トピック詳細
両毛の織物施設を訪問
両毛織物鑑賞会 【栃木・群馬】
『渋沢栄一伝記資料』 3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代 明治四十二年~昭和六年 / 3部 身辺 / 6章 旅行 / 1節 国内旅行 【第57巻 p.553-556】
1910(明治43)年6月2日(70歳)
是日栄一、東京を発し桐生・足利・館林に赴き、各所に於て講演をなし、四日帰京す。
[ 解説 ]  1910(明治43)年6月2日、渋沢栄一は桐生町および桐生織物同業組合の招待に応じて群馬・栃木をめぐる2泊3日の旅に出ました。初日は群馬県桐生、翌日は栃木県足利に、3日目は群馬県館林へと赴き、当時日本の主要輸出品であった織物業関係の集会所や陳列所、工場、学校などを訪れ、各地で演説を行っています。
 栄一の訪問から2年半後の1912(大正元)年11月、桐生、足利、館林ほか両毛各地の織物業各種組合は帝国ホテルで「両毛織物鑑賞会」を共催しました。栄一はその披露会に出席、各地の織物組合が地方的感情を撤去して協力一致して鑑賞会を開催したことを喜ぶ祝辞を述べています。
 この両毛織物鑑賞会については、永久的組織として定期的に鑑賞会を開催する予定であること、栄一が同会顧問就任を承諾したことなどが新聞で報道されました。

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栃木
両毛の織物施設を訪問
両毛織物鑑賞会 【栃木・群馬】
1910(明治43)年6月2日(70歳)
是日栄一、東京を発し桐生・足利・館林に赴き、各所に於て講演をなし、四日帰京す。
[ 解説 ]
 1910(明治43)年6月2日、渋沢栄一は桐生町および桐生織物同業組合の招待に応じて群馬・栃木をめぐる2泊3日の旅に出ました。初日は群馬県桐生、翌日は栃木県足利に、3日目は群馬県館林へと赴き、当時日本の主要輸出品であった織物業関係の集会所や陳列所、工場、学校などを訪れ、各地で演説を行っています。
 栄一の訪問から2年半後の1912(大正元)年11月、桐生、足利、館林ほか両毛各地の織物業各種組合は帝国ホテルで「両毛織物鑑賞会」を共催しました。栄一はその披露会に出席、各地の織物組合が地方的感情を撤去して協力一致して鑑賞会を開催したことを喜ぶ祝辞を述べています。
 この両毛織物鑑賞会については、永久的組織として定期的に鑑賞会を開催する予定であること、栄一が同会顧問就任を承諾したことなどが新聞で報道されました。
出典:『渋沢栄一伝記資料』 3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代 明治四十二年~昭和六年 / 3部 身辺 / 6章 旅行 / 1節 国内旅行 【第57巻 p.553-556】