ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信)

第36号(2012年2月29日発行)

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☆      □■□ ビジネス・アーカイブズ通信 □■□

☆       No.36 (2012年2月29日発行)

☆ 発行:公益財団法人 渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター

☆                        〔ISSN:1884-2666〕
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この通信では海外(主として英語圏)のビジネス・アーカイブズ(BA)に関する情報をお届けします。

海外BAに関わる国内関連情報も適宜掲載しております。

今号は文献情報1件、行事情報2件です。

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◆ 目次 ◆

[掲載事項の凡例とご注意]

■文献情報:ビジネス・アーカイブズ論文集 3
  ◎『世界のビジネス・アーカイブズ : 企業価値の源泉』(2012年)

■行事情報:ICA/SBL主催 ビジネス・アーカイブズ国際セミナー
  ◎テーマ:「絶えず心を配る...21世紀のビジネス・アーキビスト」
       2012年4月16〜17日
       A.P.モラー・マースク本社 コペンハーゲン(デンマーク)

■行事情報:国際社会学会世界大会 アーカイブズ関連セッション紹介
       2012年2月19日 デリー、インド
  ◎セッションテーマ「デジタル時代におけるコミュニティと社会の維持のためのアーカイブズ」

☆★ 編集部より:次号予告 ★☆

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[掲載事項の凡例]

・欧文の場合、日本語で読みやすいものになるように、タイトルははじめに日本語訳を、続いて原文を記します。
・人名や固有名詞の発音が不明の場合も日本語表記を添えました。便宜的なものですので、検索等を行う場合はかならず原文を用いてください。

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[ご注意]
・受信時にリンク先を示すURLが途中で改行されてしまう場合があります。通常のURLクリックで表示されない場合にはお手数ですがコピー&ペーストで一行にしたものをブラウザのアドレス・バーに挿入し、リンク先をご覧ください。

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■文献情報:ビジネス・アーカイブズ論文集 3

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◎『世界のビジネス・アーカイブズ:企業価値の源泉』(2012年)

英文タイトル:
Leveraging corporate assets: new global directions for business archives

公益財団法人渋沢栄一記念財団では、企業史料協議会、国際アーカイブズ評議会企業労働アーカイブズ部会(ICA/SBL)との共催により、2011年5月11日に国際シンポジウム「ビジネス・アーカイブズの価値:企業史料活用の新たな潮流」を開催しました。
http://www.shibusawa.or.jp/center/network/01_icasbl/Tokyo/index.html

このたび、シンポジウムでの発表原稿に加え、ビジネス・アーカイブズに関する最新の重要な関連論稿を収録した『世界のビジネス・アーカイブズ:企業価値の源泉』を、日外アソシエーツ株式会社様より刊行する運びとなりました(2012年3月16日発売予定)。これは、世界のビジネス・アーカイブズ活動を紹介する日本語による初の論文集となるもので、実業史研究情報センターでは編集を担当しています。今号ではタイトルなど書誌情報、本書帯に記載されたテキスト、目次をご紹介いたします。

[タイトルなど]

タイトル:『世界のビジネス・アーカイブズ:企業価値の源泉』
編集:公益財団法人 渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
発行:日外アソシエーツ株式会社
発売元:株式会社紀伊國屋書店
奥付の発行日:2012年3月26日
判型:四六
本体価格:3,600円+税
ISBN:978-4-8169-2353-1

[本書帯より]

◆あとがきより

「...企業の歴史資料は、社史の編纂のためだけのものでなく、まして経営史研究者のためだけのものではないことが、本書では雄弁に語られている。ビジネス・アーカイブズの活用によって、会社の現在および将来の経営課題への取り組みを支援し、会社が地域社会などに対して社会的責任を果たすことにも貢献している事例集として、本書は読むことができる」

◆企業経営にアーカイブズをいかに活用するか?
・世界のビジネス・アーカイブズ活動を紹介する初の日本語論文集
・各国・各企業の著名アーキビストによる15の実践・調査報告を収録
・地方自治体の公文書管理にも応用可能

[目次]

◆『世界のビジネス・アーカイブズ』刊行にあたって
  歌田勝弘(企業史料協議会会長、元味の素(株)社長)

◆序章 世界のビジネス・アーカイブズ:多様な価値を持つ、経営・業務に貢献するツール
  松崎裕子(公益財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター)

◆第一部 歴史マーケティングの力

第1章 より幅広い視野で:歴史的事実に基づく広報活動への支援
  ヘニング・モーゲン(A.P. モラー・マースク社、デンマーク)
   (訳:小谷允志、株式会社出版文化社アーカイブ研究所)

第2章 フランスのビジネス・アーカイブズ、経営に役立つツールとして:サンゴバン社の例
  ディディエ・ボンデュー(サンゴバン社、フランス)
   (訳:平野泉、立教大学共生社会研究センター)

第3章 日本における伝統産業とアーカイブズ:虎屋を中心に
  青木直己(株式会社虎屋、日本)

第4章 アンサルド財団:アーカイブズ、トレーニング、そして文化
  クラウディア・オーランド(アンサルド財団、イタリア)
   (訳:中山貴子、独立行政法人国立公文書館)

第5章 アーカイブズを展示することによる商業上の効果
  ケイティー・ローガン、シャーロット・マッカーシー(ブーツ社、イギリス)
   (訳:渡邉美喜、東京国立近代美術館)

◆第二部 ビジネス・アーカイブズと全国的戦略

第6章 資産概念の導入と中国における企業の記録管理へのその効果
  王嵐(中華人民共和国国家档案局、中国)
   (訳:古賀崇、京都大学附属図書館)

第7章 ビジネス・アーカイブズに関する全国的戦略(イングランドおよびウェールズ)
  アレックス・リッチー(英国国立公文書館、イギリス)
   (訳:森本祥子、学習院大学大学院人文科学研究科)

第8章 インド準備銀行アーカイブズ:歴史資源そして企業資産
  アショーク・カプール(インド準備銀行、インド)
   (訳:大貫摩里、日本銀行金融研究所)

◆第三部 アーカイブズを武器に変化に立ち向かう

第9章 誇りある遺産:買収・統合後の歴史物語の重要性
  ベッキー・ハグランド・タウジー(クラフト・フーズ社、アメリカ)
   (訳:松田正人、企業史料協議会)

第10章 企業という設定の中で歴史を紡ぐ:ゴードレージグループのシナリオ
  ヴルンダ・パターレ(ゴードレージ、インド)
   (訳:宮本隆史、東京大学大学院総合文化研究科)

第11章 合併の波の後:変化への対応とインテーザ・サンパオログループ・アーカイブズの設立
  フランチェスカ・ピノ(インテーザ・サンパオロ銀行、イタリア)
   (訳:矢野正隆、東京大学経済学部資料室)

第12章 アーカイブズに根をおろして:IBMブランド形成に寄与する、過去の経験という遺産
  ポール・C・ラーサウィッツ (IBM社、アメリカ)
   (訳:後藤健夫・後藤佳菜子、株式会社帝国データバンク)

◆第四部 アーカイブズと経営

第13章 企業のDNA:成功への重要なカギ
  アレックス・L・ビエリ(ロッシュ社、スイス)
   (訳:中臺綾子、学習院大学大学院人文科学研究科)

第14章 会社の歴史:化学企業にとっての付加価値
  アンドレア・ホーマイヤー(エボニック・インダストリーズ社、ドイツ)
   (訳:安江明夫、企業史料協議会・専門図書館協議会・学習院大学人文科
   学研究科)

第15章 地方史か会社史か:多国籍企業海外現地法人アーカイブズの責任ある管理
  エリザベス・W・アドキンス(CSC社、アメリカ)
   (訳:松崎裕子、前掲)

◆あとがき / 小出いずみ(公益財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター)

[関連ページ]
実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」同書紹介ページ
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20120215/1329283710

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■行事情報:ICA/SBL主催 ビジネス・アーカイブズ国際セミナー
       2012年4月16〜17日
       A.P.モラー・マースク本社 コペンハーゲン(デンマーク)

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◎「絶えず心を配る...21世紀のビジネス・アーキビスト」
With constant care...the business archivist in the 21st century.

国際アーカイブズ評議会企業労働アーカイブズ部会(ICA/SBL)はビジネス・アーカイブズの国際的なコミュニティのために、専門的で今日的な意味を持つ国際的な会合の世話役を務めています。今年度のビジネス・アーカイブズ国際セミナーは、デンマーク・コペンハーゲン市内のA.P. モラー・マースク社本社で4月に開催されます。セミナーのテーマは「絶えず心を配る...21世紀のビジネス・アーキビスト」。セミナーの案内がICAサイトに掲載されています。

ICAサイト内行事案内
http://www.ica.org/?lid=12030

セミナー案内(PDF)
http://www.ica.org/download.php?id=2179

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★ICA/SBL部会長ディディエ・ボンデュー(サンゴバン社アーカイブズ・ディレクター)からのメッセージ★

「2010年からSBLはアーカイブズ管理に関する経験を共有することを目的とした会合を開催しています。2010年のフランス・ブロワでの『会社の記憶、経営に奉仕するツール』、2011年の日本・東京での『ビジネス・アーカイブズの価値』に続き、2012年4月にはデンマーク・コペンハーゲンにおいて『絶えず心を配る...21世紀のビジネス・アーキビスト』が行われます。

これらすべての活動の目的は、企業経営におけるアーカイブズ機能を不断に強化して、アーカイブズを管理する人々が専門的な経験を重ねることにあります。SBLはみなさま方をコペンハーゲンで歓迎し、そして国際的なネットワークへの参加にご招待します」

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2日間の日程のセミナーは「経営戦略全体のなかのアーカイブズ」「合併と投資撤収」「組織」「最新のビジネス:一つの事例」「アーカイブズにおける持続可能性」「電子記録管理」の6つのテーマでセッションが構成され、全部で18の発表が予定されています。各発表の概要をご紹介します。

◆セミナー会場◆

A.P. Moller-Maersk

50 Esplanaden

DK 1098 Copenhagen K

◆[日程]◆

[プレセミナー夕食会]

2012年4月15日(日)19時〜コペンハーゲン市内

[セミナー1日目] 2012年4月16日(月)

08.15-09.00
登録

09.00-09.15
歓迎の言葉・事務連絡
Welcome, practicalities

09.15-10.30

〇「経営戦略全体のなかのアーカイブズ」セッション
The archives in the general management strategies

発表タイトル:企業の心臓部で:アーカイブズ、アイデンティティー、戦略
タイトル原文:In the heart of the company - archives, identities and strategies
発表者:マーティン・ジェス・アイバーセン
発表者名原文:Martin Jes Iversen
発表者所属等:コペンハーゲン・ビジネス・スクール 経営史センター准教授(デンマーク)
所属等原文:Associate Professor, Centre for Business History, Copenhagen Business School, Denmark
概要:機能するアーカイブズ。企業アーカイブズと企業アイデンティティー・戦略開発の間にある潜在的な関係について。アイデンティティーの定義、差別化、そして事業の将来を展望する際、アーカイブズは役に立つツールとなりうる。企業価値、マーケティング、将来の事業展開に関する3つの事例を紹介する。

〇「合併と投資撤収」セッション
Mergers & divestments

発表タイトル:マルチ・アーカイブズ、複数の速度、そして複数の目標:銀行グループアーカイブズにおけるチームワーク
タイトル原文:Multi-archives, multi-speed and multi-goals: team working in a banking group archive
発表者:フランチェスカ・ピノ
発表者名原文:Francesca Pino
発表者所属等:インテーザ・サンパオロ銀行グループアーカイブズ長(ミラノ、イタリア)
所属等原文:Head of Intesa San Paolo Group Archives, Milan, Italy
概要:複合的なアーカイブズをどのように管理するか。実効性管理と組み合わされた創造性とイノベーションといった実務のための技能の要件を考える。目標は共通であっても、グループを構成する個々のアーカイブズの地場の製品、サービス、歴史的価値によって、その目標は異なった方法によって達成される。

10.30-11.00

休憩

11.00-12.15

〇「合併と投資撤収」セッション(続き)
Mergers & divestments

発表タイトル:会社の終焉を記録する:オデンセ鉄鋼造船所 1918年〜2011年
タイトル原文:Documenting a closing company: The Odense Steel Shipyard 1918-2011
発表者:ルネ・S・クリステンセン
発表者名原文:Rene S. Christensen
発表者所属等:オデンセ市博物館,MA(デンマーク)
所属等原文:MA, Odense City Museums, Denmark
概要:大規模製造業企業における物理的構造物(建物、埠頭、インフラ、居住施設)、作業過程、そして社会的交流の歴史の記録化について。

発表タイトル:歴史が違いを生む:マルチブランドを有する世界的な存在におけるブランドの歴史
タイトル原文:History makes the difference: brand history within a multi-brand global player
発表者:ウルリケ・グツマン博士
発表者名原文:Dr. Ulrike Gutzmann
発表者所属等:フォルクスワーゲン社企業歴史部(ドイツ)
所属等原文:Corporate History Department, Volkswagen AG, Germany
概要:フォルクスワーゲンは今日、7つの国に起源を遡る10の自動車ブランドの集まりである。どのブランドもそれぞれのルーツに深く結びついている。各ブランドはそのブランドの歴史を責任を持って扱うが、それらはすべてが一つのグループを形成しているが故に、共通の歴史も紡いでいる。発表ではそれぞれのブランドが独自キャラクターを保持しつつ、全体が一つのグループとして発展しつつある過程について述べる。

12.15-13.15

昼食

13.15-14.30

〇「合併と投資撤収」セッション(続き)
Mergers & divestments

発表タイトル:5つがひとつになる:エボニーク・インダストリーズ社の企業アーカイブズの発展
タイトル原文:Five become one: the development of Evonik Industries' corporate archives
発表者:アンドレア・ホーマイヤー博士
発表者名原文:Dr. Andrea Hohmeyer
発表者所属等:エボニーク・インダストリーズ社アーカイブズ長(ドイツ)
所属等原文:Head of Corporate Archives of Evonik Industries AG, Germany
概要:この発表ではドイツの3つの化学会社の合併がエボニーク・インダストリーズ社アーカイブズの構造と生産性にどのような影響を与えたのか、また1999年以来5つのとても異なった構成のアーカイブズが、いかにして一つの会社の業務基盤を形成するように統合されてきたのかを示す。

〇「組織」セッション
Organisation

発表タイトル:虹を追いかけて(不可能なことを追及して):グローバル市場におけるアーカイブズ
タイトル原文:Chasing rainbows: archives in a global market
発表者:ティナ・ステイプルズ
発表者名原文:Tina Staples
発表者所属等:HSBC(香港上海銀行)アーカイブズ・グローバル部長、イギリス
所属等原文:Global Head of Archives, HSBC, United Kingdom
概要:この発表では、HSBCがアーカイブズのサービス対象を多国籍企業全体に広げる際の課題、機会、戦略に関する経験を取り上げる。

14.30-14.45

休憩

14.45-16.00

〇「組織」セッション(続き)
Organisation

発表タイトル:新しい専門職:記憶管理人
タイトル原文:A new profession: the Memory Manager
発表者:ディディエ・ボンデュー
発表者名原文:Didier Bondue
発表者所属等:サンゴバン社アーカイブズ・ディレクター、ICA/SBL部会長
所属等原文:Director, Saint-Gobain Archives, France and Chair of SBL/ICA
概要:持続可能な発展においてカギとなる課題に対する企業の貢献は、経営プロセスの中に新しい概念を生み出した。すなわち「企業の社会的責任」(CSR)である。この点に関して、企業の記憶管理は、アーカイブズを発展させ管理する新たな好機を意味している。これは新しい専門職、すなわち記憶管理者(Memory Manager)の出現によって後押しされるのである。

〇「最新ビジネス:一つの事例」セッション
Current business: a practical case

発表タイトル:レゴ・アイディアハウス
タイトル原文:The LEGO Idea House
発表者:ティーヌ・フロベルク・モルテンセン
発表者名原文:Tine Froberg Mortensen
発表者所属等:レゴ・システム社レコードマネジャー(デンマーク)
所属等原文:Records Manager, LEGO System A/S, Denmark
概要:レゴ・アイディアハウスの目的は、レゴ社の真のアイデンティティー、文化、価値に関する十全な理解を支え、さらに広げることにある。レゴ・ブランドの強みは過去と現在によって作られており、レゴ・アイディアハウスはレゴ・グループを将来に向かって備えあるものとし、力づけるために、過去と現在を保存している。

16.00-16.15

〇「まとめ・事務連絡」
Conclusions, practicalities

18.30-21.15

セミナー夕食会

会場:VKR-Holding/VELUX社社内ミュージアム

[セミナー2日目] 2012年4月17日(火)

08.15-09.00
登録

09.00-09.15
歓迎の言葉・事務連絡
Welcome, practicalities

09.15-10.30

〇「アーカイブズにおける持続可能性」セッション
Sustainability in the archives

発表タイトル:A.P. モラー・マースク社における持続可能性:明日の経済を今日作る
タイトル原文:Sustainability in A.P. Moller - Maersk: building tomorrow's economies, today
発表者:レネ・セルパ
発表者名原文:Lene Serpa
発表者所属等:A.P. モラー・マースク社グループ・サステナビリティ部(デンマーク)
所属等原文:Group Sustainability, A.P. Moller - Maersk, Denmark
概要:企業にとって新たな持続可能性のテーマを形作っている主要な世界的動向に関して紹介する。発表では持続可能性がなぜマースク社にとって関係があるのか、またわれわれが持続可能性を自分たちのビジネスにどのように組み込み、持続可能性をどのように競争上の優位性としているのかを示す。

発表タイトル:そろそろ止めますか?:BS5454:2012
タイトル原文:Can we switch it off now? : BS5454:2012
発表者:クリス・ウッズ
発表者名原文:Chris Woods
発表者所属等:ナショナル・コンサベーション・サービス社ディレクター、イギリス規格協会BS5454委員会IDT02/09部会部会長(イギリス)
所属等原文:Director, National Conservation Service and Chairman, BS IDT/02/09-PD5454, United Kingdom
概要:広く知られたBS5454(「歴史的長期保存文書の保管と展示のために推奨される英国規格」)は見直しの結果、新しいバージョンでは根本的な変更が加えられることになっている。その要因はエネルギーの持続可能性という点にある。新バージョンは、アーカイブズの保存を再び中心に置いたもので、リスク関連の解決方法へのアプローチを提供し、低エネルギーによる解決方法を促進するものとなっている。
*[編集者注]BS5454とはBritish Standard recommendations for storage and exhibition of archival documents BS5454(「歴史的長期保存文書の保管と展示のために推奨される英国規格」)のことです。

10.30-11.00

休憩

11.00-12.15

〇「アーカイブズにおける持続可能性」セッション(続き)
Sustainability in the archives

発表タイトル:新しい生活:革新的でパッシブなアーカイブズのデザイン
タイトル原文:Pastures new: innovative passive archive design
発表者:シャーロット・ベリー
発表者名原文:Charlotte Berry
発表者所属等:C&J社アルフレッド・ジレット財団アーキビスト(イギリス)
所属等原文:Archivist, Alfred Gillett Trust (C & J Clark Ltd), United Kingdom
概要:「持続可能性」は、C&J社のための新しいパッシブなアーカイブズ施設の背後にある中心的なデザイン概念である。環境に優しい屋根、最小限のメンテナンス、そしてBS5454規格準拠等を特徴とする。パッシブなデザイン原理を紹介し、新築にあたっての実際上の助言を行う予定。
*[編集者注]「パッシブなデザイン」とは、太陽や風などの自然エネルギーをできるだけ生かすような考え方や方法のことです。

〇「電子記録管理」セッション
Electronic records management

発表タイトル:いかにして、よりよい記録によって貴社の業務を着実に改善するか
タイトル原文:How to improve your business with better records step-by-step
発表者:タイン・ウィアゾー
発表者名原文:Tine Weirsoe
発表者所属等:スカンジナビアン・インフォメーション・オーディット社業務執行社員、MBA(デンマーク)
所属等原文:MBA, Managing Partner, Scandinavian Information Audit, Denmark
概要:ISO15489 に関連する標準の系列は、2011年にISO30300とISO30301が加わり拡大した。この発表ではISO30300に依拠した「よりよい記録」のための事例研究を報告する。

12.15-13.15

昼食

13.15-14.30

〇「電子記録管理」セッション(続き)
Electronic records management

発表タイトル:デジタル記録管理ポリシー
タイトル原文:The digital records management policy
発表者:ジャン・マルク・リーチ
発表者名原文:Jean Marc Rietch
発表者所属等:フェディサ・アンテルナシオナル社社長(フランス)
所属等原文:President, FEDISA INTERNATIONAL, France
概要:電子文書記録管理システム(EDRMS)は業務ITシステムならびにITセキュリティ・ポリシーと互いに影響し合っている。EDRMSの効率的な実現とモニターのためには一つのポリシーが必要である。

発表タイトル:より小規模な寄贈者からのデジタル・アーカイブズのコレクション
タイトル原文:Collection of digital archives from smaller donors
発表者:ペーター・エーデルホルト
発表者名原文:Peter Edelholt
発表者所属等:ナショナル・ビジネス・アーカイブズ、プロジェクト・マネジャー(デンマーク)
所属等原文:Project Manager, The National Business Archives, Denmark
概要:しばしば、より小規模な企業はデジタル情報を構造化されていないドライブに置きがちである。文書ならびに他のデジタル資料の保存と規格化を目的として資料を選別し、アーカイブズに簡単にアクセスするためのさまざまなソフトウェアツールが開発されてきた。

14.30-14.45

休憩

14.45-16.00

〇「電子記録管理」セッション(続き)
Electronic records management

発表タイトル:記録管理標準の実際
タイトル原文:Records Managements standards in practice
発表者:アンキ・シュテーン
発表者名原文:Anki Steen
発表者所属等:LFV社(航空管制サービス)グループアーカイブズ・記録部門長(スウェーデン)
所属等原文:Head of Group Archives and Records, LFV (Air Navigation Services), Sweden
概要:記録管理標準はいかに組織にとって有用か?標準化された記録管理をいかに実施し、同僚たちにどのように理解してもらい、願わくば利用してもらうか?

発表タイトル:ITは少なく、もっとアーカイブ化を!
タイトル原文:Less IT. More archiving!
発表者:アレクサンダー・L・ビエリ
発表者名原文:Alexander L. Bieri
発表者所属等:F・ホフマン‐ラ・ロシュ社ロシュ歴史コレクション&アーカイブズ キュレーター(バーゼル、スイス)
所属等原文:Curator, the Roche Historical Collection and Archive, F.Hoffmann-La Roche Ltd, Basel, Switzerland
概要:ロシュ社における世界規模の記録管理プロジェクトの成功のカギは、実際的なアプローチの中に見出された。このアプローチは古典的な歴史的な資料のアーカイブ化の情報に基づくものである。最初は懐疑的であったロシュ歴史コレクション&アーカイブズも、現在はこのプロジェクトの重要な助言者になっている。

16.00-16.15

〇「まとめ・事務連絡」
Conclusions, practicalities

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参加ご希望の方は、下記のURLからお申込みください。

なおログインするためのユーザーIDとパスワードは次のものをご利用ください。

UserId: Register
Password: SBL2012
https://www.respoint.dk/itp/event/sbl_2012

《問い合わせ先》

[関連ページ]

ICAサイト内お知らせ
http://www.ica.org/?lid=12030

セミナー案内(PDF)
http://www.ica.org/download.php?id=2179

セミナー参加登録サイト
https://www.respoint.dk/itp/event/sbl_2012

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■行事情報:国際社会学会世界大会 アーカイブズ関連セッション紹介
       2012年2月19日 デリー、インド
  ◎セッションテーマ
  「デジタル時代におけるコミュニティと社会の維持のためのアーカイブズ」

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◎第40回国際社会学会世界大会
「デジタル時代におけるコミュニティと社会の維持のためのアーカイブズ」セッション

Regular Session of the 40th IIS World Congress
Archives for Maintaining Community and Society in the Digital Age

http://homepage3.nifty.com/fjosh/Delhi/ProceedingsDelhi2012.pdf

インド・デリーで2012年2月に開催された国際社会学会(International Institute of Sociology: IIS)世界大会では、アーカイブズに関するセッションでビジネス・アーカイブズ関連の発表が行われました。

国際社会学会は1893年にパリで設立された社会学に関する学会です。現在事務局はスウェーデン国立高等研究院(The Swedish Collegium for Advanced Study, Uppsala)に置かれています。同学会は2年に1度世界大会を開催しています。今年は開催の年にあたり、2月16日から19日までの日程でインド・デリーで開催されました。

アーカイブズ関連セッション「デジタル時代におけるコミュニティと社会の維持のためのアーカイブズ」では、同国ムンバイに本拠を置くゴードレージグループのビジネス・アーキビスト、ヴルンダ・パターレさんの発表がありました。

同セッションは日本の高野山大学の藤吉圭二准教授によって組織され、日本からも3人の報告者が参加しています。

本通信では発表者と発表タイトルをご紹介します。

[プログラム]

日時:2012年2月19日 14時50分〜18時

会場:インド・ハビタット・センター(デリー、インド)
    India Habitat Centre, Delhi, India

▼第1部▼

14:50 - 14:55
司会による趣旨説明
Brief introduction by convener
藤吉圭二(高野山大学)
Keiji Fujiyoshi, Koyasan University

(1) 14:55 - 15:20
発表タイトル:アーカイブを多元化する
タイトル原文:Pluralizing the Archive
発表者(所属)1:アン・ギリランド(UCLA、アメリカ)
発表者名原文1:Anne Gilliland, UCLA
発表者(所属)2:アンドリュー・J・ラウ(UCLA、アメリカ)
発表者名原文2:Andrew J Lau, UCLA
発表者(所属)3:スー・マッケミッシュ(モナシュ大学、オーストラリア)
発表者名原文3:Sue McKemmish, Monash University
概要に記載されたキーワード:アーカイブズにおける和解(archival reconciliation)、先住民共同体(indigenous communities)、LGBT共同体(LGBT communities)、多元化(pluralization)

(2) 15:20 - 15:40
発表タイトル:市民活動と説明責任:組織の変容とアーカイブズの再構築
タイトル原文:Citizen activities and accountability: changing organizations and reconstruction of archives
発表者(所属):藤谷忠昭(相愛大学、日本)
発表者名原文:Tadaaki Fujitani, Soai University
キーワード:市民オンブズマン(citizen ombudspersons)、NPO(NPOs)、税の利用(utilization of taxes)、情報公開規制(Freedom of Information regulations)、老人ホーム(nursing home)、参加型民主主義(participatory democracy)、組織の変容(changing organizations)

(3) 15:40 - 16:00
発表タイトル:議会におけるアーカイブズ:日本国立国会図書館の民主主義的役割
タイトル原文:Archives in parliament: democratic role of the Japanese National Diet Library
発表者(所属):岡田順太(白鴎大学、日本)
発表者名原文:Junta Okada, Hakuoh University
キーワード:国立国会図書館(National Diet Library)、支部図書館制度(Branch Library System)、羽仁五郎(Goro Hani)、library and archives(図書館と文書館)

(4) 16:00 - 16:20
発表タイトル:国民国家と国立公文書館によって採用された「移行期の正義」戦略
タイトル原文:Transitional justice strategy adopted by the national state and archive
発表者(所属):高誠晩(京都大学、日本)
発表者名原文:Sungman Koh, Kyoto University
キーワード:死のアーカイブ化(archivization of deaths)、移行期の正義(transitional justice)、記念碑(monument)、代替的正義(alternative justice)
補足的配布物:済州島4/3事件と4/3事件に関わる過去精算の韓国の努力に関する概要(with additional hand-out, "Overview of the Jeju April 3rd events and South Korea's efforts to liquidate the past regarding the 4/3 events")

▼第2部▼

(5)16:30 - 16:50
発表タイトル:ビジネス・アーカイブズ:集合的記憶と選択的アプローチ
タイトル原文:Business archives: collective memory and selective approach
発表者(所属):ヴルンダ・パターレ(ゴードレージ・アーカイブズ、インド)
発表者名原文:Vrunda Pathare, Godrej Archives
キーワード:企業記録(business records)、会社の記憶(corporate memory)、組織の広報(institutional publicity)、ブランド・アイデンティティ(brand identity)、「選択的」記憶('selective' memory)、忘れられた過去(neglected past)

(6)16:50 - 17:10
発表タイトル:『現代文化の葛藤』再訪
タイトル原文:"The conflict of modern culture" revisited
発表者(所属):ナタリア・カント=ミラ(カタルーニャ・オープン・ユニバーシティ、スペイン)
発表者名原文:Natalia Canto-Mila, Open University of Catalonia
キーワード:ゲオルク・ジンメル(Georg Simmel)、主観的文化(subjective culture)、客観的文化(objective culture)、(ポスト)モダン文化((post) modern culture)

(7)17:10 - 17:30
発表タイトル:アーカイブ化された自己:オンラインによるデータ処理と自動化された生活史の再発明
タイトル原文:The archived Self: online data processing and the automated re-invention of life history
発表者(所属):マーティン・ベルグ(ハルムスタッド大学、スウェーデン)
発表者名原文:Martin Berg, Halmstad University
キーワード:SNS、増強された利用経験(enhanced user experience)、社会的相互作用とアーカイブズ実践の間の相互関係(interrelationship between social interaction and archival practices)、個人史に関する自動化された理解(automatised understanding of personal life history)

(8)17:30 - 18:00
質疑応答&議論
Q & A and discussion

配布資料:
タイトル:トランシルベニア(ルーマニア)における教会アーカイブズの現況:法的状況と政治的議論
タイトル原文:Current situation of ecclesiastic archives in Transylvania, Romania: legal situation and political debates
著者:アルトュール・ラカトス(バべス・ボリャイ大学)
著者名原文:Artur Lakatos, Babes-Bolyai University

[関連ページ]

同セッションに関するページ
http://homepage3.nifty.com/fjosh/2012Delhi.htm

同セッション発表概要のページ
http://homepage3.nifty.com/fjosh/Delhi/abstracts.htm

同セッション予稿集(PDF)
http://homepage3.nifty.com/fjosh/Delhi/ProceedingsDelhi2012.pdf

国際社会学会世界大会公式HP
http://www.iisoc.org/iis2012

国際社会学会HP
http://www.iisoc.org/

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[略称一覧]
ACA: Association of Canadian Archivists(カナダ・アーキビスト協会)
ARA: Archives and Records Association(アーカイブズとレコード協会)
ARC: ARC magazine: archives - records management - conservation
(SoAが発行する月刊ニュースレター)
ASA: Australian Society of Archivists(オーストラリア・アーキビスト協会)
BAC: Business Archives Council(ビジネス・アーカイブズ・カウンシル)
BACS: Business Archives Council in Scotland
(スコットランド・ビジネス・アーカイブズ・カウンシル)
BAS: Business Archives Section
(ビジネス・アーカイブズ部会:SAA内の部会)
CITRA: International Conference of the Round Table on Archives
(アーカイブズに関する国際円卓会議:ICAの年次会議)
CoSA:Council of State Archivists(米国・州文書館長評議会)
DCC: Digital Curation Center(英国デジタル・キュレーション・センター)
EDRMS:Electronic Document and Record Management System
(電子文書記録管理システム)
ERM:Electronic Record Management(電子記録管理)
ICA: International Council on Archives(国際文書館評議会)
LSE: London School of Economics and Political Science
(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)
MLA: Museums, Libraries and Archives Council
(英国 博物館、図書館、アーカイブズ評議会)
NAGARA: National Association of Government Archives and Records
Administrators
(米国・全国政府アーカイブズ記録管理者協会)
NARA: National Archives and Records Administration
(米国 国立公文書館記録管理庁)
RIKAR: Research Institute of Korean Archives and Records
(韓国国家記録研究院)
RMS:Record Management System(記録管理システム)
SAA: Society of American Archivists(米国アーキビスト協会)
SBL: Section for Business and Labour Archives
(企業労働アーカイブズ部会、ICA内の部会)
SoA: Society of Archivists(イギリス・アーキビスト協会)
TNA: The National Archives(英国国立公文書館)

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☆★ 編集部より:あとがき、次号予告 ★☆

当財団実業史研究情報センターが事務局となり2010年秋以降本格的に準備態勢に入った国際シンポジウム「ビジネス・アーカイブズの価値:企業史料活用の新たな潮流」は、今号でご紹介した『世界のビジネス・アーカイブズ : 企業価値の源泉』の刊行を以て、当センターの事業としてはひと段落しました。同書は、国際交流基金から助成を受けたシンポジウムの成果物です。

シンポジウム開催予定日(2011年5月11日)のちょうど2ヵ月前に起きた東日本大震災は、直接の被災地のみなさまはもちろんのこと、さらに広範囲の人々の生活と考えに大きな影響を与え続けています。今年4月にデンマーク・コペンハーゲンで開催予定のICA/SBL国際セミナー「絶えず心を配る...21世紀のビジネス・アーキビスト」のキーワードの一つは「持続可能性」(sustainability)です。ビジネス・アーカイブズの持続可能性、企業組織の持続可能性、さらには社会全体の持続可能性とアーカイブズ、といったテーマの議論に、震災の経験あるいは震災を通じて得られたものの見方・考え方を織り込んでいくことが、これからのビジネス・アーカイブズの一つ課題であると考えます。

コペンハーゲンでのセミナーは、SBLのヨーロッパの運営委員、ディディエ・ボンデュー部会長(サンゴバン社、フランス)、ヘニング・モーゲン委員(A.P. モラー・マースク社、デンマーク)、アレックス・リッチー委員(イギリス国立公文書館)に加え、『世界のビジネス・アーカイブズ : 企業価値の源泉』に寄稿しているアレックス・ビエリ氏(ロシュ社、スイス)、アンドレア・ホーマイヤー博士(エボニック・インダストリーズ社、ドイツ)がプログラムの構成を担当したものです。各氏が所属する企業ならびに企業アーカイブズが間もなく日本のみなさまにも、新刊本によってより詳しく紹介されます。

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次号では、アーカイブズ・歴史関連事業をビジネスの中核に据えている企業情報、記録管理・レコードマネジャーとアーカイブズ・アーキビストの関係に関する文献情報を紹介する予定です。

次号は3月下旬発行予定です。本通信は不定期刊行物ですが、国際シンポジウムと関連する出版事業がひと区切りついたこともあり、今後は従来通りの頻度での発行を目指していきたいと、編集部では考えております。

どうぞお楽しみに。

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◆◇◆〈渋沢栄一記念財団からのお知らせ〉◆◇◆

□「企業史料ディレクトリ」:企業アーカイブズと企業史料の所在・概要ガイド

2008年7月22日公開いたしました。日本を代表する企業を中心とした企業アーカイブズと史料保存・学術研究機関合わせて30企業・団体・機関の概要、所蔵資料に関する情報を掲載しております。ぜひご覧ください。
http://www.shibusawa.or.jp/center/dir/index.html

□実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」

渋沢栄一、社史を始めとする実業史、アーカイブズや図書館に関連する情報をご紹介しています。文化資源に関わる東日本大震災と復興についての情報は「震災関連」カテゴリーに集約しています。
http://d.hatena.ne.jp/tobira/

「アーカイブズニュース」では公文書等の管理に関する法律に関する動向やアーカイブズのデジタル化、資料の発見・公開に関わるニュースを随時ご紹介しております。

ブログ画面右側の「カテゴリー」にある「アーカイブズニュース」をクリックしてください。「アーカイブズニュース」として掲載した記事をまとめて一覧することができます。

・主なカテゴリーの紹介
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20080203

□「社史に見る災害と復興」

この度の東日本大震災に際し実業史研究情報センターでは、センター・ブログに「社史に見る災害と復興」というカテゴリーを新設しました。そこでは現在構築中の「社史索引データベースプロジェクト」の蓄積データを検索し、「災害と復興」に関する記事を含む社史について紹介しています。
http://goo.gl/WUE3b

実業史研究情報センター・ブログ「情報の扉の、そのまた向こう」はほぼ毎日更新しております。どうぞご利用ください。

□「渋沢栄一関連会社社名変遷図」

渋沢栄一がどのような会社に関わったか、それが今にどうつながっているのか、一目でわかるように業種別にまとめて変遷図にしました。現在123図掲載中です。社名索引もありますので、どうぞご覧ください。またセンター・ブログのカテゴリー「社名変遷図紹介」も併せてご覧ください。
http://www.shibusawa.or.jp/eiichi/companyname/index.html

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★渋沢栄一記念財団は2010年9月1日に「公益財団法人」になりました★

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ビジネス・アーカイブズ通信(BA通信) No.36
2012年2月29日発行 (不定期発行)
【創刊日】2008年2月15日
【発行者】公益財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
【編集者】公益財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター
      「ビジネス・アーカイブズ通信」編集部
【発行地】日本/東京都/北区
【ISSN】1884-2666
【E-Mail】
【サイト】http://www.shibusawa.or.jp/center/ba/index.html

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