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「論語とそろばん」セミナー2012

日  程 2012/10/6〜12/10 開催地 日本・東京/東京商工会議所

主催 公益財団法人渋沢栄一記念財団  東京商工会議所
協賛 みずほ総合研究所株式会社

近年、欧米先進国経済の低迷と急成長を遂げる中国、インド、ブラジルなど新興国の台頭は、アングロサクソン型資本主義への信頼を揺がせ、望ましいグローバル資本主義の在り方が模索されています。こうしたなかで、論語に基づき、西洋の経済社会諸制度を日本へ導入し、「合本法」の名のもとに近代日本経済の基盤を築いた渋沢栄一(1840-1931)の思想と行動が注目を浴びています。渋沢栄一は約470の会社の設立・育成に携わり、東京商工会議所を設立、初代会頭も務めました。このセミナーでは、渋沢栄一の「論語とそろばん」の思想について理解を深めるとともに、21世紀の日本社会のあるべき姿と企業経営について、参加者の皆様と共に考えます。

>> セミナー開催報告(2013.1.23掲載)

▼ 開催概要
▼ 見学会・セミナー予定と出演者、各回の開催報告
▼ 講師のご紹介
▼ 過去の「論語とそろばん」セミナー

開催概要

史料館見学会  2012年10月6日(土)
午前の回:10:00-11:00/午後の回:14:00-15:00
各回定員50名
会場:渋沢史料館(地図
*会場規模の関係上、昨年までの本セミナーで見学会に参加されていない方を対象とさせていただきます。ご了承ください。
セミナー(全4回) 2012年10月24日(水)・11月8日(木)・11月20日(火)・12月10日(月)
19:00-21:00
定員200名
会場:東京商工会議所7階国際会議場(地図

申込方法 セミナーへのご参加には事前のお申込みが必要です。原則として全4回ご参加ください。
参加費 参加費にはセミナー全4回と初回参加者対象の見学会が含まれます。
一般:5,000円
渋沢栄一記念財団会員、東京商工会議所会員、みずほ総合研究所会員:3,000円
初回のご出席の際に、受付にて現金でお支払いください。ご欠席されることがあってもご返金はいたしませんのでご了承ください。

お問合せ

公益財団法人渋沢栄一記念財団 「論語とそろばん」セミナー係
〒114-0024 東京都北区西ヶ原2-16-1
Tel 03-3910-2314(火~土10:00-17:00 但し2012年9/18、25、10/9、11/6、27は休み)
Fax 03-3910-2849

見学会・セミナー予定と出演者(敬称略)、各回の開催報告

渋沢史料館見学会
10月6日(土)
午前の回:10:00-11:00
午後の回:14:00-15:00
渋沢栄一の生涯と、関係した事業等の諸資料を収蔵、展示する渋沢史料館の常設展示と、2棟の大正建築「晩香廬(ばんこうろ)」と「青淵文庫(せいえんぶんこ)」をご案内します。
案内:渋沢史料館学芸員
第1回 10月24日(水)
19:00-21:00
東京商工会議所国際会議場
今、渋沢栄一について考える
昨年没後80年を迎え、今なお注目を浴びる渋沢栄一。経済人、福祉事業家というだけではとらえきれない多面的な魅力について、渋沢栄一のひ孫・渋沢雅英と、『現代語訳 渋沢栄一自伝』の編訳者・守屋淳氏が語り合います。
講師:渋沢雅英(渋沢栄一記念財団理事長) 聞き手:守屋淳(作家)
>> 第1回開催報告
第2回 11月8日(木)
19:00-21:00
東京商工会議所国際会議場
渋沢栄一の「論語とそろばん」思想と実践を読み解く
渋沢栄一の「論語とそろばん」の考え方とは、ずばりどういうものなのか。現代の私たちはそこから何を読み取れるのか。企業統治、経営倫理がご専門で、この分野に儒教の考えを取り入れる試みをされている田中一弘氏に解説していただきます。
講師:田中一弘(一橋大学大学院商学研究科教授)
>> 第2回開催報告
第3回 11月20日(火)
19:00-21:00
東京商工会議所国際会議場
渋沢栄一と経営理念
中国古典研究の第一人者で、中国古典の知恵が現代にどう生かされているかについて数々の著作のある守屋洋氏と第2回の講師田中一弘氏に、渋沢栄一とその経営理念について掘り下げていただく、対談形式の講義です。
講師:守屋洋(中国文学者)、田中一弘
>> 第3回開催報告
第4回 12月10日(月)
19:00-21:00
東京商工会議所国際会議場
経営者インタビュー 「論語とそろばん」と現代の経営
セミナー最終回は「論語とそろばん」実践編です。渋沢栄一が近代日本社会の直面した問題の解決に取り組んだように、現代日本においてゲーム業界の最先端で様々な課題や新しい試みに取り組んでいらっしゃる和田洋一氏にお話をうかがいます。
講師:和田洋一(株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス代表取締役社長)
聞き手:守屋淳
>> 第4回開催報告

講師のご紹介

守屋 淳(もりや あつし 作家)

1965年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大手書店勤務を経て、現在は中国古典、主に『孫子』『論語』『老子』『荘子』『韓非子』などの知恵を現代にどのように活かすかをテーマとした、執筆や企業での研修・講演を行う。『現代語訳 渋沢栄一自伝』『渋沢栄一の「論語講義」』(平凡社新書)『現代語訳 論語と算盤』(ちくま新書)『ビジネス教養としての「論語」入門』(日本経済新聞出版社)など。ホームページ http://chineseclassics.jp/

渋沢 雅英(しぶさわ まさひで 公益財団法人渋沢栄一記念財団理事長)

1950年東京大学農学部卒業。英国王立国際問題研究所客員教授、アラスカ大学国際経営センター客員教授、ポートランド州立大学経営学部客員教授、学校法人東京女学館理事長・館長などを歴任し、1997年より現職。そのほか財団法人MRAハウス代表理事、イースト・ウェスト・セミナー代表理事、日米欧委員会委員を務める。主な著書に『父・渋沢敬三』(実業之日本社)、『太平洋に架ける橋――渋沢栄一の業績』(読売新聞社)、『太平洋アジア――危険と希望』(サイマル出版会)など。

田中 一弘(たなか かずひろ 一橋大学大学院商学研究科教授)

1966年生まれ。一橋大学商学部卒業。同大学院商学研究科博士後期課程修了。神戸大学大学院経営学研究科助教授、一橋大学大学院商学研究科助教授(准教授)を経て、2010年4月より現職。専門は企業統治、経営倫理。この分野に儒学の考え方を取り入れることを試みている。近著に「企業統治の複眼思考-水平統治と垂直統治-」橘川・久保編著『講座・日本経営史 第6巻 グローバル化と日本型企業システムの変容-1985~2008-』(ミネルヴァ書房)所収。

守屋 洋(もりや ひろし 中国文学者)

1960年東京都立大学人文学部中国文学科修士課程修了。中国古典に精通する第一人者として、著述・講演に活躍。"象牙の塔"の学問でなく、現代社会の中で中国古典の知恵がどう生かされているのかを語り、難解になりがちな中国古典を、平易な語り口で分かり易く説く。日本文芸協会会員。日本ペンクラブ会員。『中国古典一日一言』(PHP研究所)、『中国古典の人間学』(プレジデント社)、『孫子の兵法』(三笠書房)、『中国古典の名言録』(東洋経済新報社)など著書多数。

和田 洋一(わだ よういち 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス代表取締役社長)

東京大学法学部卒業後、野村證券株式会社に入社。個人営業、法人営業、経営企画、主計等、幅広く業務を経験。在籍中に外務省(在ポーランド日本国大使館)出向。2000年株式会社スクウェア入社、2001年同社社長就任。2003年株式会社スクウェア・エニックス発足と同時に社長に就任。2006年から2012年まで一般社団法人コンピュータ・エンタテインメント協会会長、2006年より社団法人日本経済団体連合会知的財産委員会著作権部会長を務めるほか、公職を歴任。

過去の「論語とそろばん」セミナー

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