企画展示 詳細

企画展 渋沢栄一渡仏150年 終了

渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く[第2期]

会期 2017年09月09日(土)~2017年12月10日(日)
会期中の休館日 9月18日、10月9日を除く毎週月曜日、9月19日(火)、9月26日(火)、10月10日(火)、11月7日(火)、11月24日(金)

kouen.jpg松戸市教育委員会、公益財団法人日仏会館、
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、
          日本仏学史学会、明治維新史学会
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特別割引 トリコロール割引
日本とフランスの交流を紹介する企画展にちなみ、フランス「三色旗」(青・白・赤)すべての色のものをお持ちのお客様は、当館を2割引でご見学いただけます。

みどころ|展示資料紹介|エデュケーション・プログラム|広報印刷物|開催概要

みどころ

 今から150年前の慶応3年(1867)、渋沢栄一はフランスのパリにいました。
 栄一は当時27歳の幕臣で、パリ万国博覧会に参列する将軍徳川慶喜の実弟・昭武に随行していたのです。栄一にとって初めての異国旅。約1年半におよぶ滞在中、栄一の目に近代西洋社会はどう映ったのでしょうか。
 今春に開催した[第1期]の内容のうち一部展示替えを行い、栄一の欧州体験、さらに日本国内での政変の知らせを受けて、滞仏中の昭武、栄一らが帰国するまでの様子をご紹介します。

展示構成

第1章 フランス国え御使い仰せ付けられ
      ― 栄一、異国行きを命じられる 慶応211月 ―
第2章 是()れ一万里外、壮遊(そうゆう)の首途(かどで)なり
      ― 栄一、横浜出港 慶応3111日~36日 ―
第3章 ふらんすのぱりすと申す都に罷り在り候
      ― 栄一、パリに到着する 慶応337日 ―
第4章 博覧会展観(てんかん)も誠に盛大壮栄
      ― 栄一、パリ万国博覧会を観る ―
第5章 各国御巡歴、漸本月上旬御出発と相成り候
      ― 栄一、欧州を見聞する 慶応386日~1122日 ―
第6章 一同稽古はげしく、日々勉強いたし候
      ― 栄一、徳川昭武留学のお側で 慶応31123日~慶応4829日 ―
第7章 我等一同、終始誠に息災に之れあり候
      ― 栄一、帰国の途につく 慶応4830日~明治元年113日 ―

展示資料紹介

小山正太郎画「篤太夫殿 海外旅装の新調」 渋沢史料館所蔵

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徳川昭武一行集合写真 マルセイユにて 渋沢史料館所蔵

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パリ万国博覧会の会場
("L'EXPOSITION UNIVERSELLE DE 1867 ILLUSTREE"より) 渋沢史料館所蔵

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渋沢栄一と杉浦譲の共著『航西日記』(巻之五) 渋沢史料館所蔵

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パリから妻・千代宛てに送った、渋沢栄一の書簡 渋沢史料館所蔵

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徳川昭武の名で慶喜に宛てた渋沢栄一の書簡草稿 渋沢史料館所蔵

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エデュケーション・プログラム ~企画展をさらに楽しむために~

*すべて事前申込みが必要です。 エデュケーション・プログラム リーフレット

1 オープニング記念トークショー 鈴井貴之 × 渋沢栄一

 映画監督、構成作家、小説家、タレントなど多彩に活躍されている鈴井貴之氏をお迎えして、トークショーを開催します。渋沢栄一の活動と重ね合わせながら、「人生の挫折」、「ヨーロッパ巡歴」、「人材育成」などをテーマにトークをお楽しみいただきます。

 日時 9月9日(土)13:30~15:00
 出演 鈴井貴之氏c_suzui.png
    井上 潤(渋沢史料館館長)
    
中村圭一(渋沢栄一記念財団総務部長)
 定員 40名(要事前申込*座席は全席指定となります。

 
会場 渋沢史料館
 費用 渋沢史料館の入館券が必要です。
 ※定員に達したため申込受付を終了いたしました。

2 1867コンサート 青淵文庫で聴く音楽と建物レクチャー

 当館恒例の大正建築・青淵文庫(重要文化財)で聴く「音楽&レクチャー」。今回は企画展にあわせて、「1867コンサート」と題して開催します。ピアニストの浦山純子氏をお迎えして、素敵な音楽とともに、かつて渋沢栄一が使用した青淵文庫の見どころ解説をお楽しみいただきます。

 日時 10月15日(日)A:午前の部11:30~12:30
            B:午後の部14:00~15:00
 
演奏 浦山純子氏(ピアニスト)
 
解説 川上 恵(渋沢史料館学芸員)
 
会場 渋沢史料館 青淵文庫
 
定員 各回30名(要事前申込*座席は各回全席指定となります。
 
費用 渋沢史料館の入館券が必要です。
 ※定員に達したため申込受付を終了いたしました。 


3 講座 『航西日記』を読む(全3回

*各回に申込みできますが、全3回を受講することで『航西日記』をより一層お楽しみいただけます。
 ※定員に達したため申込受付を終了いたしました。

 『航西日記』(全6巻)とは、渋沢栄一と杉浦譲の共著で、明治4年から5年にかけて出版した読み物です。慶応3年に徳川昭武の随員として渡欧した二人が、旅の様子やフランスを始め欧州各国の社会状況、パリ万国博覧会などを日記形式で紹介しています。
 「知る」、「読む」、「味わう」をキーワードにした全3回の講座を通じて、『航西日記』の魅力に迫ります。kousei05.jpg

第1回 『航西日記』を知る

 講義形式で『航西日記』を楽しく学びます。『航西日記』にはどのようなことが書かれているのか? 基礎的な事項や、さらに「社会経済史」、「日本語学」の視点から、『航西日記』を読むうえでのポイントをご紹介します。
 
日時 11月18日(土)13:15~15:00
 
講師 荒尾禎秀氏(元放送大学東京多摩学習センター客員教授)
 
   田﨑宣義氏(元放送大学東京多摩学習センター所長)
 
   関根 仁(渋沢史料館学芸員)
 
会場 渋沢史料館
 
定員 30名(要事前申込
 
費用 500円(入館料および資料代)
 *第1回終了時に、第2回のテキスト(『航西日記』版本のコピー)を配付します。

第2回 『航西日記』を読む

 『航西日記』の版本(コピー)をテキストにして、参加者の皆様と実際に『航西日記』を読みます。
 
今から150年前に、フランスをはじめヨーロッパ各国を旅行した渋沢栄一たちの気分になって、『航西日記』の世界を楽しみます。
 
*参加者の皆様にはできるだけ各自で予習をして講座に臨んでいただきます。『航西日記』のテキスト(版本のコピー)を、第1回(11月18日)の終了時に配付します。第1回に参加しなかった方は、開講日までにご来館のうえ、テキストを受け取ってください。
 
日時 12月2日(土)13:30~15:00
 
講師 関根 仁(渋沢史料館学芸員)
 
会場 渋沢史料館
 
定員 30名(要事前申込
 
費用 500円(入館料および資料代)

第3回 『航西日記』を味わう

 『航西日記』にはフランス船内で「コーヒー」を飲んだとの記述があります。大正建築・青淵文庫で、徳川慶喜ゆかりのコーヒーを味わいながら、藤・井上両館長のトークをお楽しみいただきます。どんなお話が飛び出すのか? ご期待ください。
 
 日時 12月9日(土)13:30~15:00
 
講師 齊藤洋一氏(松戸市戸定歴史館館長)
 
   井上 潤(渋沢史料館館長)
 
会場 渋沢史料館 青淵文庫
 
定員 30名(要事前申込
 費用 500円(入館料および資料代)

4 シンポジウム 1867年パリ万国博覧会と幕末日本 ~人物で読み解く~

 1867年パリ万国博覧会には、「幕末日本」の諸相が凝縮していました。万博に際して、実弟を派遣した徳川慶喜。将軍名代として派遣された徳川昭武、そして昭武に随行する渋沢ら幕臣、お供の水戸藩士たち。万博以前、既にヨーロッパへわたり留学していた薩摩スチューデントたち。そして幕府に対抗して万博に出品した薩摩藩、佐賀藩と、両藩の万博派遣団。

 彼らは何を思い、どのように行動し、そして維新を迎えたのか。150年前に開催されたパリ万博を軸に、交錯する彼らの思いと行動について、それぞれの視点から研究報告とディスカッションを行います。

 主催 公益財団法人渋沢栄一記念財団、公益財団法人日仏会館、松戸市戸定歴史館
 日時 11月19日(日)10:30~17:00
 
会場 日仏会館ホール
 
定員 150名(要事前申込)
 費用 無料
  ※定員に達したため申込受付を終了いたしました。

図録

『渋沢栄一渡仏150年 渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く』定価1,300円
 渋沢史料館ミュージアムショップ、オンラインショップで販売中。
 *第1期、第2期共通の図録です。

広報印刷物

リーフレット  (PDF:1.04MB)

開催概要

  • 会期   2017年年9月9日(土)~12月10日(日)
  • 会場   渋沢史料館 企画展示室(東京都北区西ヶ原2-16-1 飛鳥山公園内)
  • 開館時間 10:00~17:00 *最終入館は16:30
  • 休館日  9月18日、10月9日を除く毎週月曜日、9月19日(火)、9月26日(火)、
         10月10日(火)、11月7日(火)、11月24日(金)
  • 入館料  一般 300円 学生(小中高生)100円 各種割引有(割引の併用は無し)
         特別割引  トリコロール割引 2割引
  • エデュケーション・プログラム トークショー、音楽&レクチャーほか
  • 主催   公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
  • 後援   松戸市教育委員会、公益財団法人日仏会館、
         在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、
         日本仏学史学会、明治維新史学会

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