会より、当集会所主催による全国銀行業者大会開催のことを斡旋されたき旨の照会ありたるも、右はその必要なしと認め、其旨回答すべきことを決議す。 |
第06巻 p.462-p.463 【DK060135k】 |
| 6月15日 | 【02.銀行団体／東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】 是より先、修正商法実施に伴ふ各銀行の定款改正調査のため調査委員を指名す。是日右に関する特別委員会報告書を承認し、又手形取扱に関し各銀行より得意先為替取引先への照会案をも承認す。 |
第06巻 p.463-p.465 【DK060136k】 |
| 6月16日 | 【21.汽車製造・自動車製造／汽車製造株式会社】 是より先栄一、帝国ホテルに於て伯爵井上馨・子爵井上勝・侯爵蜂須賀茂韶・男爵岩崎弥之助・今村清之助・原六郎等と屡々会合し、当会社資本金増額、社長副社長選任の件等を議し、是日臨時総会開かれ、栄一監査役に推さる。 |
第12巻 p.131-p.133 【DK120019k】 |
| 6月18日 | 【58.修養団体／財団法人竜門社】 是日栄一、当社長渋沢篤二・監督穂積陳重洋行送別の為めの当社臨時総集会に出席し、挨拶をなす。 |
第26巻 p.240-p.243 【DK260047k】 |
| 6月19日 | ［家庭生活/趣味/茶事］ 栄一、王子飛鳥山別邸内に茶室を新築し、是日同族を招き、益田克徳の斡旋にて茶室開きの茶会を催す。 |
第29巻 p.182 【DK290054k】 |
| 6月21日 | 【26.取引所／横浜ニ於ケル商品取引所合併問題】 是より先、日清戦後の不況により横浜に於ける各種商品取引所また衰頽す。栄一、神奈川県知事浅田徳則の委嘱を受け、是日横浜蚕糸外四品取引所、横浜四品取引所及び横浜米塩雑穀取引所の代表者をその邸に招き合併談を試む。是年十一月横浜四品取引所と横浜米塩雑穀取引所と合併し、横浜株式米穀取引所の成立を見たるは之によるか。 |
第14巻 p.274-p.277 【DK140026k】 |
| 6月25日 | ［家庭生活/同族・親族/同族］ 是日栄一、尾高新五郎と共に黒山村に至り、養子平九郎戦死の跡を弔ふ。 |
第29巻 p.72-p.74 【DK290016k】 |
| 6月27日 | ［家庭生活/趣味/茶事］ 是日栄一、徳川慶喜・井上馨を飛鳥山別邸に招き、新築の茶室に於て午餐を呈す。 |
第29巻 p.182 【DK290055k】 |
| 6月27日 | 【14.製紙／抄紙会社・製紙会社・王子製紙株式会社】 是日栄一、飛鳥山別邸に徳川慶喜の来臨を請ひ、それに先立つて当会社工場の一覧を乞ふ。慶喜、新村猛雄と伴に工場に着し、藤山雷太の嚮導にて工場を巡覧し、後、飛鳥山別邸に至る。 |
第11巻 p.107-p.108 【DK110017k】 |
| 6月-- | 【38.社会福祉施設／四恩瓜生会】 是月、故瓜生岩子の生前の徳を記念し、慈善矯風を目的とせる瓜生会、東京養育院内に創立さる。同年十月、当会は四恩会と合併して四恩瓜生会と改称す。 |
第24巻 p.289-p.292 【DK240035k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 7月3日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し大阪に赴き、七日帰京す。 |
第29巻 p.456 【DK290150k】 |
| 7月5日 | 【21.汽車製造・自動車製造／汽車製造株式会社】 是日汽車製造合資会社大阪本社に於て開業式を行ふ。栄一之に臨席し一場の挨拶をなす。 |
第12巻 p.133-p.136 【DK120020k】 |
| 7月7日 | ［家庭生活/同族・親族/同族］ 是日篤二並に穂積陳重欧米視察の途に就く。栄一横浜に見送る。翌三十三年五月十五日帰朝す。 |
第29巻 p.74-p.76 【DK290017k】 |
| 7月9日 | 【08.陸運／京阪鉄道株式会社】 是より先明治三十年、栄一、加東徳三・岡部広・河村隆実・佐分利一嗣・渡辺嘉一等と京阪鉄道の創立を発起し、後創立委員長として奔走、特に軍当局と屡々折衝するところありしが是日桂陸相に大阪停車場用地として陸軍所轄地の下附を請願す。引続き尽力し仮免許を得たるも、明治三十五年外遊のため中断し、栄一帰朝前の同年十月失効して止む。 |
第09巻 p.324-p.328 【DK090031k】 |
| 7月11日 | 【62.学術及ビ其他ノ文化事業／東京統計協会】 是日当協会・統計学社共催により統計講習会開かる。栄一病気のため出席せず、書面を以て祝辞を贈る。次いで十月金三百円寄附す。 |
第27巻 p.361-p.362 【DK270106k】 |
| 7月13日 | 【01.銀行／東京貯蓄銀行】 第拾四期営業報告書を大蔵省に提出す。通常総会に引続き臨時総会を開き、新商法施行のための定款変更を決議す。栄一之に参与す。 |
第05巻 p.120-p.130 【DK050025k】 |
| 7月18日 | ［家庭生活/趣味/茶事］ 是日、益田孝・下条正雄・馬越恭平・益田英作・浅田正文を、翌十九日、大倉喜八郎・近藤廉平・梅浦精一・皆川四郎・高橋義雄を、次いで二十六日、佐々木勇之助、市原盛宏・佐々木清麿・西園寺亀次郎・清水泰吉・足立太郎を飛鳥山別邸に招きて、茶室披露の茶会を催す。爾後栄一、数年に亘り時に同所に茶会を開き、又、招かれて安田邸・益田克徳・益田孝等の催せる茶会に出席す。 |
第29巻 p.182-p.185 【DK290056k】 |
| 7月22日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先、アメリカ合衆国フイラデルフイヤ商業博物館より農商務省を通じて当会議所に対して、是年十月十日より二週間に亘り同地に万国商業大会並に博覧会を開催するに付、当会議所よりも代表者を派遣されたき旨の照会あり。是日の会議に於て、右依頼を承諾し大谷嘉兵衛を代表者とするに決し、次いで九月四日の会議に於て更に白石元治郎を代表者に追加決定す。栄一会頭として之に与る。 |
第21巻 p.443-p.461 【DK210076k】 |
| 7月22日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是日栄一当会議所会頭として、海外居留地に商事会社を設立する場合の準拠規定に関し、在仁川日本人商業会議所会頭西脇長太郎に回報す。 |
第21巻 p.461-p.462 【DK210077k】 |
| 7月23日 | 【01.銀行／第一国立銀行・第一銀行】 経済界の反動漸く改らんとし、私立銀行としての基礎も次第に鞏固となりしを以て、是日株主総会を開き、資本金五拾万円増加の件、東京市内に新大阪町支店開設の件及び改正商法実施に伴ふ定款改正の件を議決す。栄一議長として議事を司宰す。 |
第04巻 p.562-p.573 【DK040059k】 |
| 7月24日 | 【08.陸運／東京市ノ市街鉄道】 栄一、東京商業会議所を代表し、東京市の市街鉄道を有力なる私設会社に特許して、速に敷設せしむべき旨を内務大臣侯爵西郷従道に建議す。 |
第09巻 p.412-p.419 【DK090048k】 |
| 7月24日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先当会議所、東京市街鉄道整備問題につき調査中なりしが、是日栄一当会議所会頭として、新に確実有力なる私立会社を組織し之に市街鉄道の敷設を特許して速に工事に着手せしめんことを内務大臣侯爵西郷従道に建議す。 |
第21巻 p.462-p.465 【DK210078k】 |
| 7月24日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是日栄一当会議所会頭として、海外貿易の発達を保護せんが為め英領加奈陀モントリール市に領事館を設置せんことを外務大臣子爵青木周蔵・農商務大臣曾禰荒助に建議し、十二月二十三日、貴族院議長公爵近衛篤麿・衆議院議長片岡健吉に請願す。 |
第21巻 p.465-p.466 【DK210079k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 8月6日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し酒匂の松涛園に赴き、八日帰京し、十日大磯の濤竜館に赴き、二十四日帰京す。 |
第29巻 p.456-p.458 【DK290151k】 |
| 8月9日 | 【33.対外事業／京釜鉄道株式会社】 是日栄一、当会社発起委員会に臨み、会社設立の大綱を協議す。 |
第16巻 p.381-p.382 【DK160052k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | --/ 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 9月1日 | 【02.銀行団体／東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】 納税に小切手使用の件に付き大蔵省に請願す。右は許可せられざりしも後東京府下に於て小切手代納制の実施を見たり。 |
第06巻 p.465-p.471 【DK060137k】 |
| 9月9日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し高崎に赴き、十日帰京す。 |
第29巻 p.458-p.459 【DK290152k】 |
| 9月17日 | 【08.陸運／九州鉄道株式会社】 是より先、九州鉄道株式会社株主の一派会社の経営方針に不満を抱き、臨時株主総会の開催を要求し、社長仙石貢排斥運動を起すや、栄一、岩崎弥之助・益田孝等と共に斡旋調停し、改革派株主をして要求を撤回せしめ、是日伯爵井上馨に無条件仲裁を依頼す。 |
第09巻 p.237-p.265 【DK090026k】 |
| 9月26日 | 【01.銀行／台湾銀行】 是日台湾銀行台湾総督府構内の仮営業所に於て営業を開始す。栄一株主たり。 |
第05巻 p.237-p.238 【DK050055k】 |
| 9月26日 | 【08.陸運／九州鉄道株式会社】 九州鉄道株式会社の紛議調停につき伯爵井上馨を援け、調査委員詮衡に与り、是日益田孝・片岡直温・住江常雄・根津嘉一郎の四名選ばる。井上是等委員と共に会社内容を調査し、翌三十三年二月其調査報告に基く裁定をなし、四月臨時株主総会に於て重役改選行はれ、茲に紛議全く止むに至る。此の間栄一関係者と接見し紛議解決に種々努むる所ありたり。 |
第09巻 p.265-p.303 【DK090027k】 |
| 9月-- | 【61.一般教育関係／社団法人日本体育会】 是月栄一、日本体育会臨時拡張委員となる。 |
第27巻 p.186-p.188 【DK270075k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 10月2日 | 【23.瓦斯／東京瓦斯株式会社】 東京市街電気鉄道敷設に関し、当会社に於て架空単線式に反対の陳情書を、是日栄一、取締役会長として内務大臣侯爵西郷従道並に逓信大臣子爵芳川顕正に提出す。 |
第12巻 p.650-p.655 【DK120081k】 |
| 10月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日より十八日迄、第八回定期会東京商業会議所に於て開かる。栄一、中野武営と共に東京商業会議所を代表して之に参会し会長に推薦さる。 |
第22巻 p.365-p.370 【DK220027k】 |
| 10月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第一日及び十二日第二日の会議に於て、前回定期会よりの継続案たる鉄道法制定の儀上程され委員附託となる。其後委員の鉄道局訪問の結果、目下政府に於て該法編纂中にして近く議会に提案の予定なることを明らかとなりしを以て、提案者仙台商業会議所より撤回さる。栄一会長として之に与る。 |
第22巻 p.370-p.385 【DK220028k】 |
| 10月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第一日の会議に於て、仙台商業会議所提出の日本郵船株式会社航路補助金継続の儀を政府に請願するの件、函館商業会議所提出の内国定期航海継続及び拡張の件、長崎商業会議所提出の帝国及び東洋諸港間の航海を拡張し若くは確保するが為め神戸浦塩・神戸天津・神戸牛荘・横浜上海・神戸馬尼刺の五航路を特定航路として補助せんことを其筋へ建議するの件、小樽商業会議所提出の内国航路補助継続及び拡張の件、大阪商業会議所提出の北清貿易拡張に関する件の五議案上程されしが、五案の要旨は定期航路の補助を継続し又は更に之を拡張して本邦北清間の貿易を振興せしむべしと云ふに在るを以て、便宜之等を一括し委員の調査に附託す。十八日第五日の会議に於て、現在の内地沿岸定期航路を保持すると共に北海道沿岸及び北清の航路を拡張すること、並に定期航海に対し相当の補助金を与ふることの二項を内容とする委員起草の建議案可決せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.385-p.409 【DK220029k】 |
| 10月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第一日の会議に於て、前回定期会よりの継続案たる鉄道国有案上程されしが、提出者たる京都商業会議所より撤回せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.409-p.415 【DK220030k】 |
| 10月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第一日の会議に於て京都商業会議所の提出に係る生糸輸入税全廃の儀上程され可決せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.415-p.418 【DK220031k】 |
| 10月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第一日の会議に於て前回定期会よりの継続案たる貨幣法を改正し一円金券を発行せんとするの儀上程され、委員附託となる。十六日第四日の会議に於て一円兌換券に代るべき紙幣を発行するか、然らずんば一円兌換券を回収せざらんことを各会議所より政府に建議すべしとの委員会報告可決せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.418-p.426 【DK220032k】 |
| 10月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第一日の会議に於て、金沢商業会議所の提出に係る書留郵便物の損害に対し政府保証の責に任ずる規定を設くるの儀上程され、委員附託となる。十八日第五日の会議に於て、原案と同一趣旨の委員会報告可決せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.426-p.434 【DK220033k】 |
| 10月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 第八回定期会第一日の会議に於て、高岡・東京・博多・京都・大阪の各商業会議所よりの提出に係る衆議院議員選挙法改正案上程され、委員附託となる。十六日第四日の会議に於て、現行法を改正し郡市選出議員数の権衡を得しむべしとの委員会報告可決せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.434-p.448 【DK220034k】 |
| 10月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第一日の会議に於て、山形・太田・水戸・宇都宮・栃木の各商業会議所提出の営業税法改正の儀上程され、委員附託となる。十八日第五日の会議に於て、委員会報告上程されしが否決せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.448-p.465 【DK220035k】 |
| 10月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是日より第八回商業会議所聯合会東京に開催さる。栄一、中野武営と共に当会議所を代表して出席し、議長として議事を司宰す。 |
第21巻 p.466 【DK210080k】 |
| 10月12日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第二日及び十三日第三日の会議に於て、全国繁盛なる市街地に二等郵便電信局を設置せんとするの儀上程され、委員附託となる。十六日第四日の会議に於て、委員より通信局長との会談顛末に就き報告あり、其後提案者たる浜松商業会議所より該案撤回せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.465-p.473 【DK220036k】 |
| 10月12日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第二日の会議に於て、富山商業会議所の提出に係る富山・直江津間鉄道急設の儀上程され、可決せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.473-p.480 【DK220037k】 |
| 10月12日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第二日の会議に於て、浜松商業会議所の提案に係る東海道鉄道複線を速成せしむるの儀上程され、宿題となる。栄一所用の為め退席し副会長中野武営代りて議事を司宰す。 |
第22巻 p.480-p.486 【DK220038k】 |
| 10月13日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第三日の会議に於て、商業会議所条例改正案上程され、委員附託となる。十八日第五日の会議に於て、該案を継続案と為し、会長をして農商務大臣を訪問せしめ、速に条例の改正に著手せんことを求むると共に、政府に於て改正案作成の上は必ず商業会議所に諮詢せられたき旨当会の決議として請求せしむるに決す。栄一会長として之に与り、十一月六日、農商務大臣曾禰荒助を農商務省に訪ひ、当会決議の次第を開陳す。 |
第22巻 p.486-p.528 【DK220039k】 |
| 10月13日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日栄一、第八回定期会第三日の会議に於て、農商務大臣曾禰荒助の演説に対し、会員を代表して答辞を述ぶ。 |
第22巻 p.528-p.533 【DK220040k】 |
| 10月13日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第三日の会議に於て、金沢商業会議所提出の石油販売業取締に関する法令制定の儀上程され、否決せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.533-p.540 【DK220041k】 |
| 10月13日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 東京商業会議所は、第八回定期会参会委員其他各省大臣・次官・局長等を帝国ホテルに招待し晩餐会を催す。栄一東京商業会議所を代表し一場の演説をなす。 |
第22巻 p.540-p.541 【DK220042k】 |
| 10月13日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 当会議所、第八回商業会議所聯合会参会員並に各省大臣・次官・局長等を帝国ホテルに招待し、晩餐会を催す。栄一当会議所を代表して、商業会議所の沿革につき一場の演説を為す。 |
第21巻 p.466-p.471 【DK210081k】 |
| 10月14日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し浦賀経由、大磯の長生館に赴き、十五日帰京す。 |
第29巻 p.459 【DK290153k】 |
| 10月14日 | 【08.陸運／東京市ノ市街鉄道】 是より先、東京市内に電気鉄道を敷設せんとする東京市街鉄道株式会社計画せられ、其許可を内務大臣、東京市長に出願す。市長之を市会参事会に諮りしに、市営民営の紛議ありしが民間に決し、是日其敷設条件を定めて之を市会に提案す。栄一名誉市参事会員として之が斡旋に努む。 |
第09巻 p.419-p.445 【DK090049k】 |
| 10月16日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第四日の会議に於て、名古屋商業会議所の提出に係る印紙税法中改正の儀上程され、委員附託となる。十八日第五日の会議に委員会報告上程され可決さる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.541-p.544 【DK220043k】 |
| 10月16日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第四日の会議に於て、東京商業会議所の提出に係る清国へ専門の技師を派遣し鉄道鉱山の技術的調査を為さしむるの儀上程され可決せらる。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.544-p.547 【DK220044k】 |
| 10月17日 | 【08.陸運／東京市ノ市街鉄道】 深川区役所において開催されたる、市街鉄道許否に関する区会議員協議会に列す。 |
第09巻 p.445 【DK090050k】 |
| 10月18日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第五日の会議に於て、東京商業会議所の提出に係る協議案、外国人に鉱山開掘権並に土地所有権を許容するの儀上程されしが、各会議所に於て尚篤と調査研究するに決す。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.547-p.553 【DK220045k】 |
| 10月18日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会第五日の会議に於て、名古屋商業会議所の提出に係る協議案、同業組合法改正の儀上程されしが、協議の結果宿題として各会議所に於て研究するに決す。栄一会長として議事を司宰す。 |
第22巻 p.553-p.558 【DK220046k】 |
| 10月18日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／商業会議所聯合会】 是日第八回定期会閉会せられ、栄一会長として閉会の辞を述ぶ。 |
第22巻 p.558-p.559 【DK220047k】 |
| 10月22日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し大磯の長生館に赴き、二十四日帰京す。 |
第29巻 p.459-p.460 【DK290154k】 |
| 10月24日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／横浜経済会】 是日栄一、横浜経済会の招請に応じ、同市日進楼に於て、同会々員に対し「経済界ノ前途ニ対スル企望」と題する演説を行ふ。 |
第23巻 p.62-p.69 【DK230008k】 |
| 10月24日 | 【35.政府諸会／貨幣制度調査会】 是日栄一、貨幣法改正の際の尽力により銀盃一組を下賜せらる。 |
第23巻 p.191 【DK230031k】 |
| 10月25日 | 【08.陸運／台湾鉄道株式会社】 是日栄一当会社創立発起人総会に臨み、事務経過の要領を演説す。仍て総会は会社解散を決議し、栄一等八名残務委員に選ばる。尋いで翌二十六日栄一及小野金六よりこの旨を台湾総督に申報す。 |
第09巻 p.218-p.225 【DK090024k】 |
| 10月27日 | 【08.陸運／函樽鉄道株式会社（北海道鉄道株式会社）】 是より先北垣国道等函樽鉄道株式会社の再興を企つるや、栄一之に与り、是日会社創立総会に臨み重役を指名推薦し、相談役に推さる。 |
第09巻 p.159-p.192 【DK090019k】 |
| 10月28日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是日栄一当会議所会頭として、米・仏両国間に将に締結されんとする交互条約は本邦輸出絹織物の米国に於ける販路を杜塞するものなるを以て、之に対し相当の挙措に出でんことを外務大臣子爵青木周蔵・農商務大臣曾禰荒助に建議す。 |
第21巻 p.471-p.477 【DK210082k】 |
| 10月28日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先、横浜居留地商業会議所より当会議所に対して、内外人間の商業上の紛議に関し仲裁規定を設けたき旨の照会ありしが、是日栄一当会議所会頭として、依頼に応じ難き旨を回報す。 |
第21巻 p.477-p.482 【DK210083k】 |
| 10月31日 | 【38.社会福祉施設／東京出獄人保護所】 原胤昭、明治十六年監獄改良及び釈放者保護の事業に着手し、同三十年一月神田区南神保町に東京出獄人保護所を設置す。是日栄一、原胤昭等と会見し爾後大に尽力す。同三十五年協議員に就任す。 |
第24巻 p.302-p.316 【DK240039k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 11月1日 | 【72.銅像／有栖川宮熾仁親王銅像】 是日栄一、参謀本部に陸軍大将大山巌を訪ね、有栖川宮熾仁親王銅像建設につきて会談す。 |
第28巻 p.535 【DK280090k】 |
| 11月5日 | 【58.修養団体／財団法人竜門社】 是日栄一、当社第二十三回秋季総集会に出席し、「商業者ノ徳操ニ関シテ竜門社後進生ニ告グ」と題する演説をなす。 |
第26巻 p.243-p.248 【DK260048k】 |
| 11月16日 | 【08.陸運／東京市ノ市街鉄道】 是より先東京市会、市参事会の提出せる市街鉄道敷設特許条件に修正を加ふ。栄一田口卯吉等と共に修正せる公納金額の市に不利なる所以を力説し、十月二十五日及び十一月二日市参事会に臨みて市会に其再議を求めんとす。其議行はれず。栄一乃ち市政の腐敗せるを慨き是日名誉職市参事会員を辞す。然れども十二月五日再び選任せらる。 |
第09巻 p.445-p.456 【DK090051k】 |
| 11月16日 | 【68.政治・行政／東京市参事会】 是より先六月八日、栄一、東京市名誉職参事会員の任期満了し、同月十五日再選せらる。十月十九日、市会、市参事会の提出せる市街鉄道敷設特許条件を修正し、市参事会また再議に付せざりしため、是日栄一辞表を提出す。同月二十二日市会これを承認せしも、十二月五日再び選ばる。 |
第28巻 p.395-p.399 【DK280043k】 |
| 11月17日 | 【33.対外事業／京釜鉄道株式会社】 是より先栄一、当会社創立に関して内閣総理大臣山県有朋と数次交渉し来りしが、是日栄一始め創立発起人等連署して、政府に於て特別の保護を加へられんことを内閣総理大臣に請願す。 |
第16巻 p.382-p.387 【DK160053k】 |
| 11月19日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し大磯の長生館に赴き、二十二日帰京す。 |
第29巻 p.460 【DK290155k】 |
| 11月25日 | 【02.銀行団体／関東銀行会】 是日第七回集会開かれ、栄一会長として同会規程改正の件、幹事銀行改選の件等を協議す。右集会終了の後、同会及び東京銀行集会所組合銀行懇親会を斡事[幹事]として開催し、栄一同会を代表して挨拶を為す。 |
第07巻 p.176-p.184 【DK070029k】 |
| 11月26日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先当会議所、会議所建物を麹町区有楽町一丁目一番地に新築するに決し、明治二十九年七月工事に着手し、同三十二年六月落成せるを以て、同月三十日同所に移転す。是日新築落成式新建物に於て挙行され、席上栄一式辞を朗読す。 |
第21巻 p.482-p.495 【DK210084k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| 12月5日 | 【02.銀行団体／東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】 是より先、銀行集会所内に銀行倶楽部設置され十一月一日を以て開館さる。是日栄一委員となる。 |
第06巻 p.471-p.474 【DK060138k】 |
| 12月6日 | 【61.一般教育関係／八基尋常高等小学校】 是日栄一、当校維持資金として金三千円、同建築費として金五百円を寄附せしにより、銀杯一組を下賜せらる。 |
第27巻 p.41-p.42 【DK270011k】 |
| 12月11日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先、上海商業会議所より当会議所に対して、呉淞河口保護局設置に就き尽力を依頼し来りたるが、是日栄一当会議所会頭として、同局の設置に関し外務大臣子爵青木周蔵・農商務大臣曾禰荒助に建議す。 |
第21巻 p.495-p.497 【DK210085k】 |
| 12月12日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是より先一月二十四日、栄一当会議所会頭として選挙法改正案に就き建議をなせしが、是日再び衆議院議員選挙法改正に際し、市を独立の選挙区と為し、郡市人口の割合に差等を設けんことを外二項を、内閣総理大臣侯爵山県有朋・内務大臣侯爵西郷従道・農商務大臣曾禰荒助に建議し、貴族院議長公爵近衛篤麿・衆議院議長片岡健吉に請願す。 |
第21巻 p.497-p.509 【DK210086k】 |
| 12月17日 | ［旅行］ 是日栄一、東京を発し大磯の長生館に赴き、十九日帰京す。 |
第29巻 p.460-p.461 【DK290156k】 |
| 12月21日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 是日栄一当会議所会頭として、清国へ専門委員を派して鉄道・鉱山に就き技術的の調査をなさしめんことを外務大臣子爵青木周蔵・農商務大臣曾禰荒助に建議す。 |
第21巻 p.509-p.510 【DK210087k】 |
| 12月21日 | 【34.経済団体及ビ民間諸会／東京商業会議所】 第八回商業会議所聯合会の議決に係る印紙税法改正の儀につき、是日栄一当会議所会頭として、大蔵大臣伯爵松方正義・農商務大臣曾禰荒助に建議し、貴族院議長公爵近衛篤麿・衆議院議長片岡健吉に請願す。 |
第21巻 p.510-p.514 【DK210088k】 |
| 12月28日 | 【33.対外事業／京釜鉄道株式会社】 是より先、栄一京釜鉄道起工準備資金の調達に奔走す。是日陸軍大臣桂太郎の尽力に因りて陸軍機密費中より金五万円を貸与せらる。 |
第16巻 p.387-p.391 【DK160054k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
| １８９９年 （明治32） |
事 項 | 『伝記資料』 |
| -- | ［家庭生活/健康］ 渋沢栄一日記に記載せられたる、栄一是年の健康に関する事項。 |
第29巻 p.109-p.113 【DK290037k】 |
| 1899～1909年 | ［同族会］ 是間に於ける渋沢栄一日記に記載せられたる同族会に関する事項。 |
第29巻 p.304-p.313 【DK290100k】 |
| 1899～1909年 | ［同族会］ 是間に於ける八十島親徳日録に記載せられたる、渋沢家同族会に関する事項。 |
第29巻 p.313-p.328 【DK290101k】 |
| -- | 【33.対外事業／日清銀行設立問題】 是年及び爾後一・二年、栄一日清銀行設立につき岩崎弥之助・犬養毅伊藤博文・松本正義[松方正義]等と談合する所あり。 |
第16巻 p.684-p.686 【DK160114k】 |
この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。
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