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  • 青い目の人形と近代日本 : 渋沢栄一とL.ギューリックの夢の行方
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青い目の人形と近代日本 : 渋沢栄一とL.ギューリックの夢の行方

商品コード: 03-025

販売価格: 2,860

編著者 是沢博昭
発行所 世織書房
発行年 2010年
ページ数 264p
概要  
目次情報 第1章 人形交流誕生の背景1:渋沢・ギューリックと「移民法」. 1 日本人移民排斥問題. (1)渋沢栄一と国民外交. (2)シドニー・L・ギューリックとの出会い-「帰一協会」を通して. (3)ギューリックの帰国後と日本人移民排斥問題. 2 1924年「移民法」-渋沢とギューリックの絆. (1)1924年「移民法」と日本人. (2)排斥する側の理由. (3)ギューリックの認識. 3 日本国内の反発と「移民法」改正運動. (1)「移民法」と日本人の屈辱感. (2)渋沢の憂慮. (3)「移民法」改正運動. (4)改正運動の行き詰まり. (5)改正運動からの撤退. 第2章 人形交流誕生の背景2:在米日本人移民の視点から. 1 日本人移民と1924年「移民法」. (1)日本語新聞三誌の性格. (2)『日米新聞』創業者・安孫子久太郎. (3)排日世論と人種的偏見. (4)日本人移民の本音. (5)反米運動への困惑. 2 日本人移民から見た「移民法」改正運動. (1)改正運動への期待と不安. (2)排日運動の再燃-ギューリックへの批判. (3)ギューリックの苦悩-渋沢と支援者の間で. (4)改正運動の終末. (5)「移民法」成立後の日本人移民-自力での同化. 第3章 日米人形交流:「友情人形」から「答礼人形」まで. 1 人形計画 (Doll Project) -日米親善を啓発する運動. (1)人形計画の理念-政治運動から教育運動へ. (2)雛祭りと友情の人形大使. (3)友情人形の構造. (4)送付数と性格. 2 友情人形の歓迎. (1)渋沢栄一の尽力と外務省の危惧. (2)渋沢の役割. (3)人形歓迎会の様子-国をあげての歓迎. (4)各地の人形歓迎会. 3 答礼人形の送付. (1)渋沢とマクベーの会談. (2)答礼方法の決定. (3)答礼人形の製作事情. (4)答礼人形とアメリカ. 第4章 人形交流への理解:外地の日本人の反応. 1 すれ違う人形計画-国家レベルでの対応. 2 外地に送られた人形と台湾・樺太. 3 大連-反米感情の爆発. (1)関東州大連の人形歓迎会. (2)『満州日日新聞』の投書欄-歓迎から排斥へ. 4 朝鮮-くすぐられた自尊心. (1)朝鮮の人形歓迎会. (2)「青い目の人形歓迎歌募集」-朝鮮人少女と日本語教育. (3)朝鮮教育界の要望. (4)朝鮮への優越感. 5 在米日本人移民から見た人形交流. (1)人形交流への冷静な目. (2)答礼人形報道の過熱. (3)相互理解の意味-優秀民族としての自負. (4)一等国の自負-アメリカと対等な日本. 第5章 予期せぬ波紋:雛の左右と人形と子供. 1 雛左右論-天皇に模して. (1)朝鮮と雛祭り. (2)雛人形の並べ方. (3)伝統的な雛祭り観の変容-ナショナリズムのなかで. 2 人形・子供使節の誕生-昭和初期の国際交流の事例. (1)国際交流における日本人形の役割. (2)朝鮮女学生への雛人形の贈呈. (3)満州国へ-イメージ戦略として. (4)日支親善児童使節派遣計画-ある詐欺事件の顛末. 終章 近代日本のコンプレックス. 註. あとがき

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