［撮影日］ 不詳 ［撮影者］ 不詳
出典：『青淵渋沢先生七十寿祝賀会記念帖』（青淵先生七十寿祝賀会，1911）p.24 日本鉄道
画像名：旧日本鉄道株式会社上野停車場
文献に記載されている解説文等：
一 所在地 元本社 東京市下谷区山下町二番地
清算事務所 同市京橋区木挽町六丁目八番地
一 目的事業 東京より青森に至る本線、田端より岩沼に至る海岸線、及山手線、両毛線、日光線等の諸線に鉄道を敷設して陸上運輸の業を営み、又本州北海道聯絡航路に於て回漕業を兼営するにあり
一 創立年月 明治十五年二月
一 解散当時資本金 六千六百万円（内未払込株金七百八拾万円）
一 同上諸積立金 四百弐拾壱万六千百八拾円
一 政府買上代償公債下付高 壱億四千弐百五拾弐万参千六百円
一 壱箇年乗客人員及貨物噸数
乗客人員 壱千四百弐拾参万千弐拾人
貨物噸数 参百弐拾七万四千九百参拾六噸
一 壱箇年利益金 七百九拾四万円（買収前壱箇年間）
一 配当金 年壱割弐分（同上）
一 沿革
当社は明治十四年の交池田章政等四百余名胥謀り、東京より青森に至る諸線に鉄道を敷設し運輸の業を営むを目的とし、資本金弐千万円を以て政府特許条約の下に設立したるものにして、明治十五年六月を以て工を起し、十七年六月上野高崎間の線路を竣工し、十八年三月品川赤羽間、二十年十二月上野仙台間を敷設し、斯くて順次其線路を延長し、二十四年九月始て東京青森間全部の開通を見るに至れり、爾後数次に資本金を増加して日光線、海岸線其他支線を敷設し、水戸鉄道、両毛鉄道を買収し、又山手線を完成し、次て本州北海道聯絡航路に於て回漕業を兼営し、陸海両面の運輸交通に便せり、明治三十九年偶ま鉄道国有法の発布せらるるや、其年十一月を以て政府に買収せられ、現に清算残務取扱中に属せり、
一 当社と青淵先生との関係
青淵先生は明治十七年十月当社の理事委員に当選し、爾来引続き其局にあり、其後商法及定款改正の結果、三十三年十一月を以て取締役に挙けられ、三十七年十月まて在任し、前後通して二十年間当社の重役として尽さるる所少なからさりき、而して同年十月病を以て辞任せられたるも、尚当社の擁護者として清算期に至るまて諸事斡旋の労を執られたり、
一 現任役員
専務清算人 青山幸宜 専務清算人 久米良作
専務清算人 山田英太郎 清算人 渡辺福三郎
清算人 園田孝吉 清算人 富田鉄之助
清算人 菊地長四郎 清算人 若尾幾造
監査役 久野昌一 監査役 吉田丹次郎
監査役 林賢徳
一 所在地 元本社 東京市下谷区山下町二番地
清算事務所 同市京橋区木挽町六丁目八番地
一 目的事業 東京より青森に至る本線、田端より岩沼に至る海岸線、及山手線、両毛線、日光線等の諸線に鉄道を敷設して陸上運輸の業を営み、又本州北海道聯絡航路に於て回漕業を兼営するにあり
一 創立年月 明治十五年二月
一 解散当時資本金 六千六百万円（内未払込株金七百八拾万円）
一 同上諸積立金 四百弐拾壱万六千百八拾円
一 政府買上代償公債下付高 壱億四千弐百五拾弐万参千六百円
一 壱箇年乗客人員及貨物噸数
乗客人員 壱千四百弐拾参万千弐拾人
貨物噸数 参百弐拾七万四千九百参拾六噸
一 壱箇年利益金 七百九拾四万円（買収前壱箇年間）
一 配当金 年壱割弐分（同上）
一 沿革
当社は明治十四年の交池田章政等四百余名胥謀り、東京より青森に至る諸線に鉄道を敷設し運輸の業を営むを目的とし、資本金弐千万円を以て政府特許条約の下に設立したるものにして、明治十五年六月を以て工を起し、十七年六月上野高崎間の線路を竣工し、十八年三月品川赤羽間、二十年十二月上野仙台間を敷設し、斯くて順次其線路を延長し、二十四年九月始て東京青森間全部の開通を見るに至れり、爾後数次に資本金を増加して日光線、海岸線其他支線を敷設し、水戸鉄道、両毛鉄道を買収し、又山手線を完成し、次て本州北海道聯絡航路に於て回漕業を兼営し、陸海両面の運輸交通に便せり、明治三十九年偶ま鉄道国有法の発布せらるるや、其年十一月を以て政府に買収せられ、現に清算残務取扱中に属せり、
一 当社と青淵先生との関係
青淵先生は明治十七年十月当社の理事委員に当選し、爾来引続き其局にあり、其後商法及定款改正の結果、三十三年十一月を以て取締役に挙けられ、三十七年十月まて在任し、前後通して二十年間当社の重役として尽さるる所少なからさりき、而して同年十月病を以て辞任せられたるも、尚当社の擁護者として清算期に至るまて諸事斡旋の労を執られたり、
一 現任役員
専務清算人 青山幸宜 専務清算人 久米良作
専務清算人 山田英太郎 清算人 渡辺福三郎
清算人 園田孝吉 清算人 富田鉄之助
清算人 菊地長四郎 清算人 若尾幾造
監査役 久野昌一 監査役 吉田丹次郎
監査役 林賢徳
