渋沢栄一詳細年譜

明治45年/大正元年(1912)〔 72歳 〕

最終更新日:2018年8月7日 公開日:2013年3月11日
社会の主なできごと : 8月 鈴木文治ら友愛会設立
身 辺 : 4月14日 越生町、入間郡黒山・平九郎戦没遺跡へ/ 4月15日 大阪へ/ 4月20日 仙台へ/ 4月28日 埼玉県粕壁町へ/ 7月2日 乗用車事故で軽傷を負う/ 7月31日 大正天皇践祚後朝見の儀に参列/ 8月1日 韓国併合記念章受領/ 8月13日 明治天皇霊柩殯宮移御の儀等に参列/ 8月30日 従兄渋沢喜作他界/ 9月13日 明治天皇大葬に参列


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(明治45)
事 項 『伝記資料』
1月1日 【63.演芸及ビ美術/帝国劇場株式会社】
是日栄一、当劇場に赴き、社員及び男女俳優他一同と共に新年を祝し、年頭の訓辞をなす。二月二十四日、当劇場第十回定時株主総会開かれ、栄一出席して専務取締役西野恵之助辞任、手塚猛昌就任の決議に与り、二十五日更に当劇場に於て社員に対しその交迭の理由を説明す。二十七日西野恵之助の洋行を新橋停車場に送る。
第47巻
p.394-p.398
【DK470098k】
1月12日 【33.対外事業/支那銀行設立問題】
是より先、栄一、生産調査会委員として、支那銀行設立問題に関与するところあり、是日及び十五日、飛鳥山邸に於て、阪谷芳郎と右問題につき協議を重ね、次いで十七日、桂太郎及び外務大臣内田康哉をそれぞれ訪問して、右に関し要談す。
第55巻
p.539-p.540
【DK550112k】
1月15日 【03.手形交換所/東京手形交換所】
是日栄一、銀行倶楽部に催されたる、当交換所組合銀行新年宴会に出席して演説をなす。
第51巻
p.153-p.157
【DK510037k】
1月25日 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
是日栄一、東京銀行集会所に於て開かれたる、当行第三十一期定時株主総会及び臨時株主総会に出席し、議事を司宰す。
第50巻
p.64-p.67
【DK500011k】
1月25日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日栄一、東京銀行集会所通常総会に出席し、議長として議事を司宰し、理事満期改選に依り会長に重任す。尚、右に先立ちて開かれたる、銀行倶楽部第十五回定時総会に於て委員に選ばれ、次いで三十一日委員長に推さる。
第50巻
p.475
【DK500101k】
1月27日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、東京高等工業学校に於て当団高工春季修養大会開かる。栄一出席して講演をなす。
第43巻
p.444-p.447
【DK430077k】
1月30日 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
是日栄一、当取引所の新年宴会に出席す。
第53巻
p.448
【DK530076k】
1月-- 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
栄一、是月発行の「銀行通信録」に『我邦に於ける銀行業の発達』と題する論文を寄稿す。
第50巻
p.475-p.484
【DK500102k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(明治45)
事 項 『伝記資料』
2月1日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
是日、当行白山支店新設の件認可せられ、同月十五日営業を開始す。栄一之に与る。
第50巻
p.270-p.272
【DK500048k】
2月2日 【04.興信所/東京興信所】
是日栄一、当所発起会員総会に出席し、評議員会長として議事を司宰す。尚、屡々評議員会に出席す。
第51巻
p.194-p.195
【DK510049k】
2月7日 【45.国際団体及ビ親善事業/大日本平和協会】
是日当協会理事会開かれ、栄一、名誉評議員に推挙せらる。
第35巻
p.492-p.498
【DK350076k】
2月10日 【28.ホテル/日本ホテル協会】
是日栄一、帝国ホテル支配人林愛作の主催にかかる、当協会晩餐会に出席し、演説をなす。
第53巻
p.552-p.554
【DK530107k】
2月11日 【61.一般教育関係/埼玉学友会】
是日栄一、当会の例会に臨み、演説をなす。
第45巻
p.114-p.117
【DK450041k】
2月16日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日栄一、東京銀行集会所に於ける、第六回議員銀行家連合懇親会に出席して、演説をなす。
第50巻
p.484-p.488
【DK500103k】
2月17日 【25.土木・築港・土地会社・其他/鶴見埋築株式会社】
是より先、浅野総一郎、京浜間鶴見・川崎地先の海面埋立を計画し、栄一に議するところありしが、是日、帝国ホテルに於て当会社創立に関する協議会開かる。次いで大正二年一月五日及び二月五日にも、同協議会開かれ、栄一、それぞれ出席す。
当会社は、浅野総一郎及び栄一・安田善次郎・大川平三郎・白石元治郎等を発起人として、大正三年三月設立せらる。
第53巻
p.346-p.351
【DK530058k】
2月19日 【32.農・牧・林・水産業/十勝開墾株式会社】
是日、渋沢事務所に於て、当会社通常社員総会開かれ、栄一出席す。大正二年二月四日、同所に於て通常社員総会開かれ、同じく出席す。
第54巻
p.125-p.130
【DK540036k】
2月20日 【23.瓦斯/東京瓦斯株式会社】
是日、東京商業会議所に於て、当会社臨時株主総会開かる。千代田瓦斯株式会社合併に伴ふ増員取締役及び監査役選挙の件は、栄一外二名の詮衡に一任のこととなり、栄一より、取締役に利光鶴松外三名を、監査役に木村省吾を指名す。
第53巻
p.220-p.221
【DK530041k】
2月23日 [交遊/井上馨]
是日栄一、井上馨寿像由来碑の撰文並に揮毫をなす。次いで四月四日、興津の井上邸に於ける園遊会に出席す。
第57巻
p.424
【DK570187k】
2月23日 【73.碑石/井上馨寿像由来碑】
是日栄一、興津井上馨別邸内の井上馨寿像の側に建設せらるる寿像由来碑の撰文並に揮毫をなす。
第49巻
p.202-p.203
【DK490057k】
2月24日 【19.鉄鋼・精錬/日本鋼管株式会社】
是より先、白石元治郎等、鋼管製造事業を起さんとし、栄一の意見を求む。栄一、之に賛同し、発起人に加はりて、会社設立につき種々援助す。是日、栄一の名を以て、京浜実業家三十余名を帝国ホテルに招待し、該事業企画の説明会開かる。栄一、出席して挨拶を述ぶ。
第53巻
p.5-p.9
【DK530001k】
2月26日 【46.日米親善事業/在米日本人会】
是より先、一月十六日、デリンガム移民法修正案アメリカ合衆国議会に提出せらる。当会は、其通過防止の運動を栄一等に依頼す。是日栄一、外務大臣子爵内田康哉を訪ひ、政府の方針を質して之を当会に報ず。
第33巻
p.392-p.399
【DK330020k】
2月27日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、元田拓殖局総裁・白仁関東都督府民政長官・内田台湾総督府民政長官等を招待して、銀行倶楽部第九十回晩餐会開かる。栄一出席して演説をなす。
第50巻
p.488-p.490
【DK500104k】
2月28日 【16.製糖/南日本製糖株式会社】
是日、当会社の創立総会開かる。栄一之に与る。尚、当会社は大正五年八月、帝国製糖株式会社に合併せらる。
第52巻
p.526-p.531
【DK520065k】
2月28日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、イギリス国人グレゴリーと渋沢事務所に会見し、オーストラリア移民問題等に関する談話をなす。
第39巻
p.83-p.84
【DK390025k】
2月-- 【58.修養団体/財団法人修養団】
是月栄一、当団創立六周年に際し機関誌「向上」に、団員の奮起を促す一文を掲ぐ。
第43巻
p.447-p.450
【DK430078k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(明治45)
事 項 『伝記資料』
3月3日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、浅草三筋町の当団高等工業第二向上舎の発会式並に披露茶話会開かる。栄一出席して訓話をなす。
第43巻
p.450-p.456
【DK430079k】
3月7日 【45.国際団体及ビ親善事業/大日本平和協会】
是日栄一、当協会に金五百円を寄附す。
第35巻
p.498-p.501
【DK350077k】
3月9日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、アメリカ合衆国ダラー汽船会社社長ロバート・ダラー、渋沢事務所に栄一を訪問対談す。
第39巻
p.84
【DK390026k】
3月12日 【03.手形交換所/全国手形交換所聯合会】
是日栄一、帝国ホテルに開かれたる、第十回全国手形交換所聯合懇親会に出席して演説をなす。
第51巻
p.180-p.184
【DK510043k】
3月16日 [交遊/梅浦精一]
是日栄一、大磯に於て、病気療養中の梅浦精一を見舞ふ。十七日、梅浦精一逝く。二十二日栄一、浅草本願寺に於ける葬儀に参列す。
第57巻
p.464-p.465
【DK570221k】
3月16日 【20.船渠・造船/株式会社東京石川島造船所】
是日栄一、当会社社長梅浦精一の危篤を知り、大磯に赴き、病床を訪ふ。翌十七日、梅浦歿す。栄一、臨終に当り、遺言を受く。次いで二十二日その葬儀に参列す。
栄一、当会社社長後任に付き重役一同より委托を受け、渡辺嘉一を推す。五月二十二日渡辺就任す。
第52巻
p.565-p.567
【DK520075k】
3月17日 【70.記念事業/福地桜痴居士建碑追善演劇会】
是年、福地源一郎の七周年に当り、栄一等発起人となり、三月十五日より十日間追善演劇会を歌舞伎座に於て催す。是日栄一、同座に赴きて挨拶を述ぶ。
第49巻
p.146-p.150
【DK490041k】
3月21日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会寄宿舎副監督斎藤阿具と、埼玉県立各中学校卒業式に贈る会頭の祝辞につき協議す。
第45巻
p.195-p.198
【DK450064k】
3月26日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、長谷場文部大臣・福原同次官・浜尾帝国大学総長等を招待して、銀行倶楽部第九十一回晩餐会開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第50巻
p.490-p.493
【DK500105k】
3月27日 【12.蚕糸・絹織業/財団法人大日本蚕糸会】
是日、小石川植物園に於て、当会第七回総会開催せらる。栄一、大蔵大臣山本達雄等と共に来賓として出席し、式後、蚕糸業の発達及び将来に関して講演をなす。
第52巻
p.311-p.320
【DK520026k】
3月-- 【26.取引所/東京株式取引所 付.東京取引所】
是より先、当取引所新株直取引の受渡に付き紛議を生じ、一時、其取引の休止を見るに至り、監督官庁よりも之が規正に関する令達あり。是月発行の東京経済雑誌、之に関する栄一の談話を掲載す。
第53巻
p.448-p.450
【DK530077k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(明治45)
事 項 『伝記資料』
4月5日 [交遊/徳川慶喜]
是日栄一、国府津に転地静養中の徳川慶喜を見舞ふ。
第57巻
p.396
【DK570179k】
4月11日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是より先、明治四十四年夏以来、栄一、成瀬仁蔵・森村市左衛門等と思想界統一のための一会を創設せんことを謀り、是日、飛鳥山邸に井上哲次郎・中島力造・成瀬仁蔵・浮田和民・姉崎正治・上田敏、及びシドニー・エル・ギューリック等を招待して、その創立準備会を開く。
第46巻
p.406-p.424
【DK460115k】
4月13日 【53.儒教/陽明学会】
是日、芝公園福住楼に於て、当会主催「東沢瀉先生・栗栖天山先生及南部五竹先生贈位祭」を兼ね、当会春季懇親会開かる。栄一出席す。
第41巻
p.178-p.181
【DK410055k】
4月13日 【59.実業教育/東京市立商業学校】
是日栄一、当校に於て、生徒に対し演説をなす。
第44巻
p.534
【DK440123k】
4月14日 [家庭生活/同族・親族/同族]
是日栄一、埼玉県入間郡黒山に養子平九郎戦歿の遺跡を訪ふ。翌十五日帰京す。
第57巻
p.12-p.13
【DK570003k】
4月14日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、東京を発し埼玉県越生町に赴き、同地小学校に於て、銀行関係者及び織物業者等のため演説をなし、更に黒山に赴きて、渋沢平九郎の遺跡を探り、十五日帰京す。
第57巻
p.559-p.560
【DK570270k】
4月15日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、東京を発し大阪に赴き、関西銀行大会及び其他の会合に出席、大阪築港及び神戸大倉山を視察し、十八日帰京す。
第57巻
p.560-p.561
【DK570271k】
4月15日 【05.保険/帝国火災保険株式会社】
是より先、根津嘉一郎等により、帝国火災保険株式会社の設立発起せられ、是日創立総会開かる。栄一株主となる。
第51巻
p.312-p.313
【DK510084k】
4月16日 【02.銀行団体/関西銀行大会懇親会】
是日栄一、大阪ホテルに開かれたる関西銀行大会懇親会に出席し、演説をなす。
第51巻
p.108-p.112
【DK510026k】
4月16日 【68.政治・行政/大阪市公会堂】
是日栄一、関西銀行大会へ出席の為め下阪の機会に、大阪市公会堂建築事務所に立寄る。
第48巻
p.351
【DK480109k】
4月17日 【12.蚕糸・絹織業/財団法人大日本蚕糸会】
是日栄一、当会評議員に選挙せらる。
第52巻
p.320-p.322
【DK520027k】
4月20日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、東京を発し仙台に赴き、奥羽同盟銀行大会に出席して演説をなし、更に、仙台商業学校講堂及び県会議事堂に於て、それぞれ演説をなし、二十三日帰京す。
第57巻
p.561-p.563
【DK570272k】
4月22日 【59.実業教育/仙台商業学校】
是より先栄一、奥羽同盟銀行会の招請に応じ、仙台市に赴く。是日当校を訪ひ、生徒に対し訓話をなす。
第44巻
p.534-p.535
【DK440124k】
4月26日 【08.陸運/富士身延鉄道株式会社】
是より先、小野金六・堀内良平等、富士駅より大宮・身延を経て甲府に至る鉄道を敷設せんことを計画す。栄一、其企画に賛成し、当会社創立に尽力す。四十四年六月二十三日免許を得、軽便鉄道法に依りて指定せらる。是日、当会社成立す。
第51巻
p.523-p.534
【DK510111k】
4月27日 【39.保健団体及ビ医療施設/社団法人同愛社】
是日栄一、上野精養軒に開かれたる当社社長高松凌雲の寿宴に出席し、祝辞を述ぶ。
第31巻
p.57-p.59
【DK310008k】
4月27日 【59.実業教育/東京高等商業学校 付.社団法人如水会】
是日当校同窓会、築地精養軒に於て、春季総会を開くを機とし、当校専攻部復活問題に関して尽力せる三団体代表者、栄一・中野武営及び島田三郎並に当校新旧校長・新旧商議員を招待して晩餐会を開く。栄一出席して演説をなす。
第44巻
p.150-p.155
【DK440055k】
4月28日 [旅行/国内旅行]
是日栄一、東京を発し埼玉県粕壁町に赴き、粕壁中学校父兄会に於て講演をなし、即日帰京す。
第57巻
p.563
【DK570273k】
4月28日 【61.一般教育関係/粕壁中学校】
是日栄一、当父兄会に出席して講話をなす。
第46巻
p.217
【DK460057k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(明治45)
事 項 『伝記資料』
5月4日 【12.蚕糸・絹織業/財団法人大日本蚕糸会】
是日、神田錦町当会本部に於て当会大会開かる。栄一出席して、蚕糸業に関する演説をなす。
第52巻
p.322
【DK520028k】
5月5日 【59.実業教育/中央商業学校】
是日、当校創立十周年記念祝賀会挙行せらる。栄一之に臨み、講演をなす。
第44巻
p.535-p.536
【DK440125k】
5月9日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/豊川良平還暦宴】
是日、豊川良平、帝国ホテルに於て、還暦自祝の宴を催す。栄一出席して祝辞を述ぶ。
第49巻
p.397-p.398
【DK490136k】
5月10日 【59.実業教育/全国地方商業学校長会議】
是日栄一、東京高等商業学校に於て開催中の全国商業学校長会議に臨み、講演をなす。
第44巻
p.559-p.567
【DK440137k】
5月11日 【61.一般教育関係/報知新聞社主催帝国教育会全国小学校教員会議議員招待会】
是月三日より三日間に亘り、帝国教育会主催第四回全国小学校教員会議開催せらる。是日栄一、報知新聞社の主催による同会議議員招待会に出席して演説をなす。
第46巻
p.186-p.187
【DK460046k】
5月12日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、飛鳥山邸に於て、当団春季大会開かる。栄一出席して演説をなす。閉会後、来賓招待晩餐会催され、栄一挨拶を述ぶ。
第43巻
p.456-p.461
【DK430080k】
5月13日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日栄一、当協会創立準備会第二回として、飛鳥山邸に井上・中島・成瀬・浮田・姉崎・シドニー・エル・ギューリックと会合す。更に三十日第三回会合を同じく飛鳥山邸に開きて、趣意書及び意見書原案を決定す。且つ規約を作成して発会を期す。
第46巻
p.424-p.426
【DK460116k】
5月15日 【64.編纂・刊行/徳川慶喜公伝編纂 付.昔夢会】
是日、飛鳥山邸に於て、第十五回昔夢会開かれ、徳川慶喜及び栄一出席す。
第47巻
p.669-p.675
【DK470137k】
5月17日 【61.一般教育関係/早稲田大学】
是より先明治四十一年、当大学総長大隈重信に恩賜金あり、当大学は之を以て恩賜記念館を其構内に建て、是月初旬竣工す。是日、皇太子殿下、大隈重信邸並に当大学に行啓あり、栄一、大学基金管理委員長として、大隈邸に於て拝謁す。
第45巻
p.314-p.317
【DK450125k】
5月18日 【45.国際団体及ビ親善事業/大日本平和協会】
是日、当協会主催ヘーグ・デー、基督教青年会館に開かる。栄一出席して演説をなす。
第35巻
p.501-p.506
【DK350078k】
5月23日 【61.一般教育関係/財団法人二松義会】
是日、華族会館に於て、当会第二回顧問会開催せらる。栄一出席して基金募集の議に与る。
第45巻
p.549
【DK450206k】
5月26日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是より先、是月十六日、当社評議員会、築地精養軒に於て開かれ、栄一出席す。次いで是日、当社第四十七回春季総集会、飛鳥山邸に於て開かる。栄一出席して演説をなす。
第42巻
p.393-p.407
【DK420088k】
5月27日 【32.農・牧・林・水産業/伊豆伊東模範村落計画援助】
是日栄一、山下信義の来訪を受け、伊豆伊東に造らんとする模範村落の計画を聴取し、其試験場資金として金千円を贈る。
第54巻
p.307-p.309
【DK540067k】
5月-- 【59.実業教育/高千穂高等商業学校】
是より先、明治四十三年十一月、当校校舎竣工す。是月高等商業学校設立の認可を得。栄一評議員として基金勧募其他に努む。大正三年四月、当校開校す。
第44巻
p.498-p.500
【DK440111k】
5月-- 【61.一般教育関係/財団法人高千穂学校】
是より先、明治四十四年、当学園を財団法人に改組せんとするの議起り、栄一之が設立準備のため尽力す。是月、財団法人私立高千穂学校設立の認可を得、栄一引続き同校評議員に就任し、歿年に及ぶ。
第45巻
p.507-p.511
【DK450187k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(明治45)
事 項 『伝記資料』
6月1日 【61.一般教育関係/江原奨学資金】
是より先、麻布中学校校長江原素六、古稀を迎へ、更に是年四月貴族院議員に勅選せらる。友人等発起委員となり、是日、麻布中学校に於て祝賀会を開催す。栄一、出席して祝辞を述ぶ。
第46巻
p.5-p.8
【DK460001k】
6月1日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/江原素六古稀祝賀会】
是より先明治四十四年、江原素六古稀の齢に達し、是年、貴族院議員に勅選せらる。友人等発起委員となり、是日、麻布中学校に於て、祝賀会を開催す。栄一出席して祝辞を述ぶ。
第49巻
p.399-p.400
【DK490137k】
6月2日 【70.記念事業/朱舜水記念会】
是日、本郷の第一高等学校に於て、当会主催の祭典挙行せらる。栄一発起人として参列す。
第49巻
p.150-p.151
【DK490042k】
6月7日 【45.国際団体及ビ親善事業/日露協会】
是日、当協会主催ロシア帝国モスクヴァ絹織物業者イヴァン・サコリコフ及びウラース・シッチェンコフ招待晩餐会開かる。栄一出席して歓迎の辞を述ぶ。
第36巻
p.14
【DK360004k】
6月7日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、日露協会主催ロシア帝国モスクヴァ絹物業者イヴァン・サコリコフ及びウラース・シッチェンコフ招待晩餐会開かる。栄一出席して歓迎の辞を述ぶ。
第39巻
p.84
【DK390027k】
6月8日 【19.鉄鋼・精錬/日本鋼管株式会社】
是日、日本橋倶楽部に於て当会社創立総会開かる。栄一出席し、推されて議長となり、議事を司宰す。
第53巻
p.9-p.18
【DK530002k】
6月8日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日皇太子妃殿下当校に成らせらる。栄一、夫人と共に奉迎拝謁す。
第44巻
p.590-p.592
【DK440147k】
6月11日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、大使館参事官山座円次郎・海軍少将川島令次郎・在広東総領事瀬川浅之進・商船学校大成丸船長佐々木盛吉を招待して、銀行倶楽部第九十三回晩餐会開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第50巻
p.493-p.494
【DK500106k】
6月12日 【61.一般教育関係/皇典講究所・国学院大学】
栄一、爾来顧問として尽力し来りしが、是日開かれたる協議会に出席し、当校負債整理償却の経過を報告す。
第45巻
p.414-p.418
【DK450160k】
6月13日 【23.瓦斯/帝国瓦斯協会】
是日栄一、当協会名誉会員に推さる。
第53巻
p.286-p.287
【DK530050k】
6月15日 【11.綿業/日出紡織株式会社】
是日、大川英太郎及び和歌山県日高郡の有志、栄一等の賛助を得て、当会社を創立す。栄一発起人たり。尚当会社は、大正二年播州紡績株式会社、同五年田辺紡績株式会社、同十二年江州紡績株式会社を順次合併し、資本金千五十万円となる。栄一、晩年に至るまで当会社の指導に尽力す。
第52巻
p.134-p.151
【DK520014k】
6月15日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/三田理財学会】
是日栄一、慶応義塾講堂に於て開催せられたる、当学会大会に出席し「現時の経済状態」と題する講演をなす。
第47巻
p.311-p.318
【DK470074k】
6月15日 【67.新聞・雑誌・通信・放送/博文館二十五周年記念祝賀会】
是日栄一、帝国劇場に於て開催せられたる、博文館創業二十五周年記念祝賀会に臨みて祝辞を述ぶ。
第48巻
p.228-p.231
【DK480061k】
6月15日 【68.政治・行政/財団法人消防義会】
首都東京市の消防施設の整備改善を目的とし、財団法人消防義会設立せられ、是日、九段偕行社に於て発会式行はる。栄一出席し、推されて会長となる。爾後基金募集等に尽力せしが、後之を辞す。
第48巻
p.405-p.408
【DK480128k】
6月15日 【68.政治・行政/深川消防義会】
是日、深川消防義会成立し、栄一金二千円を寄付す。
第48巻
p.344
【DK480107k】
6月20日 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
是日栄一、東京銀行集会所に於て開かれたる、当行臨時株主総会に出席して議事を司宰し、当行と株式会社二十銀行との合併を議決す。
第50巻
p.67-p.68
【DK500012k】
6月20日 【01.銀行/第二十国立銀行(二十銀行)】
是より先四十一年七月、栄一当行相談役に就任し、四十二年六月辞任す。是日当行第一銀行と合併す。栄一之に参与す。
第50巻
p.363-p.366
【DK500066k】
6月20日 【33.対外事業/南満洲鉄道株式会社】
是日栄一、当会社総裁中村是公及び監事馬越恭平の来訪を受け、当会社の監事就任を懇請せられしも、之を辞退す。
第54巻
p.482
【DK540091k】
6月20日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日、栄一外十一名発起人となり、当協会組織相談会を、上野精養軒に開き、規約並に趣意書等を決定、当協会成立す。栄一外四名幹事に就任す。次いで七月十日第一例会を開く。
第46巻
p.426-p.435
【DK460117k】
6月26日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日栄一、東京銀行集会所に於て開かれたる、桂公爵一行送別晩餐会に出席して、演説をなす。
第50巻
p.494-p.502
【DK500107k】
6月29日 【46.日米親善事業/ニュー・ヨーク日本協会協賛会】
是日栄一、カーネギー世界平和財団派遣のアメリカ合衆国ハーバート大学名誉総長チャールズ・ダブリュー・エリオットを、東京蚕業講習所に案内し、次いで飛鳥山邸に招きて午餐会を開く。
第35巻
p.471-p.473
【DK350062k】
6月29日 【46.日米親善事業/日米交換教授】
是日栄一、カーネギー世界平和財団派遣のアメリカ合衆国ハーヴァード大学名誉総長チャールズ・ダブリュー・エリオットを、東京蚕業講習所に案内し、次いで飛鳥山邸に招きて午餐会を開く。
第40巻
p.330
【DK400095k】
6月29日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、カーネギー平和財団派遣のアメリカ合衆国人ハーヴァード大学名誉総長チャールズ・ダブリュー・エリオットを東京蚕業講習所に案内し、次いで飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。
第39巻
p.84
【DK390028k】
6月30日 【39.保健団体及ビ医療施設/救世軍病院】
是より先救世軍総督ブース大将来朝の際、貧民病院建設の議起る。栄一其発起人として大隈重信・清浦奎吾等と謀り、明治四十四年六月以降前後二回貧民病院建設慈善観劇会を催し、その利益金計八千余円を寄附す。是日同院、救世軍病院として開院式を挙行、栄一之に出席して祝辞を述ぶ。
第31巻
p.96-p.99
【DK310014k】
6月30日 【57.キリスト教団体/救世軍】
是日栄一、下谷区仲徒町の救世軍病院落成式に臨み演説す。
第42巻
p.107-p.108
【DK420022k】
6月30日 【61.一般教育関係/実業之日本社主催全国小学校成績品展覧会賞牌授与式】
是日、神田一ツ橋帝国教育会に於て、実業之日本社主催全国小学校成績品展覧会賞牌授与式挙行せらる。栄一出席して演説をなす。
第46巻
p.217-p.218
【DK460058k】
6月-- 【46.日米親善事業/ニュー・ヨーク日本協会協賛会】
是月栄一、ニュー・ヨーク日本協会の事業を賛助する目的を以て高橋是清・豊川良平・早川千吉郎他実業家二十余名に謀り当会を組織し、その名誉委員長に選ばる。後、名誉会長たり。
第35巻
p.469-p.471
【DK350061k】
6月-- 【65.栄一ノ演説集・談話集/青淵百話】
是月、森山章之丞、栄一の論説談話を編集し「青淵百話」と題して、東京・同文館より発行す。(菊版・乾坤二冊・全一〇五二頁)
第48巻
p.113-p.122
【DK480037k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(明治45)
事 項 『伝記資料』
7月2日 [雑資料/自動車事故ニヨル負傷]
是日栄一、駿河台下に於て、乗用車の事故により、顔面に軽傷を負ふ。
第57巻
p.869-p.870
【DK570373k】
7月2日 【45.国際団体及ビ親善事業/日露協会】
是日、当協会主催ロシア帝国ハバロフスク、ハルビン両地方観光団員歓迎会、小石川区後楽園に催され、栄一出席す。
第36巻
p.14-p.15
【DK360005k】
7月6日 【33.対外事業/朝鮮製糖株式会社】
是より先、中野武営、栄一等の賛成を得て、当会社を創立するに決し、是日、東京商業会議所に於て発起人会を開く。
第54巻
p.384-p.385
【DK540078k】
7月9日 【46.日米親善事業/ニュー・ヨーク日本協会協賛会】
是日、当会主催アメリカ合衆国人チャールズ・ダブリュー・エリオット歓迎晩餐会、帝国ホテルに開かる。栄一当会を代表して歓迎の辞を述ぶ。
第35巻
p.473-p.485
【DK350063k】
7月9日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是より先、アメリカ合衆国ハーヴァード大学名誉総長チャールズ・ダブリュー・エリオット来日し、是日帝国ホテルに於て、ニュー・ヨーク日本協会協賛会主催歓迎晩餐会開かる。開会前栄一、同博士と思想界統一の問題に就いて懇談す。
第46巻
p.435
【DK460118k】
7月25日 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
是日栄一、東京銀行集会所に於て開かれたる、当行第三十二期定時株主総会に出席し、議事を司宰す。次いで九月十九日、同所に於て臨時株主総会開かれ、栄一、株式会社二十銀行の合併手続の完了せることを報告す。
第50巻
p.69-p.76
【DK500013k】
7月25日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日栄一、東京銀行集会所通常総会に出席し、議事を司宰す。尚、聖上陛下御不例に付、天機奉伺の議を決し、栄一、当集会所代表として二十七日及び三十日宮内省に出頭し、天機を奉伺す。
第50巻
p.502-p.503
【DK500108k】
大正元
7月31日
[栄誉/参内・伺候]
是日栄一、大正天皇践祚後朝見の儀に参列のため参内す。
第57巻
p.238-p.240
【DK570117k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(大正元)
事 項 『伝記資料』
8月1日 [栄誉/叙位・叙勲・記念章/記念章]
是日栄一、韓国併合記念章を授与せらる。
第57巻
p.217
【DK570108k】
8月4日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/応用化学万国会議】
是年九月、アメリカ合衆国ワシントン及びニュー・ヨークに於て、第八回応用化学万国会議開催せらるるにつき、栄一、政府より派遣の委員の外、民間より代表三名の派遣を斡旋す。是日栄一、此等の人々を招きて注意を与ふ。
第47巻
p.338-p.339
【DK470079k】
8月9日 【55.神社/神宮御造営奉賛有志委員会】
是より先、栄一、東京市長阪谷芳郎・東京商業会議所会頭中野武営・近藤廉平等と東京市民の熱望により、明治天皇を奉祀する神宮を都下に建設せんことを首唱し、是日、東京商業会議所に東京市各公共団体首脳者と会し神宮御造営奉賛有志委員会を組織し、委員長に催さる。爾後数次会合を催し、覚書を作成、首相以下各大臣に提出、更に各委員と共に首相・宮相を歴訪して陳情に努め、翌二年八月、重ねて請願書を内務大臣に提出せり。
大正二年十月二十八日、神宮創建の議は閣議決定を見、神宮奉祀調査委員会設立す。即ち当会は其目的を達したれば、大正三年十二月十四日解散せり。
第41巻
p.514-p.529
【DK410105k】
8月13日 [栄誉/参内・伺候]
是日栄一、明治天皇霊柩殯宮移御の儀に、十四日、殯宮移御翌日祭に参列のため参内し、十五日、二十八日及び九月九日、殯宮に伺候のため参内す。
第57巻
p.240-p.241
【DK570118k】
8月13日 【01.銀行/日仏銀行】
是より先栄一、日仏銀行の設立に関与する所ありしが、是日当行の相談役となる。爾後屡々相談会に出席す。
第50巻
p.319-p.356
【DK500063k】
8月23日 【63.演芸及ビ美術/帝国劇場株式会社】
是日栄一、当劇場第十一回定時株主総会に出席す。次いで十月十一日、管絃楽部の修業式に出席、訓示をなす。
第47巻
p.398-p.400
【DK470099k】
8月24日 【68.政治・行政/東京市役所献灯設計費協賛(明治天皇大葬)】
是日栄一、東京商業会議所会頭中野武営等と明治天皇大葬当夜、御道筋照明のため灯火の献納を議す。後、有志の銀行・会社より金二万五千円を募りて、東京市の献灯設計費中に寄付す。
第48巻
p.334
【DK480102k】
8月26日 【30.諸商工業/合資会社沖商会(沖電気株式会社)】
是日、沖気電[沖電気]株式会社設立せらる。栄一、沖牙太郎・浅野総一郎・安田善三郎等と共に発起人たり。
大正六年二月、当会社との合併成る。
第54巻
p.49-p.50
【DK540016k】
8月27日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、日露協会会頭寺内正毅、ロシア帝国ノーヴォエ・ヴレーミヤ紙記者エゴロフを、麻布の自邸に招きて晩餐会を催す。栄一出席して、エゴロフと対談す。
第39巻
p.85-p.86
【DK390029k】
8月29日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是日、救世軍大将故ウィリアム・ブースの追悼会、神田区美土代町東京基督教青年会館に於て挙行せらる。栄一臨席して追悼演説をなす。
第40巻
p.544
【DK400166k】
8月29日 【57.キリスト教団体/救世軍】
是日、救世軍創立者故ウィリアム・ブースの追悼会、神田区美土代町東京基督教青年会館に開かる。栄一出席して演説す。
第42巻
p.108
【DK420023k】
8月29日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/ブース大将追悼会】
是日、救世軍創立者故ウィリアム・ブースの追悼会、神田区美土代町東京基督教青年会館に開かる。栄一出席して演説をなす。
第49巻
p.451
【DK490152k】
8月30日 [家庭生活/同族・親族/親族]
是日、栄一の従兄渋沢喜作逝く。九月四日栄一、芝増上寺に於ける葬儀に列して、追悼の辞を述ぶ。
第57巻
p.71-p.77
【DK570031k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | --/ 凡例

1912年
(大正元)
事 項 『伝記資料』
9月13日 [栄誉/参内・伺候]
是日栄一、青山葬場殿に於ける、明治天皇大葬に参列す。
第57巻
p.241
【DK570119k】
9月20日 【48.外賓接待(一)/アメリカ国務卿ノックス招待】
是日栄一、明治天皇大葬参列のため来日せる、アメリカ合衆国特派大使国務卿フィランダー・シー・ノックスを蚕業講習所の参観に案内し、後、飛鳥山邸に招きて午餐会を催す。
第38巻
p.563-p.570
【DK380061k】
9月22日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、渋沢事務所に於て、当団機関誌「向上」の改良を図るため、当団賛助員協議会開かる。栄一出席して改良の趣意を述ぶ。
第43巻
p.461-p.463
【DK430081k】
9月24日 【35.政府諸会/生産調査会】
是日より、農商務省会議室に於て、当会第四回会議開かる。是日、栄一出席し、政府当局に対し、当会の答申事項に関する実行状況の説明を求めたる後、諮問事項「工業ノ発達助長ニ関スル件」等を審議す。
第56巻
p.458-p.467
【DK560118k】
9月25日 【35.政府諸会/生産調査会】
是日栄一、農商務省会議室に於ける当会第四回会議第二日目に出席し、諮問事項「魚市場法制定ニ関スル件」の特別委員長に推挙せらる。次いで、委員山本悌二郎より、栄一及び益田孝・大岡育造等委員十名の賛成を得て、当会の調査範囲拡張等に関する建議案提出せられ、栄一、賛成意見を述ぶ。
第56巻
p.467-p.485
【DK560119k】
9月28日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
是日山口荘吉、当行常務取締役に就任す。栄一之に与る。
第50巻
p.272-p.274
【DK500049k】
9月28日 【35.政府諸会/生産調査会】
是日栄一、農商務省会議室に於ける当会第四回会議最終日に出席し、魚市場法制定に関する特別委員会委員長として、委員会審議の経過につき中間報告をなす。
第56巻
p.485-p.491
【DK560120k】
9月30日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
是日栄一、当行所有有価証券の名義人となる。
第50巻
p.274-p.276
【DK500050k】
9月30日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、基督教青年会は、神田区の同会館に於て、アメリカ合衆国シアトル在留同胞母国観光団百余名の歓迎会を催す。栄一臨席して演説をなす。
第39巻
p.86
【DK390030k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(大正元)
事 項 『伝記資料』
10月6日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会第二回評議員会・第三回維持員会に出席、終つて第八回寄宿舎記念祝賀式に臨む。次いで十一月二日、当会茶話会に出席し演説をなす。
第45巻
p.198-p.202
【DK450065k】
10月10日 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/帰一協会】
是日及び十一月一日、栄一、上野精養軒に於ける、当協会例会に出席す。
第46巻
p.435-p.436
【DK460119k】
10月12日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、イギリス国特命全権大使クロード・エム・マクドナルドの帰国するに際し、同大使館を訪問して告別す。
第39巻
p.86-p.87
【DK390031k】
10月12日 【61.一般教育関係/財団法人高千穂学校】
是より先、当校校主川田鉄弥病む。是日、当校に於て、其全快祝賀式挙げらる。栄一出席して祝辞を述ぶ。
第45巻
p.511-p.514
【DK450188k】
10月14日 【21.汽車製造・自動車製造/汽車製造株式会社】
是より先、当会社其組織を変更し株式会社となさんとする議あり。栄一、井上馨・平岡熙等と協議をなし、六月十八日及び八月十日の両臨時社員総会に於て其議可決せられ、是日、合資会社を解散し、新たに汽車製造株式会社創立せらる。
第53巻
p.105-p.109
【DK530021k】
10月16日 【61.一般教育関係/八基尋常高等小学校】
是年九月、栄一当校増築費として金千五百円を寄付せしにより、是日銀杯一個下賜せらる。
第45巻
p.288
【DK450112k】
10月18日 【60.女子教育/京華高等女学校】
是日栄一、当校を参観し、生徒に対し訓話をなす。
第45巻
p.52
【DK450017k】
10月19日 【33.対外事業/株式会社馬来護謨公司】
是より先、栄一後援の下に、当会社設立の計画進み、是日、帝国鉄道協会に於て、創立総会開かる。栄一、株主となり、爾後当会社のため尽力す。
大正二年四月、増田明六を現地に派遣して視察せしむ。
第55巻
p.550-p.562
【DK550116k】
10月19日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日、慶応義塾に於て、当団慶応義塾支部発会式挙行せらる。栄一出席して演説をなす。
第43巻
p.463-p.469
【DK430082k】
10月21日 【53.儒教/孔子誕辰会】
是日、孔子誕辰会第二回集会、東京帝国大学山上御殿に開かる。栄一、出席して演説す。
第41巻
p.141-p.144
【DK410048k】
10月25日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、新渡戸稲造・桑港博覧会事務官山脇春樹・渡辺少佐を招待して、銀行倶楽部第九十四回晩餐会開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第50巻
p.504
【DK500109k】
10月27日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是より先、是月七日、当社評議員会築地精養軒に於て開かれ、栄一出席す。次いで是日、当社第四十八回秋季総集会、飛鳥山邸に於て開かる。栄一出席して演説をなす。
第42巻
p.407-p.425
【DK420089k】
10月-- 【58.修養団体/斯道会】
是月栄一、斯道会顧問となる。
第44巻
p.88
【DK440033k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(大正元)
事 項 『伝記資料』
11月1日 【51.外国人ニ対スル慶弔/大元~昭6 [外国人ニ対スル慶弔]】
是日栄一、ジャパン・メール社社長フランク・ブリンクリーの葬儀に参列す。
第40巻
p.544
【DK400167k】
11月1日 【58.修養団体/財団法人修養団】
是日栄一、当団顧問として、森村市左衛門と連名にて、当団に対し協力援助を懇請する趣旨の書状を発す。
第43巻
p.469-p.470
【DK430083k】
11月3日 【61.一般教育関係/早稲田中学校】
是日栄一、当校に於て催されたる当校同窓会に臨み、講話をなす。
第45巻
p.397-p.401
【DK450155k】
11月7日 【33.対外事業/伯剌西爾拓植株式会社】
是より先、当会社設立の計画進み、是日、東京商業会議所に於て、創立相談会開かる。栄一出席して、設立の趣旨を述ぶ。次いで二年一月十三日、栄一、当会社の設立に関し、外務大臣官邸に於て開かれたる集会に出席し、近藤廉平・中野武営・大橋新太郎等九名と共に、創立準備委員に挙げらる。
第55巻
p.563-p.571
【DK550117k】
11月9日 【64.編纂・刊行/徳川慶喜公伝編纂 付.昔夢会】
是日、飛鳥山邸に於て、第十六回昔夢会開かれ、徳川慶喜及び栄一出席す。
第47巻
p.675-p.678
【DK470138k】
11月20日 【02.銀行団体/銀行員同攻会】
是日栄一、東京銀行集会所に開かれたる銀行員同攻会に出席し「明治年間に於ける銀行業の沿革」と題して講演をなす。
第51巻
p.114-p.126
【DK510028k】
11月22日 【05.保険/東洋生命保険株式会社】
是日、築地精養軒に於て、当会社契約高二千万円祝賀会開かる。栄一出席して演説をなす。
第51巻
p.220-p.222
【DK510058k】
11月24日 【38.社会福祉施設/中央慈善協会】
是日、王子飛鳥山邸に於て当協会第五回総会開催せらる。栄一之に出席して一場の演説をなす。
第30巻
p.457-p.465
【DK300048k】
11月26日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、逓信省技師浅野応輔・横山英太郎・鳥潟右一等を招待して、銀行倶楽部第九十五回晩餐会開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第50巻
p.504-p.506
【DK500110k】
11月26日 【35.政府諸会/生産調査会】
是月二十五日より、農商務省会議室に於て、当会第五回会議開かる。是日、栄一出席し、議長となりて議事を司り、且つ魚市場法制定に関する特別委員会委員長として、委員会審議の経過及び結果を報告す。
右は委員長報告の通り可決せられ、十二月二日、農商務大臣牧野伸顕に答申せらる。
第56巻
p.491-p.525
【DK560121k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(大正元)
事 項 『伝記資料』
12月6日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是より先、アメリカ合衆国カーネギー平和財団は、日米交換講演の為、ハミルトン・ダブリュー・メービーを日本に派遣す。是日栄一、メービー夫妻及び息女を案内して、東京蚕業講習所を参観せしめ、次いで飛鳥山邸に午餐会を催す。此後、各種団体を通じて歓待に努む。
第39巻
p.87-p.95
【DK390032k】
12月13日 【46.日米親善事業/ニュー・ヨーク日本協会協賛会】
是日栄一、当会を代表して、アメリカ合衆国カーネギー平和財団より派遣せられたる、ハミルトン・ダブリュー・メービーの接見会を華族会館に催す。
第35巻
p.485-p.486
【DK350064k】
12月14日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日栄一、アメリカ合衆国カーネギー平和財団より派遣せられたるハミルトン・ダブリュー・メービーを当校に案内す。
第44巻
p.592
【DK440148k】
12月25日 【69.軍事関係/社団法人帝国軍人後援会】
是日栄一、当会顧問を嘱託せらる。在任歿年に及ぶ。
第48巻
p.608-p.615
【DK480167k】
12月26日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、磯村豊太郎・和田豊治・藤山雷太を招待して、銀行倶楽部第九十六回晩餐会開かる。栄一出席して挨拶を述ぶ。
第50巻
p.507
【DK500111k】
12月-- 【23.瓦斯/東京瓦斯株式会社】
是月栄一、当会社より明治天皇御大葬当夜の照明に供せし篝火器具を記念として贈らる。
第53巻
p.221-p.223
【DK530042k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1912年
(大正元)
事 項 『伝記資料』
-- 【69.軍事関係/師団増設問題】
是年、二個師団増設問題に関し国論沸騰す。栄一民力休養の見地より増設反対の意見を表明す。
第48巻
p.677-p.681
【DK480184k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。