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官民を超えた渋沢栄一の福祉実践 : 欧米からの知と前近代からの継承(渋沢栄一と「フィランソロピー」4)
編著者 | 兼田麗子 編著 |
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発行所 | ミネルヴァ書房 |
発行年 | 2024 |
ページ数 | xiii, 189, 4p |
概要 | 渋沢栄一が関わった社会公共事業を考察したシリーズの第4作。渋沢は公益の追求の一環として社会福祉を捉え、自らも深く関わった。渋沢に影響を与えた英仏の活動、米国フィランソロピストとの交流の分析、前近代の日本から継承されてきた福祉の考え方や実践との比較・検討等をおこない、その福祉実践を多面的に考察。 |
目次情報 | 序章 渋沢栄一ならではの福祉実践とは何か / 兼田麗子 第I部 渋沢栄一に影響を与えた英仏の社会福祉・慈善活動 第一章 渋沢栄一はいかに慈善思想の特徴を形成したか : イギリス人ラウントリーの多様な救済事業を通じて / 岡村東洋光 第二章 ウェッブ夫妻の眼差しの奥に潜む「歴史」 : 近代イギリスのフィランソロピーの一断面 / 坂下史 第三章 渋沢栄一と第二帝政期のパリにおける社会福祉 / 岡部造史 コラム1 養育院の黎明期におけると大久保一翁と渋沢栄一 / 稲松孝思 コラム2 『航西日記』にみる社会福祉・慈善事業 / 関根仁 第II部 渋沢栄一がみたアメリカのフィランソロピーとフィランソロピスト 第四章 アメリカにおけるフィランソロピーの歴史と渋沢栄一 / キャサリン・バダチャー, ドゥワイト・バーリンゲイム (翻訳・兼田麗子) 第五章 社会事業家としての渋沢栄一 : 四度にわたる訪米とフィランソロピストとの交流 / 渋沢田鶴子, 渋沢雅英 第III部 近代日本における先駆的な福祉実践 : 前近代からの継承と模索 第六章 渋沢栄一と慈善・社会事業 : 真の公益とは / 山本浩史 第七章 大原孫三郎との比較にみる渋沢栄一の福祉実践 : 「鳥の目」と「虫の目」 / 兼田麗子 コラム3 感恩講 : 民間福祉事業の先駆的存在 / 木村昌人 コラム4 備前・閑谷学校をめぐる人々と福祉事業 / 町泉寿郎 人名・事項索引 |