社会の主なできごと : 7月 最初の私立銀行、三井銀行開業/ 8月 金禄公債証書発行条例、秩禄処分 |
身 辺 : 8月26日 深川福住町に転居/ 9月1日 前橋へ |
この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。(⇒凡例)
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
1月11日 | 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】 同行、八年下半季に於ては振出手形の改正・代金取立手形・割引手形の拡伸、生糸荷為替の開始、コルレスポンデンスの拡張等営業の発展を期し、純益拾参万八千余円をあぐ。是日株主総会開かれ、栄一頭取として営業状態を報告す。 |
第04巻 p.202-p.209 【DK040019k】 |
▲ 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | -- / 凡例 ▼
1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
2月18日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 是日及三月三日前会決議の諸草案出来に付第十三回・第十四回会議を開く。栄一之等を示して衆議に附す。乃ち先づ会議規則並に肝煎権限議定書を審議決定し、尚栄一を議場会頭に撰び蜂須賀茂韶代理小室信夫・池田慶徳・伊達宗城を肝煎と為す。又東京鉄道会社を開業の日迄組合と呼称するに改む。 |
第08巻 p.413-p.421 【DK080028k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
3月5日 | 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】 是より先、大蔵省新に納金局及び実金局を設け、三月一日を期として同行の官金を取扱を停止せんとす。栄一是日紙幣頭得能良介に建議して官金取扱方改正の急激に為す可らざる所以を述ぶ。又この前後屡々大蔵卿大隈重信に書を送り拝借金の儀を嘆願せしかば、政府其理に服し官金の完納を六月迄延期し、且つ特典を以て七拾五万円を十月を限りとして貸下ぐ。 |
第04巻 p.210-p.224 【DK040020k】 |
3月8日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 是日前会に継ぎ栄一の作成せる諸草案に付第十五回会議を開く。乃ち総理代人権限並事務章程を審議決定し、又京浜間鉄道払下請願許可に付更に上申す可き文牒並政府との約定書を議定し、同月十日之を政府に呈出す。 |
第08巻 p.421-p.429 【DK080029k】 |
3月18日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 是日第十六回会議を開く。乃ち諸要件就中第一国立銀行との間に取結ぶべき条款を審議決定す。同年八月四日に至り其結約を見る。 |
第08巻 p.429-p.433 【DK080030k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
4月14日 | 【23.瓦斯/東京会議所瓦斯掛】 是より先八年十二月、東京会議所議事と行務を分界し、是年四月行務還納の内議を伺中、瓦斯局増築の議を決したるに依り、是日栄一、東京会議所行務科頭取として右につき東京府権知事楠本正隆に意見を上申す。 |
第12巻 p.341-p.359 【DK120038k】 |
4月29日 | 【26.取引所/東京米商会所】 是より先、糸平・島慶の両人、中外商行社に於て取組み、譲らず。栄一その解合を斡旋しつつありしが、是夜、共に柳橋升田屋に会し和睦成る。 |
第14巻 p.5-p.6 【DK140001k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
5月11日 | 【23.瓦斯/東京府瓦斯局】 是日栄一、東京府より瓦斯局事務長を申付けらる。東京会議所は是月二十五日に行務還納を了し、尋いで六月六日付の伺を以て、瓦斯課を東京瓦斯局と改称す。 |
第12巻 p.364-p.365 【DK120040k】 |
5月11日 | 【38.社会福祉施設/東京市養育院】 是日栄一、養育院事務長に任命せられ、引続き当院事務を主管す。同月二十五日、東京会議所は其養育院行務を府庁に還納す。仍つて当院は東京府の経営するところとなり、同年六月東京養育院と改称す。 |
第24巻 p.50-p.68 【DK240003k】 |
5月25日 | 【23.瓦斯/東京会議所瓦斯掛】 是より先、東京府権知事楠本正隆に稟請せし東京会議所行務還納の儀、同月二十二日許され、是日行務還納を了せり。依つて瓦斯事業も東京府に移管さる。栄一会頭として之に与る。 |
第12巻 p.359-p.363 【DK120039k】 |
5月25日 | 【68.政治・行政/東京会議所】 是年四月、栄一当会議所会頭として会議所の行務並に共有金を府庁に還納し、会議所をして府下民政の会議機関たらしめんことを東京府権知事楠本正隆に建議し、同月二十二日許可せらる。五月十一日、栄一府庁より東京府養育院並瓦斯場事務長を申付けられ、次いで是日、当会議所其行務並に共有金を府庁に還納す。 |
第27巻 p.681-p.691 【DK270155k】 |
5月-- | 【14.製紙/抄紙会社・製紙会社・王子製紙株式会社】 紙幣寮の命により抄紙会社を製紙会社と改称す。 |
第11巻 p.45 【DK110007k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
6月1日 | 【68.政治・行政/東京会議所】 是より先、当会議所、行務並に共有金を東京府庁に還納せるを以て、是日栄一、当会議所会頭として会議所事務沿革一覧・金銀出納総勘定書を新聞紙に掲載公告したき旨、並に会議所規則を改正して議事の範囲を定め、議員の数を増加せんことを東京府権知事楠本正隆に上陳す。爾後府庁との間に該規則案の削補につき応答あり。 |
第27巻 p.691-p.709 【DK270156k】 |
6月9日 | 【01.銀行/三井銀行】 是より先、栄一三井銀行の創立に関し三井家重役三野村利左衛門の諮問を受け、意見を陳述し、賛意を表す。是日三野村礼状を栄一に贈る。爾後三井銀行との関係浅からざるものあり。 |
第05巻 p.264-p.266 【DK050060k】 |
6月29日 | 【23.瓦斯/東京府瓦斯局】 是より先四月十日、東京会議所は瓦斯製造設備増築につき府庁に建議する所ありしが、其後赤坂 皇居及び諸官省へ点灯の事ありて会議所再議審案し、是日栄一会頭として其旨再申す。 |
第12巻 p.365-p.376 【DK120041k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
7月10日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 京浜間鉄道払下に付曩に政府に呈出せる政府との約定書に対し、政府は払下代価三百万円を三百十万円に追増したる新草案を内達す。是日第十八回会議に於て工部卿伊藤博文之に臨み追増の所以を演述し、新草案に関して栄一との間に質疑応答あり、後衆議に付し次回会議に於て之を決定す。 |
第08巻 p.433-p.445 【DK080031k】 |
7月10日 | 【23.瓦斯/東京府瓦斯局】 是日、先きに東京会議所よりの建議に依り府庁は自今ランプ課廃止の旨示達す。尋いで本月十三日会議所ランプ課は瓦斯局へ事務引継をなし、年末に至りて廃停を了せり。栄一瓦斯局事務長として之に与る。 |
第12巻 p.376-p.388 【DK120042k】 |
7月16日 | 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】 同行、九年上半季に於て、貸附金証書の改正、保護預り品取扱手続の制定、利倍定期預り金規則の制定等、営業の発展を計り、純益拾四万八千余円をあぐ。 是日、株主総会を開き栄一頭取として営業状態を報告し、続いて本支店の役員を減少し、月給・旅費を逓減し、利益金配当定則を改正せんことを提案す。蓋し官金の取扱停止せられしにより、同行を将来純然たる民間銀行として発達せしめんため先づ経営の合理化を企図したるなり。此儀実現さる。 |
第04巻 p.225-p.233 【DK040021k】 |
7月18日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 是日の第十九回会議及び次回会議に於て、栄一定款案を審議に付す。其議未だ了せずして後会に残す。 |
第08巻 p.445-p.460 【DK080032k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
8月5日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 同組合、政府と新橋横浜間官設鉄道払下に関する条約を締約す。 |
第08巻 p.460-p.466 【DK080033k】 |
8月26日 | [住宅] 是日栄一、深川福住町四番地に移転す。 |
第29巻 p.613-p.616 【DK290196k】 |
8月-- | 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】 同行、三陸地方に於ける米穀荷為替取扱の為め仙台・石の巻両地に出張所を開設す。以来明治十三四年に至る間盛岡に支店を開く等、東北地方の金融に力を尽せり。 |
第04巻 p.233-p.239 【DK040022k】 |
8月-- | 【14.製紙/抄紙会社・製紙会社・王子製紙株式会社】 製紙会社、紙幣寮の註文を受け地券紙の製造に従事す。是より漸次創立以来の損失を補填することを得たり。 |
第11巻 p.45-p.47 【DK110008k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
9月1日 | [旅行] 是日栄一、東京を発し前橋に赴き、伊香保を経て九日帰京す。 |
第29巻 p.435-p.436 【DK290122k】 |
9月18日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 是より先、八月五日金禄公債証書発行条例公布せらるるや、鉄道組合華族中禄券制に因る収入減の為め嚮に盟約せる出資担保額を維持し難しと為す者あり。是日第二十二回会議は為めに異議紛紛として決せず。乃ち栄一特別会議を起し禄券に対する方策を協議せんことを唱ふ。衆議之に随ふ。 |
第08巻 p.466-p.473 【DK080034k】 |
9月25日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 前会決議に依り是日、次で同月二十八日、出資担保金額維持に関する特別臨時会議を開く。栄一会頭として先づ各自に会計の事情を問究して其論旨を類別するに、禄券を用ひて年賦上納金に充てんことを望む者の外、担保金額を維持し難しと為す論三派ありて十名に上る。依て其者の為めに禄券を放擲せず之を我に存して其上納金を弁資するの方策を総理代人に於て立案あらんことを求むる動議あり。衆議之に賛し、栄一亦之を諾す。 |
第08巻 p.473-p.479 【DK080035k】 |
9月30日 | 【23.瓦斯/東京府瓦斯局】 東京瓦斯局の瓦斯増産に必要なる鉄管其他器械類につき、曩に由利公正・三浦安等の山一組よりその鋳造方出願あり、是日栄一瓦斯局事務長としてその引合につき東京府権知事に上申し、尋いで十一月一日その改正案を提出、即日聞届けらる。 |
第12巻 p.388-p.397 【DK120043k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
10月1日 | 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】 八月一日改正国立銀行条例公布せらる。同月二十日同行臨時株主集会を開き改正条例に拠り経営を続くべき事等十二件を議し、九月十二日新たに創立証書及定款を制定す。同月二十六日開業免状下附せられ、是日より新条例に基き営業を開始す。 |
第04巻 p.239-p.282 【DK040023k】 |
10月9日 | 【30.諸商工業/秀英舎】 佐久間貞一・大内青巒等活版印刷の業を創めんとし、栄一の援助を以て抄紙会社東京分社の機械を借受け、秀英舎を設立す。 |
第15巻 p.213-p.225 【DK150017k】 |
10月10日 | 【23.瓦斯/東京府瓦斯局】 是より先、東京府庁街灯瓦斯ランプ費徴収につきその賦課方法の更正を東京会議所に問ふ。仍つて是日栄一、東京会議所会頭として答議を上申す。府庁可となし、是に基いて賦課することとなす。栄一右答議と共に瓦斯灯の儀につき意見を上申し、建設費の処理法を示し、将来民営工業たらしめん事を目的として処分有り度き趣旨を述ぶ。 |
第12巻 p.397-p.405 【DK120044k】 |
10月18日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 是日第二十五回会議を開く。栄一前会に於て托されたる禄券運用の策、即ち、第一、第一国立銀行に禄券を附托して上納金の貸付を得るの法、第二、禄券を以て資本と為し国立銀行を創立するの法、第三、第一国立銀行に併資するの法の三策を立て衆議に附す。衆論第一法を望む。次で同月二十五日開かれたる臨時会議に於て、栄一第二法の最も適切なる所以を力説す。因て其選定を後会に約す。 |
第08巻 p.479-p.492 【DK080036k】 |
10月24日 | 【23.瓦斯/東京府瓦斯局】 是より先、十月二十一日、東京府庁は増瓦斯線路変更につき達す。是日栄一、瓦斯局事務長として変更線路の入費調書並に絵図面を提出、尋いで実地測量したき旨十一月七日上申す。 |
第12巻 p.405-p.407 【DK120045k】 |
10月28日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 是より先、華族会館に於て華族の金禄公債証書を集合して管理運用せんとする企てあり。茲に於て東京鉄道組合華族の出資之に吸収せられ愈々難渋とならんとするを以て、是日臨時会議に於て特に鉄道払下年賦金を右管理の外に置かん事を華族会館督部長岩倉具視に請願するに決し、栄一に願書の起草を委ぬ。同月三十一日草案成り之を輪議に付す。然れども其願意容れられず。 |
第08巻 p.492-p.497 【DK080037k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
11月1日 | 【29.貿易/蚕卵紙輸出問題】 是日栄一、益田孝・原善三郎と共に蚕種抵当貸付所を設け、蚕卵紙輸出の統制を図る。尋いで下村善太郎・梅原親固を伊太利に派遣して、抵当流品を売却せしむ。 |
第14巻 p.608-p.627 【DK140067k】 |
11月7日 | 【23.瓦斯/東京府瓦斯局】 瓦斯局傭仏人技師アンリー・ペレゲレン是年十二月末を以て傭入契約満期となる。然るに瓦斯製造所増築等に因り同人を更に一ヶ年傭継ぎたき旨東京瓦斯局事務長として、是日栄一府庁に開申す。許さる。尋いで翌十一年も傭継ぎ、明治十二年一月に至り解雇す。 |
第12巻 p.407-p.415 【DK120046k】 |
11月10日 | 【08.陸運/東京鉄道組合】 華族の金禄公債証書を集合し以て銀行設立及鉄道建設を為さんとせる華族会館の挙あるを以て、是日栄一第二十八回臨時会議に於て曩に附議せる禄券運用三策は到底行はれざるに因り廃案と為し、旧に復して此組合の維持の方策を謀るか或は寧ろ同会館に合同併資するか択ぶべしと説く。衆議之を採りて合同論に決し、同月十二日伊達宗城・池田慶徳は華族督部長岩倉具視を訪ひて其旨を具陳せり。 |
第08巻 p.497-p.503 【DK080038k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
12月2日 | 【67.新聞・雑誌・通信・放送/中外物価新報・中外商業新報】 是より先、内務省勧業寮河瀬秀治、海外の産業に関する記事を記載せる新聞を創刊し民心を日本経済開発に向けんと欲し、この件に関し益田孝に慫慂するところあり。議熟し是日「中外物価新報」第一号の発刊をみるに至る。栄一これに与る。 |
第27巻 p.496-p.501 【DK270135k】 |
12月20日 | 【68.政治・行政/東京会議所】 是より先、太政官布告第百三十号並に東京府布達乙第七十六号・同乙第八十八号に基き、東京府に於て区総代会議を興さんとす。是日栄一当会議所会頭として議事並に保管物件を同会議に交付せんことを、東京府権知事楠本正隆に申請す。翌十年二月六日、右認可せられ、同十八日当会議所解散す。 |
第27巻 p.709-p.715 【DK270157k】 |
12月22日 | 【23.瓦斯/東京府瓦斯局】 栄一、東京瓦斯局事務長及び東京養育院院長として東京会議所行務還納以来無給を以て事務勉励せしにより、是日府庁、慰労金四百円を給与すべきことを決す。 |
第12巻 p.415-p.416 【DK120047k】 |
12月25日 | 【18.窯業/品川白煉瓦株式会社】 是日栄一、瓦斯局事務長として瓦斯製造竃増設に要すべき耐火煉瓦石を、製造主西村勝三より買上度旨、其約定書案を添へて府庁に伺出で許さる。 |
第11巻 p.485-p.486 【DK110068k】 |
12月-- | 【01.銀行/第二十三国立銀行】 是より先、明治九年秋中尾喜平等発起して、大分に国立銀行を設立せんとするに当り、栄一に指導を請ひたるを以て、是月忠告文を寄せたり。翌十年十月十二日大分第二十三国立銀行開業免状を下附せられ、同年十一月十一日資本金五万円を以て開業す。 |
第05巻 p.266-p.269 【DK050061k】 |
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1876年 (明治9) |
事 項 | 『伝記資料』 |
1876~1909年 | [栄誉/褒賞] 是間に栄一が内閣・賞勲局及び東京府其他より受けたる褒賞六十六件に及ぶ。 |
第29巻 p.253-p.258 【DK290078k】 |
-- | 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】 同行、国立銀行条例改正以来明治十三年頃まで延金代価割引、及び売懸代金割引の開始、割引手形取扱規則の制定、当座預り金小切手方式の制定、貯蔵預り金規則の制定等、一般銀行行務の発達を計ると共に、官金出納事務に於ても新に之を命ぜられしもの又は其範囲を拡張せるもの尠からず。栄一頭取として之に与る。 |
第04巻 p.282-p.293 【DK040024k】 |
-- | 【01.銀行/第一国立銀行・第一銀行】 国立銀行条例改正後、国立銀行の開業せるもの多く、爾後数年間同行は之等新設銀行の指導者たる役割を果したり。栄一当時「中外銀行説一斑」を著はし、その育成に資する所あり。 |
第04巻 p.293-p.314 【DK040025k】 |
-- | 【18.窯業/品川白煉瓦株式会社】 是年、東京瓦斯局、瓦斯製造用の石炭調査の為め、同局傭技師アンリー・ペレゲレンを群馬県乗付村に派遣す。同地の石炭は良質ならざりしが附近に耐火煉瓦用の粘土あるを発見す。依つて同局事務副長西村勝三はペレゲレンと謀り、試験の結果舶来品に劣らざる製品を得たり。栄一、西村勝三を援助して同局構内に白煉瓦製造所を起さしむ。 |
第11巻 p.483-p.485 【DK110067k】 |
この詳細年譜は、『渋沢栄一伝記資料』綱文を年月日順に配列したものです。