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『青淵』No.870 2021(令和3)年9月号
4月より編集作業がスタートした第7巻は、現在入稿作業を行っております。本巻は「宗教」がテーマとなっており、渋沢は無宗教を自称していたにも関わらずなぜ宗教を支援したのかという問いかけを考える内容となっています。刊行は2022年上旬を予定です、どうぞお楽しみにお待ちください。
●最新刊情報
書名:渋沢栄一と「フィランソロピー」⑥ 『社会を支える「民」の育成と渋沢栄一 ―未来を拓く、次世代を創る』
編著者:見城悌治、飯森明子(責任編集)、井上潤(責任編集)
出版社:ミネルヴァ書房
価格:3,800円(税抜)
2019年9月にスタートした第9期は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年3月~7月の全ての回が中止となりました。その後、9月より「オンライン読書会」と形を変えて再スタートし、2021年7月21日に、無事全11回を終了いたしました。そのため、対面で実施していた回数を含めると17回、約2年弱に及ぶ長い会期となりました。
このオンライン読書会を実施して印象的だったことは、今まで以上に活発な議論がなされたことでした。オンライン読書会では、参加者はあらかじめ決められた章を読んだ上で、テーマについて考えてきていただきます。当日は、テーマに関するディスカッションを行い、各グループのリーダーがディスカッションの内容をまとめ、全体に発表をするという方法を取っています。参加者それぞれの人生経験や仕事で培われた専門的な知識など様々な視点でテーマを考えることで議論も広がり、「読む」だけにとどまらない「内容を咀嚼し、自分の言葉で話す」という、インプットとアウトプットを両立した形となりました。
アンケートでも、ディスカッションによって「『論語と算盤』の理解がより深められた」、「新たな気づきを得られた」、「自分の生き方を振り返るきっかけになった」など評価するお声をいただき、改めて『論語と算盤』が様々な場面で活かされていることを感じました。
今後も『論語と算盤』読書会が有意義な会となるよう研究センター一同努めて参りたいと存じます。
研究センターでは、2021年9月15日よりスタートする『論語と算盤』オンライン読書会第10期を募集いたします。ご興味のある方は奮ってお申込みください。
→申し込みは終了いたしました。
【概要】
幅広い分野で活躍した渋沢栄一は『論語』を行動の拠り所とし、『論語と算盤』という本を遺しました。近年では、『論語と算盤』の現代語表記本や現代語訳などが相次いで出版され、渋沢の思想から経営、仕事、人生のヒントを得ようとする関連書も多数出版されています。
本読書会は、『論語と算盤』をテキストに全11章の内容を毎月1章ずつ読み進めディスカッションを行います。終了時には、参加者一人一人がアドバイザーとなって『論語と算盤』の読書会を開けるよう、仕事や経営、教育、研究、生涯学習、地域活動など様々な場面で活かしていくことが目標です。
渋沢栄一や『論語と算盤』に関心がある方、また幅広い世代の方とのディスカッションを通じ知見を広げたい方にもおすすめです。
【実施内容】
講 師:守屋淳(作家)
形 式:オンライン(オンライン会議アプリZoomを使用)
期 間:2021年9月~2022年7月
実施日:毎月第3水曜日
2021年(9月15日、10月20日、11月17日、12月15日)
2022年(1月19日、2月16日、3月16日、4月20日、5月18日、6月15日、7月20日)
時 間:19:00~21:00
参加費:3,000円(全11回分)
定 員:40名(申し込み多数の場合は選考を行います)
参加条件:原則全回参加可能な方
締 切:2021年9月4日(土)
お申し込み:渋沢栄一記念財団ウェブサイトよりお申込みください。
https://www.shibusawa.or.jp
トップページ⇒研究センター⇒企画・セミナー等情報⇒『論語と算盤』読書会
【問い合わせ先】
渋沢栄一記念財団研究センター event0010@shibusawa.or.jp
対応日:火曜日~土曜日(日、月、祝日休み、月曜日が祝祭日の場合、翌日はお休みになります)
(研究センター 加藤愛子)