史料館だより

9 渋沢史料館二〇〇四年秋の催し

『青淵』No.667 2004年(平成16)10月号

今年の秋も、お待ちしています!
紅葉が美しく飛鳥山を染める秋、渋沢史料館では、さまざまな催しを予定しています。

大正ロマン漂う青淵文庫で聴くミュージアム・コンサート

 (申し込みは終了いたしました)
 10月2日に、当館「青淵文庫」で、シャンソン歌手の湯上エリナさん、弦楽四重奏アンサンブル・プレマの皆さんをお招きして、ミュージアム・コンサートを開催します。秋の午後のひととき、美しい大正建築「青淵文庫」室内で、すてきな音楽をお楽しみいただきます。

みんなで渋沢栄一のふるさとを訪ねようin深谷

 (申し込みは終了いたしました)
 10月16日には、渋沢栄一のふるさと・深谷をバスで訪ねます。渋沢の生家、渋沢栄一記念館、諏訪神社など渋沢ゆかりの地をご見学いただきます。

晩香廬・青淵文庫の公開

 10月3日から11月28日までの土・日・祝日に、晩香廬と青淵文庫という2つの建物の内部公開を行います。

企画展「実業ことはじめ」

 11月13日から12月12日まで、「実業ことはじめ」と題した企画展を開催します。
 昨年秋、当館では実業史研究情報センターを開設し、「実業史」が大きな取り組みのテーマとなりました。
 同センターは「情報の資源化」「研究情報の集約」という活動を行うわけですが、博物館である当館は、もちろん実物資料の収集に力を入れなければなりません。
 渋沢敬三が日本実業史博物館構想のもとに収集した実業史資料は、そのほとんどが国文学研究資料館史料館に収蔵されています。
 当館においても、その収集資料にならい、昨年から実業史関係の資料収集を積極的に行い、実業錦絵、商業史資料、ものつくりに関係した「モノ」資料など、さまざまな資料を収集しています。そして、当館では、2004年春には「新収資料―実業史資料」というミニ展示や、今秋、アメリカ・セントルイスにて「日米実業史競」という展覧会を開催してきました。
 この企画展では、当館で収集した実業史関係資料を中心にして、渋沢栄一が経済・産業界で活躍した、その時代背景となる〈実業〉とは何か、を考えます。
 「実業とものつくり」、「実業と社史」、「実業と博覧会」といったテーマを通じて、「実業とは何ぞや!?」ということを、来館者の皆様とともに考えるきっかけとなる展示にしたいと思います。
 以上、2004年秋・当館の催しについて、ご紹介させていただきました。皆様のご来館を、心よりお待ち申し上げております。

(学芸員 川上 恵・関根 仁)


渋沢史料館
2004秋 催しのご案内

大正ロマン漂う青淵文庫で聴くミュージアム・コンサート

−申し込みは締め切りました−
(主催:渋沢史料館 後援:財団法人北区文化振興財団)
美しい大正建築「青淵文庫」の室内で、秋の午後クラシック音楽とシャンソンを楽しみませんか!

日時: 2004年10月2日(土)13:30開場 14:00開演
会場: 渋沢史料館「青淵文庫」閲覧室
出演: シャンソン歌手 湯上エリナさん
弦楽四重奏 アンサンブル・プレマの皆さん
秋の晩香廬公開
期間: 10月3日(日)〜11月28日(日)の土・日・祝日
時間: 12:30〜15:45
秋の青淵文庫公開
期間: 10月3日(日)〜11月28日(日)の土・日・祝日
時間: 12:30〜15:45
みんなで渋沢栄一のふるさとを訪ねようin深谷

−申し込みは締め切りました−
(主催:渋沢史料館 後援:深谷市教育委員会 協力:竜門社深谷支部)
バスで渋沢栄一の生まれ育った故郷・深谷を訪ねます。

日時: 2004年10月16日(土) 7:30集合 17:00ごろ解散
(いずれも渋沢史料館前)
企画展 実業ことはじめ

「実業とはなんぞや!?」を、実業史資料を通じて考えます。

日時: 2004年11月13日(土)〜12月12日(日)
10:00〜17:00(入館は16:30まで)

★上記催しについての詳細は、当館学芸部にお問い合わせください。
TEL:03-3910-0005 FAX:03-3910-0085
ホームページアドレス http://www.shibusawa.or.jp/museum/


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