事業名:東京瓦斯株式会社
東京瓦斯株式会社深川製造所
江東区
画像1
[撮影日] 不詳 [撮影者] 不詳
[ マップ上の位置情報について ]
ピンは当時の製造所周辺を示す。
『渋沢栄一伝記資料』中の関連情報
出典:『青淵渋沢先生七十寿祝賀会記念帖』(青淵先生七十寿祝賀会,1911)p.33 東京瓦斯
画像名:東京瓦斯株式会社深川製造所
文献に記載されている解説文等:
一 所在地 東京市神田区錦町三丁目二十三番地
一 目的事業 瓦斯製造及供給、瓦斯副生物精製及販売、瓦斯器械製作及販売、前記各事業に附帯の業務
一 創立年月 明治十八年十月
一 資本金 壱千七百万円(内払込高千弐百七拾万円)
一 積立金 九拾六万八千円
一 配当率 年壱割参分
一 壱箇年間製造高
   瓦斯 拾参億七千九百五拾壱万五千八百立方呎
   コークス 七万八千参百九拾七噸
   コールクール 四万千弐拾六石
   瓦斯液 八万七千九百拾九石
一 製造所及工場所在地
   芝区芝浜崎町  北豊島郡南千住町  深川区猿江町
   荏原郡大森町  深川区本村町  南葛飾郡大島町  京橋区月島
一 沿革
当会社は初め東京瓦斯会社と称し、明治十八年十月東京府瓦斯局より其事業一切の払下を受け、資本金弐拾七万円を以て創立したるものなり、是より先明治九年、東京府庁は従来東京会議所の管理したる瓦斯事業を引受け、新に瓦斯局を設けて之が製造供給を為せしが、後其方針を変し之を民間に払下くることに決せしを以て、青淵先生は藤本精一氏と共に総代となりて之を払受け、以て当会社を創設せり、明治二十六年新商法の一部施行せらるるや、当会社は定款を改正して社名を東京瓦斯株式会社と改む、爾来世運の進歩と共に長足の発展を為し、資本を増加すること前後八回、明治四十一年には其金額壱千七百万円に達し本邦有数の大会社となりしが、今や又時勢の要求に依りて其資本を参千五百万円に増加すことに内決し、本年七月株主総会に於て決議をなす予定なりと云ふ、
一 当社と青淵先生との関係
明治六年東京会議所が始めて瓦斯係を置き瓦斯事業を管理するや、先生は頭取として其事務を統理し、同九年其事業が東京府庁に移りて新に瓦斯局の設置せらるるや、事務長又は局長として其経営の任に当り、後明治十八年会社を創立するに及ひ、入て取締役会長となり、爾来引続き其任にありて業務の発展に尽瘁せ[せ]られしが、昨四十二年古希の齢を機として其任を辞せせられたり、
一 現任役員
   取締役社長工学博士 高松豊吉  取締役副社長 久米良作
   取締役 浅野総一郎  取締役 大橋新太郎  取締役 渡辺福三郎
   取締役 袴田喜四郎  取締役 福島甲子三  取締役 平松末吉
   監査役 渡部朔  監査役 小林藤右衛門  監査役 伊藤幹一
画像2

渋沢ゆかりの地

事業名:東京瓦斯株式会社
東京瓦斯株式会社深川製造所
江東区
画像1
[ マップ上の位置情報について ]
ピンは当時の製造所周辺を示す。
『渋沢栄一伝記資料』中の関連情報
出典:
『青淵渋沢先生七十寿祝賀会記念帖』(青淵先生七十寿祝賀会,1911)p.33 東京瓦斯
画像名:
東京瓦斯株式会社深川製造所
文献に記載されている解説文等:
一 所在地 東京市神田区錦町三丁目二十三番地
一 目的事業 瓦斯製造及供給、瓦斯副生物精製及販売、瓦斯器械製作及販売、前記各事業に附帯の業務
一 創立年月 明治十八年十月
一 資本金 壱千七百万円(内払込高千弐百七拾万円)
一 積立金 九拾六万八千円
一 配当率 年壱割参分
一 壱箇年間製造高
   瓦斯 拾参億七千九百五拾壱万五千八百立方呎
   コークス 七万八千参百九拾七噸
   コールクール 四万千弐拾六石
   瓦斯液 八万七千九百拾九石
一 製造所及工場所在地
   芝区芝浜崎町  北豊島郡南千住町  深川区猿江町
   荏原郡大森町  深川区本村町  南葛飾郡大島町  京橋区月島
一 沿革
当会社は初め東京瓦斯会社と称し、明治十八年十月東京府瓦斯局より其事業一切の払下を受け、資本金弐拾七万円を以て創立したるものなり、是より先明治九年、東京府庁は従来東京会議所の管理したる瓦斯事業を引受け、新に瓦斯局を設けて之が製造供給を為せしが、後其方針を変し之を民間に払下くることに決せしを以て、青淵先生は藤本精一氏と共に総代となりて之を払受け、以て当会社を創設せり、明治二十六年新商法の一部施行せらるるや、当会社は定款を改正して社名を東京瓦斯株式会社と改む、爾来世運の進歩と共に長足の発展を為し、資本を増加すること前後八回、明治四十一年には其金額壱千七百万円に達し本邦有数の大会社となりしが、今や又時勢の要求に依りて其資本を参千五百万円に増加すことに内決し、本年七月株主総会に於て決議をなす予定なりと云ふ、
一 当社と青淵先生との関係
明治六年東京会議所が始めて瓦斯係を置き瓦斯事業を管理するや、先生は頭取として其事務を統理し、同九年其事業が東京府庁に移りて新に瓦斯局の設置せらるるや、事務長又は局長として其経営の任に当り、後明治十八年会社を創立するに及ひ、入て取締役会長となり、爾来引続き其任にありて業務の発展に尽瘁せ[せ]られしが、昨四十二年古希の齢を機として其任を辞せせられたり、
一 現任役員
   取締役社長工学博士 高松豊吉  取締役副社長 久米良作
   取締役 浅野総一郎  取締役 大橋新太郎  取締役 渡辺福三郎
   取締役 袴田喜四郎  取締役 福島甲子三  取締役 平松末吉
   監査役 渡部朔  監査役 小林藤右衛門  監査役 伊藤幹一
画像2