企画展示 詳細

企画展 終了

渋沢敬三没後50年 企画展 祭魚洞祭【さいぎょどうまつり】

会期 2013年08月25日(日)~2013年11月24日(日)
会期中の休館日 9月16日、23日、10月14日、11月4日を除く毎月曜日、9月17日(火)、24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
後援 神奈川大学日本常民文化研究所
協力 中在家花祭保存会

渋沢敬三没後50年 企画展 祭魚洞祭【さいぎょどうまつり】〜
みどころ|関連事業|展示資料紹介|広報印刷物|関連情報|開催概要

みどころ

渋沢史料館では、渋沢敬三没後50年を迎える本年、渋沢敬三の人物像に注目し、その活動を紹介する企画展「祭魚洞祭(さいぎょどうまつり)」を開催します。
祭魚洞・渋沢敬三(1896-1963)の魅力は、客観的な管理能力とユニークな発想力です。渋沢栄一の後継者として育てられた敬三は、日本銀行総裁、大蔵大臣を歴任した民間の経済人として活動し、学問が好きで様々な学界を心から支援しました。本展では、敬三の幅広い活動とその横顔を、関連資料等を通して紹介します。

関連の催し

1.講座 祭魚洞入門

事前申込制(先着順)/各回定員40名/無料(要入館料)/場所:渋沢史料館会議室
渋沢敬三の多様な側面を知るための講座です。全8回行います。

9/14(土) 13:30〜15:00 (1)渋沢敬三の人生
渋沢雅英(渋沢栄一記念財団理事長)×担当学芸員
9/22(日) 13:30〜16:30 (2)シンポジウム
比較研究・実業の継承者たち−渋沢敬三・岩崎小彌太・藤山愛一郎
パネリスト:
木村昌人(渋沢栄一記念財団研究部部長)
武田晴人氏(東京大学経済学部教授)
久保文克氏(中央大学商学部教授)
コメンテーター:
松浦正孝氏(立教大学法学部教授)
石井里枝氏(愛知大学経営学部准教授)
石井寿美世氏(大東文化大学経済学部専任講師)
司会:
宮本又郎氏(大阪企業家ミュージアム館長・大阪大学名誉教授)
9/28(土) 13:00〜14:30 (3)アジアへのまなざしと戦後日本の国際社会復帰
飯森明子氏(常磐大学国際学部講師)
15:00〜16:30 (4)民俗学・民族学的研究への興味とその萌芽
小林光一郎氏(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員)
10/19(土) 13:00〜14:30 (5)戦時・戦後改革期の金融と財政
神谷久覚氏(公益財団法人三菱経済研究所研究員)
15:00〜16:30 (6)日本の魚類学に果たした役割
瀬能宏氏(神奈川県立生命の星・地球博物館専門学芸員)
10/26(土) 14:00〜16:00 (7)花を楽しむ ―中在家花祭と渋沢敬三―
中在家花祭保存会(愛知県東栄町)
11/16(土) 13:30〜15:00 (8)敬三というひとがいた
渋沢雅英×佐々木紀子氏×服部黎子氏×椎名雄氏

<申込方法>往復はがきか当館ホームページよりお申し込みください。
往復はがきの場合、1枚につき2名まで応募可。複数講座応募可。希望する講座の番号((1)〜(8))、各講座応募者全員の氏名・年齢、代表者の郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号を明記の上、「渋沢史料館祭魚洞入門係」までお送りください。

2.公演 中在家(なかんぜき)花祭参上!〜いい花咲かせます〜

日時:10月27日(日)10:00〜12:30
出演:中在家花祭保存会
申込不要/観覧無料/雨天決行/場所:飛鳥山公園内旧渋沢庭園(青淵文庫前)
昭和5年に東京三田綱町の渋沢敬三邸で公演を行った中在家(現・愛知県東栄町)の花祭保存会が、敬三没後50年を記念して花祭(国指定重要無形民俗文化財)の公演を行います。

中在家花祭参上!チラシ

展示資料紹介

以下の資料は渋沢史料館所蔵です。

ポケット論語

矢野恒太読方略解記入 明治40年(1907)12月20日発行 博文館

ポケット論語敬三愛用の品。
「祖父より賜る 敬三」「この書長く愛読書として手を放つべからず」と見返しに書く。

ドワーフナットクラッカー

大正13年(1924) オスロにて採集

ドワーフナットクラッカー木彫のくるみ割り人形。左脚を動かすと下顎が上下する。横浜商正金銀行ロンドン支店駐在中のスカンジナビア旅行で購入されたものであろう。アチック・ミューゼアム・ソサエティの「おもちゃ箱原簿 第壱」に記録されているが、敬三の自邸机に置かれていた。

渋沢栄一閣下米寿祝賀会に集う渋沢同族

昭和3年(1928)10月1日 帝国劇場控室にて

渋沢栄一閣下米寿祝賀会に集う渋沢同族体調を崩していた栄一の回復を待って、昭和3年10月1日、全国の実業家有志による米寿祝賀会が盛大に開催された。当日は会員総代を団琢磨とする500名が帝国ホテルに集い、総理大臣の田中義一をはじめとする各大臣、各国大使を来賓として迎えた。敬三ら渋沢同族は栄一と共に主賓として迎えられ、一同の祝賀を受けた。前列左より3人目・栄一、後列左端・敬三。

茂吉鬼の槌を持つ敬三

昭和5年(1930)4月14日 綱町邸にて

茂吉鬼の槌を持つ敬三昭和5年4月13日、敬三は早川孝太郎が著した『花祭』出版記念と自邸改築竣工を祝って自邸に奥三河の中在家・足込の人々による花祭を招来、多くの招待客を招いて公演を行った。翌日午後には庭で舞を再現し、映像と写真で記録した。前夜、花宿主人として茂吉鬼を舞った敬三は、この撮影に際して茂吉鬼の槌を手にして写真におさまった。

渋沢敬三用印

飯田秀處刻 昭和17年(1942)

渋沢敬三用印綱町邸の書生たちを中心に結成された柏竈社(はくそうしゃ)より、日本銀行副総裁就任を祝って贈られた品。関防印には陶淵明「帰去来辞」の「雲無心出岫(雲は無心にして岫を出ず)」が刻まれている。

敬三

椎名雄撮影 昭和24年(1949)5月8日 綱町邸庭にて

敬三綱町邸書生の椎名雄氏が撮影。飾らない素顔が垣間見られる。

国際電信電話株式会社第2回定時総会にて

昭和29年(1954)5月28日

国際電信電話株式会社第2回定時総会にて昭和28年の国際電信電話株式会社設立に際して、敬三は取締役社長に就任した。同社は公営であった電話事業の国際電話部分を民営にした株式会社で、戦後における敬三の活動の中心となった。

展覧会図録

渋沢史料館ミュージアムショップでお求めいただけます。
祭魚洞祭 (さいぎょどうまつり) : 渋沢敬三没後50年企画展

祭魚洞祭 (さいぎょどうまつり) : 渋沢敬三没後50年企画展
ページ数 163p 価格1,500円

広報印刷物

企画展リーフレット
ポスター

企画展リーフレット(PDF:765KB)

関連情報

1.後援団体、関係機関(外部リンク)

2.展覧会情報(外部リンク)

3.渋沢敬三について(渋沢敬三記念事業公式サイト)(外部リンク)

開催概要

  • 会期 2013年8月25日(日)〜11月24日(日)
  • 会場 渋沢史料館(東京都北区西ヶ原2-16-1 飛鳥山公園内)
  • 開館時間 10:00~17:00 *最終入館は16:30
  • 休館日 8月26日(月)、9月2日(月)、9日(月)、17日(火)、24日(火)、30日(月)、10月7日(月)、15日(火)、21日(月)、28日(月)、11月5日(火)、11日(月)、18日(月)
  • 入館料 大人300円 / 学生(小中高生)100円 *その他、各種割引有
  • 無料入館日 8/25(祭魚洞記念日・敬三の誕生日)、10/5、10/6、10/25(祭魚洞記念日・敬三の命日)、11/10(青淵忌・栄一の命日記念特別企画)
    開館カレンダー
  • 主催 公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
  • 協賛 渋沢敬三記念事業実行委員会渋沢敬三記念事業実行委員会
  • 協力 中在家花祭保存会
  • 後援 神奈川大学日本常民文化研究所

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