トピック詳細
ボンベイ航路第一船、広島丸出港 
日本郵船株式会社
『渋沢栄一伝記資料』 2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代 明治六年-四十二年 / 1部 実業・経済 / 2章 交通 / 1節 海運 / 3款 日本郵船株式会社 【第8巻 p.151-168】
1893(明治26)年11月7日(53歳)
是より先、栄一印度棉花輸入に関し孟買定期航路開設の意あり。印度タタ・エンド・サンス商会、大日本紡績聯合会、日本郵船会社の間に斡旋して契約を了し、是日第一船広島丸孟買に向け神戸港を出港す。
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[ 解説 ]  1893(明治26)年、日本郵船がボンベイ航路を開設、第一船の広島丸が11月7日に神戸を出港しました。ボンベイ航路開設にあたって渋沢栄一は、日本郵船、タタ・エンド・サンス商会、日本紡績聯合会の調整役として種々尽力しており、その経緯については『渋沢栄一伝記資料』第8巻p.151-161,184-194に『竜門雑誌』第80-84号(1895.01-05)からの転載として紹介されています。この記事は「星か岡茶寮研究会集会席に於て(渋沢栄一君述)」と題した長文で、『竜門雑誌』に5回にわたって連載されたものです。ここには1889(明治22)年の紡績業者によるインド視察が発端となり、1893(明治26)年に来日したJ・N・タタから栄一に日本・ボンベイ間の航路開設の打診があったこと、それを受けて栄一が日本郵船社長の森岡昌純(もりおか・まさずみ、1834-1898)をはじめ実業家を自邸に招き、航路開設について協議したことなどが詳細に紹介されています。

[ 参考リンク ]

日本の夢をのせて7つの海を越える 日本郵船株式会社創業者 岩崎弥太郎〔NET-IR 野村インベスターリレーションズ株式会社〕

[今日の栄一]1894(明治27)年3月6日(54歳)欧州船社同盟との競争〔情報資源センター・ブログ 「情報の扉の、そのまた向こう」〕

Shibusawa Masahide「Shibusawa Eiichi and India」『Japan-India Dialogue: Public Symposium Report』(International House of Japan and Japan Foundation, 2012)p.9-10〔公益財団法人国際文化会館【日印交流事業】公開シンポジウム【1】〕

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ボンベイ航路第一船、広島丸出港 
日本郵船株式会社
1893(明治26)年11月7日(53歳)
是より先、栄一印度棉花輸入に関し孟買定期航路開設の意あり。印度タタ・エンド・サンス商会、大日本紡績聯合会、日本郵船会社の間に斡旋して契約を了し、是日第一船広島丸孟買に向け神戸港を出港す。
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[ 解説 ]
 1893(明治26)年、日本郵船がボンベイ航路を開設、第一船の広島丸が11月7日に神戸を出港しました。ボンベイ航路開設にあたって渋沢栄一は、日本郵船、タタ・エンド・サンス商会、日本紡績聯合会の調整役として種々尽力しており、その経緯については『渋沢栄一伝記資料』第8巻p.151-161,184-194に『竜門雑誌』第80-84号(1895.01-05)からの転載として紹介されています。この記事は「星か岡茶寮研究会集会席に於て(渋沢栄一君述)」と題した長文で、『竜門雑誌』に5回にわたって連載されたものです。ここには1889(明治22)年の紡績業者によるインド視察が発端となり、1893(明治26)年に来日したJ・N・タタから栄一に日本・ボンベイ間の航路開設の打診があったこと、それを受けて栄一が日本郵船社長の森岡昌純(もりおか・まさずみ、1834-1898)をはじめ実業家を自邸に招き、航路開設について協議したことなどが詳細に紹介されています。

[ 参考リンク ]

日本の夢をのせて7つの海を越える 日本郵船株式会社創業者 岩崎弥太郎〔NET-IR 野村インベスターリレーションズ株式会社〕

[今日の栄一]1894(明治27)年3月6日(54歳)欧州船社同盟との競争〔情報資源センター・ブログ 「情報の扉の、そのまた向こう」〕

Shibusawa Masahide「Shibusawa Eiichi and India」『Japan-India Dialogue: Public Symposium Report』(International House of Japan and Japan Foundation, 2012)p.9-10〔公益財団法人国際文化会館【日印交流事業】公開シンポジウム【1】〕


出典:『渋沢栄一伝記資料』 2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代 明治六年-四十二年 / 1部 実業・経済 / 2章 交通 / 1節 海運 / 3款 日本郵船株式会社 【第8巻 p.151-168】