ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信)

第12号(2008年12月25日発行)

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☆      □■□ ビジネス・アーカイブズ通信 □■□

☆      No.12 (2008年12月25日発行)

☆   発行:財団法人渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター

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この通信では海外(主として英語圏)のビジネス・アーカイブズに関する情報をお届けします。

今号は行事情報2件、文献情報2件です。

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◆ 目次 ◆

[掲載事項の凡例]

[略称一覧]

■行事情報:ビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BAC)

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)
ロスチャイルド・アーカイブズ
主催ワークショップ

  □ミート・ザ・アーキビスト 2009年1月15日 ロスチャイルド事務所(ロンドン)

■行事情報:ビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BAC)年次大会 2008年11月 ロンドン(イギリス)(続報)
  □会長交代 サム・トワイニングからジェフリー・オーウェンへ

■文献情報:アーカイブズ論文集 1
  □『プライバシーと機密性保持の諸観点:アーキビストとアーカイブズ記録』(2005年)

■文献情報:ビジネス・アーカイブズ ウェブサイト 4
  □ゴドレジ・アーカイブズ

☆★ 編集部より:次号予告 ★☆
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[掲載事項の凡例]
・「アーカイブズ論文集 1」の文献情報には、最初に文献の「タイトル・著者等の書誌事項」を掲載し、続いて各収録論文のタイトル、ページ、著者名、「著者について」を掲載します。論文によってはその他、注を付したものもあります。「著者について」は文献巻末の「編者と寄稿者」を翻訳・編集したものです。
・タイトル、編著者名、所蔵等には、編集部による日本語訳を付します。
・日本語で読みやすいものになるように、はじめに日本語訳を、続いて原文を記します。
・著者名の発音が不明の場合も日本語表記を添えました。便宜的なものですので、検索等を行う場合はかならず原文を用いてください。

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[略称一覧]
ACA: Association of Canadian Archivists(カナダ・アーキビスト協会)
ASA: Australian Society of Archivists(オーストラリア・アーキビスト協会)
BAC: Business Archives Council(ビジネス・アーカイブズ・カウンシル)
BACS: Business Archives Council in Scotland
(スコットランド・ビジネス・アーカイブズ・カウンシル)
ICA: International Council on Archives(国際文書館評議会)
LSE: London School of Economics and Political Science
(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)
NARA: National Archives and Records Administration
(米国国立公文書館記録管理庁)
RIKAR: Research Institute of Korean Archives and Records
(韓国国家記録研究院)
SAA: Society of American Archivists(米国アーキビスト協会)
SBL: Section for Business and Labour Archives
(企業労働アーカイブズ部会、ICA内の部会)
SoA: Society of Archivists(イギリス・アーキビスト協会)

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■行事情報:ビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BAC)
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)
ロスチャイルド・アーカイブズ
共催 ワークショップ

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□「ミート・ザ・アーキビスト」ワークショップ 2009年1月15日
  ロスチャイルド事務所(ロンドン)

'Meet the archivists' workshop

http://www.businessarchivescouncil.org.uk/materials/meetthearchivistsjan2009.pdf

米国の3大テレビネットワークのひとつNBCの著名な報道番組「ミート・ザ・プレス」は、政治家や時の人にインタビューを行うものですが、今回ご紹介するのは「ミート・ザ・プレス」ならぬ、「ミート・ザ・アーキビスト」と銘打たれたワークショップです。BAC、LSE、ロスチャイルド・アーカイブズの共催によるものです。

ロスチャイルド・アーカイブズは、世界の多くの国々の政治、経済、社会に少なからぬ影響を与えたロスチャイルド家の史料を管理するために1978年に設立されました。ICA/SBLのメンバーです。

さて、このワークショップの目的は次の5点です。

・新たに研究の道に進んだ人々の間で、企業史料の利用振興をはかること。
・新しい研究者にイギリスの利用可能な企業史料資源を紹介する。
・アーカイブズ調査に費やされる時間を最大限活用するためのスキルの提供。
・企業アーカイブズ内で特別な調査を行いうる場合はどういう場合なのかを明らかにする。
・企業史料が一般的な歴史研究と、経済史・経営史研究の両方で、どのように利用可能かを研究者に理解してもらう。

「ミート・ザ・アーキビスト」は昨年第1回がING銀行内のベアリング・アーカイブズ(The Baring Archives)で開催され、大きな成功を収めたということです。今年が2回目です。

[当日のスケジュール]

▼10:00-10:30 受付 Registration

▼10:30-11:30
講師:ヴァレリー・ジョンソン
講師名原文:Valerie Johnson
所属名:ナショナル・アーカイブズ
所属名原文:National Archives
タイトル:利用とは何か? あなたの研究と企業史料
タイトル原文:What's the use? Your research and business archives

▼11:30-12:30
講師:ピーター・スコット
講師名原文:Peter Scott
所属名:レディング大学
所属名原文:University of Reading
タイトル:どこから始めるか? 経営史の一次資料を探す
タイトル原文:Where to begin? Searching for primary sources in
business history

▼12:30-15:00
アーカイブの展示をめぐりながらサンドイッチ・ランチ。研究者とアーキビス
トが出会うチャンス。
Sandwich lunch around the archive expositions- a chance for researchers
and archivists to meet

▼15:00 閉会 Close

[関連ページ]

ロスチャイルド・アーカイブズ
http://www.rothschildarchive.org/ta/

LSE
http://www.lse.ac.uk/

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■行事情報:ビジネス・アーカイブズ・カウンシル(BAC)年次大会
       2008年11月 ロンドン(イギリス)(続報)

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□BAC会長交代

「BA通信」第10号で予告したBACの年次大会が2008年11月12日にウェルカム・ライブラリー(ロンドン)で開催されました。年次大会と総会の報告が既にニューズレターの2008年冬号に掲載されています。

http://www.businessarchivescouncil.org.uk/materials/nlwinter2008.pdf

総会における議長演説(Chairman's address to the Annual General Meeting of the BAC, held on 12 November 2008)によると、40年の長きにわたってBACの役員を務めてきたサム・トワイニング(Sam Twining)会長は今期限りで会長を退くことになりました。トワイニング氏は1968年に理事会に加わり、1972年に議長、1994年にピーター・マサイアス(Peter Mathias)氏の後を継いで会長に就任しました。引き続き副会長としてBACの理事会にとどまるということです。

新しく会長に就任したのは、ジェフリー・オーウェン卿(Sir Geoffrey Owen)。オーウェン卿はファイナンシャル・タイムズ紙の記者・編集長を経て、LSEで研究教育に携わった経歴を持っています。現在LSEの経営学部シニア・フェローで、1991年から1996年までLSEの経済パフォーマンス・センターのセンター長を務めました。著書に『帝国からヨーロッパへ:第2次世界大戦以後のイギリス産業の没落と復興』(From empire to Europe: the decline and revival of British industry since the Second World War)があります。現在コートールズ(Courtaulds、繊維メーカー)の現代史を執筆中。

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■文献情報:アーカイブズ論文集 1

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□『プライバシーと機密性保持の諸観点:アーキビストとアーカイブズ記録』
  (2005年)
Privacy & confidentiality perspectives: archivists and archival records

日本では、一時期まで「アーカイブズ」というと歴史研究のための資料としての「保存」と「活用」が議論の中心であったように思われます。近年はアーカイブズをめぐる論点は広がり、資料への「アクセス」をめぐる諸問題への関心も、次第に高まってきているのではないでしょうか。

米国では1970年代のウォーターゲート事件の時期に、ほとんどのアーキビストが資料への「自由なアクセス」(open access)の立場を支持したということです。SAAの「レファレンス、アクセス、写真複製に関する委員会」は1973年に研究資料に関する声明を出しました。この声明は、すべてのアーキビストに対して「アクセス制限」(access restrictions)を最小限に抑えることを要請するものでしたが、それに続く1980年代、90年代はアクセスに対するさまざま考え方が生じてきたということです(本書61ページ)。さらに2001年の「9・11」以後は、連邦レベルでの機密性保持への傾向が強まっています。

本書はプライバシーと機密性保持に関わる16の論考を、法的、倫理的、行政的、組織的の4つの視点から分類して、それぞれに観点ごとに簡単な解説を付してまとめたものです。プライバシーに関わる古典的な論文から、最近の実例まで幅広くカバーしています。巻末付録の「合衆国憲法修正条項抜粋」「プライバシーに関わる合衆国連邦法令抜粋」も本書を理解する上で有用です。

日本語タイトル:プライバシーと機密性保持の諸観点:アーキビストとアーカイブズ記録
原題:Privacy & confidentiality perspectives: archivists and archival records
編者1:メンツィ・L・バーント-クロット
編者名原文1:Menzi L. Behrnd-Klodt
編者2:ピーター・J・ウォッシュ
編者名原文2:Peter J. Wosh
発行地:Chicago
発行者:The Society of American Archivists
発行年:2005
ページ数:vii, 391p
ISBN-10:1931666105

[目次]

◆謝辞 /vii
Acknowledgments /vii

◆序論 /1
Foreword /1

◆法的諸観点 /9
Legal perspectives /9

◇◇日本語タイトル:1. プライバシーへの権利 /15
原題:1. The right to privacy /15
著者1:サミュエル・デニス・ウォレン2世(1852-1910)
著者名原文1:Samuel Dennis Warren II
著者2:ルイス・デンビッツ・ブランダイス(1856-1941)
著者名原文2:Louis Dembitz Brandeis
著者について:ブランダイスとウォレンはハーバード・ロー・スクールで出会い、両人とも1877年に同スクールを修了している。ウォレンはニュー・イングランドの著名な一族出身で、プライバシーならびにプライバシーの侵害にめざめることとなった。二人は1879年ボストンで法律事務所Warren & Brandeisを開業。ブランダイスの方は、公職に携わるとともに無料奉仕に従事したことから「庶民の弁護士(people's attorney)」と呼ばれ、1916年から1939年まで合衆国最高裁判所の判事を務めた。ウォレンの方は1880年代末には弁護士業から離れ、大きな成功を収めていた家業の製紙業の経営にあたった。仕事以外には社会事業、慈善事業に献身した。
注:初出はHarverd Law Review 4 (1890): 193-220。

◇◇日本語タイトル:2. プライバシー /31
原題:2. Privacy /31
著者:ウィリアム・ロイド・プロッサー
著者名原文:William Lloyd Prosser
著者について:プロッサーは1918年にハーバード・カレッジを卒業、1928年にミネソタ大学から法学士の学位取得。1943年に実務に専念するまでミネソタ大学ロー・スクールで教鞭をとった。1948年にハーバードで再び教職に就き、翌年カリフォルニア大学バークリー校ロー・スクールのボールト・ホール(Boalt Hall)の教員に。『不法行為法ハンドブック』(Handbook of the law of torts)を著す。同書第5版が1984年発行の『プロッサーとキートンによる不法行為に関する法』(Prosser and Keeton on the law of torts)。これをはじめとする著作は20世紀後半におけるアメリカ法の発展に大きな影響を与えた。著作の抜粋は多くの法律専門家の意見や州のプライバシー法に取り入れられている。ボールト・ホールの教員を1961年に退いてからは、1972年に亡くなるまでサンフランシスコにあるヘイスティングス・カレッジ・オブ・ロー(Hastings College of Law)で教育に携わった。
注:初出はCalifornia Law Review 48 (1960): 383-423。

◇◇日本語タイトル:3. プライバシーに関する不法行為の権利:アーキビスト...そして第三者にとってそれが意味すること。
原題:3. The tort right of privacy: what it means for archivists...and for third parties
著者:メンツィ・L・バーント=クロット
著者名原文:Menzi L. Behrnd-Klodt
著者について:アーキビスト兼弁護士。ウィスコンシン大学大学院で歴史学、図書館情報学、法学の学位取得。現在は玩具メーカー・マテル社の一部門であるアメリカン・ガール(American Girl, Inc.)社の顧問弁護士。アメリカン・ガール社は子どもの本の出版社兼玩具製造元。著者はアメリカン・ガール社で知的財産権、ライセンス供与、業務提携契約を担当するとともに、企業アーカイブズとレコード・マネジメントを監督している。同社では以前に研究と図書館サービスを管理し、企業アーカイブズの設立にも携わった。ウィスコンシン州マディソンにあるCUNA相互保険グループ(CUNA Mutual Insurance Group)で企業アーカイブズを設立し、ウィスコンシン州バラブーのサーカス世界博物館(Circus World Museum, Baraboo)とウィスコンシン歴史協会ではアーキビストとして働いた。またハワイ・ホノルルのビショップ博物館(Bishop Museum)のコンサルティング・アーキビストも務める。その他多くの歴史協会、博物館、文化団体、企業に対しても、法律・アーカイブズ・記録関係のコンサルティングを行っている。法律業務は会社法と保険関係の法を専門とする。アーカイブズに関する法律問題について専門家の集まりで頻繁に講演し、アーカイブズの基本に関するワークショップで講師も務める。SAAのプライバシーと機密性保持に関するラウンド・テーブルの議長も務めた。

◆倫理的諸観点 /61
Ethical perspectives /61

◇◇日本語タイトル:4. 情報プライバシー、自由、そして民主制 /67
原題:4. Information privacy, liberty, and democracy /67
著者:ヘザー・マクニール
著者名原文:Heather MacNeil
著者について:ブリティッシュ・コロンビア大学大学院図書館・アーカイブズ・情報専攻の准教授。サイモン・フレーザー大学(Simon Fraser University)英文学修士号取得。ブリティッシュ・コロンビア大学アーカイブズ学修士号ならびに博士号取得。著書として『同意なしに:公文書館における個人情報開示に関わる倫理』(Without consent: the ethics of disclosing personal information in public archives, 1992年初版、2001年再版)、『記録を信頼する:法律的、歴史的、そして外交的な諸観点』(Trusting records: legal, historical and diplomatic perspectives, 2000年)がある。

◇◇日本語タイトル:5. アーキビストの綱渡り:個人のプライバシーを保護しながら研究者を支援する /82
原題:5. The archivist's balancing act: helping researchers while protecting individual privacy /82
著者:ジュディス・シュウォルツ
著者名原文:Judith Schwarz
著者について:アーキビストならびに歴史家の観点からプライバシーに取り組んでいる。1970年代、ゲイとレズビアンの歴史という分野をほぼ実質的に開拓した学者たちのパイオニア的グループに、発起人として関わる。著者は、外見上機微に触れる(sensitive)資料を、信頼しうる研究に対して公開することの価値をよく理解している。レズビアン歴史アーカイブズ(Lesbian Herstory Archives)の創立者。また様々な資料保存機関(repository)で働いた経験を持つ専門的なアーキビストでもある。初出は歴史専門雑誌。
注:初出はJournal of American History 29 (June 1992): 179-89。

◇◇日本語タイトル:6. プライバシーの権利と政治的被害者の権利:ドイツの経験が意味するもの /93
原題:6. Privacy rights and the rights of political victims: implications of the German experience /93
著者:エレーナ・S・ダニールソン
著者名原文:Elena S. Danielson
著者について:スタンフォード大学フーバー研究所の図書館とアーカイブズのディレクター。現職以前はここの西ヨーロッパ・コレクションのキュレーター、アーキビスト、そしてアソシエート・アーキビスト(associate archivist)であった。スタンフォード大学でドイツならびにスラブ研究で学士、修士、博士号を、カリフォルニア大学バークリー校で図書館情報学修士号を取得。サンタ・クララ大学(Santa Clara University)で現代語講座准教授。ポーランド首相ローレル賞受賞、フルブライト・フェロー、ファイ・ベータ・カッパ(Phi Beta Kappa)会員。アーカイブズに関する国際的な問題、フーバー研究所、フーバーの遺産、アーキビストのための倫理的法的諸問題に関する著作講演多数。

◇◇日本語タイトル:7. 優生学ウェブサイトの構築に含まれる倫理的諸問題 /112
原題:7. Ethical issues in constructing a eugenics web site /112
著者:マーティン・L・レヴィット
著者名原文:Martin L. Levitt
著者について:アメリカ哲学協会図書館館長代理、テンプル大学歴史学教授。修士号、博士号を持つ。フルブライト・スカラー、アンドリュー・W・メロン・フェロー。20世紀の科学と技術に関する論文多数。
注:本稿のもとになったのは、SAA第65回年次大会(ワシントンDC)分科会での発表(2001年8月30日)。分科会のタイトルは「押入れのなかの幽霊:物議を醸すデータ、倫理的当惑」(Ghosts in the closet: controversial data, ethical quandaries)。

◆行政的諸観点 /127
Administrative perspectives /127

◇◇日本語タイトル:8. 秘匿されたものの中に、封印された沈黙の中に:作家や有名人の文書のなかのプライバシー /131
原題:8. In secret kept, in silence sealed: privacy in the papers of authors and celebrities /131
著者:セイラ・S・ホドソン
著者名原文:Sara S. Hodson
著者について:ハンチントン図書館(Huntington Library)で文学作品の原稿のキュレーターとして働く。同館所蔵のすべての英米文学作品原稿を管理している。SAAのプライバシーと機密性保持に関するラウンド・テーブルの議長も務めた。ウィッティヤ・カレッジ(Whittier College)にて英文学の学士号と修士号を、UCLAで図書館情報学の修士号取得。プライバシーと機密性保護、アーカイブズ、そして文学的テーマでの著作講演多数。カリフォルニア・アーキビスト協会から「生涯の功績賞」(Lifetime Achievement Award)を受賞。SAAフェローでもある。学術エッセイ集『ジャック・ロンドン:100年間におよぶ作家』(Jack London: one hundred years a writer, The Huntington Press)共編者。

◇◇日本語タイトル:9. 南部の家族の名誉が汚されたのか? ウォーカー・パーシーとシェルビー・フート文書に含まれるプライバシー問題
原題:9. Southern family honor tarnished? Issues of privacy in the Walker Percy and Shelby Foote papers
著者:ティモシー・D・パイヤット
著者名原文:Timothy D. Pyatt
著者について:デューク大学アーキビスト。デューク大学とノース・カロライナ・セントラル大学で教育を受ける。現職以前はノース・カロライナ大学チャペル・ヒル校の南部史コレクション(Southern Historical Collection)のディレクター、同校の手稿(Manuscripts)関係キュレーター、同校図書館情報学大学院で教べんをとったほか、メリーランド大学にてメリーランド関係資料(Marylandia)&貴重書・特殊コレクションのキュレーター、同大学の大学アーキビスト兼司書、オレゴン大学貴重書・特殊コレクション司書を歴任。手稿コレクションの構築(manuscripts collection development)、アクセス、デジタル・アーカイブズに関する著作講演多数。2003年度SAAプライバシーと機密性保持に関するラウンド・テーブルの議長。

◇◇日本語タイトル:10. プライバシーとアクセスの釣り合いをとる:ミシシッピー州主権記録を開く /159
原題:10. Balancing privacy and access: opening the Mississippi State Sovereignty Records /159
著者1:セイラ・ロー=シムズ
著者名原文1:Sarah Rowe-Sims
著者2:サンドラ・ボイド
著者名原文2:Sandra Boyd
著者3:H・T・ホームズ
著者名原文3:H. T. Holmes
著者について:セイラ・ロー=シムズは歴史学とアメリカ研究の学位を優秀な成績でウェールズ大学スウォンジー校から、図書館情報学修士号を南ミシシッピー大学から取得。ミシシッピー州主権記録の公開(public access)にあたってプライバシーに関わる情報開示に制限を加えるという裁判所命令を執行した3人のアーキビストの一人。現在ミシシッピー州アーカイブズ・歴史局(Mississippi Department of Archives and History)で電子記録アーキビストとして勤務。サンドラ・ボイドはミシシッピー・カレッジから英語学で学士号と修士号を、南ミシシッピー大学から図書館学で修士号を取得。ミシシッピー州アーカイブズ・歴史局紙アーカイブズ(Paper Archives)課を率い、ミシシッピー州主権記録事件への裁判所命令執行責任者である。H・T・ホームズはミシシッピー州アーカイブズ・歴史局と図書館部門のディレクター。1977年に起こったミシシッピー州主権記録訴訟に最初から関わる。1988年からは裁判所命令プログラムの管理責任者。ミルサプス・カレッジ(Millsaps College)から学士号を、南ミシシッピー大学から図書館学修士号を取得。
注:ミシシッピー州主権記録とは、ミシシッピー州主権委員会(Mississippi State Sovereignty Commission)の記録。ミシシッピー州主権委員会とは、参政権運動・市民権獲得運動に対抗することを目的に、これらの運動の支持者を調査・監視するための報告書作成機関として、1950年代に設立された。その記録は70年代末に50年間非公開とされたが、アメリカ市民的自由同盟(American Civil Liberty Union)による提訴と裁判の結果、1980年代後半に研究者に対して公開された。

◇◇日本語タイトル:11. 法律家の文書へのアーカイブズ的なアクセス:合法的特権の影響 /175
原題:11. Archival access to lawyers' papers: the effect of legal privileges /175
著者:メンツィ・L・バーント=クロット
著者名原文:Menzi L. Behrnd-Klodt
著者について:(前掲)

◇◇日本語タイトル:12. バックリーはどこで止まるのか? 家族教育権の曖昧さとアーカイブズにとっての意味 /181
原題:12. The Buckley stops where?: the ambiguity and archival implications of the Family Educational Rights /181
著者1:マーク・A・グリーン
著者名原文1:Mark A. Greene
著者名2:クリスティン・ウェイドマン
著者名原文2:Christine Weideman
著者について:グリーンはワイオミング大学アメリカン・ヘリテッジ・センター長。SAAフェロー。歴史ならびにアーカイブズ関係著作多数。前職はカールトン・カレッジ(Carleton College)アーキビスト。ウィスコンシン州ライポンにあるライポン・カレッジ(Ripon College)で歴史学と政治学の学士号を、ミシガン大学で歴史学の修士号取得。ウェイドマンはミシガン大学で修士号取得。ミシガン大学ベントリー歴史図書館(Bentley Historical Library)でアーキビストとして歩み始める。ここではコレクション構築(collection development)プロジェクトを管理し、大学の記録の整理と記述に携わった。1993年からイェール大学図書館マニュスクリプト&アーカイブズの副所長。

◆組織的諸観点 /199
Institutional perspectives /199

◇◇日本語タイトル:13. 宗教団体のアーカイブズにおける信頼と専門家の機関:秘密保持に対するアーカイブズ的な観点 /205
原題:13. Trust and professional agency in the archives of religious organizations: an archival perspective on confidence keeping /205
著者1:マーク・J・ダフィー
著者名原文1:Mark J. Duffy
著者名2:クリスティン・M・テイラー
著者名原文2:Christine M. Taylor
著者について:ダフィーは教会アーキビストで米国聖公会アーカイブズ・ディレクター。前職はハーバード大学アーカイブズの准アーキビスト、ボストン市の主任アーキビスト。現在テキサス大学オースティン校博士課程在学中。ICAの教会宗教教派アーカイブズ部会(Section on Archives of Churches and Religious Denominations: SKR)委員。テイラーはローマ・カトリック教会シアトル大司教区事務局長(chancellor)、この立場から大司教区のアーカイブズとレコードマネジメント・プログラムに責任を負っている。現在ワシントンDCにあるカトリック大学大学院教会法課程に在学中。ICAの教会宗教教派アーカイブズ部会委員。

◇◇日本語タイトル:14. デルタ・ブルース:プライバシーと所有権に関して変化する考え方、ならびにそれらが企業アーカイブズにとって意味するもの /226
原題:14. Delta blues: changing conceptions of privacy and property, and their implications for corporate archives /226
著者:ポール・C・レイズウィッツ
著者名原文:Paul C. Lasewicz
著者について:1998年以来ニューヨーク州アーモンク(Armonk)にあるIBM社の企業アーキビスト。前職はコネティカット州ハートフォードにあるエテナ生命損害保険(Aetna Life and Casualty)の企業アーキビスト。コネティカット大学歴史学修士号取得。各種アーカイブズ関連団体で活躍するとともに、アーカイブズ・歴史関係の話題で講演多数。

◇◇日本語タイトル: 15. あるアーカイブズ的な観点からみた医学・医療記録における秘密 /246
原題:15. Confidences in medical and health care records from an archive perspective /246
著者:バーバラ・L・クレイグ
著者名原文:Barbara L. Craig
著者について:トロント大学情報学部のアーカイブズ学准教授。マクマスター大学(McMaster University)を優秀な成績で卒業した後、同校で修士号取得。ロンドン大学アーカイブズ学博士。アーカイブズ理論、アーカイブズ史、医学史に関する著作多数。全国レベルの専門団体で多くの役員を務めたことがある。『アメリカン・アーキビスト』誌の書評編集者、『アーキバリア』(Archivaria)誌の編集委員も務めた。

◇◇日本語タイトル:16. ユナイテッド・メソディストとその記録公開方針 /257
原題:16. The United Methodists and their open records policy /257
著者:L・デイル・パターソン
著者名原文:L. Dale Patterson
著者について:デンバー大学卒業。ブリティッシュ・コロンビア州(カナダ)のリージェント・カレッジ(Regent College)でコンピュータ学修士を、ニュー・ジャージー州のドゥリュー大学(Drew University)で博士号取得。1994年以来ユナイテッド・メソディスト教会のアーカイブズと歴史総合委員会のためのアーキビスト兼レコード管理者。認定アーキビスト。SAAの宗教コレクション・アーキビスト部会会長。ドゥリュー大学でアーカイブズ学と歴史学に関するコースで教べんもとっている。

◆付録 /269
Appendices /269

◇◇日本語タイトル:1: 合衆国憲法修正条項抜粋 /269
原題:1: Selected U.S. constitutional amendments /269

◇◇日本語タイトル:2: プライバシーに関わる合衆国連邦法令抜粋 /271
原題:2: Selected U.S. federal statutes concerning privacy /271

◇◇日本語タイトル:3: 家族教育権とプライバシー法:立法的修正条項と司法的解釈 /280
原題:3: The Family Educational Rights and privacy act: legislative amendments and judicial interpretations /280
著者:メンツィ・L・バーント=クロット
著者名原文:Menzi L. Behrnd-Klodt
著者について:(前掲)

◇◇日本語タイトル:4: 合衆国とカナダでの21世紀の医療記録のプライバシーという素晴らしき新世界:ヨーロッパのデータのプライバシーに関するモデルと対比して /285
原題:4:The Brave New World of 21st-century medical records privacy in the U.S. and Canada, contrasted with the European data privacy model /285
著者:メンツィ・L・バーント=クロット
著者名原文:Menzi L. Behrnd-Klodt
著者について:(前掲)

◆注記 /295
Notes /295

◆編者と寄稿者 /371
Editors and contributors /371

◆索引 /377
Index /377

●もうひとりの編者ピーター・J・ウォッシュについて
1994年からニューヨーク大学のアーカイブズ管理と歴史編纂プログラム・ディレクター。前職は、アメリカ聖書協会アーカイブズ図書館長、シートン・ホール大学(Seton Hall University)の大学アーキビスト。ここでは同時にニューアーク大司教区アーカイブズの管理運営責任者も務めた。ラトガース大学歴史学部を最優等で卒業(1976年)、ニューヨーク大学大学院で米国史の修士号(1979年)と博士号(1988年)取得。SAAフェロー。アーカイブズ・歴史関係のテーマで執筆講演多数。単著として『契約の家:ある信仰に基づいた慈善団体の旅路』(Covenant house: journey of a faith-based charity. Philadelphia: University of Pennsylvania Press, 2005)、『言葉を広める:19世紀アメリカの聖書ビジネス』(Spreading the word: the Bible business in nineteenth-century America. Ithaca: Cornell University Press, 1994)、ジョゼフ・マホーニー(Joseph Mahoney)との共著で『ニュージャージー州ニューアーク司教マイケル・アウグスティン・コリガンの司教区日記、1872〜1880年』(The diocesan journal of Michael Augustine Corrigan, Bishop of Newark, New Jersey, 1872-1880. Newark: New Jersey Historical Society, 1987)、『北ニュージャージーのカトリック小教区・団体記録ガイド』(Guide to northern New Jersey Catholic parish and institutional records. South Orange: New Jersey Catholic Historical Records Commission, 1984)がある。

[関連日本語文献]

アメリカにおけるプライバシーや機密保護といったアーカイブズへのアクセスをめぐる諸問題について、日本語で読める文献がこちらです。

□『アーカイブへのアクセス :
日本の経験、アメリカの経験 : 日米アーカイブセミナー2007の記録』
(小川千代子、小出いずみ編、東京 : 日外アソシエーツ ; 紀伊國屋書店 (発売), 2008.09)

昨年5月に開催された「日米アーカイブセミナー」での発表を中心とした論文集です。詳しい情報は下記のURLをご覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/tobira/20080910/1221010761

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■文献情報:ビジネス・アーカイブズ ウェブサイト 4

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□ゴドレジ・アーカイブズ
  Godrej Archives

http://www.archives.godrej.com/

ゴドレジ・アーカイブズはインドの財閥ゴドレジ・グループのアーカイブズです。ゴドレジは1897年に創業者アルデシル・ゴドレジ(Ardeshir Godrej)がムンバイで設立した錠前メーカーから成長した企業グループです。アルデシル・ゴドレジが起業した動機には、スワデシ運動(Swadeshi movement)があったといわれています。スワデシとは、「国産品愛用」を意味し、19世紀末から20世紀にかけてイギリス帝国主義から独立を求めるマハトマ・ガンジーの中心的な考え方でした。

ゴドレジは、その後金庫、戸棚、石鹸、家具、タイプライター、冷蔵庫など多岐にわたる財の生産に携わって今日に至っています。

1997年に創業100周年を迎えました。このときのグループ総裁・故ソラブ・ピロジシャ・ゴドレジ(Sohrab Pirojsha Godrej)は、

・会社の精神と成長を人々に理解してもらうため
・会社を形づくった人々に感謝するため
・インド最大の私的かつ多様性に富んだ企業になるという、創業者のビジョンを通して実現した、会社の価値と責務を跡付けるため

アーカイブズの設立を思い立ちました。そして2006年2月にゴドレジ・アーカイブズとして正式にオープンしました。

[コンタクト情報]
Godrej Archives, Plant 1,
Godrej & Boyce Mfg. Co. Ltd.,
Pirojshanagar, Vikhroli (West)
Mumbai 400 079

電話(直通)
91-22-6796-4124/2014
電話(代表)
91-22-6796-1700/1800 内線4124/2014

メール:

オフィス・アワー:8時40分から17時30分
閲覧室開室時間:10時から16時30分

[コレクションの内容]
・文書(Manuscripts)
・写真(Photographs)
・視聴覚資料(Audio-visuals)
・オーラル・ヒストリー(Oral history)
・記念品(Memorabilia)
・印刷物(Printed materials)

[利用条件]
・事前予約のうえ、月曜から土曜の閲覧室開室時間帯(10時から16時30分)に利用する。
・研究者に資料に関するレファレンス・サービスを提供。
・研究者とは、学位取得を目指す学生、歴史家等。学生の場合は所属機関の長による紹介状が必要。

[連続講演会の開催]
ゴドレジ・アーカイブズの活動のひとつに連続講演会の開催があります。第1回目は2006年9月20日に、タタ・セントラル・アーカイブズ(TCA)、ボンベイ博物館協会(Museum Society of Bombay)と共催で開催されました。講師は米国ダートマス・カレッジ教授のダグラス・ヘインズ(Douglas Haynes)教授。講演のテーマは「石鹸戦争:高度に競争の激しい経営環境におけるインドの資本主義と広告、1915年-1950年」(Soap wars: Indian capitalism and advertisements in a highly competitive business environment, 1915-1950)。

・第1回講演会に関するページ
http://www.archives.godrej.com/haynes.pdf

2007年10月9日には再びTCAと共催で、第2回講演会が開催されました。講師はアーメダバード・インド経営研究所(Indian Institute of Management, Ahmedabad)のドゥウィジェンドラ・トゥリパティ(Dwijendra Tripathi)博士で、講演タイトルは「インド経営史:解釈に関する誤謬」(Indian business history: fallacies of interpretation)でした。

・第2回講演会に関するページ
http://www.archives.godrej.com/tripathi.pdf

ゴドレジ・アーカイブズのウェブサイトには「今月の文書」(Document of the month)というページも設けられています。

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☆★ 編集部より:あとがき、次号予告 ★☆

今年も間もなく幕を閉じようとしています。今年もっとも記憶に残った出来事のひとつは、ガソリン価格の変動です。今年の前半は、原油高によるガソリン価格の高騰がしばしばニュースの話題となりました。いっぽう9月以降は一転してガソリン価格が値下がりしました。本通信でも何度か言及した米国に端を発する金融危機、そしてそれに伴う円高による輸入価格の大幅な下落によるものです。車に乗る身としては助かります。

さて、日本銀行が今月15日に発表した12月全国企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業製造業の景況感が大幅に悪化し、DI(業況判断指数)は第1次石油ショック時に続く、2番目の落ち込み幅になったということです。

日本銀行 短観(要旨)(2008年12月)
http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/tk/yoshi/tk0812.htm

ここで思い出すのが前世紀最大の経済危機、1930年代の世界規模の恐慌=大恐慌です。この大恐慌は、アメリカのアーカイブズの発展に実は少なからぬ影響を与えています。1929年10月のニューヨーク株式市場の大暴落によって引き起こされた大恐慌に対して、民主党政権はかの有名なニューディール政策を打ち出しました。この政策のひとつに、「歴史資料調査」(Historical Records Survey、略称HRS)があります。ニューディール対策の政府機関として設立された最大機関に「ワークス・プログレス・アドミニストレーション」(Works Progress Administration、略称WPA、1935年設立、1939年にWork Projects Administrationに改称)という機関があります。WPAは雇用対策としてさまざまなプログラムを実行し、850万人の米国人が雇用に与ったということです。このWPAのプログラムのひとつに「連邦作家プログラム」(Federal Writers' Program)があり、「連邦作家プログラム」の一貫として計画・実行されたのが「歴史資料調査」でした。この調査によって2000以上の資料目録が刊行されました。これはその後NARAや各州の公文書館、歴史協会の資料として保存されることになりました。

NARA「米国におけるアーカイブズ専門職の発展とNARAの歴史」
http://www.archives.gov/about/history/milestones.html

10年ほど前のアジア金融危機の際、隣国韓国では「雇用対策」として学卒者・院卒者を大量に雇用して、各種記録資料の入力・データベース化作業を一気に行った、と韓国のアーキビストから、かつて聞いた記憶があります。今日、韓国がアーカイブズと記録管理の分野で長足の進歩を遂げた歴史の一コマである
といえるでしょう。

日本では現在、景気対策がさまざまに論じられています。最近の新聞報道によると、鳥取県では文化財調査の出土品整理や公文書の電子化等の業務にあたるアルバイトを、年度末まで120人雇用するそうですし、山形県が採用する臨時職員の何人かは図書館・博物館の資料整理に当たるそうです。

雇用対策とアーカイブズ、記録管理を結び付けるような更なる取り組み、新しい発想は生まれないものでしょうか?

そして、厳しい経済環境のもと、日々奮闘を続ける企業のアーカイブズのみなさんが、この苦境を乗り切って、企業アーカイブズの発展を切り拓いてゆくことができますように。また、不況時の経験を後に活かせるような企業アーカイブズが構築されますように。

次号ではビジネス・アーカイブズ関連文献情報(『ビジネス・アーカイブズ 原資料と歴史』96号)ほかを予定しております。2009年1月中旬配信予定です。
どうぞお楽しみに。

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□「企業史料ディレクトリ」:企業アーカイブズと企業史料の所在・概要ガイド

7月22日公開いたしました。日本を代表する企業を中心とした企業アーカイブズと史料保存・学術研究機関合わせて30企業・団体・機関の概要、所蔵資料に関する情報を掲載しております。ぜひご覧ください。
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□実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」

「今日の栄一」「栄一情報」「栄一関連文献」「センターニュース」「今日の社史年表」「社史紹介(速報版)」「アーカイブズニュース」「図書館ニュース」をお届けしております。
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「アーカイブズニュース」では政府の「公文書管理の在り方等に関する有識者会議」の動向やアーカイブズのデジタル化、資料の発見・公開に関わるニュースを随時ご紹介しております。

ブログ画面右側の「カテゴリー」にある「アーカイブズニュース」をクリックしてください。「アーカイブズニュース」として掲載した記事をまとめて一覧することができます。

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実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」はほぼ毎日更新しております。どうぞご利用ください。

□「渋沢栄一関連会社社名変遷図」

渋沢栄一がどのような会社に関わったか、それが今にどうつながっているのか、一目でわかるように業種別にまとめて変遷図にしました。現在36図を掲載しています。社名索引もありますので、どうぞご覧ください。
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ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信) No.12
2008年12月25日発行 (不定期発行)
【創刊日】2008年2月15日
【発行者】財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
【編集者】財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
      「ビジネス・アーカイブズ通信」編集部
【発行地】日本/東京都/北区
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