渋沢栄一詳細年譜

明治38年(1905)〔 65歳 〕

最終更新日:2018年8月7日 公開日:2013年3月11日
社会の主なできごと : 9月 ポーツマス講和条約。 日比谷焼打事件
身 辺 : 1月4日 大磯、長生館へ/ 7月9日 北越地方へ/ 7月22日 徳川慶喜・伊藤博文らを茶室に招待/ 8月12日 箱根小涌谷、三河屋へ/ 10月20日 勲一等太極章(韓国)受領/ 12月26日 神奈川県金沢へ


この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
1月3日 【73.碑石/横山富三郎墓誌】
是より先、明治三十七年七月二十四日陸軍大尉横山富三郎清国大石橋付近に於て戦死す。是日栄一、同人のため墓誌の揮毫をなす。
第28巻
p.550-p.555
【DK280097k】
1月4日 [旅行]
是日栄一、東京を発し大磯の長生館に赴き、十四日帰京す。
第29巻
p.503-p.505
【DK290174k】
1月12日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
第弐拾五期営業報告書を大蔵省に提出す。通常総会に引続き臨時総会を開き取締役一名欠員監査役任期満了に付選挙す。栄一之に参与す。
第05巻
p.163-p.166
【DK050037k】
1月15日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会の寄宿舎要義発表式に出席し、一場の訓示をなす。
第27巻
p.124-p.128
【DK270039k】
1月19日 【23.瓦斯/東京瓦斯株式会社】
是日及び同年七月十八日栄一東京商業会議所に開かれたる当会社株主定時総会に出席し、議長となりて議事を主宰す。尋いで株主より前監査役西園寺公成に十六ヶ年勤続の労に酬いるため金品を贈貽せんとの動議あり、満場これを容れ、引続き臨時総会にて監査役を改選す。
第12巻
p.680-p.682
【DK120088k】
1月28日 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
日露開戦後同行営業の諸項著しく増進し、韓国に於ける業務も亦大に拡張したるにより、是日株主総会を開き資本金五百万円を増加して一千万円となす事を議決す。栄一之に出席して議事を司宰す。
第04巻
p.630-p.635
【DK040068k】
1月31日 【08.陸運/岩越鉄道株式会社】
是より先、栄一取締役として引続き若松以西線路問題の解決に努力し、三十七年一月二十日若松喜多方間の開通を見たりしが、是日重役会に於て辞意を表明し、二月取締役会長を辞任す。この間、三十四年五月には現地を視察し、同二日岩越鉄道会社に抵り社員に勤務上の注意を示諭せしことあり。
第09巻
p.142-p.146
【DK090015k】
1月31日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
韓国近代の幣制は紊乱を重ね居りしが、明治三十七年以来大蔵省主税局長目賀田種太郎、韓国政府財政顧問として財政整理の局に当れり。韓国政府同氏の案を容れ、一月十八日、是年六月を以て貨幣条例を実施すべき事を公布し、是日第一銀行と貨幣整理に関する契約を結び、更に国庫金取扱に関する契約を締結す。
第16巻
p.183-p.214
【DK160029k】
1月-- 【24.電気/広島水力電気株式会社】
是月栄一、当会社取締役会長を辞任す。引続き相談役に就任したれども、明治四十二年六月六日辞任す。その間当会社のため尽力する所多し。
第13巻
p.29-p.33
【DK130005k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
2月13日 【34.経済団体及ビ民間諸会/東京商業会議所】
是より先明治三十七年十月、栄一病気の故を以て当会議所会頭及び議員の辞表を提出、是年一月二十八日の臨時総会に於て承認さる。是日当会議所臨時総会を開き、栄一に感謝状贈呈の件並に当会議所議員有志の醵金により栄一の銅像を当会議所内に建設するの件を可決したる後、栄一の臨席を請ひ、議場に於て副会頭大倉喜八郎より感謝状を贈る。銅像は五月当会議所正面階段室に建設せられたるが、戦時中のため、除幕式は翌三十九年十月二十八日挙行せらる。
第21巻
p.866-p.870
【DK210150k】
2月17日 [家庭生活/趣味/和歌]
是日栄一、高橋是清の欧洲行(外債募集)を見送りて新橋駅に赴き、和歌を贐す。
第29巻
p.224-p.225
【DK290069k】
2月21日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
政府は第四回国庫債券の発行の議を決し、是日曽禰大蔵大臣は全国の銀行家を官邸に招きて諮るところあり、栄一銀行側を代表して一場の挨拶をなす。
尋いで翌二十二日銀行家一同は三井集会所に集合して発行額二億円を一億円に止め、応募に尽力すべき議を決し、栄一各銀行の総代として大蔵大臣に答申することに決す。即ち政府はこの説を採納して国庫債券一億円を発行することとし、大蔵省令を公布せり。
第06巻
p.575-p.583
【DK060157k】
2月26日 【69.軍事関係/国民後援会】
是より先、栄一国民後援会委員たることを承諾し、是日その発起人会に出席す。
第28巻
p.477
【DK280068k】
2月28日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日銀行倶楽部第四十四回晩餐会を開き、来賓として大隈重信・片岡第三艦隊司令長官・山田同司令官・目賀田韓国財政顧問等出席す。栄一演説す。
第06巻
p.583-p.596
【DK060158k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
3月15日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日東京銀行集会所・東京交換所・銀行倶楽部聯合して奉天大捷の祝賀会を開く。栄一会を代表して挨拶を為す。
第06巻
p.596-p.604
【DK060159k】
3月15日 【69.軍事関係/銀行関係者戦捷祝賀会】
是日、東京銀行集会所・東京交換所・銀行倶楽部聯合して奉天大捷の祝賀会を開く。栄一会を代表して挨拶をなす。
第28巻
p.486
【DK280070k】
3月15日 【69.軍事関係/国民後援会】
是日午後六時より歌舞伎座に於て、当会主催大演説会開かる。栄一出席し「戦争ト経済」と題し一場の演説をなす。
第28巻
p.477-p.485
【DK280069k】
3月24日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
是より先、第一銀行、韓国政府より同国貨幣整理及び国庫金取扱の事務を委托せらるると共に、同国に於て無制限に通用すべき銀行券の発行を公認せられ、尋いで是日、[我国に於ても]勅令第七十三号の発布あり、之により爾後第一銀行は外務・大蔵両大臣監督の下に、韓国の中央金融機関たるに至れり。
第16巻
p.214-p.234
【DK160030k】
3月-- 【64.編纂・刊行/明治財政史編纂会】
是より先、松方正義は我邦維新以来の財政沿革史を編纂せんことを唱へ、阪谷芳郎は松尾臣善・添田寿一・山口宗義・早川千吉郎等と協議し、更に栄一・三井八郎右衛門・岩崎久弥・山本達雄・相馬永胤・高橋新吉・園田孝吉・曾根静夫・松方幸次郎等と謀り、明治三十四年、明治財政史編纂会を組織す。是月、明治財政史全十五巻刊行完成す。
第27巻
p.481-p.486
【DK270132k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
4月12日 【69.軍事関係/日露戦役関係栄誉】
是日並に同年七月十日・同四十年四月九日、栄一軍需金品献納の賞として各木杯一組を下賜せられ、同四十三年三月十六日金杯一組を下賜せらる。
第28巻
p.508
【DK280080k】
4月17日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
是より先一月、韓国貨幣整理の事決定せらるると共に典圜局廃止せられ、貨幣は大阪造幣局に付託して製造する事と為り、是日栄一、第一銀行頭取として造幣局長長谷川為治と貨幣鋳造に関する契約書に調印す。三十九年九月始めて新貨幣を製造し、爾来需要に応じて其製造百四十五万円に及べり。
第16巻
p.234-p.260
【DK160031k】
4月20日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日栄一、当校第五回創立記念式並に卒業式に出席し演説す。
第26巻
p.899-p.900
【DK260160k】
4月22日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
第四回国庫債券募集に際して政府は二億円の計画を立てしも、銀行側の説を採納して半額の一億円を発行す。即ち今回残額一億円を第五回国庫債券として発行するに至り、四月二十日大蔵省令を公布す。
是日、東京銀行集会所はその応募につき協議を遂ぐ。栄一出席す。
第06巻
p.605-p.607
【DK060160k】
4月24日 【73.碑石/山登万和碑篆額】
是日栄一、谷中妙行寺境内所建の山登万和の碑の題字を揮毫す。
第28巻
p.555
【DK280098k】
4月29日 【24.電気/東京電力株式会社】
栄一を始め安田善次郎・大倉喜八郎・浅野総一郎等は、東京に低廉且つ豊富なる電力供給の目的を以て東京水力電気株式会社と武相電力株式会社を合併し、資本金六百万円の東京電力株式会社を設立することを計画し、是日帝国ホテルに於て発起人会を開き創立事務を協議す。栄一外七名創立委員に選ばれ、互選の結果浅田徳則委員長となる。翌年九月十三日に至り東京銀行集会所に於て創立総会を開く。栄一取締役に選ばる。明治四十年七月一日当会社は東京電灯株式会社に合併され、解散せり。
第13巻
p.38-p.41
【DK130007k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
5月13日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会の総会に出席し、議長として会を裁し、且つ一場の演説をなす。
第27巻
p.128-p.132
【DK270040k】
5月20日 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】
臨時株主総会を開き、支店出張所の廃止新設の件及び是年三月発布せられたる同行の韓国に於ける業務に関する勅令第七十三号に基く定款改正の件を議決す。栄一、議長として議事を司宰す。
第04巻
p.635-p.647
【DK040069k】
5月20日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
第一銀行、勅令第七十三号の趣旨に基き、是日定款を改正して韓国に於ける営業に備ふ。六月二日同国に於ける支店・出張所の営業の種類及び方法を定めて、大蔵大臣男爵曾禰荒助・外務大臣男爵小村寿太郎に認可を請ふ。
第16巻
p.260-p.265
【DK160032k】
5月21日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日栄一、当社第三十四回春季総集会に出席し、「武士道ノ解釈」と題して演説をなす。
第26巻
p.345-p.365
【DK260062k】
5月25日 【03.手形交換所/全国手形交換所聯合会】
是日栄一東京銀行倶楽部に開かれたる第三回全国手形交換所聯合懇親会に臨み、一場の挨拶を為す。
第07巻
p.484-p.496
【DK070063k】
5月31日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
東京銀行集会所、銀行倶楽部聯合して日本海海戦大捷の祝賀会を開く。栄一会を代表して挨拶を為す。
第06巻
p.607-p.614
【DK060161k】
5月31日 【69.軍事関係/銀行関係者戦捷祝賀会】
是日、東京銀行集会所・銀行倶楽部聯合して日本海海戦大捷の祝賀会を開く。栄一会を代表して挨拶をなす。
第28巻
p.486
【DK280071k】
5月~1907年10月 [家庭生活/趣味/和歌]
是間栄一、徳川慶喜を招待し、足立少尉の戦死を悼み、又は郷里血洗島の諏訪神社遷座式に列して和歌を詠ず。
第29巻
p.225-p.227
【DK290070k】
5月-- 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
是より先、明治三十七年日露戦役に際し、韓国に於ける第一銀行の出張所は日本金庫事務取扱を委託せられしが、是月更に城津に派出所増置の儀を達せられ、同年十二月には咸興にも派出所増置せられたり。
第16巻
p.265-p.267
【DK160033k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
6月1日 【69.軍事関係/日本倶楽部海戦祝捷会】
是日栄一、日本倶楽部主催海戦祝捷会に出席し、演説をなす。
第28巻
p.487
【DK280073k】
6月1日 【75.各種団体/社団法人日本倶楽部】
是日当倶楽部主催海戦祝捷会開催され、栄一之に出席して演説をなす。
第28巻
p.830
【DK280146k】
6月3日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会評議員会に出席す。次いで十六日当会理事十数名を王子邸に招宴す。
第27巻
p.132-p.133
【DK270041k】
6月14日 【61.一般教育関係/東京市教育会】
是日栄一、東京市本郷中央会堂に開かれたる東京市教育会及び本郷区教育会聯合会席上に於て実業教育に就き講演す。
第27巻
p.211-p.227
【DK270082k】
6月14日 【61.一般教育関係/本郷区教育会】
是日栄一、東京市本郷中央会堂に開かれたる東京市教育会及び本郷区教育会聯合会席上に於て、実業教育に就き講演す。
第27巻
p.227
【DK270084k】
6月24日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
韓国政府財政整理の為め、是日国庫証券条例を発布す。同日第一銀行、該公債日本貨二百万円の募集引受の約を韓国政府と結び、尋いで七月一日、日本興業銀行と共に其引受組合を組織す。
第16巻
p.267-p.271
【DK160034k】
6月-- 【62.学術及ビ其他ノ文化事業/穂積奨学財団】
是より先、法学博士富井政章等、東京帝国大学教授法学博士穂積陳重の就職満二十五年を記念し、当財団を設立せんとし、是月、発起人連名を以て之が基金勧募に着手す。栄一、金二千円を寄附す。翌三十九年十一月六日当財団成立す。
第27巻
p.363-p.364
【DK270107k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
7月1日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
是より先、六月五日、京城本金庫は貨幣整理事務処理法を定め、是日度支部内に京城交換所を設けて白銅貨の交換を開始せり。爾後平壌・仁川等にも交換所設置せられ、旧白銅貨の整理進められたり。
第16巻
p.271-p.300
【DK160035k】
7月8日 【59.実業教育/東京高等商業学校 付.社団法人如水会】
是日栄一、当校第十五回卒業証書授与式に臨み演説す。
第26巻
p.655-p.659
【DK260107k】
7月9日 [旅行]
是日栄一、東京を発し北越地方に赴き、関係会社を視察し、十六日帰京す。
第29巻
p.505-p.507
【DK290175k】
7月11日 【01.銀行/第六十九国立銀行(六十九銀行)】
是より先六月、第一銀行は新潟支店及び長岡出張所を廃止し、業務を当行に譲渡す。是日栄一、新潟行形亭に於けるその披露宴に出席し、挨拶を述ぶ。
第56巻
p.689-p.692
【DK560157k】
7月20日 【01.銀行/東京貯蓄銀行】
第弐拾六期営業報告書を大蔵省に提出す。
第05巻
p.166-p.169
【DK050038k】
7月22日 [家庭生活/趣味/茶事]
是日栄一、王子飛鳥山別邸に、徳川慶喜・伊藤博文・井上馨・桂太郎・益田孝・下条正雄・三井八郎次郎を招き、茶室に於て午餐を供す。
尚是年、飛鳥山邸内茶室に於て、外国貴賓に抹茶の手前を見せしむる等の催しをなす。
第29巻
p.185-p.188
【DK290057k】
7月27日 【48.外賓接待(一)/アメリカ陸軍大臣ウィリアム・タフト歓迎】
是日、京浜間実業家主催の米国貴賓招待会紅葉館に開かれ、アメリカ陸軍大臣ウイリアム・タフト(William Howard Taft)及び同国大統領セオドル・ルーズヴェルト(Theodor Roosevelt)の息女を招待す。栄一出席して歓迎の辞を述ぶ。
第25巻
p.560-p.564
【DK250045k】
7月-- 【08.陸運/北越鉄道株式会社】
北越鉄道株式会社監査役を辞し相談役となる。後四十二年六月之を辞す。
第09巻
p.75-p.77
【DK090008k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
8月5日 【11.綿業/三重紡績株式会社】
日露戦後の財界情勢は群小諸会社の合併集中を促進し、尾勢地方に於ても亦紡績業合同の議起る。依りて当社は栄一の奔走により尾張・名古屋両紡績会社を合併することとなし、是日株主総会に於て之を議決す。翌年更に西成・津嶋両紡績会社を買収す。
第10巻
p.168-p.174
【DK100022k】
8月7日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、韓国人閔丙〓等を飛鳥山邸に請じて午餐会を開く。
第25巻
p.663
【DK250084k】
8月12日 [旅行]
是日栄一、東京を発し箱根小涌谷の三河屋に赴き、二十五日帰京す。
第29巻
p.507-p.509
【DK290176k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | --/ 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
9月8日 [日露戦役関係諸資料]
媾和条約に不満の示威運動のため、東京市中騒然たり。是日栄一、皆川四郎の家に赴く。
第28巻
p.508-p.509
【DK280081k】
9月12日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是より先、アメリカ南太平洋鉄道会社社長ハリマン、南満州鉄道譲受の目的を以て渡来す。是日栄一、同人夫妻を飛鳥山邸に請じて茶会を催す。
第25巻
p.663-p.667
【DK250085k】
9月25日 【60.女子教育/日本女子大学校】
是日栄一、桜楓館開館式に臨み祝辞を述ぶ。
第26巻
p.900-p.901
【DK260161k】
9月-- 【37.財政経済問題/日露戦後経営意見】
是月以降栄一、屡々日露戦争後の財政経済経営に関する意見を雑誌・新聞に発表すると共に、商業会議所聯合会・竜門社等に於て演説す。
第23巻
p.657-p.677
【DK230067k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
10月1日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日栄一、当会の寄宿舎記念式に臨み、一場の訓示をなす。
第27巻
p.133-p.134
【DK270042k】
10月4日 【34.経済団体及ビ民間諸会/商業会議所聯合会】
是日栄一、東京商業会議所に於て開催されたる第十四回定期会に臨席し、日露戦争後の経済経営に関し一場の演説をなす。
第22巻
p.903-p.913
【DK220076k】
10月6日 【34.経済団体及ビ民間諸会/商業会議所聯合会】
是日栄一、当会主催の日英同盟祝賀会に出席す。
第22巻
p.913-p.914
【DK220077k】
10月20日 [栄誉/叙位・叙勲/外国叙勲]
是日栄一、韓国皇帝より贈与されたる勲一等太極章を受領し、佩用するを賞勲局より允許せらる。
第29巻
p.264
【DK290086k】
10月21日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日、東京在住実業家主催イギリス東洋艦隊司令長官海軍中将ノーエル以下乗組士官歓迎会歌舞伎座に開かる。栄一其委員総代となりしも、病により出席せず。
第25巻
p.667-p.669
【DK250086k】
10月29日 【38.社会福祉施設/東京市養育院感化部井之頭学校】
感化部開始以来一ヶ年余の経験により、感化部の移転議せられ、明治三十六年一月府下北多摩郡武蔵野村字吉祥寺井之頭御殿山御料地を拝借し、同三十八年三月新築成り、九月二十二日移転す。東京市養育院感化部井之頭学校と改称し、是日、開校式を行ふ。栄一之に出席して一場の演説を為す。
第24巻
p.382-p.400
【DK240045k】

1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例

1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
11月1日 【55.神社/藤島神社(福井市)】
是より先栄一、別格官幣社藤島神社敷地移転事業費とし金五十円を寄附す。是日其賞として木杯一個を下賜せらる。
[『渋沢栄一伝記資料』第26巻目次p.2には11日とあるが、正しくは1日]
第26巻
p.55-p.56
【DK260016k】
11月1日 【67.新聞・雑誌・通信・放送/東京経済雑誌】
是より先、是年四月十三日当社社長田口卯吉歿す。その後当社員及び社友等協議の結果、乗竹孝太郎を新社長に推薦し、是日栄一、大隈重信阪谷芳郎・島田一郎と共に発起人となり富士見軒に於てその披露宴を開催し、故田口卯吉に関する追憶及び新社長紹介に関する演説をなす。
第27巻
p.508-p.519
【DK270138k】
11月5日 【58.修養団体/財団法人竜門社】
是日栄一、当社第三十五回秋季総集会に出席し、「戦後経営及成功談」と題して演説をなす。
第26巻
p.365-p.372
【DK260063k】
11月6日 【39.保健団体及ビ医療施設/熊本回春病院】
イギリス人リデル嬢の経営せる熊本回春病院後援のため、是日栄一、大隈重信と共に関係者を坂本町銀行倶楽部に招く。大隈重信病気のため来会なきを以て、栄一代つて演説す。
第24巻
p.516-p.523
【DK240059k】
11月7日 【03.手形交換所/東京手形交換所】
日露間の平和克復に依り戦時経済調査委員会を解散し、引続き戦後経済上の調査を為すべき目的を以て戦後経済調査委員会を設置す。明後年十月に至り解散す。栄一の代理として佐々木勇之助同会に出席、栄一亦時に出席す。
第07巻
p.426-p.446
【DK070059k】
11月9日 【44.外遊/欧米行】
是日栄一、明治三十五年欧米旅行に際し、外国に於て配慮を被りたる人々を飛鳥山邸に請じて晩餐会を開く。
第25巻
p.452-p.453
【DK250015k】
11月10日 【49.外賓接待(二)/明12~昭6 [外賓接待(二)]】
是日栄一、横浜在留の外国銀行家等を飛鳥山邸に請じて午餐会を催す。
第25巻
p.669
【DK250087k】
11月11日 【55.神社/藤島神社(福井市)】 ⇒ 11月1日参照  
11月17日 【02.銀行団体/東京銀行集会所・東京銀行倶楽部】
是日、東京銀行集会所・東京交換所・銀行倶楽部共同して聯合艦隊凱旋祝賀会を行ふ。栄一出席して歓迎の辞を述ぶ。
第06巻
p.614-p.616
【DK060162k】
11月17日 【69.軍事関係/銀行関係者戦捷祝賀会】
是日、東京銀行集会所・東京交換所・銀行倶楽部共催の聯合艦隊凱旋祝賀会開かる。栄一出席して歓迎の辞を述ぶ。
第28巻
p.486
【DK280072k】
11月18日 [交遊/三島毅]
是日栄一、三島毅・中村秋香等を飛鳥山邸に招待して、観楓会を催す。
第57巻
p.477-p.478
【DK570236k】
11月19日 【61.一般教育関係/財団法人高千穂学校】
是日栄一、当校のため扁額を揮毫して贈る。
第27巻
p.151-p.152
【DK270059k】
11月21日 【23.瓦斯/東京瓦斯株式会社】
是日より三日間に亘り、芝公園内紅葉館に於て当会社創立二十年記念祝賀会を開催す。栄一出席して来賓に謝詞を述ぶ。
第12巻
p.682-p.694
【DK120089k】

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1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
12月2日 【69.軍事関係/東京凱旋軍歓迎会】
是より先栄一、東京府知事千家尊福・東京市長尾崎行雄等と相謀り東京凱旋軍歓迎会を設立し、是日の発起人会に於て理事総代に選ばる。次いで同月十七日、上野公園に於て第一回東京凱旋軍歓迎会を開きしが、栄一病気の為め欠席す。
第28巻
p.488-p.494
【DK280074k】
12月2日 【69.軍事関係/日露戦役戦勝祝賀会】
是日栄一、東郷大将主催の園遊会に出席、次いで翌三十九年一月二十八日寺内陸相主催の祝賀会、更に同年五月四日陸軍凱旋祝賀会等に出席す。
第28巻
p.509-p.510
【DK280082k】
12月10日 【61.一般教育関係/財団法人埼玉学生誘掖会】
是日、当会埼玉学友会と聯合して県出身陸海軍将校凱施歓迎会を上野精養軒に於て催す。栄一之に臨み、祝辞を朗読し、一場の演説をなす。
第27巻
p.134
【DK270043k】
12月10日 【69.軍事関係/埼玉県人日露戦役出征軍人歓迎会】
是日埼玉学友会・埼玉学生誘掖会聯合して、埼玉県出身陸海軍将校凱旋歓迎会を同誘掖会寄宿舎に挙行す。栄一之に臨み祝辞を朗読す。次いで同夜上野精養軒に於る陸軍中将浅田信興を招待せる晩餐会に臨み一場の演説をなす。
第28巻
p.505-p.507
【DK280079k】
12月18日 【74.祝賀会・歓迎会・送別会・追悼会/伊藤韓国特派大使帰国歓迎会】
是より先、韓国特派大使伊藤博文帰朝す。栄一、府下の主なる実業家四十余名と共に発起人となり、是日その歓迎会を帝国ホテルに開催す。栄一発起人総代として祝辞を述ぶ。
第28巻
p.742-p.749
【DK280123k】
12月20日 【33.対外事業/韓国ニ於ケル第一銀行】
是日第一銀行、政府の代理となり、韓国白銅貨整理に伴ふ金融恐慌の救済資金として同国政府へ金百五十万円を貸付くるの契約をなす。
第16巻
p.300-p.303
【DK160036k】
12月26日 [旅行]
是日栄一、東京を発し神奈川県金沢に赴き、二十七日帰京す。
第29巻
p.510
【DK290177k】

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1905年
(明治38)
事 項 『伝記資料』
-- [家庭生活/健康]
渋沢栄一日記及び八十島親徳日録に記載せられたる、栄一是年に於ける健康に関する事項。
第29巻
p.154-p.160
【DK290047k】
-- 【40.災害救恤/明5~大8 [災害救恤]】
是年の宮城県外二県の凶作に際し、栄一、罹災者へ金千円賑恤す。
第24巻
p.608-p.610
【DK240080k】

「渋沢栄一詳細年譜」凡例

この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。

  1. 日時、固有名等は、『渋沢栄一伝記資料』に再録された歴史的な資料に基づいています。
  2. ページ冒頭に付記した年齢は、当該年の誕生日における渋沢栄一の満年齢を示します。
  3. 身辺欄には、『渋沢栄一伝記資料』第29巻・第57巻より、家庭生活など主に栄一の身辺のできごとを要約・掲載しています。
  4. 事項欄の[ ]には、『渋沢栄一伝記資料』第1巻から第3巻の章名と、第29巻・第57巻収載「第3部 身辺」以下の章名を掲載しています。
  5. 事項欄の【 】には、『渋沢栄一伝記資料』第58巻「事業別年譜」の事業名を掲載し、事業一覧へリンクしています。