［撮影日］ 不詳 ［撮影者］ 不詳
出典：『青淵渋沢先生七十寿祝賀会記念帖』 （青淵先生七十寿祝賀会，1911）p.45 三本木渋沢農場
画像名：三本木渋沢農場
文献に記載されている解説文等：
一 所在地 青森県陸奥国上北郡三本木町
一 目的事業 農業林業及牧畜業の経営
一 農場主 渋沢家
一 創立 明治二十一年
一 沿革
当農場は明治二十一年渋沢家が三本木開墾株式会社の株主として同社より割渡されたる原野を開墾する為め設立したる自営農場にして、現今成墾水田に拾五町歩、同畑七拾五町歩、植林地弐百町歩、外に未成墾地千参百五拾町歩余あり、目下開墾又は植林に著手中なりと云ふ、渋沢家は当農場を開くと共に学術及経験に富める主任者を置き之れが経営に当らしめ、或は泰西の法式に法り、又は従依の制度に鑑み、種々の経験を積みたる末、田畑の耕作に付ては在来の小作法に来るの最も便益なるを認め、数十戸の小作人を移植して開墾耕作に従事せしめ以て今日に至れりと云ふ、
一 当農場と青淵先生との関係
当農場は渋沢家の単独経営に係り、青淵先生は之が主宰者として其業務に意を用ひ、常に地方の模範たらんことを期し、殊に殖馬の経営に関しては屡々海外より優良なる種馬及牝馬を購入し、徐々に地方産馬の改善を計り、既に優秀の子馬を産出せること一再ならすと云ふ、
一 現任役員
農場長 金子熊一
一 所在地 青森県陸奥国上北郡三本木町
一 目的事業 農業林業及牧畜業の経営
一 農場主 渋沢家
一 創立 明治二十一年
一 沿革
当農場は明治二十一年渋沢家が三本木開墾株式会社の株主として同社より割渡されたる原野を開墾する為め設立したる自営農場にして、現今成墾水田に拾五町歩、同畑七拾五町歩、植林地弐百町歩、外に未成墾地千参百五拾町歩余あり、目下開墾又は植林に著手中なりと云ふ、渋沢家は当農場を開くと共に学術及経験に富める主任者を置き之れが経営に当らしめ、或は泰西の法式に法り、又は従依の制度に鑑み、種々の経験を積みたる末、田畑の耕作に付ては在来の小作法に来るの最も便益なるを認め、数十戸の小作人を移植して開墾耕作に従事せしめ以て今日に至れりと云ふ、
一 当農場と青淵先生との関係
当農場は渋沢家の単独経営に係り、青淵先生は之が主宰者として其業務に意を用ひ、常に地方の模範たらんことを期し、殊に殖馬の経営に関しては屡々海外より優良なる種馬及牝馬を購入し、徐々に地方産馬の改善を計り、既に優秀の子馬を産出せること一再ならすと云ふ、
一 現任役員
農場長 金子熊一
