凡例

2022年8月31日更新

記載事項

 資料情報の各項目は、基本的に、2007~2008年に行ったアンケート調査の回答形式ならびに表記そのままを記載しております。インタビューの場合は聞き取った内容を編纂者が文字化した情報です。

企業・団体・機関の名称

 資料情報の「会社(団体)名」は調査当時の正式名称を記載しておりますが、その他の部分は「株式会社」、「財団法人」「国立大学法人」等を除いた一般的な名称で表記しております。「会社(団体)名ふりがな」の分かち書きは編纂者が編集したものです。

年号

 年号の編纂の基本は西暦ですが、和暦のみでお答えいただいた場合は編纂者が西暦換算し、西暦と和暦を併記しております。西暦のみでお答えいただいた場合は西暦のみ、西暦・和暦併記でお答えいただいた場合はそのまま併記しております。

企業・団体・機関の分類

 調査対象企業・団体・機関は、事業会社・団体に付属するアーカイブズ(In-house archives)と史料保存・学術研究機関(Repositories)のふたつに編纂者が分類しました。前者は当該アーカイブズが所属する母体の史資料の保存・提供を主として担う組織、後者は自組織以外の団体の史資料を保存・提供する組織という性格の違いがあると考えられます。
 旧財閥系史料館の場合、所蔵史料は自組織と関連の深い会社(団体)の史資料が大部分ですが、母体となる単一の組織(旧財閥持ち株会社のような組織)が現在実態として存在していない点などから、Repositoriesとして分類しました。

非公開アーカイブズについて

 企業・団体・機関一覧には調査にご協力いただいた全ての企業・団体・機関名を掲載しております。ただし、現在資料情報等を一般に公開していない場合、一覧表では「非公開アーカイブズ(鍵印)」が表示されており、詳しい内容をご覧になることはできません。

関連文献について

選択

 調査にあたって、関連文献に関しては、社史・団体史といった自組織刊行物を中心に記載をお願いいたしました。その理由は社史・団体史・記念誌といった刊行物は灰色文献*1と分類され、存在自体が知られていない場合があるからです。また、入手しやすい主要な文献も含んでおります。

書誌的事項

 関連文献の書誌事項は、ご回答いただいた情報(例えばタイトルと刊行年)に加え、編纂者による調査・判明分を加えております。調査にもかかわらず刊行年等不明のものは空欄のままです。

*1 灰色文献とは「書誌コントロールがなされず、流通の体制が整っていないために、刊行や所在の確認、入手が困難な資料」のことです。日本図書館情報学会用語辞典編集委員会編『図書館情報学用語辞典 第2版』1992年、187頁より。