会期 | 2013年06月08日(土)~2013年08月11日(日) |
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会期中の休館日 | 7月15日を除く毎月曜日、7月16日(火) |
『徳川慶喜公伝』
あなたは、25年という時間を費やして、どんなことに情熱を懸けることができますか?
渋沢栄一は伝記を作ることに大きな情熱を燃やしました。それは、栄一がかつてお仕えした、徳川慶喜の伝記である『徳川慶喜公伝』でした。
栄一が、伝記編さんを最初に思いたったのは明治26年ごろのことで、明治維新時における旧主・慶喜の真意を正しく後世に伝えたいという、熱い思いによるものでした。そして編さん開始から25年後の、大正7年に『徳川慶喜公伝』全8巻を刊行しました。
伝記編さんのために収集した史料、参考文献、原稿などは、大正12年の関東大震災により、そのほとんどが失われました。本展では、稿本や編さん関係者の書簡など、当館に伝わる断片的な資料から、編さん当時の様子をご紹介いたします。
本年は、徳川慶喜の没後100年にあたります。『徳川慶喜公伝』を軸に、慶喜と栄一との関係、そして伝記の編さんに懸けた栄一の情熱を改めて知っていただける機会となれば幸いです。
● 6月16日(日)13:30〜15:00
「徳川慶喜と渋沢栄一」 講師:松尾正人 氏(中央大学文学部教授)
● 6月30日(日)13:30〜15:00
「徳川慶喜と幕末の志士」 講師:藤田英昭 氏(徳川林政史研究所研究員)
※都合により、開催日が変更になりました。
=以下、両日共通=
会 場 渋沢史料館「青淵文庫」
定 員 40名(事前申込 先着順)
参加費 無料(要入館料)