［撮影日］ 不詳 ［撮影者］ 不詳
出典：『青淵渋沢先生七十寿祝賀会記念帖』（青淵先生七十寿祝賀会，1911）p.89 品川白煉瓦
画像名：品川白煉瓦株式会社
文献に記載されている解説文等：
一 所在地 東京府荏原郡品川町大字北品川宿三百一番地
一 目的事業 耐火耐酸煉瓦、建築装飾用貼附煉瓦、敷瓦、各種火泥粉類、粘土類製造販売及石炭採掘販売、並各種窯炉装飾煉瓦建造物の設計築造請負
一 創立年月日 明治三十六年六月二十七日
一 資本金 壱百万円（内払込高六拾弐万五千円）
一 諸積立金 五万八千八百七円
一 壱箇年製造高
各種耐火耐酸煉瓦 壱千八百万箇
各種火泥粉類及粘土類 弐千弐百万斤
建築用各種装飾煉瓦 三百六拾万箇
一 壱箇年利益金 六万八千円（最近三箇年平均による）
一 配当率 年壱割壱分（同上）
一 支社及支分工場所在地
大阪支社（大阪市南区木津三島町） 湯本支工場（磐城国石城郡湯本村）
小名浜支工場（磐城国石城郡小名浜町） 赤井鉱業所（磐城国石城郡赤井村）
赤井分工場（磐城国石城郡赤井村）
一 沿革
当社は明治三十六年六月資本金弐拾五万円を以て創立したるものにして、其前身は伊勢勝白煉瓦製造所なり、此製造所は明治八年の交、故西村勝三氏が瓦斯局雇技師仏国工学士「ペレゲレン」氏の調査指導を受けて製造を試みたるに、成績良好なりしを以て氏の一家業として之を創剏したるに始まり、工部省の白煉瓦模範工場をも払受け、工場を品川に移し、品川白煉瓦製造所と称し、後合資組織を以て経営したりしが、更に現在の名称組織に変更したるものにして、我邦耐火煉瓦製造業の嚆矢なり、爾来漸次業務を拡張し数次に資本を増加し、又輓近各種装飾用敷瓦及壁貼煉瓦の製造を創始し、且当社製品使用の各種窯炉等の建設物設計築造請負を開始したるに需用極めて多しと云ふ、
一 当社と青淵先生との関係
青淵先生は、当社が西村氏の個人経営時代より其業務の発展を輔け、常に指導を怠らさりしのみならす、其合資組織に変更せらるるや自ら出資者の一人となり、又株式会社に変更後、前社長西村氏の歿するや、其遺託により相談役として同社事業経営の枢機に参せられたるも、昨四十二年古希の寿を機とし直接の関係を絶たれたり、
一 現任役員
専務取締役 郷隆三郎 取締役 藤村義苗
取締役 八十島親徳 取締役兼支配人 山内政良
監査役 高松録太郎 監査役 浜崎永三郎
一 所在地 東京府荏原郡品川町大字北品川宿三百一番地
一 目的事業 耐火耐酸煉瓦、建築装飾用貼附煉瓦、敷瓦、各種火泥粉類、粘土類製造販売及石炭採掘販売、並各種窯炉装飾煉瓦建造物の設計築造請負
一 創立年月日 明治三十六年六月二十七日
一 資本金 壱百万円（内払込高六拾弐万五千円）
一 諸積立金 五万八千八百七円
一 壱箇年製造高
各種耐火耐酸煉瓦 壱千八百万箇
各種火泥粉類及粘土類 弐千弐百万斤
建築用各種装飾煉瓦 三百六拾万箇
一 壱箇年利益金 六万八千円（最近三箇年平均による）
一 配当率 年壱割壱分（同上）
一 支社及支分工場所在地
大阪支社（大阪市南区木津三島町） 湯本支工場（磐城国石城郡湯本村）
小名浜支工場（磐城国石城郡小名浜町） 赤井鉱業所（磐城国石城郡赤井村）
赤井分工場（磐城国石城郡赤井村）
一 沿革
当社は明治三十六年六月資本金弐拾五万円を以て創立したるものにして、其前身は伊勢勝白煉瓦製造所なり、此製造所は明治八年の交、故西村勝三氏が瓦斯局雇技師仏国工学士「ペレゲレン」氏の調査指導を受けて製造を試みたるに、成績良好なりしを以て氏の一家業として之を創剏したるに始まり、工部省の白煉瓦模範工場をも払受け、工場を品川に移し、品川白煉瓦製造所と称し、後合資組織を以て経営したりしが、更に現在の名称組織に変更したるものにして、我邦耐火煉瓦製造業の嚆矢なり、爾来漸次業務を拡張し数次に資本を増加し、又輓近各種装飾用敷瓦及壁貼煉瓦の製造を創始し、且当社製品使用の各種窯炉等の建設物設計築造請負を開始したるに需用極めて多しと云ふ、
一 当社と青淵先生との関係
青淵先生は、当社が西村氏の個人経営時代より其業務の発展を輔け、常に指導を怠らさりしのみならす、其合資組織に変更せらるるや自ら出資者の一人となり、又株式会社に変更後、前社長西村氏の歿するや、其遺託により相談役として同社事業経営の枢機に参せられたるも、昨四十二年古希の寿を機とし直接の関係を絶たれたり、
一 現任役員
専務取締役 郷隆三郎 取締役 藤村義苗
取締役 八十島親徳 取締役兼支配人 山内政良
監査役 高松録太郎 監査役 浜崎永三郎
