渋沢栄一詳細年譜

明治21年(1888)〔 48歳 〕

最終更新日:2018年8月7日 公開日:2013年3月11日
社会の主なできごと : 4月 市制・町村制公布。 枢密院設置
身 辺 : 2月26日 次女琴子、結婚/ 5月15日 従四位に/ 11月1日 四男正男誕生/ 12月6日 兜町新邸に転居


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
1月1日 【30.諸商工業/四日市製油会社】
四日市製油会社設立され、本邦最初の種油洋式製造開始さる。栄一株主たりしも二十五年六月解散し、財産・事業を九鬼紋七に譲渡す。
第15巻
p.307-p.315
【DK150023k】
1月4日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
是日栄一、東京株式取引所の新年宴会に出席す。
第13巻
p.580
【DK130055k】
1月27日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日以降当会益田孝の建案により委員を選びて東京湾築港の方案を調査せしむ。其後委員等調査資料を東京経済学協会に供し同会の審議に委ぬ。栄一当会会頭として之に与る。
第19巻
p.5-p.20
【DK190001k】
1月27日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日の会議に於て大塚艮城の建案せる火薬取締規則改正の儀審議せらる。栄一原案修正の上其筋へ建議すべき旨を主張す。
第19巻
p.20-p.24
【DK190002k】
1月29日 【24.電気/東京電灯株式会社】
是日栄一、当会社委員となり明治二十三年二月二十四日に至る。
第13巻
p.11-p.15
【DK130002k】

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
2月26日 [家庭生活/同族・親族/同族]
是日、栄一二女こと子、阪谷芳郎に嫁す。
第29巻
p.60-p.62
【DK290008k】
2月29日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一当会会頭に重任す。
第19巻
p.24-p.31
【DK190003k】
2月29日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一会頭として定式会に於て明治二十年度収支決算報告並に明治二十一年度予算案を提出す。予算案可決せらる。
第19巻
p.31-p.35
【DK190004k】

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
3月7日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
先に法律取調委員長伯爵山田顕義より屋号専用規則に関し当会に諮問あり。審議の末、是日栄一当会会頭として右規則の実施なからん事を希望する旨復申す。
第19巻
p.35-p.51
【DK190005k】
3月9日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
是日、栄一等東京取引所創立委員数名、創立仮事務所に会し、予て当局より下附せられたる取引所規約標準について上申すべき意見書草案を討議す。本決議に基き同月十二日、起草委員会にて字句修正の上、二十一日農商務大臣黒田清隆に手交す。
第13巻
p.580-p.582
【DK130056k】
3月23日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一、当会会頭として米其他七種の商業に就き問屋習慣の調査を法律取調報告委員長森敬斐・本尾敬三郎に答申す。
第19巻
p.51-p.60
【DK190006k】
3月26日 【30.諸商工業/製藍会社】
是日栄一、渋沢喜作と連署して製藍会社の創立を東京府知事に出願し、同月二十九日認可せらる。
第15巻
p.316-p.322
【DK150024k】

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
4月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是より先、公債証書条例改正の件に付き建議す。是日栄一、春季懇親会開宴に先立ち、右の件は受理せられざりしも、早晩我同業者の望は達せらるを得可き旨の報告をなす。後本条令は改正せられたり。
第06巻
p.156-p.160
【DK060046k】
4月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日春季懇親会開かれ、栄一開宴に先立ち、当座預金貸借利息の件及び大阪銀行集会所より照会ありし「クロスチエツキ」の件に付協議せんとしたるも、宴期已に到りたるを以て他日輪札廻議に付すべきことを決議す。後両件共要急ならざるを以て次会に於て決議せり。
第06巻
p.160-p.163
【DK060047k】
4月-- 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是月竜門社規則を改正し、社長に渋沢篤二、幹事に尾高次郎、委員に斎藤峰三郎・松村五三郎を推薦し、月次会並に年二回の総会を制定す。「竜門雑誌」は二十年十二月に第九号を発刊せしも出版条例の改正に従ひ是月改めて第一号を発行す。栄一之れが育成に尽力す。
第26巻
p.106-p.114
【DK260026k】

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
5月15日 [栄誉/叙位・叙勲/叙位]
是日栄一、従四位に叙せらる。
第29巻
p.259
【DK290079k】
5月15日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是より先法律取調委員長伯爵山田顕義より再び屋号専用規則に関し諮問あり。是日栄一当会会頭として之に答申す。
第19巻
p.60-p.70
【DK190007k】
5月15日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是より先、元横浜駐在英国領事ロンフホルドより大倉喜八郎宛ロンドン商法会議所と当会との間に通信を開きたき旨申来る。仍て是日栄一当会会頭として、ロンフホルド宛書を送り当会にても同様通信を開かんことを希望する旨を述ぶ。
第19巻
p.70-p.72
【DK190008k】
5月17日 【63.演芸及ビ美術/東京改良演芸会友楽館】
小島信民等、旧来の寄席芸を改良し、上流人の鑑賞に供すると共に風俗改良にも資せんことを目的として、福地源一郎等と共に日本橋区蠣殻町に東京改良演芸会友楽館の設立を発起し、是日、日本橋区長へ届書を提出す。栄一之が賛成者たり。
第27巻
p.395-p.399
【DK270111k】
5月30日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一、当会会頭として煙草税則に改正を加へ和製巻煙草税を免除されたき旨大蔵大臣伯爵松方正義に建議す。
第19巻
p.72-p.83
【DK190009k】
5月30日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一当会会頭として、先に松木平吉の建案せる出版条例に改正を加へ、届出期日を短縮せしめんことを内務大臣伯爵山県有朋に建議す。
第19巻
p.83-p.88
【DK190010k】
5月31日 【61.一般教育関係/砂村小学校】
是より先、栄一府下南葛飾郡砂村小学校の建築費として金二十五円を寄附す。其賞として是日内閣より木杯一個下賜せらる。
第27巻
p.177
【DK270071k】
5月31日 【69.軍事関係/防海費献納】
是より先、栄一防海費二万円を献納す。依て明治二十年五月二十三日勅定にかかる金製黄綬褒章を、是日賜はる。
第28巻
p.435-p.439
【DK280058k】

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
6月12日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一当会会頭として、外務省通商局長浅田徳則より諮問されたる東京府下に於ける菜油消費高並に其用途に就き復申す。
第19巻
p.88-p.89
【DK190011k】
6月-- 【18.窯業/品川硝子会社】
是月栄一、西村勝三・益田孝・柏村信等と謀り、従来西村の個人経営たりし品川硝子製造所を引受けて、資本金十五万円を以て品川硝子会社を設立す。栄一相談役たり。当会社は翌二十二年六月事業拡張のため資本金を六十万円に増加したるも、二十六年六月解散す。
第11巻
p.443-p.459
【DK110063k】
6月-- 【31.鉱業/足尾銅山組合】
是より先、志賀直道足尾銅山組合の持分を古河市兵衛に譲渡す。是月栄一も亦之を譲渡す。是に於て爾後同銅山は全く古河一人の経営となる。
第15巻
p.375-p.379
【DK150042k】

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
7月19日 【61.一般教育関係/同志社大学】
是より先四月二十二日、栄一、同志社大学設立につき井上馨邸に催されたる新島襄後援の為めの会合に出席し、是日重ねて同主意のもとに開かれたる大隈外務大臣官邸の集会に岩崎弥之助等と共に出席、之を賛助して金六千円寄附を決す。爾後栄一、右基金の募集及び管理に尽力する所頗る多し。
第27巻
p.8-p.32
【DK270004k】
7月21日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
臨時農商務大臣榎本武揚、栄一を招き、曩に東京取引所創立委員等より呈出せる取引所規約標準意見書に対し、附箋を以てその許否のある所を示し、且つ取引所条例の主旨に基き、なるべく速に実施の運びに至らんことを慫慂す。
第13巻
p.583-p.585
【DK130057k】
7月24日 【30.諸商工業/渋沢商店】
神戸神栄会社社長伊藤長次郎、是日書を栄一に致して、同社と渋沢商店との生糸取引並びに生糸商況報告の交換を依頼す。此後に於ても栄一渋沢商店のために尽力するところ多し。
第15巻
p.201-p.212
【DK150016k】
7月27日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
栄一等東京取引所[創立]委員数名、創立仮事務所に会し、取引所規約標準意見書対する前臨時農商務大臣榎本武揚の指令につき逐条審議せるも、依然として峻厳たり。よつて意見書の全面的許可あるに非ずんば、取引所の創業も到底不可能なる旨を栄一より新農商務大臣井上馨に答申せんことに決す。
第13巻
p.585-p.596
【DK130058k】

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
8月2日 【29.貿易/社団法人日本貿易協会 付.商品陳列館】
是より先、政府よりの勧奨により栄一、益田孝・大倉喜八郎と共に貿易協会に附属する商品陳列館を開設せんことを謀り、是日該案を同協会幹事会に提出して可決せらる。爾後栄一等之が設立に奔走せしが、貿易協会の不振と共に同問題も終に消滅す。
第15巻
p.139-p.149
【DK150009k】
8月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
第八十六回の定式集会開かる。栄一出席し当座貸越及びコルレスポンデンス約定書に貼用すべき印税の件を提出し、右に付き上申せんことを述ぶ。異議なきを以て後日上申のことを決議す。後大蔵省より願意を容るる旨の演示ありたり。
第06巻
p.163-p.166
【DK060048k】
8月20日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是より先当会、会堂新築に就き審議を遂げしが、是日の会議に於て新築案可決せらる。栄一会頭として之に与る。
第19巻
p.89-p.93
【DK190012k】
8月22日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是より先、大村五左衛門の建案により肥料糠濫製取締の儀に就き審議せしが、是日栄一当会会頭として東京・京都・大阪・神奈川・兵庫・三重・愛知・静岡・和歌山の各府県知事宛書を送り、管下に於ける肥料糠濫製の取締方を依頼す。
第19巻
p.93-p.100
【DK190013k】

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
9月8日 【59.実業教育/工手学校(工学院)】
是より先明治二十年十月、帝国大学総長渡辺洪基等、工手養成を目的とする一学校創設の意あり。乃ち同月三十一日当校設立趣意書を発表し、汎く同志を勧誘する所ありしが、栄一亦此挙を賛し、之が為めに賛助員となり、且当校設立基金として金二百円を寄附せり、斯くて是年二月、仮校舎に於て開校せしが、其後校舎の購入並に増築の事成り是日新校舎に移転、開校式挙行せらるるに当り、栄一来賓として之に臨み一場の祝詞を述ぶ。
第26巻
p.775-p.779
【DK260127k】
9月10日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
新農商務大臣井上馨、本邦取引所制度の即時改正に意なし。然るに大阪取引所、已に前当局より創立の允可を得、開業の準備も成れるを以て、当局の方針変更を肯んぜず。よつて是日、井上馨、各地新旧取引所の代表を農商務省に招き、大阪取引所の始末につき懇談会を催す。栄一また招かれしが出席せず。是日議決せず。翌十一日、更に藤田組支店に会し、大阪取引所の創立費用は東京・大阪両株式取引所並に両米商会所より弁償するを以て、同所の開業を旧取引所の営業期限又は取引所条例改正の日まで見合はすことに妥協し、同三十日大阪取引所総会の決議を経たれば、翌十月三日、東京株式取引所他三取引所の営業を明治二十四年六月三十日まで延期するの許可発令さる。
第13巻
p.596-p.615
【DK130059k】
9月11日 【60.女子教育/財団法人東京女学館 付.女子教育奨励会】
是より先七月、女子教育奨励会の計画せる当館設立認可を受けたりしが、是日開校す。栄一当館の会計監督に選任せらる。
第26巻
p.864-p.867
【DK260148k】
9月13日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一当会会頭として、先に設置せられし東京市区改正委員会に当会よりも委員を出し、会議に参与せしめんことを内務大臣伯爵山県有朋に建議す。此儀容れられ、十月二十六日当会栄一並に副会頭益田孝を臨時委員に推薦す。
第19巻
p.100-p.112
【DK190014k】
9月13日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一当会会頭として、東京煙草問屋組合の建案せる旧装置刻煙草改装期限の延期を要する儀に就き大蔵大臣伯爵松方正義・農商務大臣伯爵井上馨に建議す。
第19巻
p.112-p.115
【DK190015k】
9月-- 【10.通信/電話会社】
是より先、逓信省の省議電話官設に決し、逓信次官子爵野村靖之を栄一に告げて、其の電話会社発起を取消さんことを請ふ。止むを得ず之を容れ、米国に派したる沢井廉は逓信省嘱託となさしめて企画を中絶す。
第09巻
p.713-p.716
【DK090071k】
9月-- 【28.ホテル/日光ホテル】
安生順四郎・加藤昇一郎等日光に日光ホテルを開設す。栄一創立費を扶助す。
第14巻
p.408-p.412
【DK140043k】

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
10月1日 【05.保険/明治火災保険株式会社】
阿部泰蔵外数人により火災保険会設立さる。栄一会友の一人たり。
第07巻
p.667-p.674
【DK070084k】
10月3日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
先に第三回内国勧業博覧会開設に際し、同会副総裁伯爵井上馨より参考品陳列に就き当会に意見を求めらる。是日栄一当会会頭として、我邦より欧米に輸出すべき商品に関する調査乃至模範とすべき欧米商品に関する調査等を復申す。
第19巻
p.115-p.129
【DK190016k】
10月5日 【68.政治・行政/自治制研究会】
是より先、井上馨、自治制を基礎として新たに政党を組織せんとし、先づ自治制研究会を起す。栄一発起人の一人として是日の発会式に於て当会設立の趣旨を演説す。当会は其後数回に亘り会合を催し、内閣顧問独逸人もつせ(Mosse)、東京帝国大学講師カール・ラートゲン(Karl Rathgen)等を聘して自治制の研究を行ひしが、翌二十二年十分なる発達を遂げずして終る。
第27巻
p.550-p.558
【DK270144k】
10月14日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
栄一是日、芝紅葉館に於て開かれたる秋季懇親会に出席す。
第06巻
p.166-p.167
【DK060049k】
10月31日 【68.政治・行政/東京市区改正委員会】
是より先、是月五日政府東京市区改正委員会を設く。是日栄一、東京商工会会員として益田孝と共に臨時委員を命ぜらる。
第28巻
p.46-p.61
【DK280005k】
10月-- 【11.綿業/大日本紡績同業聯合会】
明治十五年十月岡田令高によつて組織されたる紡績聯合会は、紡績業の勃興に適応して、是年六月改組の上、大日本紡績同業聯合会と改称す。栄一当聯合会の事務上の相談役として予て棉花輸入税免除につき大蔵大臣伯爵松方正義等政府要路者に斡旋したりしが、是月聯合会請願委員難波二郎三郎を大阪より上京せしめ、共に松方正義・外務次官青木梅三郎[青木周蔵]・農商務大臣井上馨に面謁し、本邦紡績業発達の為棉花輸入税免除の急なるを説く。該請願は其調査不完全の故を以て却下せられたりしが、この会合に於て井上馨の慫慂あり、孟買綿業視察の議進む。後栄一外務大臣伯爵大隈重信に面謁し同様の趣旨を述べ、孟買綿業視察員派遣の事を決す。
第10巻
p.207-p.237
【DK100027k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
11月1日 [家庭生活/同族・親族/同族]
是日、栄一四男正雄生まる。
第29巻
p.62-p.63
【DK290009k】
11月1日 【68.政治・行政/東京市区改正委員会】
是日栄一、当委員会に出席し、私費架橋の件・河川新鑿の件・商法会議所並に共同取引所の位置の件に関する議事に与る。
第28巻
p.61-p.73
【DK280006k】
11月2日 【25.土木・築港・土地会社・其他/印旛沼開鑿計画】
是日予て印旛沼開鑿事業に専心せる織田完之、栄一を訪ね、同事業の創意より今日に至る経過を詳述す。栄一大に之を賛成し、織田等の組織せる大明会姓名録に署名調印して之に加盟す。
第13巻
p.84-p.121
【DK130016k】
11月2日 【68.政治・行政/東京市区改正委員会】
是日栄一、当委員会に出席し、青物市場及び屠畜場に関する議事に与る。
第28巻
p.73-p.77
【DK280007k】
11月14日 【68.政治・行政/東京市区改正委員会】
是日栄一、当委員会に出席し、二十二年度事業設計中日本橋西河岸より北鞘町に架す新橋架設費、及び河川新鑿に関する議事に与る。
第28巻
p.77-p.82
【DK280008k】
11月26日 【68.政治・行政/東京市区改正委員会】
是日栄一、当委員会に出席し、二十一年度に於て施行すべき事業につき内務大臣への上申案・築港に関する建議案・改正路線調査のための委員選定に関する議事に与る。
第28巻
p.82-p.89
【DK280009k】
11月-- 【63.演芸及ビ美術/日本美術協会】
是月栄一、当協会に入会し、明治二十五年二月より三十七年二月に至る迄評議員たり。其後明治三十九年九月二十四日名誉会員に推薦せらる。
第27巻
p.440-p.444
【DK270126k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
12月5日 【30.諸商工業/東京水道会社】
是より先、東京市水道の改良問題につき栄一等調査の結果、東京水道会社創立の計画をたて、発起人の会合数次、案既に成りしも偶々市区改正委員会並に市区部会に於て実施の意向あるを知り、是日東京府知事に其計画調査書類に副申書を添付して提供し、知事の意向を糺す。
第15巻
p.254-p.300
【DK150021k】
12月6日 [住宅]
是より先明治十九年十二月起工せる兜町の新邸落成し、是日栄一当邸に移る。
第29巻
p.616-p.618
【DK290197k】
12月7日 【25.土木・築港・土地会社・其他/印旛沼開鑿計画】
是日栄一、小野義真・高島嘉右衛門・金原明善・織田完之等と浜町の常盤屋に会し、印旛沼開鑿事業を議す。後、栄一は今一層水利の全体を慥めるため、内務省の蘭工師デレーキの正確なる調査を得て後計画を進むべしと説き、一同その言に従ふ。尋いで十二月二十五日栄一、内務次官芳川顕正に面会し、印旛沼開鑿のためデレーキの派遣を請ひ翌二十二年三月二十五日デレーキは内務省より千葉県下に出張を命ぜられ、該地方を巡見、同月三十日帰京の上、報告書を提出す。六月九日に至り訳文「印旛運河計画報告」成る。
第13巻
p.121-p.154
【DK130017k】
12月28日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商工会】
是日栄一、当会会頭として東京市区改正の実施に就いては尚一層慎重なる審議を希望する旨、内務大臣伯爵松方正義に建議す。
第19巻
p.129-p.136
【DK190017k】
12月-- 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/国家学会】
是より先、東京帝国大学政治学科学生等、国家に関する学問を研究するの目的を以て国家学会創立を唱へ、渡辺洪基・穂積陳重等之に賛し当学会創立せらる。是月栄一、当学会に入会す。
第27巻
p.326-p.332
【DK270100k】

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1888年
(明治21)
事 項 『伝記資料』
-- 【32.農・牧・林・水産業/三本木渋沢農場】
是年第一国立銀行八戸出張所を廃止す。其担保品中に三本木共立開墾会社の株式あり、栄一自ら之を引受け、爾後同社の事業に参与す。なほ同社より割渡されたる地所を以て自家農場を経営す。三本木渋沢農場これなり。
第15巻
p.609-p.618
【DK150075k】
-- 【32.農・牧・林・水産業/日本水産会社】
当会社は是年、奥三郎兵衛・渡辺治右衛門・大倉喜八郎等の創立せる所にして、栄一株主たり。
第15巻
p.663
【DK150086k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。